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白内障手術のあり方にメスを。クリニック一丸で臨む患者目線のチーム医療|医療法人翔洋会 南大阪アイクリニック

  • 更新日
投稿者:小松 和貴

大阪府泉南郡熊取町にある医療法人翔洋会 南大阪アイクリニックは、さまざまな眼のトラブルの中でも、特に白内障の治療を得意とするクリニックです。ていねいなコミュニケーションと最新の医療設備を強みに、患者一人ひとりに合わせた最適な治療の提供にこだわっています。

南大阪アイクリニックでは、白内障に関する分かりやすい情報の発信に注力。2024年4月には、渡邊敬三院長が発起人となり、医療機関の垣根を越えて「白内障手術患者中心のチーム医療を考える会」も立ち上げました。

「これまでの白内障手術のあり方を変えたい」という渡邊院長の思いのもと、スタッフの皆さんはどのように働いているのでしょうか。今回は渡邊院長と看護師のS.Sさん、眼科検査員のY.Kさん、医療事務のI.Kさんを取材し、職場の雰囲気などについてお聞きしました。

目次

1.ていねいなコミュニケーションによる「オーダーメイドの治療」

-貴院の診療の特徴を教えてください。

Y.Kさん:

当院は白内障の治療に特化したクリニックです。YouTubeでの動画配信などを通し、白内障に悩む方々に向けた情報発信に力を入れています。

積極的な情報発信の甲斐あって、遠方からわざわざ当院にいらっしゃる患者さんも多いんですよ。こうした方々の思いに応えられるよう、私たちスタッフも一丸となって研鑽し、「患者さんファースト」の気持ちで寄り添うよう心がけています。

渡邊院長:

手術を受けた患者さんに「想像していた以上によく見える」と満足してもらい、その後の人生を充実して過ごしていただくこと。それが、私たちが目指す最終目的地です。

しかし、すべての患者さんに対して画一的な治療をしてしまうと、それは実現できません。

そこで当院では、患者さん一人ひとりの生活に合わせた「見え方」を一番に考える、いわばオーダーメイドの治療に注力しています。

手術前のコミュニケーションが不十分だったために、種類や度数が不適切な眼内レンズを選択してしまい、患者さんが「思っていた見え方と違う」「以前よりも見えづらく感じる」と困ってしまう例が実は多いんです。そんな手術を世の中からなくしたいと考えています。

-貴院では、「患者目線のチーム医療」に力を入れているとお聞きしています。その実現のために、どのような努力や工夫をされていますか?

渡邊院長:

患者さんに合わせた治療をするには多くの情報が必要ですが、診察時間だけで全員のお話を詳細にヒアリングするのは至難の業です。看護師や検査員が検査の時間などを活用して情報を引き出したり、手術後の悩み事などを聞き取ってくれるので助かっています。

また、患者さんは来院のたびに受付を通るため、受付スタッフは1人の患者さんが手術を終えるまでの様子を把握しやすいです。事務的な作業はもちろん、トータルで患者さんのサポートをしてくれる大切な仕事です。

医師には言いづらくても、他のスタッフには相談しやすいこともありますからね。スタッフみんなが患者さんとのコミュニケーションを大切にすることは、患者さんにとっても安心感にもつながるはずです。

私は院長としてチームのまとめ役を担っていますが、各職種が協力しないと1つの大きな力にはなり得ないと考えています。これが本当の意味でのチーム医療なのではないでしょうか。

S.Sさん:

当院では患者さんにアンケートをお願いし、普段の困りごとや自宅での過ごし方、手術によってどうなりたいかなどを記入してもらいます。検査の時にはその内容を参考に、現在の眼の状態や昔はどんな見え方だったのかなどをイメージしながら、時間をかけてお話しするようにしています。

ていねいにコミュニケーションを取ることで、患者さんも手術後の見え方や過ごし方をイメージしやすくなりますよね。せっかく手術を受けたのに不満が残るのは、私たちにとってもつらいこと。手術を受ける前に、しっかりと納得していただけるように心がけています。

渡邊院長:

こんなに患者さんとスタッフがコミュニケーションを取るクリニックや病院は、なかなか無いと思いますよ。当院のスタッフは日本一患者さんとしゃべっているかもしれません(笑)。

2.一同が理念を共有し、同じ方向を向く職場

-職場の雰囲気はいかがですか?

I.Kさん:

スタッフ一同が先生の考え方や方針をしっかりと理解し、みんなで同じ方向を向いている職場だと思います。

また、当院は2024年5月にクリニックの改装を終えました。待合室がかなり広くなり、スタッフにとっても効率的に動けるようになったと思います。他にも、フロアを分けて個別の相談室を設置したことで、患者さんのプライバシーを守りながらじっくり話せる環境もできました。

S.Sさん:

仕事で困ってることも相談しやすいし、フォローし合う雰囲気があります。休憩時間にはプライベートの話で盛り上がることも。和気あいあいとしている職場ですよ。

渡邊院長:

スタッフが理念を共有してくれているのは本当にありがたいですね。時には他のスタッフから、「患者さんと話すときはもっとこうした方が良い」とお叱りを受けることもありますよ(笑)。そのように提案してくれるスタッフが周囲にいるのは、恵まれていると思います。

