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有床診療所の開院で新たなステージへ。研修費の補助など、スキルアップに最適な環境が魅力|ぜんしん整形外科立川スポーツリハビリクリニック

  • 更新日
投稿者:小松 和貴

東京都立川市、JR立川駅から徒歩2分ほどのところにある「ぜんしん整形外科立川スポーツリハビリクリニック」。クリニック名の通り、スポーツによる外傷や障害の治療・リハビリを得意とする他、幅広い整形外科疾患に対応します。

リハビリテーション室は100㎡超と、駅近のクリニックの中でもかなり広く、充実したリハビリ環境を提供しています。また、2024年9月には、昭島市内に「ぜんしん整形外科 昭島有床診療所」を開院。手術や入院もできる診療体制を整え、新たなステージへと踏み出しました。

今回は、理事長の守重昌彦さんを取材。クリニックの強みや特徴、職場環境などについてお話を伺いました。

目次

1.エコーによる診療が強み。スポーツ障害の予防にも注力

診療の強みや特色について教えてください。

守重さん:

エコーを活用した診療が強みです。靭帯や腱などの軟部組織の画像をリアルタイムで見ながら治療でき、関節注射などもより正確に打つことができます。

診断室だけでなく、リハビリテーション室にもエコーを常設しているのが特徴ですね。理学療法士もエコーをリハビリに活用することで、画像診断の内容を医師と共有し、患者さんに最適なリハビリを提供できる体制を整えています。

最近はエコーを使う整形外科クリニックも増えてきています。しかし、使いこなすまでにはそれなりにトレーニングが必要。当院のように高いレベルで取り扱うクリニックは、まだそこまで多くはないと思います。

他にも、骨粗しょう症の検査に使う骨密度の測定器は、腰椎や大腿骨で測定できる装置を採用しています。一般的な整形外科クリニックでは、前腕やかかとの骨で測定する小型の装置を備える例がほとんどですが、当院では大きな病院と同規模の装置で測定できます。

スポーツ整形外科ならではの取り組みがあれば教えてください。

守重さん:

スポーツによる怪我や障害を未然に防ぐために、柔軟性や筋力などのコンディションを測定して改善に向けた指導をする「スポーツメディカルチェック」を実施しています。「怪我しやすそうな人を見つける」「無症状でもすでに何か起きている人を見つける」「再発・発症を防ぐためのアドバイスをする」という三つがポイントです。

例えば、野球をやっている成長期のお子さんに起こりやすい症状として、「野球肘」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。未熟な骨と軟骨がはがれてしまう「離断性骨軟骨炎」などが原因となり、投球時に肘が痛んでしまう深刻なスポーツ障害です。

小中学生を対象とした野球肘検診では、肘の骨や靭帯をエコーで検査し、野球に必要な身体機能の状態を測定。野球肘になる危険性を無症状のうちに見つけ、それを防ぐために効果的な体の動かし方などを指導します。

現在は、小中学生の野球、サッカー、バスケットボールなどの選手を対象に、不定期でスポーツメディカルチェックを開催しています。今後は、他の競技や年代にも活動の幅を広げていきたいと考えています。

2.念願の有床診療所をオープン

「ぜんしん整形外科 昭島有床診療所」の開院に至るまでの背景をお聞かせください。

守重さん:

私は当院を開業する以前、大病院で働いていましたが、手術後のアフターフォローまで満足に担当できない体制に不満を感じる日々を過ごしていました。診断や手術なしの保存治療はもちろんのこと、手術とその後のフォローアップまで、自分で責任を持って取り組みたい。その思いが強くなり、開業に踏み切りました。

とはいえ、いきなり有床診療所を開くのは金銭的にもハードルが高いため、まずは立川で無床のクリニックを開院。そこで資金と信用を培い、念願の有床診療所のオープンにこぎつけました。

これまでは、手術が必要な場合は協力病院にお願いせざるを得ず、歯がゆい思いをすることも。有床診療所ができたことで、適切なタイミングで手術につなげ、その後のリハビリまで一貫して提供できるようになりました。ようやく本来のステージに立つことができ、感慨深いですね。

現在は立川の当院だけでなく、昭島の診療所でも一緒に働いてくれるスタッフを募集中です。特に、看護師や医療事務、理学療法士を重点的に募集しています。

3.有休消化率はほぼ100%。フィットネス施設も利用可

職場の雰囲気はいかがでしょうか?

守重さん:

おかげさまで、当院には1日に250人近い外来患者さんがいらっしゃいます。このように忙しい状況の中でも、各自がしっかりコミュニケーションを取りながら、どうしたらより良いサービスを提供できるか前向きに考えられる職場だと感じます。現場で働くスタッフ目線で、改善の提案やアイデアを出してくれる人も多いですよ。

クリニック全体では50人ほどのスタッフが働いています。中でも、理学療法士のチームは特に若いスタッフが多いですね。30代半ばのリーダーを筆頭に、勉強熱心なメンバーが集まっています。

スタッフが働きやすい環境づくりのため、力を入れていることはありますか?

