読売グループならではの充実した制度のもと、安心・安定した暮らしを実現。仕事に専念できる環境です|特別養護老人ホーム よみうりランド花ハウス
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神奈川県川崎市多摩区にある「特別養護老人ホーム よみうりランド花ハウス」は、読売新聞社グループの傘下にある福祉施設です。大きな企業を母体に持つことから、給与水準や福利厚生、スタッフへの支援制度は万全。利用者様の満足を得られるケアには、スタッフの健全な心身が不可欠だという考えから、休日制度のほか、自分らしい働き方の追求やキャリアアップにも理解が深く、働きやすい環境が整っています。
今回は、元営業マンながら畑違いの福祉の世界に飛び込み、現在は2階フロアの副主任であり、同施設のムードメーカーでもある櫻井隆さんにインタビュー。櫻井さんがめざす介護の理想ややりがい、ここで働くことの意義や利点など、幅広くお話を伺います。
目次
1.「本当の介護」を知ることで、やりがいが見えてくる
介護職を志したきっかけ
2階フロアで副主任を務めています、櫻井隆と申します。この仕事を始めてから約5年が経ちますが、元々は20年ほど営業の仕事をしていました。介護とはまったく違う業界の、宝石の営業マンです。それまで、顧客のほとんどがご年配の方でした。お年寄りと接することが好きで、私も自然と好かれることが多かったんですね。
そのうちに、ただの営業ではなく、もう少しお年寄りと深く関わりながら社会に貢献できる仕事をしたいと考えるようになりました。そこで、めざしたのが介護職。ハローワークに登録して、職業訓練校で半年間学んだのち、介護業界へ進む決心をしました。
もちろん、最初は不安もありましたが、営業も介護も突き詰めれば、同じサービス業です。やはり介護にはより多くの忍耐や人に寄り添う力が求められるとは思いますが、実際に仕事をしてみて見えてきたやりがいや喜びもあって、今はこの仕事を選んでよかったと思っています。
未経験の方へのアドバイス
今、私と同じように未経験で、迷っている方にアドバイスするとしたら、「社会の役に立ちたいなんて、高尚なことを考えずに、まず一歩踏み出して、実際に現場を経験してみてください」です。自分の動機から考えると、その逆を言ってて変ですが(笑)。
重要なのは現場に入り、人と向き合ううちに、何かしら自分の心に生まれてくるものがあります。どう感じて、どう行動するのか、あるいはしないのかという点につきますし、やろうという意欲さえあれば、できるものだと、私は信じています。まずは一歩を踏み出し、実際に現場での経験を積んでみてほしいですね。
宝石の営業マンから介護士への転身
確かに、元宝石の営業マンから介護士への転身ですから、まったく不安がなかったわけではありませんが、さほど大きな不安は感じていませんでした。さっきお話したとおり、「私はお年寄りと相性がいいんだ」と思っていましたから。
これまでの仕事のなかで培ってきたコミュニケーション力が、介護でも活かせると感じていたんですね。介護職は体力的にも精神的にもきつい仕事だというイメージがあるかもしれませんが、半年間の職業訓練校や実務者研修を取得する際の実習で学んでいたので、その点も問題はなかったです。
介護への転身は、周りから見れば大きな変化だったかもしれませんが、今振り返ってみると、私にとっては自然な流れでした。
花ハウスで働こうと思った動機は?
「よみうりランド花ハウス」との出会いは、職業訓練校に通い始める前に参加した福祉の合同説明会のときが初めてでした。説明会で「ユニットケア」や「個別ケア」といった言葉を耳にしましたが、当時は意味まで理解していませんでした。
ですが、自分が介護をするなら流れ作業でなく、一人ひとりに寄り添う介護がいいと思ったので就職先の候補に入れました。それともう一つの決め手は、当時の採用担当者がとても親しみやすい方で、印象がよかったんですよ。「訓練校での勉強を終えたら、この施設で働きたい」と伝えたところ、「待っていますよ」と温かい言葉をかけてくれたんですよ。その一言がとても嬉しくて、励みにもなりました。
訓練校を無事に修了した後は、当初の予定通り、この施設にすぐ連絡を入れて入職できたという流れです。
実際、介護の現場に入ってみて感じたギャップは?
