袖ヶ浦市で最も歴史のある特養　各種手当などの待遇面も充実｜社会福祉法人 慈協会 サニーヒル

1.20～70代の幅広い年代の職員が活躍

――「社会福祉法人 慈協会 サニーヒル」はどのような施設ですか。

1986年に開設し、2026年には40周年を迎える、袖ヶ浦市で最も歴史のある特別養護老人ホームです。

地域からのご信頼をいただきながら、福祉拠点としての歩みを進め、1997年には在宅介護支援センターとデイサービス事業を開始しました。その後、2009～10年にショートステイの受け入れを拡充、2013年にはユニット型特養40床を開設し、総ベッド数132床の体制を確保しました。

現在は3階建ての施設の中で、「特別養護老人ホームサニーヒル」（52名）、「ショートステイサービスサニーヒル」（40名）、「デイサービスセンターサニーヒル」（30名）のほか、「サニーヒル居宅介護支援センター」、「サニーヒル在宅介護支援センター」を運営しています。それぞれの利用者様の状況やご家族のご要望に応じて、最適な介護をきめ細かく提供しています。

――幅広い介護サービスを提供しているのですね。

袖ヶ浦地域の福祉拠点として、介護・福祉・医療の関係機関、行政と密接に連携していることも特徴です。消化器内科や呼吸器科、認知症外来など幅広い診療を行っている「医療法人社団 慈協会 市原メディカルキュア」とも連携しており、入所者様にもご家族にも安心してご利用いただけるよう努めています。

現場では、幅広い年齢層の職員が楽しく、お互いに協力し合いながら日々、利用者様をサポートしています。袖ヶ浦市には高齢者が増えてきており、地元の利用者様も多いです。介護サービスを通じて地域に貢献していきたいと思っています。

――どんなことを大切にして、介護にあたっていますか。

入所されている方は、病気をお持ちの方が多いですが、その方ごとの症状や生活に合わせながら、できる限り自立した日常生活を送っていただくための介護を提供しています。地域やご家族との結びつきも大切にし、常に利用者様の意思や人格を尊重したサービスを心がけています。

施設の中でも楽しみを見出していただけるよう、季節に合わせたお食事の提供やクラブ活動（生け花・書道・朗読・歌）も実施しています。

――職場の雰囲気はいかがでしょうか。

現在、介護職員37名体制（常勤25名・パート12名）で、40～50代のベテラン層を中心に、20～70代の幅広い年代の職員が活躍しています。

私たちは職員の和を大切に、あたたかく家庭的で、アットホームな雰囲気の施設を目指しています。デイサービスを利用される皆さんが過ごされるフロアや、入所者様が過ごされる居室があるフロアなど、3つのフロアがあり、職員は普段、フロアごとに協力し合って介護にあたることが多いです。

職員同士はフロアごとに食事に行くなど、プライベートでも仲良くしています。女性の職員が多いこともあり、明るく楽しい雰囲気です。新しく入職する方も、経験や年齢に関係なくなじみやすく、働きやすい職場だと思います。

2.女性が8割ほど　育児との両立もしやすい環境

――介護職の仕事内容や、1日の流れを教えてください。

入所者様の自立生活を支援するため、日常生活における食事、排泄、入浴などの援助や、心のケアを行うことが、介護職の主な仕事です。

当施設で働く介護職の主な1日の流れをご紹介すると、午前中は主にシーツ交換、排泄介助、食事やおやつのサポートなどをします。午後は基本的に入浴介助をします。

そのほか月に1回は、クリスマス会や新年会など、季節に合った行事も行っています。最近は、敬老の日に敬老会を催しました。地元のボランティアの方に来ていただき、ギターやマンドリンの演奏をしてもらったり、利用者様で合唱したり、「鶴は千年、亀は万年」とも言われる亀をイメージしたロールケーキを食べたりと、和やかな時間を過ごしました。

