地域に寄り添う医療姿勢と、スタッフに寄り添う職場環境|とよ山内科クリニック
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愛知県豊山町で20年にわたり地域医療を支えている「とよ山内科クリニック」。名古屋空港にほど近い同クリニックは、開院以来、なくてはならない地域のかかりつけ医として親しまれています。内科全般の診療をベースに、糖尿病や高血圧症などの生活習慣病の治療や診療を行う同クリニックでは、日々の健康管理から専門的な治療まで、きめ細やかな医療サービスが提供されています。
充実した医療設備を整えながらも待合室には季節の装飾が施され、スタッフの明るい笑顔が印象的なとよ山内科クリニック。一般内科の診療はもちろん、各種健康診断や予防接種にも対応するなど、地域住民の健康維持・増進にはなくてはならない存在です。
今回のインタビューでは、スタッフの採用や育成に携わる金森典代副院長に、同クリニックの職場環境や働きやすさについて、詳しくお話を伺いました。
目次
1.年齢や立場を超えて、お互いを理解し合うスタッフ
現在の職場の雰囲気について教えていただけますか?
当クリニックでは経験豊富なベテランから若い方まで、幅広い世代のスタッフが働いています。年齢も経験もバラバラですが、みなさん仲がよくとても明るい雰囲気です。子育て中のスタッフも在籍していますが、お子さんが急に熱を出したり、学校行事でお休みが必要になったりした際も、スタッフ同士、自然とカバーし合える関係性です。
スタッフの中には保育園のお子さんがいる方もいれば、高校生や大学生のお子さんがいる方もいます。それぞれ子育ての経験や今の状況が違うからこそ、お互いの立場を理解し、支え合える雰囲気が自然と生まれているように思います。こういった年齢や立場の違いが、かえってお互いを理解し合えるきっかけとなり、働きやすい職場環境につながっているのではないでしょうか。
スタッフ同士のコミュニケーションの機会はありますか?
主婦のスタッフが多いため、仕事終わりに飲み会というスタイルは難しいのですが、その分、みんなで予定を合わせて楽しめる機会を大切にしています。例えば不定期で開催している女子会では、スタッフ全員でお腹いっぱい焼肉を食べに行きます。普段は慌ただしい診療の合間でしかコミュニケーションが取れないので、ゆっくりと食事をしながらいろんな話ができる時間は、とても貴重な機会です。
開催時期は、インフルエンザが流行る前の10月頃か、年度の締めくくりとなる3月頃を選ぶことが多いです。スタッフの予定が立てやすい時期を考慮しながら、できるだけ多くのメンバーが参加できるよう調整しています。仕事の話はもちろん、家庭での出来事や子育ての悩みなど、プライベートな話で盛り上がることも。こういった何気ない会話を通じて、お互いの理解が深まっていくように感じます。
年末恒例の「くじ引き大会」
また、私を含めスタッフ全員が毎年心待ちにしているのが、年末恒例の「くじ引き大会」です。年末の大掃除が終わった後に開催するのですが、これは単なるイベントではなく、一年間クリニックのために頑張ってくれたスタッフへの感謝の気持ちを込めた恒例行事です。昨年はロボット掃除機やオーブントースターなど、実用的な豪華景品を用意しました。「これ、欲しかったんです!」と、当選したスタッフが目を輝かせる姿を見ると、私も嬉しくなりますね。
こういったイベントを通じて、職場の同僚という関係以上の、温かなつながりが育まれているように思います。それが日々の業務でも自然とお互いを気遣い、助け合える雰囲気につながっているのではないでしょうか。
2.明るい雰囲気のクリニックと魅力的な周辺環境
クリニックの外観や内装がとても明るく、可愛らしい雰囲気ですね。
ありがとうございます。患者さんには少しでも明るい気持ちで過ごしていただけるよう、季節ごとの装飾には特に力を入れています。現在はハロウィンの飾り付けをしていますが、この後はクリスマスの準備も始まります。当クリニックは開院して20年近くになりますが、院内の清潔さや雰囲気づくりには気を配っており、患者さまから「いつもきれいですね」「可愛い装飾ですね」とお声かけいただくこともあるんですよ。
また、以前ホームページのリニューアルに合わせて制服のデザインも変更したのですが、可愛らしいデザインにスタッフの評判も上々です。
職場の近くには商業施設もあるそうですね。
はい。当クリニックは名古屋空港のすぐそばに位置しており、周辺には大型商業施設が充実しています。スーパーマーケットはもちろん、ファストフード店やカフェなど様々な店舗があるので、お昼休みにちょっとしたお買い物を楽しんだり、仕事帰りに夕食のおかずを買って帰ったりと、とても便利な環境だと思います。駐車場も完備していますので、自動車通勤も可能です。こうした利便性の高い環境も、「働きやすい」と感じていただける部分のひとつではないでしょうか。
利便性の良さはスタッフだけでなく、患者さまにとっても好評です。「お買い物のついでに寄れるから助かる」「アクセスしやすくて便利」といったお声もよく聞かれます。
3.業務効率化への取り組みとスキルアップできる環境
業務効率化への取り組みについて詳しくお聞かせください。
電子カルテの導入はもちろん、看護師の業務では手書きでの記入を極力減らすなど、業務効率の改善には力を入れています。当クリニックの看護師は、患者さんの健康状態の確認から各種検査のサポートまで、専門性を活かしながら幅広く活躍していただいています。診察の補助はもちろん、コロナやインフルエンザ検査、心電図検査など、様々な場面で患者さんと関わる機会の多いやりがいのある仕事です。
一方、事務については自動精算機を導入したことでスムーズにお会計ができるようになっただけでなく、レジ閉め作業も格段にやりやすくなりました。その分以前より早く帰宅でき、スタッフの労働環境改善にもつながっています。今後も必要に応じて、業務効率化のための設備投資は積極的に検討していきたいと考えています。
未経験の方でも応募は可能なのでしょうか?
