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介護のデジタル化を進め、勤務時間を削減 各種手当も充実|社会福祉法人ひとつの会「複合型福祉施設オ・サーバaioi」

  • 更新日
投稿者:小松 和貴

山口県内で複数の介護施設を運営する「社会福祉法人ひとつの会」が2021年、山口市内に開設した「複合型福祉施設オ・サーバaioi」。最新の施設であたたかな介護サービスを提供しながら、最新のIT機器も導入し、スタッフの働き方改革にも熱心に取り組んでいます。「ひとつの会」は山口県の「誰もが活躍できるやまぐちの企業」にも認定されており、プライベートとも両立させながら長く働きやすい環境です。

「複合型福祉施設オ・サーバaioi」では、20代から70代まで、幅広い世代のスタッフが協力し合いながら介護にあたっています。福利厚生面では、資格手当や家賃補助などの各種手当が充実しています。法人内にはさまざまな施設があり、多くのスタッフもいるため、家庭の事情などがあっても異動や勤務形態の変更などの相談がしやすいです。

目次

1.年2回、職員同士の懇親会の費用を補助

――「複合型福祉施設オ・サーバaioi」とはどんな施設ですか。

「複合型福祉施設オ・サーバaioi」は、特別養護老人ホーム、(介護予防)短期入所生活介護、(介護予防)小規模多機能型居宅介護、サービス付き高齢者向け住宅を展開する福祉施設です。2021年にできたばかりのきれいな施設で、建物内には明るい自然光が差し込み、ゆとりのある広い空間が特徴です。

ご利用者様には元気な方から、終末ケアが必要な方まで、さまざまな方がいらっしゃいます。そうしたご利用者様が安心して笑顔で過ごせる環境づくりを行い、地域に密着した施設を目指しています。「人の為に走れ」という法人理念、そして「笑顔でハイ!」という施設理念のもと、ご利用者様のため、ご家族のため、そして地域や働いているスタッフのために楽しく仕事をしております。

最近では新しい介護機器も積極的に導入しており、スタッフにとってもご利用者様にとってもより良い施設づくりが進んでいると思います。

――スタッフの皆さんは、どんなことを心掛けて介護にあたっていますか。

ご利用者様の思い、そしてご家族の思いを大切にしてケアを実施しています。日常的に看護、介護、栄養など、様々な職種が連携して介護にあたっています。

――職場の雰囲気はいかがですか。

20代から70代まで、幅広い年齢層のスタッフが働いています。明るいスタッフが多く、風通しの良い職場です。

職員同士の懇親会には年2回、1人あたり3000円の支援金が出ます。普段は交代でシフト制の勤務をしているので、全員のスタッフが顔を合わせる機会はなかなかありません。ですが年2回、職場全体の交流会があるので親睦が深まり、それ以外の機会にも数人のスタッフで飲みに行くなど、交流の機会が増えているようです。

2.契約職員から正職員登用を目指す雇用形態

――今回、募集している職種を教えてください。

介護職、看護職、相談員などを募集しています。

――入職した場合、どのような1日を過ごすことになりますか。

職種にもよりますが、例えば介護職の場合は、早番、日勤、遅番、そして夜勤があります。主な仕事内容はご利用者様の生活全般の支援です。最初の数カ月は正職員が必ず付き添い、しっかりとコーチングしますので、安心して入職していただければと思います。

――雇用形態はいかがですか。

正職員を目指す方は、全員まずは契約職員として入っていただきます。最初から正職員として採用し、半年間の試用期間を設けるという方法もありますが、その方法では、試用期間が終わった後、そのスタッフの仕事の出来次第では解雇という可能性もあります。

私たちは、半年間働いたスタッフに足りないところがあっても、契約期間を延長し、その後正職員として登用するという方法をとっていますので、半年間で解雇ということにはなかなかなりません。契約期間を延長したスタッフも、最初の入職から9カ月~1年ほどで正職員になっているケースが大半です。

――じっくりと人材を育成するのですね。

少し時間の猶予を与えて頑張っていただき、正職員になれる道を設けているというのが私たちのやり方です。もし1年経ってどうしても正職員になれない場合にも、すぐに解雇するのではなく、パートとして働くことを提案するなど、柔軟に対応しています。

近隣の介護施設は初めから正職員として登用しているようですが、最初は契約職員として採用する「ひとつの会」が特段人手不足に陥っているということでもないので、うまく回っていると思っています。