-スタッフの皆さんがこの職場を選んだ決め手を教えてください。

Y.Kさん:

実は、院長が開業前に勤務していた病院で検査員をやっていたんです。院長が独立すると聞き、自分もそこで働きたいと申し出たところ、快く迎えていただきました。

I.Kさん:

私は求人をきっかけに当院を知りました。ホームページを見て院長の熱意に触れ、院内もきれいで働きやすそうという印象を受けましたね。医療事務の経験はありませんでしたが、未経験でもしっかり教えてくれるという内容も決め手になりました。

S.Sさん:

私はもともと病棟で働いていましたが、子どもがまだ小さいため、子育てと両立しやすい職場に転職したいと考えていました。そんな時に当院を求人で知り、クリニックだったら働きやすいかなと思ったんです。

ホームページを見て院長が白内障治療に対して熱心に取り組んでることを知り、「どうせ仕事をするなら何かに特化した方が勉強にもなる」と興味を惹かれました。面接のときにも直接お話を聞き、熱意ある院長のもとで働きたいとさらに強く感じましたね。

また、事前に職場の見学をさせてもらったところ、スタッフの皆さんがはつらつと働いていて。それを見て、ここだったら楽しく仕事できそうだなと感じたのも決め手です。

3.長期休暇でメリハリ良く。シフト希望も柔軟に対応

-働きやすさや働きがいの面ではどのような職場環境でしょうか? クリニックとして力を入れていることや、スタッフの皆さん目線での魅力を教えてください。

渡邊院長:

休日を取りやすいよう、人員を十分に確保するようにしています。また、夏季休暇や年末年始休暇を長めに設定し、メリハリを持って働けるようにしています。

Y.Kさん:

子育てをしながらパートで働くスタッフも多いため、急な休みや早上がりが必要な時は、みんなでうまくシフトを調整して協力し合う雰囲気がありますね。シフトなどの要望は、可能な限り柔軟に対応してもらえる環境だと思います。

細かいことだと、専門の業者が院内の清掃に来てくれるため、掃除のために早く来たり残業したりする必要がないのもありがたいです。あと、駐車場がとても近いです(笑)。

S.Sさん:

職種間の垣根がなく、報連相がしやすいのも魅力だと感じます。他の職種の方がフォローしてくれることも多く、いつも助けられていますよ。役割は違えど、みんなで一緒に仕事をしているという団結力がある職場です。

I.Kさん:

当院には院長の治療を受けるため、全国からたくさんの患者さんがいらっしゃいます。さまざまなお悩みを聞く一方、それが解消された喜びの声を聞くことも多いです。私たち受付スタッフは、治療を終えた患者さんから感謝の言葉をいただくことが多いため、気持ちの面でもやりがいが大きいですね。

-新しく入ったスタッフに対するフォロー体制や、教育制度などについて教えてください。

渡邊院長:

指導役の先輩スタッフを中心に、部署全体でフォローできる体制を整えています。

眼科の検査や手術はかなりマニアックな分野なので、未経験だと初めは戸惑う人も多いです。また、パソコンを普段使わない人にとっては、電子カルテの操作は慣れるまで大変かもしれません。先輩スタッフたちもその大変さをちゃんと理解しているため、しっかりと寄り添ってサポートしてくれますよ。

S.Sさん:

当院では手術後の見え方について患者さんとよく話し合うのが特徴なので、患者さんとのコミュニケーションスキルを育てることにも力を入れています。簡単なことではないですが、患者さんに安心して治療を受けてもらうために大切なことです。

Y.Kさん:

スキルアップの面でいえば、未経験のスタッフは眼科メディカルスタッフの講習会などに参加させてもらえます。また、スタッフの勉強になりそうな学会などがあれば、院長が誘ってくれることもありますよ。

-どんな人と一緒に働きたいですか?

Y.Kさん:

何事にも、新しいことにチャレンジする気持ちを持って取り組める人が好きです。ポジティブに一生懸命取り組むことで、周りのモチベーションも上げてくれるような人と働きたいですね。

I.Kさん:

受付は、患者さんが来て一番最初に接するポジションです。そこにいる人が暗かったら、クリニック全体の雰囲気も暗い印象になってしまいます。だから、人と話すのが好きな明るい方に来ていただきたいですね。

S.Sさん:

相手の立場になって考えられるかどうかが大事だと思います。明るく、患者さんやそのご家族とのコミュニケーションを大切にできる人だとうれしいです。

渡邊院長:

白内障は命に直接関わる病気ではありませんが、手術を受けると劇的に生活を変えられます。患者さん一人ひとりにていねいに接しながら、幸せな人を少しでも増やしていけるようなクリニックでありたいと、私自身も勉強の毎日です。南大阪アイクリニックでは、そのような熱意のある人を歓迎します。


セカンドラボ株式会社

URL:https://note.com/2ndlabo/n/n6565a29f667f

2022年4月よりセカンドラボ株式会社に入社。主に病院を中心に医療介護向け求人メディア「コメディカルドットコム」の営業・採用課題のサポートを行う。

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