守重さん:

当然のことですが、ブラックな勤務環境にならないよう、休暇や残業時間などに配慮しています。有休消化率は100%近い実績があります。

子育て中のスタッフに対しては、緊急な休みを取る場合でも、周りがしっかりバックアップする体制を整えています。例えば、理学療法士によるリハビリは予約制のため、患者さんにキャンセルや予約変更の連絡をしなければなりません。それを他のスタッフで分担するなど、一人ひとりが協力的な気持ちで取り組んでいます。

また、独自の福利厚生として、クリニックに隣接する提携のメディカルフィットネス施設を無料で使えます。始業前など、患者さんやお客さんがいない時間帯に、ランニングマシーンや筋トレの機械でトレーニングに励むスタッフもいますよ。

4.経験値アップには最適な環境

スタッフのスキルアップやキャリアアップのために取り組んでいることはありますか?

守重さん:

研修への参加や勉強のための書籍購入など、スキルアップに必要な費用を補助するサポート制度があります。医療資格者は年間5万円、無資格の医療事務は年間3万円を上限に支給します。

また、当院では学会発表にも積極的にチャレンジするよう奨励しています。演者として発表する場合は出張扱いとし、学会参加費と旅費は当院で負担します。

当院は患者数が多いため、日ごろの業務の中でも経験が積みやすいことは間違いありません。暇で困ることはまず無いと言っていいでしょう(笑)。

新しく入ったスタッフへのフォロー体制について教えてください。

守重さん:

理学療法士の場合、最初は見学から始め、少しずつ取得する単位数を増やしていきます。全くの新人だと、独り立ちには数か月かかる目安です。中途で十分にキャリアがある方の場合、それぞれのペースで取得単位数を増やしていきます。

看護師の場合、まず簡単な業務から入ります。慣れてきたら少し複雑な業務をお任せし、先輩スタッフがマンツーマンで教えてレベルアップしていきます。

医療事務については、受付やバックヤード、診察の介助、メディカルクラーク、リハビリ受付など、複数のポジションがあります。特に当院の場合、医療事務のスタッフが「診察秘書」となり、カルテの代行入力をしているのも特徴です。

業務内容が幅広いため、各自の適性に合わせ、どういう順番で技術を身につけていくかを考慮しながら指導するよう心がけています。最初は指導係のサポートを受けながら業務に慣れていき、ある程度身についたら次の部署に移ります。

それが完了するまで独り立ちしないというわけではなく、「ここでは独り立ちしているが、ここではまだサポートが必要」という形で、段階的なレベルアップを目指しています。

5.地域で一番のクリニックを目指して

有床診療所をオープンし、新たなステージに立った今、地域の中でどのようなクリニックを目指していますか?

守重さん:

やはり、地域で一番のクリニックでありたいと思っています。リハビリやスポーツ診療、手術などの医療レベルを一層高め、多摩地域の整形外科の医療を牽引するクリニックを目指していきます。

また、当院では地域の活性化も社是として掲げています。地域全体を元気にしていくため、活動の場をクリニック外にも展開中です。

例えば、立川市が主催するハーフマラソン大会に協賛。スタッフ有志がランナーとして出場する他、地域住民がリハビリを体験できるブースも出展し、大会を盛り上げています。今後も、さまざまな形で地域に貢献できるようにチャレンジしていきたいですね。

どんな人と一緒に働きたいですか?

守重さん:

特別に必要なスキルや経験はありません。自分の幅を広げていきたい、チャレンジしていきたいという人と一緒に働きたいですね。すぐに「私にはできない」とか「私には無理」と諦めてしまうのは残念なこと。ポジティブな姿勢を大切にしたいと考えています。

また、利己的ではなく、利他的な気持ちを持っている人が好きです。「私だけ損している」とか「あの人だけずるい」というような不満だらけの人とは、一緒に働いていて良い気持ちにはならないですよね。

最後に、求職者の方へメッセージをお願いします。

守重さん:

当院は、スキルアップをするのに最適なクリニックだと自負しています。もちろん定年まで働くつもりで来てもらえれば嬉しいですが、そうでなくても、若いうちに頑張って技術を磨きたいという人も大歓迎です。

当院で働いていた理学療法士の中には、しばらく在籍した後、プロのスポーツチームのトレーナーにステップアップした人も多いんですよ。どんどんレベルアップしたい気持ちがある人には、うってつけの環境ではないでしょうか。

これからも、全てのスタッフが給与や待遇の面でも精神的な面でも満足し、幸せになれるようなクリニックを目指していこうと考えています。ぜんしん整形外科立川スポーツリハビリクリニックの仲間として、一緒に働いてくれる方をお待ちしています。


セカンドラボ株式会社

URL:https://note.com/2ndlabo/n/n6565a29f667f

2022年4月よりセカンドラボ株式会社に入社。主に病院を中心に医療介護向け求人メディア「コメディカルドットコム」の営業・採用課題のサポートを行う。

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