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地域に密着し、看護師・介護職員が協力し合ってより良い病院づくりを模索|医療法人社団親和会 共立病院

  • 更新日
投稿者:堀尾 健太

福岡県飯塚市で、地域に密着して質の高い医療を提供する「医療法人社団親和会 共立病院」。複数の病棟を持つ規模の大きさを生かし、病棟を越えてフォローし合う体制が確立しています。病院全体で業務改善に努め、ワークバランスも重視しています。職員同士で意見を言いやすい風通しの良さも魅力です。

「医療法人社団親和会 共立病院」は、家庭の事情に合わせて正職員からパート、パートから正職員、といった雇用形態の変更に柔軟に対応しており、長く働きやすい環境です。研修や病棟異動、先輩からの丁寧な指導もあり、さまざまな経験を積みながら着実にキャリアアップしていけます。

目次

1.看取りのための看護・介護が中心

――共立病院の概要や特徴を教えてください。

有吉さん:

当院は、1987年の開設以来、地域に密着し、慢性期医療と介護を提供する、思いやりのある優しい病院をモットーとして歩んできました。現在は内科、消化器内科、糖尿病内科、皮膚科、リハビリテーション科の診療を提供しています。職員は275人、外来患者数は1日60人、入院病床は189床という規模の病院です。

病棟には地域包括ケア病床(89床)、療養病床(50床)、介護医療院(50床)があり、病棟ごとにスタッフの動きは異なります。新人と先輩が一緒に組んで部屋を担当している病棟もあれば、機能別で動いている病棟もあり、どのやり方がいいか模索しながら日々の看護・介護にあたっています。

赤木さん:

共立病院は慢性期の医療を手がけ、法人内にはデイケアセンターや介護老人保健施設、グループホームなど多くの施設があるので、施設から入院してくる患者さんも、逆に病院から施設に移る患者さんもいらっしゃいます。地域密着型で、包括的に医療・介護を提供できるので、患者さんにとってもご家族にとっても、とても良い環境なのではないかと思っています。

――今回募集している職種と、それぞれの職種の仕事内容や1日の流れを教えていただけますか。

有吉さん:

看護師と介護職員を募集しています。当院には看介護部があり、看護師と介護職員が密に連携をとっていることが特徴だと思います。

日勤帯は朝8時半からで、朝礼後に看護師と介護職員が一緒に入院患者さんのおむつ交換に回ります。その後は看護師と介護職員それぞれの業務に分かれますが、おむつ交換や食事介助は一緒に行っています。こうして協力することで、業務の負担軽減につながっています。

看護師は病棟によって、担当の部屋が決まっている人もいれば、機能別に担当の仕事が決まっている人もいます。介護職員はそれぞれの担当に応じて水分補給や入浴介助、爪切りなどを行います。

――どんなことを大切にして医療にあたっていますか。

赤木さん:

ご高齢の方が多い病院ですので、看取りを含めた看護・介護もしています。最期を迎えるにあたって何を望むか、ご家族とじっくりお話ししたうえで、無理なく、痛みのないよう、緩和のための看護・介護を提供しています。「患者さま、ご家族に満足して頂ける質の高い看護・介護を提供」「個人の持つ自立性を最大限に生かし、その人らしく生きられるように支援」「専門職としての知識、技術を向上させるため、自己研鑚に努める」という方針を大切にしています。

――職場の雰囲気はいかがでしょうか。

有吉さん:

幅広い年齢層の職員が活躍しています。職員同士の仲が良いので、中途入職者も入りやすい雰囲気だと思います。業務における助け合いはしっかりできており、休む職員が出た場合は、ときには部署を越えてカバーし合っています。さらに、より良い仕事をしていくために、立場に関係なくお互い率直に意見を言い合える風通しの良さもあります。また、仕事で困ったときや疲れたときには同僚に相談することもありますし、働きやすい環境です。

赤木さん:

感染対策のため、ほかの職員とはなかなか一緒に食事をできませんが、休憩時間にはマスクをしてプライベートのことも話していますね。そのときは管理職もスタッフも関係なく、お子さんの話やペットの話など他愛もない話をして、和気あいあいとした雰囲気です。

2.家庭の事情に合わせ、雇用形態の変更にも柔軟に対応

――職員の皆さんのワークライフバランスはいかがでしょうか。

有吉さん:

