赤ちゃんからシニアまで、おまかせのお医者さん!長期的な健康管理で地域を守る|医療法人 ウナデ会 河原内科・松尾小児科クリニック
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岡山県津山市に位置する「河原内科・松尾小児科クリニック」は、昭和41(1966)年の開業以来、地域の健康を支え続けるお医者さん。内科と小児科の2つの顔をもつ有床クリニックで、平成14(2002)年からは病児保育施設を併設することで、乳幼児からお看取りまで、幅広い世代に質の高い医療を実現しています。
今回は、松尾院長にお越しいただき、当医院の歴史や理念、地域医療への思いをお聞きしました。ぜひ、記事を通じて「河原内科・松尾小児科クリニック」の魅力をご覧ください。
目次
2. 子育て世帯の救世主!困ったときの病児保育
3. 配属先は、内科・小児科・有床病棟
4. 4世代に渡って信頼される、わが家のかかりつけ医
5. 福利厚生と働きやすさについて
6. 30年、40年愛される医院であり続けるために
1. 内科と小児科の2つの顔をもつ
「河原内科・松尾小児科クリニック」の歴史や特徴などをお聞かせください。
開院は昭和41(1966)年。当時から通院治療のほか、必要に応じて入院治療ができる有床診療所としてスタートしました。それから3年後には病床数を8床から19床に増やし、病棟を新設。平成5(1993)年からは、小児科を併設した「河原内科・松尾小児科クリニック」として内科・小児科の診療体制を整え、新しくスタートを切りました。そして平成14(2002)年、病棟の一部で病児保育サービスを開始し、現在に至ります。
貴院が診療を行うなかで、大切にしている方針や理念は?
医療の世界は日々進化しており、当院ではそうした時代の流れや技術の進歩に対応することを重視。日進月歩の医学医術と看護・介護の研究に注力し、これまで培ってきた信頼と実績を基盤に、内科と小児科を通じた幅広い医療サービスを提供しています。また、病児保育の導入によって子育て世代の支援にも力を注いでいます。
2. 子育て世帯の救世主!困ったときの病児保育
貴院の病児保育サービスについて、くわしくお聞かせください。
当院の病児保育サービスでは、小児科医の指導のもとでお子さんを見守る経験豊富なスタッフがスタンバイしており、仕事やその他の事情でお子さんを自宅で看ることが難しい場合に安心してお預けいただけます。具体的な利用方法としては、事前にお電話で予約をとっていただき、空きがあればその日の朝に診療を行い、その後、ご両親の仕事が終わるまでお子さんを預かっています。
この取り組みは仕事や育児、介護などで忙しい親御さんの負担を少しでも軽減できればとの思いからはじめたこと。地域貢献の一つとして位置づけています。
貴院の特徴や強みは何ですか?
大きな特徴としては、内科と小児科の2つの科が一体となっていることです。乳幼児からご高齢の方まで、幅広い世代に質の高い医療を提供できることは、当院の大きな強み。子どもの頃から通院していただいた患者さんが成長して内科に移ることで、健康状態の把握や一貫した医療の提供が可能です。また、長期的な関係を築くことで、患者さん一人ひとりのライフスタイルや価値観に合わせてアドバイスができ、健康を長期的にサポートすることができます。
3. 配属先は、内科・小児科・有床病棟
貴院には内科と小児科がありますが、今回募集の看護師や事務職スタッフの方の配属はどうなりますか?
配属に関しては、内科外来、小児科外来、有床診療所の内科病棟など、複数の業務分野があります。ただし、特定の配属先を事前に決めるわけではなく、まずは全体の業務をご覧いただき、適性や希望に応じて相談しながら決定したいと考えています。柔軟に対応したいと思いますので、不明点や不安なことがあったら、ぜひ遠慮なく相談してほしいですね。
保育部門では、看護師はどのような業務を担当することになりますか?
看護師が保育部門に関わる場面はいくつかあります。例えば、看護師が医学的な視点から観察することは、保育士よりも的確に対応できますからね。しかし、日常的なケアは保育専任の職員の担当です。基本的には内科、小児科それぞれの担当部署の仕事に従事していただければ大丈夫です。
貴院がスタッフに求める資格や適性を教えてください。
看護師については、もちろん看護師資格か准看護師資格の取得者が対象です。事務職スタッフについては特別な資格は不要ですが、最近はパソコンを使った業務が増えているため、パソコン操作に慣れている方が望ましいですね。電子カルテの入力や予防接種の書類処理、医療保険外の費用精算もパソコン作業になりますので。
人柄については、ほかのスタッフや患者さま方と円滑にコミュニケーションが取れる方が理想です。というのも、当院は内科、小児科、病棟と幅広い業務に関わるため、多職種の方との連携が非常に重要です。ヘルパーや厨房の方々と関わる機会が多く、小規模なクリニックに比べてコミュニケーションが必要な場面が多いので、協調性があったほうが働きやすいと思います。
看護師以外に、どんな職種のスタッフが働いていますか?