「介護と介助の違い」についてのギャップですね。実習や研修では、排泄や食事といった「介助」についての技術や知識など技術的なことは教えてもらいましたが、それだけじゃ足りなかったんですね。
介護はたんに身体をサポートすることにとどまらず、利用者の心の変化や気持ちに寄り添うことが不可欠。介助は介護の一部でしかないと痛感しました。最初は悩むこともありましたが、今は「利用者本位」の視点をもつことが重要なんだと理解しています。何か行動を起こす際には、利用者の気持ちがしっかり反映されているかどうかを意識しながら、ケアに取り組むようになりました。
「介助と介護の違い」について
介助は流れ作業でもできますが、介護は利用者様が生きやすいように、その方の気持ちや生活のリズムに深く寄り添ってお手伝いすることだと考えています。
例えば、こんなエピソードがありました。夜間に頻繁にトイレに行きたがる方がおられました。5分毎に起きてトイレに行きたいと訴えるのですが、利用者様はほかにもたくさんいらっしゃる。そうすると、夜勤はスタッフが限られているために、どうしてもマンパワーが不足になるんです。
簡単に解決しようと思えば、睡眠薬を投与するという方法が考えられますが、昼も夜も夢うつつでふらふら動くとは危険です。そこで、私たちは1日24時間の行動を何日間も記録したり、昼間の活動量と睡眠のバランスを考えてみたり、いろいろと調査しました。わかったことが眠りが浅いときにのみ頻尿の症状が出るということ。
その後、看護師と医師に相談して、入眠を助ける睡眠導入剤を処方していただきました。このように利用者様の意向を尊重しながら支援することは一筋縄ではいかないことも多く大変ですが、こうした細やかな対応こそが、現場で学んだ「介護」の本質であり、介護職としてのやりがいなのだと感じています。
2.一番そばにいる「最期の支援者」として寄り添いたい
仕事を通して感じる喜びとやりがいをお聞かせください。
人間を相手にする仕事のため、毎日が変化に富んでいて新鮮ですね。利用者様の反応は日々異なりますし、私の対応に対して素直な表情や反応を返してくれるのがうれしいですし、飽きることがありません。
私も利用者様が飽きないように、もっと楽しんでもらえるように、いろいろなイベントを考えています。なかでも、クッキングのイベントは好評で、秋はキノコの炊き込みご飯をつくりました。利用者の方々がキッチンに立って、包丁を使える方には具材を切ってもらい、キッチンバサミを使う方にもお手伝いしてもらって、みんなで一緒につくって、食べるんですよ。
日常の暮らしのなかで、ささやかでも楽しいと思ってもらえる経験をしてもらいたいという思いからスタートしました。もちろん、イベントに限らず日頃から、利用者様の笑顔を引き出せるように意識はしています。毎日「どうやって、みんなを笑わせようか」と考えるのが日課ですから(笑)。
ここで生活する方々の多くは、お看取りまでしますので、自分がそばにいる最期の支援者じゃないですか。最期まで笑顔で生活を楽しんでもらいたいなといつも思っておじいちゃん、おばあちゃんと接しています。「あなたに会えてよかった」と言ってもらえるのが目標です。
3.スキルアップもプライベートのレジャーも、福利厚生は抜群
読売グループで働くことの利点は何ですか?
やはり規模の大きさと、それに比例した安定感と信頼でしょうね。あとはスタッフの人数が多いので、さまざまな介護の工夫や技術を見て学べる機会が多いこと。手厚い資格取得支援制度もあるので、働き方を模索したり、キャリアを高めたりするのにも挑戦しやすい環境だと思います。
働き手としては、福利厚生が充実していることも大きなメリットですね。私の場合は、福利厚生サービスの「ベネフィット・ワン」を利用して、家族向けの遊園地やレジャー施設のチケットを割引価格で購入できる点が魅力です。系列の「よみうりランド」のプールは半額以下の大幅値引きで利用できるため、今年は家族で4回は行きましたね。
ほかには、インフルエンザの予防接種費用は家族全員分の補助があり、30歳以上のスタッフは一部負担で人間ドックを受診できる制度も利用できます。
遠隔地からの入職者にとっては、家賃の半額(上限25000円)を最長3年間補助してくれる制度も、非常に助かっているのではないでしょうか。
こうした福利厚生が整っていることで、プライベートでも安心して働けますし、家族との時間を大切にしながら仕事に専念することができています。また、職場の雰囲気も良好で、スタッフ同士が互いに声を掛け合いサポートする文化が根付いています。
当館のスタッフは40%以上が勤続年数10年以上で、直近3年間の新卒採用者の離職がゼロ。スタッフの定着率のよさは、仕事に対するやりがいとともに、働き続けたいと感じる待遇の良さも大きく影響しているように感じています。
入職を検討されている方に、メッセージをお願いします。
初心者でも、職場のサポート体制は充実しているので、安心して入職してください。入職後は早番、遅番の業務を先輩スタッフが付いて指導します。実務の流れや気配りのポイントに至るまで、しっかり身につくまで丁寧にフォローするので、心配する必要はありません。
介護施設は、日本全国にたくさんありますが、ここでは「本物の介護」を実践しています。利用者一人ひとりにしっかり寄り添い、その方の生活や心にまで目を向ける、そんな介護を私たちと一緒にやっていきませんか?