こうしたコミュニケーションを通じて利用者様と職員の親睦が深まるので、利用者様、職員ともに毎月の行事を楽しみにしています。

――職員の皆さんのワークライフバランスはいかがでしょうか。

ワークライフバランスは重視しており、お子さんの運動会などの行事がある際に休み希望を出していただければ、希望通り休みを取っていただけるようにしています。当施設の職員は女性が8割ほどを占め、子育て中の職員や、子育て経験者も多くいます。家庭の事情を理解し、配慮する雰囲気があるので、育児をはじめとするプライベートとの両立はしやすいと思います。

年間休日は107日あり、有給や夏休み、産休育休もしっかり取得していただけます。シフト制ですので、子育て中の方に限らず休み希望を出していただければ、希望がかなうよう調整しています。

――待遇面や福利厚生のアピールポイントはありますか。

待遇面は充実していると思います。たとえば、常勤の介護福祉士の場合、介護処遇改善手当は月3万9千円支給しています。年2回賞与の掛け率も前年度の実績は4～5ヶ月分でした。袖ヶ浦地区の介護施設ではトップクラスではないでしょうか。そのほか、住宅手当などの各種手当、退職金制度もあります。安心して長く働いていただける環境です。

3.デイサービスや居宅介護など、様々な介護を経験できる

――入職したら、どのようにスキルアップしていけますか。

毎月1回、全職員を対象とした研修会を開いて、虐待防止や栄養など、実践的な知識を学んでいただいています。この研修会は、職員から開いてほしいという要望があり、開催されるようになりました。入所者様により良い介護を提供したいという思いで、学ぶモチベーションが高い職員が多く、研修会を受講した職員からは「今後もこういう機会を増やしてほしい」「勉強になった」という声を聞いています。

未経験の方に対しては、入社直後におむつの当て方などの基本的なことを丁寧に教えますし、その後の日々の現場でも、先輩が介護全般について助言したり、医師や看護師が医療面について指導したりといった場面が多くあります。入職してから知識やスキルを磨いていくことができます。

――施設長も現場に行くことが多いのですか。

私も、新卒から10年以上、サニーヒルの現場で介護職として経験を積み、高齢者のご家族からの介護相談に対応する相談員としても勤めてきました。そうしたキャリアの中で、様々な利用者様の健康状態や生活状況を見させていただき、ご家族ごとのお困りごとにどう対応したらいいか、丁寧に考えてきました。

私なりの経験を生かし、現場に入るときには、新卒で入った職員や2～3年目の若手に対し、介護のやり方についてアドバイスをしていますし、相談員として入った職員にも私の持っている知識を全て伝えていきたいという思いで、指導にあたっています。

――施設内では入所者様の介護のほか、居宅介護支援やデイサービスなど様々な介護サービスを提供していますが、入社後の異動もあるのでしょうか。

入社後は定期的に、人事異動という形で担当するフロアが変わります。フロアによって利用者様の健康状態は異なり、それぞれに応じた介護をしていく必要があります。

たとえば、デイサービスを利用している方を介護する場合は、健康チェックのほか、入浴、食事、機能訓練から趣味活動まで支援します。

一方、寝たきりの方や常時介護が必要な方を担当する場合、入浴、食事のほか、排泄、着替え、健康管理や治療上の介護もします。

当施設では様々な利用者様の介護を経験できるので、幅広く介護のスキルが磨かれていくと思います。

4.様々な利用者、職員と同じ目線で話せる人を募集

――求める人材像を教えてください。

介護職を募集しています。正職員かパートかといった雇用形態、勤務する曜日や時間、配属については、相談に応じます。

経験はあるに越したことはなく、初任者研修を修了している方はとくに歓迎しますが、それ以上にやる気や人柄を重視しています。様々な利用者様、職員がいますので、誰とでも同じ目線で話せる、心穏やかな方に入っていただけるとありがたいです。

多くの利用者様の介護をしていく中で、時には問題や悩みも出てくると思います。そうした際にも、チームと協力しながら問題解決に向けて動いてくださる方をお待ちしています。

――入職を考えている方に向けて、メッセージがあればお願いします。

介護経験の有無にかかわらず、興味を持ってくださる方がいれば、施設見学にいらしてください。そして、雰囲気を気に入っていただければ、私たちと一緒に楽しい、より良い施設づくりをしていきましょう。