2025年2月に病棟がリニューアル 有休消化率はほぼ100%|医療法人社団京浜会 京浜病院
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東京都大田区で、高齢者を中心に認知症や人工透析、内科などの診療にあたっている「医療法人社団京浜会 京浜病院」。2025年2月に病棟がリニューアルオープンするのに合わせ、看護師や准看護師、理学療法士、作業療法士のオープニングスタッフを募集しています。
「医療法人社団京浜会 京浜病院」は、高齢者や家族の気持ちに寄り添った医療を提供している、戦前からの歴史ある病院です。医師や看護師、コメディカルとの関係性のよさが特徴で、患者の症状や気になることについて、こまめに相談しやすい雰囲気があります。また、有休取得率はほぼ100%で残業もほぼないため、ワークライフバランスを重視しながら働くことができます。
目次
2.患者の症状から、自分の身体の心配ごとまで、医師に相談しやすい
3.時間有休の取得も可能 勤務時間の融通も
4.ラダー教育はグループ内で統一 異動しても長く働ける
1.景色がよく、明るい病棟にリニューアル
――京浜病院の特徴を教えてください。
熊谷病院長:
当院が重点を置いているのは高齢者医療です。高齢者特有の生理学や、高齢者の心理状態を理解することを大切にしています。
また当院は、東京23区内の国道沿いに位置し、品川駅までも30分、羽田空港にも車で15分程で行けるため、出張や旅行、日々の生活もしやすいと思います。また屋上から滑走路が見えます。
――来年2月に病棟がリニューアルオープンするそうですね。
熊谷病院長:
新築の9階建てで産業道路に直面しており、交通の便は大変よいです。当院の東を臨むと羽田空港の飛行機の発着が見えますし、海に向かっての見晴らしもよいです。北にはスカイツリーと東京タワーが見えます。夏や秋は心地よい海風も感じられ、リフレッシュできます。
新しい病棟は、部屋や廊下幅が広く設計されているのも特徴です。光が差し込み、窓からの風も入りやすいので、患者さんにとっても職員にとっても気持ちよい空間だと思います。2階に集約した透析室も新しい配置で設計し、使いやすい空間になりました。
――今回募集している職種と、仕事内容や1日の流れを教えてください。
小坂看護部長:
看護師と准看護師、理学療法士、作業療法士を募集しています。看護はチームナーシングを採用しており、機能別看護が中心です。
<看護師1日の流れ>
夜勤の方の申し送りを聞きます。
輸血や注射などの準備も行います。職員の人とコミュニケ―ションを取りながら雑談の中でも情報収集します。
フリー看護師がおむつ交換をしているので手伝いながら検温と口腔ケアを行います。
必要な方に測定や検査などの準備をします。
当院のこだわりの食事を提供します。セラピストや介護職の方と協力をします。
順番に昼休憩をとるのできちんと休憩をとることができます。
ここで時間があれば記録を取ります。同じフロアの看護師や、他職種の方と患者様についてお話をすることも多いです。
最後にフロアを周り、記録など終わっていない業務を終わらせます。
夜勤の方に申し送りを行います。
業務終了です。お疲れ様でした。
<理学療法士1日の流れ>
主任や副主任、同僚との伝達相談を行います。
病棟での情報収集や治療介入、病棟スタッフとの報告相談を行います。
患者様に食事評価準備・食事評価実施を行います。
リハスタッフと歓談しながらお昼ご飯を取ります。
当院のこだわりの食事を提供します。セラピストや介護職の方と協力をします。
順番に昼休憩をとるのできちんと休憩をとることができます。
治療介入、病棟での報告相談、主治医との上告・相談を行います。
書類やポジショニングシートなどのデスクワーク、カルテ記入などを行います。
私服に着替え帰宅します。
2.患者の症状から、自分の身体の心配ごとまで、医師に相談しやすい
――どんなことを大切にして医療にあたっていますか。
熊谷病院長:
高齢者の尊厳を守るということを大前提としています。ご本人と家族の意向をよく聞いて尊重し、治療や検査の方針、入院後の生活のあり方、退院後の道筋を考えたいと思っています。
――看護師の皆さんは、どんなことを大切にしながら患者さんに対応していますか。
小坂看護部長:
ご本人がどんなふうに退院したいかを尊重し、それぞれのご家族の背景も大切にしながら、望むところに帰れるようなケアに力を入れています。
――職場の雰囲気はいかがでしょうか。
小坂看護部長:
医師が穏やかで相談しやすく、他職種との連携もしっかりできています。毎月必ずケアカンファレンスを実施していますが、患者さんの病状はもちろん、私たち看護師があまり聞いたことがないような病気についても、医師から教えてもらっています。
患者さんのことだけではなく、自分たちが身体について不安に思っていることを日常会話の中で質問することもよくあります。
また、小さな病院のため、何か行事をするにもいろんな職種が一緒に取り組んでいます。退院支援や嚥下などについての委員会活動も、他の職種とともに行っています。
――熊谷病院長からご覧になって、職員の様子はいかがでしょうか。
熊谷病院長:
医師と看護師がタッグを組んで仕事をすることが多いですが、当院の医師は看護師から何か相談を受けたら、すぐに指示を出し対応するということを心がけています。看護師の目線でものごとを考えていると思います。
そして薬剤師や栄養士など他の職種の職員もそうですが、笑顔で挨拶してくれますし、ちょっとしたことでも声をかけると返事をしてくれて、いろんな会話に乗ってくれますので、話しやすく心地よい環境はできていると思います。職種にかかわらず人間関係は非常によいので、安心して入職していただきたいと思います。
――患者さんやそのご家族との関係性はいかがですか。
小坂看護部長:
