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価値観の合う仲間と共に働くーお金を稼ぐだけじゃない「やりがい」を感じる仕事|相武台脳神経外科

  • 更新日
投稿者:小松 和貴

小田急線相武台前駅から徒歩2分。駅前の好立地に位置する相武台脳神経外科は、神経内科・脳神経外科の専門クリニックです。頭痛やめまい、しびれ、物忘れなどの神経症状の診療から、認知症検査や脳ドックまで脳神経のプロフェッショナルとして、20年以上もの間地域医療を支えています。

同院の特徴は、従来の対症療法に留まらない独自のアプローチにあります。痛み止めや鎮痛剤といった薬物に必要以上に頼るのではなく、一人ひとりの生活習慣を丁寧に見直し、症状の根本的な原因に向き合う治療を重視しています。

また、2011年の開院以来スタッフのことを「チームメイト」と呼ぶことにも、同院の姿勢が表れています。当初から働きやすい職場環境を意識し、スタッフ全員が共通の目標に向かって成長できる組織づくりには、一層の力を注いできたとのこと。

患者さんの健康を守ることはもちろん、スタッフの働きがいも大切にする相武台脳神経外科。今回は同院の院長である加藤さんに、職場環境や働き方の特徴だけでなく、大切にしている価値観についても詳しくお話を伺いました。

目次

1.チームメイトとして働く—スタッフ一人ひとりの時間を大切に

—まず、職場の基本的な構成について教えていただけますか?

当院では約50名のスタッフが働いており、その9割が女性です。平均年齢は45歳前後で、20代から60代まで幅広い年齢層のスタッフが在籍しています。医師、看護師、検査技師、リハビリ助手、事務員など、様々な職種のスタッフが協力しながら診療にあたっています。

それぞれが異なるバックグラウンドや経験を持っていますが、その違いを互いに理解し、補い合っている職場です。私もスタッフ全員が同じ目標に向かって進んでいけるよう、常に意識しています。

—採用ページに書いてある「チームメイト」という言葉が印象的でした。この表現にはどのような想いが込められているのでしょうか。

仕事というのは、生きていくためのお金を稼ぐ手段です。しかし、それだけでは人生の大切な時間が無駄になってしまうとは思いませんか?例えば、週5日働くとして1日あたり8時間。1週間で費やす時間は、40時間にものぼります。私は当クリニックのスタッフには、この時間を「ただお金を稼ぐため」と、自分を抑えて歯車のように働くだけの時間にして欲しくないのです。私たちはひとつのチームとして、共通の目標に向かって進み、どのスタッフにも自分らしく輝いて欲しいと考えています。

そのためには、クリニックの方向性や価値観に共感していただけるスタッフが必要です。お金を稼ぐことは確かに大切ですが、それ以上に「なぜここで働くのか」という目的意識を持ち、その時間自体が自分の人生の充実した一部となることを目指しています。

—職場の雰囲気はどのような感じですか?

どのスタッフも真剣に仕事に向き合っていますが、和やかで居心地の良い雰囲気です。私も昼休みには可能な限りスタッフと一緒に食事を取るようにしており、雑談を交えながらも、日々の業務で感じたことや気づいたことを共有する、そんな自然なコミュニケーションを大切にしています。もちろん全員が同じ時間に休憩を取ることは難しいですが、その分、情報共有やコミュニケーションの方法を工夫することで、チームワークの向上に努めています。

2.働きやすさを支える柔軟な体制

—具体的な職場環境について伺いたいのですが、特に子育て中のスタッフへのサポートはどのようにされていますか?

お子さんの急な発熱や学校からの呼び出しなど、子育ては予期せぬ事態が起こるものです。当クリニックでは勤務中のそういった事態にも柔軟に対応できるよう、余裕を持った人員配置を心がけています。

もちろんただ人を増やせばいいというわけではなく、限られた人員でも効率よく運営できるような努力も欠かせません。例えば各職種の業務のうち、専門資格が必要ないものについては、他の職種のスタッフでもカバーできるよう、個々のスキル面での成長もサポートしています。

—それは具体的にどのような形で行われているのでしょうか?

そうですね。新しく入ったスタッフには、まず始めに他職種の基本的な業務を学んでいただいています。例えば仮に事務員で入職された方であっても、最初にリハビリ助手の基本的な仕事を覚えていただくことで、他職種の理解が深まるだけでなく、後々のお互いの連携がスムーズになるからです。

これは小売店でいえば、レジ担当者が品出しもできる、品出し担当者がレジも打てるという状態に似ています。小規模クリニックならではの柔軟な対応により、急な欠勤があっても業務を滞りなく進められる体制が出来上がるのです。

—勤務時間や休暇については、どのような配慮がありますか?

基本的に残業は最小限に抑えるよう心がけており、特にパートタイムスタッフについては定時での退勤を徹底しています。休暇に関しても、事前に申請いただければ可能な限り希望に沿えるよう調整しています。こうした部分は、先ほどお話しした業務の相互カバー体制があってこそ、実現できている部分ですね。

3.効果的なコミュニケーションを実現する仕組み

—スタッフ全員が同じ方向を向くために行っていることはありますか?