産休や育休を取得する職員は多く、毎年10人近くいます。子育て世代も多く、時短勤務で働く人、正規職員からパートに切り替えて勤務する人もいます。子育てが落ち着いたらパートから正規職員に雇用形態を変更することも可能です。このように、家庭と両立し、長く勤めていただける環境があります。もちろん、子育てをしている方は急に休まなければいけないこともありますが、ほかの病棟の職員も協力し合ってカバーしているので、フォロー体制は充実しています。入職を考えていただいている方にも、お気軽に勤務形態について相談していただければと思っています。

子育てなどの事情を抱えているかどうかにかかわらず、病院全体としてワークバランスを大切にする雰囲気はあり、有休消化率は70%以上です。有休休暇を取得したいという相談はできるだけ聞いて、希望する日に休みを取っていただけるようにしています。

そして、昔は当たり前にあったサービス残業をなくすようにしています。業務量を見直して、常に業務改善を心がけており、残業自体、5年前、10年前に比べれば大幅に減っています。

――残業を減らすため、どのような工夫をしているのでしょうか。

赤木さん:

日勤帯が終わるのは午後5時ですが、3時のおむつ交換が終わった時点で、管理職やリーダーが、部屋ごとにどこまで仕事が終わっているかを確認し、仕事が終わった人には終わっていない部屋の手伝いをするよう指示を出します。協力し合って全員が仕事を時間内に終えられるようにしています。入院する方が緊急で入ってくることもありますが、その時は残れる職員に対応してもらい、残業手当をしっかりつけています。

――待遇・福利厚生面でのアピールポイントはありますか。

赤木さん:

賞与は年2回支給され、昨年の実績は3.5ヶ月分でした。通勤手当もあり、通勤距離が1キロ以上の方は車通勤も可能です。また、正職員で勤続3年以上の方には退職金制度もあります。

――入職後、どのようにスキルアップしていけますか。

有吉さん:

院内に研修を担当する委員会が2つあり、毎月のように勉強会を開催しています。研修内容は、定期的に必ず扱うテーマもあれば、その時々に必要だと判断して扱うテーマもあります。最近では、感染対策や医療安全などについての資料を全職員に配り、目を通してもらいました。また、停電時の対応について学んだことも良かったですね。昨年、この地域で大雨が降り、院内で浸水の被害もあったので、いざというときの対応を確認しておこうということになりました。停電時の対応についてはこれからも2年に1回ほど、全職員が確認する機会を作っていきたいですね。

コロナ禍で外部研修への参加は減ってしまいましたが、今後、希望する職員には外部研修にも積極的に参加してほしいと思っています。

――入職すると、どのようにキャリアを築いていけますか。

有吉さん:

いろいろな病棟を経験することで、看護師や介護職員としての幅も広がりますので、病棟異動があります。

また、他の病院から緩和ケア専門の医師に週1回来ていただき、回診してもらっているので、そのときに看護師からもいろいろな相談ができています。自分たちだけでは解決できなかったことがすっきりと分かり、私たちにとって貴重な学びになっています。新たに知ったことを、日々の看護に生かすようにしています。

赤木さん:

准看護師からは「看護師の資格を取るために通信制の学校に通いたい」という相談を年に何件か受けます。その場合は、有休をとりやすくするなどサポートしています。実際に私も准看護師として働きながら看護師の資格を取るための勉強を続け、看護師になれました。キャリアアップしながら長く働きやすい環境で、勤続5年、10年、15年、20年といった節目の年には、病院から景品が出ることも職員の励みになっています。

3.一緒に風通しの良い職場づくりを

――求める人材像を教えてください。

赤木さん:

経験があるに越したことはないですが、素直に働いてくださる方を求めています。「前の病院がこうだったから」という姿勢ではなく、素直に共立病院のシステムややり方を受け入れて業務に入っていただければと思います。新人さんやブランクのある方には先輩が一緒について丁寧に教えますので、安心して入職してほしいですね。

有吉さん:

コミュニケーションを大切にしてくださる方がいいですね。新人さんであっても、当たり前に挨拶ができたり「ありがとう」が言えたりする方だったら、周りも教えやすいと思います。

――入職を考えている方へのメッセージをお願いします。

有吉さん:

私たちは働きやすく、風通しの良い職場づくりを目指しています。昔から続いているやり方でも、変えた方がいいことは変えていますので、ぜひ一緒により良い病院づくりをしていきましょう。


セカンドラボ株式会社

URL:https://note.com/2ndlabo/n/nf2f063102266

神奈川県鎌倉市生まれ。2019年4月にセカンドラボ株式会社に入社。
2025年1月にコンテンツチームのリーダーに就任。
統計資料に基づく分析や求人作成の知識・経験を活かした記事づくりが得意です。
休日は所属するオーケストラでの活動や登山、旅行とアクティブに過ごしています。