医療+保育の組み合わせで支援!地域と子育て世代を支える新スタイルの小児科医院|医療法人H&H ひだかこどもクリニック
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愛知県東浦町にある「ひだかこどもクリニック」は、子どもとそのご家族に安心、信頼を提供する地域密着型の小児科クリニックです。小さな患者さんが怖がらないよう、院長が白衣を着ない工夫や温かい雰囲気作りなどの細やかな配慮を通して、長く愛されるクリニックとして日々成長しています。
現在、クリニックでは子どもの病気や予防接種などに関する知識を深めながら、一緒に活躍していただける看護師と医療事務スタッフを募集しています。
今回は、クリニック院長の日髙啓量(ひだかひろかず)さんと、クリニックの併設施設である「ひよこの家保育園」の園長、日髙寛子さんにクリニックの魅力や取り組み、一緒に働きたいスタッフ像などについてお話をお伺いしました。
目次
2. 子どもの「病院、怖い」を笑顔にする取り組み
3. クリニックが求める理想のスタッフとは
4. 子どもの「ありがとう」の言葉に支えられて
5. 働きやすさと福利厚生
6.「ひだかこどもクリニック」の未来に向けて
1. 医療と保育で地域に貢献

貴院の概要をお聞かせ下さい。
日髙院長:「ひだかこどもクリニック」は地域のかかりつけ医として診療を行い、子どもの健康をしっかりとサポートしていく小児科クリニックです。私は、もともとこの地区の出身で、筑波大学医学専門学群を1997年に卒業後、名古屋大学関連病院などでの病院勤務をしながら経験を積み、2008年にこのクリニックを開院しました。「地域に貢献したい」「子どもとそのご家族に安心と信頼を届けたい」という想いが開院の原点です。
子どもにとって病院は大抵の場合怖いところですから、院内では子どもが怖がらず、お家にいるようにリラックスできる工夫をしています。私が白衣を着ないのも怖がらせないため(笑)親しみやすい雰囲気作りを大切にしています。
貴院の病児保育と保育園について、くわしく教えて下さい。
日髙院長:病児保育は当院で診察を受けたかかりつけの患者さんを対象に、病気や体調不良で保育園や学校に通えない子どもをお預かりするサービスです。お預かりすることで、保護者は安心して仕事へいくことができます。
日髙園長:クリニックに併設した病児保育室があることは、体調不良の子どものご家族を支えることもできているのではと思います。クリニックスタッフと保育園スタッフ一同、子どもの健やかな成長を願い、それぞれの専門を活かしながら診療や保育を行っています。
また、「ひよこの家保育園」は0歳児から2歳児までの子どもをお預かりしている保育園です。クリニックと保育園で勤務しているスタッフの子どもを預かっていますので、スタッフは職場の近くに子どもを預けることができ、クリニック併設なので急な体調不良時も対応可能です。
日髙院長:クリニックは日曜日も診療しているため、日曜日も開園しているひよこの家保育園は、働くスタッフのサポートにもなっています。
今回、求人している職種は?
日髙院長:看護師と医療事務スタッフを募集しています。
貴院のスタッフは、保育士資格をもっている方もいらっしゃると伺いました。
日髙院長:はい、当院では保育士資格をもっている看護師、医療事務スタッフがいます。私も保育士資格を持っています。保育園を併設することになった時に、クリニックのスタッフに保育士資格を取ってもらいました。保育園のサポートもできますし、保育士としての知識を活かしつつ、子どもの発達や成長についての相談にも対応できます。
日髙園長:新しく入職される方も、勉強に使用するテキスト代や、受検費用は、クリニックが負担しますので、保育士について興味のある方はぜひ頑張ってもらいたいと思います。
2.子どもの「病院、怖い」を笑顔にする取り組み