はい。毎朝行っている朝礼では、「なぜ私たちはここで働いているのか」という原点に立ち返ってもらえるよう意識しています。日々の業務に追われると、つい目の前の作業だけに集中してしまいがちですが、この時間を通じて私たちの目指す方向性を確認し合っています。

また、年に数回、遠足がてらスタッフだけで東京半蔵門まで出向いてチームビルディングのトレーニングを受け、その後みんなで楽しくランチして(酒あり)帰ってきています(クリニックの経費です)。主婦の方が多いので、昼の東京の飲み会は結構喜ばれます。

—情報共有の方法についても工夫されているそうですね。

はい。当院にはフルタイムで働くスタッフもいれば、午前のみ、午後のみといったパートタイムのスタッフもいますので、全員が確実に必要な情報を得られるよう、SNSのグループページを活用した情報共有の仕組みを取り入れています。

勤務表の共有はもちろん日々の細かな連絡事項まで、業務に必要な情報をタイムリーに共有することで、誰もが働きやすい環境づくりを心がけています。直接顔を合わせる機会が限られるパートタイムのスタッフも、必要な情報にスムーズにアクセスできる環境を整えることで、より安心して働ける職場を目指しています。

4.予防医療を重視した独自の理念

—クリニックとして特に大切にされている理念についてお聞かせください。

私たちのクリニックでは、「病気を治す」という従来の考え方だけでなく、「病気にならない体づくり」を重視しています。そのため、日々の診療では症状への対処と同時に、ひとりひとりの生活習慣の改善にも力を入れているのです。これは、現代社会に増え続ける生活習慣病への私たちなりのアプローチです。

特に生活習慣病は、その名の通り日々の生活習慣が大きく関係しています。高血圧や糖尿病、脳梗塞といった病気は、いったん発症してから治療するよりも、発症そのものを予防する方が、はるかに患者さまのためになると思うのです。

私はよく車を使って患者さまに説明するのですが、例えば新車であれば、多少乱暴に扱っても壊れにくいですよね。しかし、クラシックカーは丁寧なメンテナンスが必要です。30年、40年と乗り続けるためには、日々の点検やケアが欠かせません。

私たち人間も同様に、10代20代の若い体であれば、多少の無理ならへっちゃらです。しかし、そのまま同じ生活を続けていると、40代、50代になってから様々な不調が現れ始めます。歳をとっても健康で生き生きと過ごすためには、「クラシックカーにするような丁寧なケア」が重要なのです。

—具体的にはどのようなアプローチをされるのでしょうか?

まずは毎日、朝と夕方に体の状態を確認する時間を設けることから始めます。これは、「自分の体と向き合う」という、大切な習慣づくりの第一歩です。

現代の医療現場では、症状が出たときの対症療法が中心になりがちです。頭が痛ければ痛み止めを処方し、血圧が高ければ降圧剤を使用する…。もちろん、これらの治療も時には必要ですが、それだけでは根本的な解決にはなりません。

大切なのは、自分の体調の変化に気づいてもらうことなのです。そして、その変化の原因となっている生活習慣を一緒に見直していきます。日々の小さな気配りや悪習慣の改善を積み重ねることで、徐々に本来の健康な状態を取り戻していくことができます。

この考え方は感染症対策にも通じます。ワクチンで感染を防ぐことだけを考えるのではなく、規則正しい生活習慣や適度な運動を通じて免疫力を高め、体の抵抗力を上げていく。そうすることで、より効果的な予防が可能になります。

5.充実した福利厚生と働きやすい環境

—職場としての働きやすさや、福利厚生面でのアピールポイントはありますか?

まず、立地面での利点としては、小田急線相武台前駅から徒歩2分という好アクセスが挙げられます。駅近で買い物環境にも恵まれていますので、仕事とプライベートの両立といった観点からも、働きやすい職場だと言えるのではないでしょうか。

福利厚生としては、当院で扱っているサプリメントの社員価格での購入制度があります。また、常勤職員が対象ですが退職金制度も整備されており、長期的なキャリアプランを支援する体制が整えられていると自負しています。

スタッフの働きやすさは、結果として患者さんへのより良い医療サービスの提供にもつながっていると考えていますので、これからも職場環境の改善には力を注いでいきたいですね。

6.求職者の皆様へ—本来の自分を大切に

—最後に、求職中の方へメッセージをお願いします。

採用にあたって重視しているのは、当院の理念に共感していただけるかどうかです。資格や経験は問いません。実際に当院では20代から60代まで、様々なバックグラウンドを持つスタッフが活躍しています。多くの職員が長期にわたって勤務してくれていることも当院の特徴のひとつであり、こういった部分からも働きやすい職場であると感じていただけているのではないでしょうか。

予防医療の重要性を理解し、患者さんに寄り添った医療を提供したい方、自分らしく働ける環境で成長したい方は、ぜひ一度見学にお越しください。形式的な要件や経験にとらわれることなく、私たちの考えに共感していただけるかどうか、お話しさせていただければと思います。スタッフ一同、皆さまとお会いできることを楽しみにしております。


セカンドラボ株式会社

URL:https://note.com/2ndlabo/n/n6565a29f667f

2022年4月よりセカンドラボ株式会社に入社。主に病院を中心に医療介護向け求人メディア「コメディカルドットコム」の営業・採用課題のサポートを行う。

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