3.デジタル化を進め、勤務時間が削減

――職員の皆さんのワークライフバランスはいかがですか。

「ひとつの会」は、労働時間の見直しや、仕事と生活の両立支援に積極的に取り組み、幅広い年齢層、性別など多様な人材が活躍できる職場環境づくりに成果を上げているとして、山口県のやまぐち働き方改革推進会議で「誰もが活躍できるやまぐちの企業」に認定されました。

実際に、スタッフの残業はほぼありません。出勤・退勤は指紋認証の打刻機を設置してスムーズに管理できています。施設ではさまざまな雇用形態・勤務時間で多くのスタッフが働いていますが、できる限り特定のスタッフに業務負担が偏らないよう、リーダーやサブリーダー、委員会役員、介護助手などが連携し合い、役割分担をしています。

有給休暇についてもスタッフに残数を呼びかけ、できる限り希望通り有休を取れるよう調整しています。

――育児や介護などの事情を抱えた方の働き方はいかがですか。

施設を開設して3年になりますが、2人の男性スタッフが「パパ育休」を実施した実績があります。またスタッフ本人と話し合いながら、正職員やパート、そして業務時間など、ライフワークに合わせた働き方をきめ細かく提案しています。

実際に1歳のお子さんを育てながら働いているスタッフもいます。

――介護のデジタル化も進めているそうですね。

職場環境を良くしたいと思い、さまざまな場面でのデジタル化を進めています。最も効果があったのは、これまで手書きしていた介護記録のタブレット化です。介護記録用のソフトを使うので、入力も簡単です。それまでは30分ほどかけていた朝や夜の申し送りがいらなくなり、スタッフ同士での「言った、言わない」のトラブルもなくなりました。

確実に情報共有ができるため、結果として、ご利用者様にさらに安全・安心な介護が提供できるようになったと思います。

――申し送り以外の場面でもデジタル化を進めているのでしょうか。

ベッドのシーツの下に見守りシステムを導入し、体温や心拍数の測定が可能になりました。起床のタイミングもモニターで分かるようになり、夜中のおむつ交換もご利用者様が起きている時間にできるようになりました。

初めは、こうしたIT機器の導入に戸惑いを感じるスタッフもいましたが、毎月の研修会で使い方を丁寧にレクチャーし、全員が使えるようにしています。

4.資格手当や家賃補助が充実

――待遇・福利厚生面でのアピールポイントはありますか。

通勤手当や扶養手当、資格手当などの各種手当は充実しています。

例えば資格手当については、介護福祉士、准看護師の資格を持つ正職員や契約職員には月1万円、パートには時給60円を上乗せしています。看護師や社会福祉士、理学療法士などの資格を持つ正職員や契約職員には月1万5000円、パートの場合は時給90円を同様に上乗せします。

住宅に関しては、月額家賃の金額に応じて最大45%分を補助しています。これまで他地域に住んでいた方でも、安心して賃貸の物件に住んで勤務していただくことができます。

また、山口県を中心とした飲食店やスポーツ施設、ショッピング施設などがお得に利用できる「イネサス」という福利厚生アプリを導入しています。日常生活のさまざまな場面でお得なサービスを受けられるので、スタッフから好評です。

――スキルアップの支援はありますか。

介護福祉士の資格を取得する際は、1回に限りますが補助が出ます。また、基本的な介護の方法はもちろん、接遇や認知症に関すること、看取りについてなど、法人内や施設内での研修が充実しています。

――入職後のキャリアパスはいかがでしょうか。法人内異動もありますか。

「ひとつの会」には28の事業所があるので、入職後、ご本人の希望があり、人員の調整がつけば異動ができます。家庭の事情や人間関係の悩みが生じても、仕事を辞めずに済む可能性が高いということは大きなメリットではないでしょうか。

また、定期的な人事考課を通じ、どのように成長したいか、どのようなキャリアパスを希望するかなどについて、上司と相談していただきます。

――どのような人材を求めていますか。

高齢者が好きな方、楽しく仕事ができる方に来ていただきたいですね。

――入職を考えている方へのメッセージをお願いします。

介護に不安があっても大丈夫です。興味と意欲があれば、丁寧に教えますので、ぜひ私たちと一緒に働きましょう。


セカンドラボ株式会社

URL:https://note.com/2ndlabo/n/n6565a29f667f

2022年4月よりセカンドラボ株式会社に入社。主に病院を中心に医療介護向け求人メディア「コメディカルドットコム」の営業・採用課題のサポートを行う。

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