ほかの小児科クリニックと比較した場合の貴院の強みは何ですか?
日髙院長:当院の強みは、小児医療、病児保育、保育園という子育て支援を、一体となって行っていることです。また、全国にある病児保育施設の多くは、自治体から委託を受けて運営をしています。当院の病児保育は、クリニック併設で独自の運営をしており、そのため医師の私が必要だと思うことをスムーズに実行することができます。また、かかりつけの患者さんへのサービスとして利用料を基本無料とすることができています。これは私が当初より掲げている「地域に貢献したい」「子どもとそのご家族に安心と信頼を届けたい」という想いによるものです。
子どもたちに親しんでもらうために、独自の取り組みも行っているそうですね。
日髙院長:私が白衣を着ないのは、子どもを怖がらせないための工夫の1つです。2025年からは、スタッフの制服をポロシャツに替え、より親しみやすい雰囲気になるのではないかと思っています。
他に、クリニック開院の5周年、10周年、15周年の時には、患者さん向けのイベント(ぴっぴ祭り)を開催しました。クリニックの建物内と駐車場を使い、お祭りの縁日のように焼き鳥やかき氷、ゲームコーナーなどをスタッフが企画、運営し、患者さんに楽しんでもらいました。患者さんとスタッフとの交流の場にもなり、その後の診療にもよい影響があったのではないかと思います。ステージ企画では、私もスタッフが書いた脚本の創作劇に登場し、患者さんとの時間を楽しみました。
こうしたイベントは楽しいだけでなく、患者さんの声を直接伺える機会にもなり、子どもにも普段は嫌な事をされるクリニックに親しみを持ってもらいたいという想いからはじめたこと。患者さん、保護者の方の日頃の診療に対するご理解やご協力に感謝するとともに、患者さん、そのご家族のニーズに応じたサービスの向上をはかっていきたいです。
3.クリニックが求める理想のスタッフとは

スタッフの業務内容や就業時間について教えて下さい。
日髙院長:看護師は、看護師業務、診察補助、患者さんや保護者への説明、指導など、専門知識を活かした業務の多くを担当してもらうことが多いです。医療事務スタッフは、受付での対応、予約管理、電子カルテの入力、診察補助などの幅広い業務を担当してもらっています。どちらの職種も当院の診療方針を理解した上で、患者さんや保護者とのコミュニケーションをとり、患者さんの疾病が早く良くなるよう、円滑に診療や治療が進むように頑張ってくれています。
就業時間は、1年単位の変形時間労働制をとっており、1日の勤務時間は、4月から9月は7時間、10月から12月は9時間、1月から3月は8時間30分になっています。早番、遅番があり、遅番は診療がおわるまで残ります。
勤務のお休みは、水曜日、土曜日午後、日曜日午後です。私は日本外来小児科学会の理事を務めており、その仕事で出張がある日曜日などは休診にしますので、その時もお休みになります。
また、有給休暇は希望に応じて取れるように配慮していますが、繁忙期やスタッフ同士の有給休暇の希望が重なるときなどは、日にちの移動をお願いしています。有給休暇の消化率は100パーセントです。
看護師や医療事務スタッフに求める条件は何ですか?
日髙院長:第一に子どもが好きであることです。またそれと同じように、適切なケアを提供するために、相手とのコミュニケーションを取りながら、必要に応じた対応が取れることです。とくに看護師は、私の診断をもとに、患者さんや保護者の方に説明や指導を行ってもらいますので、相手に伝わるように臨機応変にコミュニケーションをとる力が重要になります。
医療事務スタッフは、来院された患者さんと保護者に最初に対応する重要な役割があります。患者さんの数が多く忙しい状況になっても、丁寧で相手を不快にさせない対応や、スタッフ同士の協力で忙しい状況を乗り切るための判断力、柔軟性などがあると受付業務がスムーズになり、円滑な診療につながりますので、そういった対応ができる方がいいですね。また、最近の医療現場でもIT化が進みつつありますので、電子カルテ、マイナンバーカードなどの新しいシステムへの変化に対応できると助かります
4.子どもの「ありがとう」の言葉に支えられて

小児科で働くことの意義ややりがいについてお聞かせ下さい。
日髙院長:「ありがとう」といってもらえることが多い職場だと感じています。体調不良の子どもが診察を受け、治療することで元気になっていく。元気になり、笑顔になることもとても嬉しいですし、その子どもがたまに来院すると、成長して大きくなっていることを見ることが出来ます。しゃべれたり、歩けるようになっていたり、成長も分かります。また兄弟姉妹が増えていて、お兄ちゃんになっているなど年月が過ぎていくごとの成長を見守れることも大きな喜びです。
日髙園長:勤務することによって小児科ならではの知識が身につきます。今から子育てをするスタッフにとっては、自身の子どもができたときに、ここで学んだ知識を活かして子育てすることができるのでとてもプラスなことだと思います。また、子どもの病気や成長で気になる事は院長にすぐ相談できるので、安心感もあるのではないでしょうか。
5.働きやすさと福利厚生