患者さんとの距離は近く、お互いの顔が見える関係です。これは小さい病院ならではですが、患者さんと職員の距離がとても近いです。廊下を通り過ぎるときも「〇〇さんこんにちは」等々色々な職種に方から声がけがあります。職員のみんな患者さんの声と名前が一致しているのでスムーズな情報共有が可能です。認知症の方には、それぞれの状況に合わせて話をしています。また、面会制限も緩和されてきていますので、ご家族がいつでも病院に来られる状態です。コロナ渦の時は荷物の受け渡しや電話などで患者さんの様子を伝えたりしてご家族の方と関係性を築いてきました。
熊谷病院長:
寝たきりで意思疎通できない患者さんのご家族が認知症のため、説明したことを忘れて同じ質問を繰り返してしまうということがありました。他の病院では少しトラブルになっていたようですが、当院ではその方に毎日のように病室で患者さんの病状を説明することを大切にしました。
そして患者さんが天寿をまっとうされ亡くなり、その方が手を握って「ありがとうございました」とお礼を言ってくださった時は、ウルッとするくらいうれしかったですね。
3.時間有休の取得も可能 勤務時間の融通も
――職員の皆さんのワークライフバランスはいかがでしょうか。
小坂看護部長:
残業はほぼありません。時間が押すようであれば、外来や病棟といった担当の垣根を超えて手伝い、協力し合っています。また、フロアをまたいで担当が決まっているので、人も多めに配置しています。
熊谷病院長:
患者さん1人を複数の医師が担当しているため、医師がいつでも指示を出したり、緊急時に対応できたりします。そのため、看護師がなかなか指示をもらえず退勤が遅くなるということはないと思います。
小坂看護部長:
有休消化率はほぼ100%で、1時間ごとの時間有休も取得可能です。子どもの病気や、授業参観、保護者面談などの予定がある場合に使っている職員が多いです。
また、日勤の時間帯にこだわらず、自分の働きやすい時間帯を優先して勤務することも可能です。日勤帯は8時45分から勤務開始ですが、例えば9時半から仕事をして13時に帰るといった働き方も可能です。
面接の際に希望を言っていただければと思いますし、入職後に家庭の事情が変わったら、勤務時間の変更もできます。ライフステージに応じて常勤や非常勤といった勤務形態を変更し、長く働くスタッフもいます。
――待遇や福利厚生面のPRポイントはありますか。
小坂看護部長:
グループ内の病院にかかった場合、医療費の補助が受けられます。仕事やプライベートとの悩みを外部の公認心理師に相談ができるカウンセリングや、老後資産形成のために選択制確定拠出年金制度(DC)を導入。そのほか全職員いつでも学習できるe-learningというコンテンツも用意しています。看護部には学研ナーシングサポートを導入しています。また、会員制リゾートホテルにお得に宿泊出来たり、プロ野球など観戦チケット等配布しているのでプライベートも充実できるようなものを用意しています。
熊谷病院長:
グループ全体の規模が大きいので、スポーツ観戦などのイベントにも参加していただけます。
4.ラダー教育はグループ内で統一 異動しても長く働ける
――スキルアップ支援は何かありますか。
小坂看護部長:
看護協会費など、それぞれの職種の職員が入る協会費は半額補助しています。
院内の教育体制に関しては、ラダー教育を導入しており、その人のライフスタイルなどに合わせ研修を受けてもらいます。入職後1年間はマンツーマンでのサポートをして分からないことはすぐに聞けます。資格取得の支援もあり、准看護師が看護師になる場合などの費用補助もあります。
――入職後のキャリアパスはいかがでしょうか。
小坂看護部長:
以前に勤務していた病院でラダー教育を受けているのであれば、その状況に応じてのラダー教育を行います。決められたレポートの作成やeラーニングの学習もし、技術面と学習面の基準をクリアできれば、段階を上がっていただきます。
ラダー教育はグループ全体で統一されているので、病院を異動したとしても、そのまま継続して教育を受けられます。ちなみに異動は強制ではなく、希望に応じて実施します。引っ越しなど家庭の事情が生じても、長く働いていただくことが可能です。
――求める人材像について教えてください。
熊谷病院長:
向上心を持ってほしいと思います。できる範囲でよいので創意工夫をして、一歩でも二歩でも上達し、上を目指すという気持ちだけは持ってほしいです。その人に合ったスキルアップがあるでしょうから、一律のレベルを求めることはしませんが、私たちはスキルアップのための支援もしますし、必要に応じて研修や教育の時間も確保します。
特に医療関係者は、日々新しい情報やスキルが求められる職種です。新しい情報を常に知ろうとする努力は必要です。
小坂看護部長:
高齢者の患者さんが多いので、お年寄りが好きで謙虚な人を求めています。一般常識、普通の看護技術を持っている方には、いくらでも必要なことをお教えします。素直に教わる気持ちを持っていただければ問題ないと思います。
――入職を考えている方へのメッセージをお願いします。
熊谷病院長:
皆様ご存じの通り、現代は高齢化社会です。身の回りの様々なものが、成人のみならず高齢者も含め考えることが求められています。医療やそれを取り巻く法制度も、過去のものから、この高齢化社会に適応するため“変化”を強いられています。それは当院も例外ではなく、試行錯誤を繰り返しながら、患者様それぞれに適した医療を提供できるよう日々勤しんでおります。
当院は高齢者医療、ひいては認知症の症状に対する治療に強みを持っております。これも、時代の変化とともに研鑽し培ってきたものと自負しております。これからの時代にふさわしい医療を提供できる、新たな仲間を募っております。一緒に新たな高齢者医療を築いていきませんか?ご興味を持っていただけたら幸いです。