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「施設の中に街づくりを」を合言葉に、地域とつながる介護施設へ。充実の教育体制でスキルアップにも最適|社会福祉法人白山福祉会 特別養護老人ホーム蟹ヶ谷

  • 更新日
投稿者:堀尾 健太

神奈川県川崎市にある特別養護老人ホーム蟹ヶ谷は、社会福祉法人白山福祉会の拠点の一つとして、2022年6月にオープンしました。介護記録の支援アプリなどのICTを積極的に導入することで、入居者の安全性向上やスタッフの負担軽減などにつなげているのが特色です。また、365日24時間の看護体制を構築し、夜間の急変時でも安心の体制を整えています。

教育制度や研修制度が充実しているのも魅力の一つ。湖山医療福祉グループ独自のサポート制度を活用すれば、働きながら介護福祉士としてステップアップすることも可能です。

今回は、特別養護老人ホーム蟹ヶ谷の施設長・藤井さんを取材。施設で力を入れているICT活用や人材育成に向けた取り組みなどについてご説明いただきました。

目次

1.国際色豊かなスタッフが活躍中

-施設の特色やこだわりについて教えてください。

藤井さん:

看護師が常駐し、365日24時間の医療体制を整えています。そのため、医療依存度が高い方でも受け入れやすいのが強みですね。

また、当施設はユニット型と従来型を兼ね備えたハイブリッド型の施設です。従来型はユニット型に比べて入居費用が抑えられることから、低所得層の方からそれなりの所得がある方まで、幅広い層の利用者さんを受け入れることができます。

当施設がある川崎市の高津区は、都心部からもアクセスが良い土地です。建物が高台にあるため、眺めがいいのも入居者さんから好評ですよ。都心を一望でき、スカイツリーと東京タワーが並んで見えるんです。

-施設では、どのような職種のスタッフがどれくらい働いていますか? また、職場の雰囲気はいかがですか?

藤井さん:

介護士を中心に、看護師や栄養士、管理栄養士、ケアマネージャー、事務職、リハビリ職など、施設全体で110人ほどが働いています。

当施設で特徴的なのが、特定技能の外国人スタッフを積極的に採用している点です。外国人スタッフに対しては、1か月間集中的に研修を実施して介護の現場に送り出す、法人独自の教育プログラムを用意しています。

ベトナムやミャンマー、中国などの他、事務職にはスウェーデン出身のスタッフもいます。インターナショナルな雰囲気のある職場で、多様性があってすごく面白いですよ。

-スタッフの皆さんのお仕事内容について、簡単に教えてください。

藤井さん:

介護士はオーソドックスに早番、日勤、遅番、夜勤というローテーションでシフトを組んでいます。

朝は入居者さんの生活スタイルに合わせた起床時間にお声がけし、整容や排せつ、朝食の介助などのお手伝いをします。昼食後は少し休んだ後でおやつやレクリエーションの時間があり、夜になったらそれぞれの時間で就寝する流れです。スタッフはその合間、必要に応じて移動や排せつ、入浴などをサポートします。

看護師は日勤と夜勤の2パターンでシフトを組み、24時間体制としています。メインの業務内容は入居者さんの健康管理で、この他にも何かお困りごとがあれば介護士と一緒にケアに入ることもあります。時には食事介助にも関わり、入居者さんの摂食の状態をチェックすることもありますよ。

また、食事は外注せず、基本的に全て施設内で作っています。栄養課のスタッフが入居者さんの食事の状況をこまめに確認しながら、食形態が合っているか見直しをするミールラウンドも実施しています。

理学療法士や言語聴覚士などのリハビリ職は、日勤の時間帯に利用者さんの状態を見て回り、必要に応じて生活リハビリに取り組みます。

2.ICT化で業務負担を軽減。介護記録の見える化も

-働きやすい職場環境整備のために取り組んでいることについて教えてください。

藤井さん:

法人全体を通し、ICTの活用を積極的に進めているのが特色ですね。例えば、スマートフォンからケアの記録入力ができる「ケアコラボ」というアプリを導入しています。アプリの開発会社と連携し、音声入力のクオリティ向上に向けた協力などもしていますよ。

このアプリはクラウド管理型のため、ご家族も日々の記録を確認できるのが大きな特徴です。食事をどれくらい食べたのか、日ごろどんな過ごし方をしているのか、健康状態に問題はないかなど、あらゆる記録が常時閲覧できるようになっています。コメントを残すこともできるため、「しっかり食べていて安心しました」などの声をいただくこともあります。

このようにケアの記録を公開している介護施設は、全国的に見てもまだ珍しいと思います。ペーパーレス化によって記録に伴う手間やコストをカットできるのはもちろんですが、施設の透明性が保証されるという点でもメリットは大きいですね。

また、夜間の見守りシステムとして、起床や離床を感知して通知してくれるベッドセンサーも導入しています。法人内の他施設では、ベッド自体にスキャン機能を搭載し、眠りの状態に加えて心拍や体重などの自動測定ができるシステムを取り入れているところもあります。