貴院で働くことのメリットは?
日髙院長:働いているスタッフ本人も、その家族も、体調不良時の対応については頼りにしてもらって良いことです。私の専門は小児科ですが、一般的な感染症などは対応が可能です。専門外のことであれば外部医療機関への紹介もできます。
入職スタッフへの研修について教えて下さい。
日髙院長:入職したスタッフには、2人のプリセプターが担当としてつき、クリニックについての基本的な事を伝えていきます。また、覚えていく業務ごとに教育担当が1対1でついて教えていきます。教育担当が習熟度を把握しているので、知らない仕事を1人で初めて行う事はありません。また、外部研修になりますが接遇研修を受講してもらっています。医療機関でのコミュニケーションスキルを学び、患者さんやそのご家族への対応に自信を持ってもらうために行っています。
他にも、さまざまな学会や研修会が開催されていますので、私が必要と思う研修には、その研修に適当なスタッフに参加をしてもらっています。一人ひとりのスキルアップや研修での学びをクリニックに取り入れたりしながら、クリニック全体の医療サービスの質の向上につなげています。
在職しているスタッフの構成、年齢層や雰囲気は?
日髙院長:現在、看護師は5名おり常勤が4名、パートが1名です。医療事務スタッフは、常勤が4名、パートが4名。医療事務スタッフの中には、ひよこの家保育園での調理員を兼務していただいている方や保育士資格がある方もいます。
年齢層は20代前半から40代後半まで。女性ばかりなので活気があり、明るく楽しい雰囲気です。仕事中は、みんなてきぱきと仕事に真剣に取り組んでいます。看護師と医療事務スタッフとの仲も良好です。何かあればお互いにすぐ声が掛けられる間柄なので、お互いに協力し合える環境で仕事ができています。
福利厚生についてお聞かせ下さい。
日髙院長:スタッフ同士の交流を深めるために、診療以外での交流ができるように意識しています。年に1回、忘年会か新年会を開催しています。みんなが楽しい時間を過ごせるよう、余興やビンゴ大会もあり、ビンゴ大会は豪華景品(家電など)も当たるように企画しています。ボウリング大会やバーベキューの企画では、ご家族の参加もOKにしています。ごはん会も適宜行い、スタッフ同士の交流をはかっています。
また、ぴっぴ祭り開催の年に実施している職員旅行も好評です。これまでに岐阜や伊勢などを訪ねました。旅行の費用はクリニックが負担し、気兼ねなくスタッフに参加してもらっています。スタッフの親睦とリフレッシュに良い機会になっていると思います。
6.「ひだかこどもクリニック」の未来に向けて

今後の展望をお聞かせ下さい。
日髙院長:現在のクリニック、ひよこの家保育園の運営をしっかりと行いながら、変わらず地域の子どもや保護者のために貢献していきたいと考えています。現在の社会情勢では、国から産後ケアの取り組みを求められています。あらたな貢献の1つとして、その取り組みを進めていけたらと考えています。
出産を終えたお母さんへのケアや、心理的なサポートを取り入れた発達障害の子どもへの診療、ご家族への支援などです。現在の診療体制を維持しつつ、新しい取り組みを進めるのはなかなか難しいですが、より多くの患者さんとご家族に満足していただける医療サービスを提供していけるよう頑張っていきたいと思います。
新しく入職を検討している方へメッセージをお願いします。
日髙院長:医療事務スタッフについては、経験がなくても全スタッフがしっかりサポートしますので、安心してください。経験なく入職された医療事務スタッフがほとんどですので、先輩スタッフは、入職した頃の自分と照らし合わせながらやさしく教えてくれます。また、子育て中の方、今から子育ての予定がある方にも役立つ仕事です。
看護師は、看護師としての専門知識を活かしてもらいつつ、小児科ならではの看護師業務を覚えていってもらいます。小児科の経験がない方でも、業務に自信を持って仕事ができるようサポートしていきます。
人の命、健康を扱う仕事ですので責任も伴いますが、その分スタッフ同士が真剣に仕事に向き合い、協力して診療を行っています。また、子どもの笑顔に癒やされ、人に感謝されるやりがいのある仕事です。一緒に素晴らしいチームとなって未来ある子どもの健康を守っていきましょう。皆さんのご応募を心よりお待ちしています。