医師2名を含めて約25名のスタッフが働いています。そのうち約10名は看護師で、その他はヘルパーさん、事務職スタッフ、厨房スタッフが在籍しています。男女比でいうと、とくに看護師は女性が多く40歳台が中心。一方、厨房スタッフは20~30代が多く、ヘルパーさんのなかには年配の方も。全体として20~60代とバランスがとれており、活気がありながらも落ち着いた雰囲気です。どの年代の方が入職しても馴染みやすく、働きやすい職場なのではないでしょうか。
4. 4世代に渡って信頼される、わが家のかかりつけ医
貴院で働くことのメリットといえば、何ですか。
当院は小規模ではありますが、内科、小児科、有床病棟をもちますので、幅広い経験ができる点が大きな特徴です。単科ではなく、複数の医療分野に携わることで、専門知識や技術を磨くことができ、スキルアップの面で有利になると考えています。
また、当院は病児保育を運営しているため、子育て中の方も安心して働けます。私自身も4歳と1歳の子の父親で、実際に病児保育を利用しており、子どもが病気で保育園に行けない場合も、空きがあれば預けて働くことが可能です。結婚、出産を控えている方にとっても、ライフステージの変化に対応しやすく、長く働いてもらえると思います。
仕事を通して感じるやりがいについてお聞かせください。
当院は開院以来、約60年の歴史があります。患者さんのなかには、私の祖父が開業した当初から通ってくださっているご家族もいて、長年の信頼関係を築いており、関係性の深さに大きなやりがいを感じています。「家族4世代、ずっとここに来ているんだ」とおっしゃりながら元気に通院される方に会うと、非常に嬉しいものです(笑)。
また、年齢を重ねるなかで在宅での生活が難しくなった患者さんに対して、病棟でのケアやお看取りまで行うことがあり、こうして継続的に医療を提供できることは、私にとって大きな意義を持っています。
5. 福利厚生と働きやすさについて
新しく入ったスタッフへの指導やスキルアップへの取り組みを教えてください。
新しく入ったスタッフに対して特定の研修プログラムは設けていませんが、先輩スタッフがついて丁寧に指導しながら、しっかりサポートを行っています。質問や不安な点があれば、気軽に相談できる雰囲気を一番大切にしています。
スキルアップについては、医師会が主催する各種研修には積極的に参加できるよう、勤務スケジュールの調整を行っています。スタッフ一人ひとりが必要な知識やスキルを身につけることで、自信をもって業務に取り組んでもらいたいと思いますし、ご本人の成長にとっても良い経験になっていると思います。
お休みや福利厚生ついて教えてください。
勤務形態については、残業は比較的少なく、月平均12時間未満。休暇については外来業務の場合は木曜と土曜の午後からと日曜がまる一日お休みです。常勤の方でお答えすると週休1.5日が基本です。一方、病棟勤務の場合は夜勤があるため、休暇がイレギュラーになることもあります。
また、有給休暇も希望に応じて取得できるように努めています。スタッフのなかには毎年マラソン大会に出場することを目標にしている方もいて、そのスケジュールに合わせて調整しており、スタッフ一同応援し、送り出しています。
福利厚生については、特段めずらしいものはありませんが、現在は、年に1~2回の懇親会を開いています。スタッフ同士の交流を深めるよい機会となっているようです。みなさん会話が弾み、職場に戻ってからも人間関係がスムーズで、絆が深まっているように感じています。
女性が多い職場ということで、産休や育休についてはいかがですか?
今のところ、産休や育休を活用しているスタッフは多くありません。一部の方はご自身の希望で退職されるケースもあります。ただ、退職後に復帰を希望される場合は、積極的に柔軟に対応する方向です。実際に、再就職された方もおられますので、そうした希望があれば、ぜひご相談ください。スタッフ一人ひとりのライフステージに合わせた働き方を尊重し、産休・育休の取得や復帰のサポートをさらに整備していきたいと考えています。
6. 30年、40年愛される医院であり続けるために
貴院の今後の展望をお聞かせください。
当院ではデジタル技術やAIといった新しい技術を積極的に取り入れることで、時代に合った医療サービスの提供に努めています。また現在、内科の建物のリフォームを進めていますが、将来的には建て替えも視野に入れています。施設面の整備を通じて、より快適で質の高い医療環境を提供できるよう努めていくことが、今後の目標です。
こうした取り組みを通して、今後も地域密着の医療を30年、40年と継続し、周辺地域の方々に信頼される存在であり続けたいと考えています。
最後に応募を考えている方へ、メッセージをお願いします。
当院は、開業から60年近くに渡り、内科と小児科を通じて地域医療を支えてきました。患者さん一人ひとりの健康を見守り、地域に根ざした医療を提供することを使命としています。そのなかで、私たちとともに「患者さんの健康を支えていきたい」という思いをもつ方を心よりお待ちしています。力を合わせてがんばっていただければうれしいです。
これからの当院の発展に共感していただける方とともに、温かい医療を届けていきたいと思っています。ぜひ、ご応募をお待ちしています。