夜中に目が覚めたことがいち早く分かれば、早めにお部屋まで駆けつけてトイレのお声がけをすることも可能です。転倒防止などのリスクヘッジにもつながっています。

今後は、自動運転の車いすの導入も検討中です。入居者さんの安心・安全に配慮した上で、省力化や省人化につなげていければと考えています。

この他、子育て中のスタッフ向けに、子どもと一緒に出勤できる仕組みもあります。保育園や学校がお休みの日に子連れで出勤し、親が仕事中は事務所や交流スペースで遊んでもらうことができます。現在、当施設では利用者がいませんが、今後ニーズがあればしっかりと対応します。子育て世代の眠っている人材活用につなげられればうれしいですね。

-ワークライフバランスや福利厚生などについて、PR点はありますか?

藤井さん:

日本人スタッフはもちろん、外国人スタッフもしっかりと長期休暇を取得できるような体制を整えています。

福利厚生でいうと、確定拠出年金制度や食事補助などのサポート制度があります。総合福利厚生サービスのベネフィット・ワンも導入する予定です。

3.グループ独自の研修制度で、成長を全力サポート

-スタッフの人材育成やキャリアアップに向けた取り組みがあれば教えてください。

藤井さん:

私たちの法人は、全国で医療機関や介護施設を運営する湖山医療福祉グループに所属しています。

グループでは介護福祉士の育成に力を入れていて、コヤマカレッジという独自の研修プログラムを用意。働きながら介護福祉士の実務者研修の資格取得を目指せるもので、グループ内の法人職員であれば無料で受講できるのもうれしい点です。国家試験対策講座にも無料で参加できますよ。

この他、法定研修はもちろんのこと、自己啓発やセルフマネジメントなどを含む法定外研修も多数実施。グループ内でもオンラインでの研修やキャリア階層別の研修を実施するなど、かなり充実した教育体制が整っています。スキルアップを目指したい人にとってはうってつけの環境だと思います。ぜひ、どんどん参加していただきたいですね。

-介護が未経験のスタッフやブランクのあるスタッフに対しては、どのようなフォロー体制がありますか?

藤井さん:

入職時に基本的な研修を受けていただき、現場ではOJT研修を実践しています。現場のリーダーや教育担当のスタッフが実際の業務内容を教えながら一緒に取り組み、一人でもできるようになったら次の目標を設定してステップアップする流れです。

先ほど説明したような研修制度や資格取得のサポートもありますので、未経験の方やブランクのある方でも安心して成長できる環境が整っていますよ。

4.地域に開かれた介護施設を目指して

-今後、地域の中でどのような施設を目指していますか?

藤井さん:

今はまだ新型コロナの影響が残っているため、面会やボランティアの受け入れなどが思うようにできていないのが現状です。こうした課題がクリアできたら、ゆくゆくは施設を地域の皆さんにも開放し、若い方も高齢の方も気軽に立ち寄れる場所にしていきたいという思いがありますね。

実は当施設をはじめとする白山福祉会の施設は、日本で唯一のレゴ®認定プロビルダーである三井淳平さんの作品を展示するアートミュージアムも併設しているんです。こうした特色を生かし、地域に開かれた介護施設を目指していきたいです。

また、特養は地域の介護に関する相談窓口としての役割も持ちます。在宅での生活に困りごとが出てきた高齢者やご家族が、気軽に悩みを相談できる場となれればうれしいです。

-どんな人と一緒に働きたいですか? または、どんな人が活躍できる職場ですか?

藤井さん:

当施設や法人の理念に共感した上で、自分の目標を明確に持っている人と一緒に働きたいですね。また、仕事に対して真面目に取り組みつつも、ある程度の柔軟な対応ができるバランス感覚のある人だとうれしいです。

おかげさまで、白山福祉会は川崎市内でも順調に成長してきました。所属している湖山医療福祉グループも、全国に広く施設を展開しているグループです。当施設に入職すれば、やる気次第で活躍の場はどんどん広がるはず。ぜひ、常に生涯学習という向上心を持ってチャレンジしていただきたいです。

-最後に、記事を読んでいる求職者の方にメッセージをお願いします。

藤井さん:

介護業界は今まさに過渡期を迎えています。新しいサービスがどんどん誕生し、介護現場での働き方や技術も大きく変化するなど、さまざまなチャンスが眠っているといえます。

人手不足といわれる介護業界ですが、人がいないと成立しないのも介護の仕事。当施設に興味を持ってくださった方がいれば、ぜひ力を貸してください! ご応募お待ちしております。


セカンドラボ株式会社

URL:https://note.com/2ndlabo/n/nf2f063102266

神奈川県鎌倉市生まれ。2019年4月にセカンドラボ株式会社に入社。
2025年1月にコンテンツチームのリーダーに就任。
統計資料に基づく分析や求人作成の知識・経験を活かした記事づくりが得意です。
休日は所属するオーケストラでの活動や登山、旅行とアクティブに過ごしています。