事務員に関しては、必ずしも医療事務の経験がなくても構いません。最低でも一般事務経験があればありがたいですが、大切なのは「人と話すことや接することが好き」といったコミュニケーションの部分です。毎日患者さまと向き合う仕事ですので、明るく優しい性格の方でしたら嬉しいですね。
実務に関しては、業務マニュアルを見ながら徐々に覚えていっていただければ大丈夫です。内科クリニックでの経験はレセプト業務を含め、医療事務として幅広いスキルが身につきますので、きっとこの仕事を通して大きく成長できると思います。
看護師の方の中にはこれまで大きな病院勤務しか経験がなく、クリニックは初めてという方もいるかもしれませんが、ひとつひとつ丁寧にお教えしますのでご心配はいりません。
具体的な教育体制について教えていただけますか?
基本的には業務マニュアルを見ながら実務を覚えていただきますが、優しい先輩スタッフにいつでも相談できますので安心してください。新しい環境は覚えることが多いものですが、ひとつずつ着実に身につけていただければと思います。
また、受付や会計など業務が細分化されていることが多い病院とは違い、クリニックでは様々な業務を経験できます。その分総合的なスキルアップが期待できますし、特に内科は幅広い症例を扱うため、多くの学びがある環境です。
副院長として、スタッフとの接し方で心がけていることはありますか?
そうですね。私が心がけているのは、スタッフの顔をよく見ることです。浮かない表情であれば「何かに悩んでいるのかな」、顔色が悪ければ「体調があまり良くないのかな」といったように、スタッフの変化にはいち早く気づけるよう意識しています。
当クリニックには、残念ながら大企業のような体系的な制度はありません。それでも小規模なクリニックだからこそ、ひとりひとりの様子に目を配り、寄り添ったケアができると考えています。年齢層も経験も、スタッフによって様々です。それでもお互いを尊重し、助け合える関係性を築けているのは、当院の強みだと感じています。
4.地域に寄り添う医療を目指して
以前は料理教室なども開催されていたそうですね。
そうですね。以前は地域貢献の一環として地域の皆さんを対象にした料理教室を開催していました。例えば糖尿病の方などは、医師から「これはダメ」「あれもダメ」と制限ばかり言われると、食事が楽しめなくなってしまいますよね。そこで私たちは逆に、「これなら食べられます」「こんな工夫ができます」という提案を大切に考えました。
コロナ禍もあり現在は中断していますが、今後も地域の皆さまに向けて、楽しみながら続けられる健康的な食生活のお手伝いができればと考えています。
地域医療における役割についてどのようにお考えですか?
当院には生活習慣病の患者さまが多く通院されています。特に糖尿病や高血圧などは日々の生活管理が重要な疾患であり、クリニックの診療だけでなく、患者さんの生活に寄り添ったサポートが大切です。
患者さまそれぞれの生活環境や経済状況は実に様々です。そのため、私たちが大切にしているのは画一的な指導ではなく、ひとりひとりの状況に合わせた実現可能なアドバイスです。先ほどお話しした料理教室もそうした取り組みの一環なのですが、今後は特に高齢の方に向けた新しい形での教室なども企画できればと考えています。地域に根差したクリニックとして、これからも患者さんの暮らしに寄り添った地域医療を提供していきたいですね。
最後に、応募を検討されている方へメッセージをお願いします。
まずは気軽に見学に来ていただければと思います。確かに忙しい職場ではありますが、スタッフ同士が支え合い、協力し合えるクリニックです。スタッフの年齢層も幅広いですが、お互いを理解し、助け合っています。
子育て中の方も在籍しており、学校行事や急な子どもの体調不良など、家庭の事情にも可能な限り対応しています。もちろん、育児が一段落した方や医療業界でキャリアを積みたい方なども大歓迎です。
また、医療事務としてのスキルを身につける機会も豊富です。特に内科クリニックでの経験は、様々な疾患や治療について学べる貴重な機会となります。電子カルテの操作から保険請求まで、医療事務として必要なスキルを着実に身につけることができます。
これまで当院は20年という歴史の中で、多くのスタッフが成長し、新しい仲間も加わりました。そんな私たちと一緒に、地域の皆さまの健康をサポートする仕事に携わってみませんか?患者さまやスタッフとのコミュニケーションを、心から楽しめる方からのご応募をお待ちしています。