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住み慣れた自宅で快適な療養生活を。プロの医療人を育てる環境も万全|医療法人あんず会 杏クリニック

  • 更新日
投稿者:小松 和貴

医療法人あんず会 杏クリニックは、埼玉県の狭山市や入間市を中心とする県西部地域を対象に、地域に根差した訪問診療を展開してきました。充実した設備を強みに質の高い医療を提供し、常時600人以上の患者をサポート。ニーズの高まりを受け、患者数は年々増加しています。

杏クリニックには幅広い専門科の医師をはじめ、看護師や臨床検査技師、診療放射線技師、診療アシスタント、事務スタッフなどが在籍。地域のケアマネージャーや訪問看護師などとも連携しながら、患者の在宅生活を支えます。さらに、通院できるうちから患者の背景を把握して適切な医療につなげるため、2018年からは外来診療も開始しました。

今回は、杏クリニック統括部長の武藤公一郎さんを取材し、地域包括ケアの一角を担う訪問診療の魅力などを教えていただきました。

目次

1.患者の人生に寄り添う訪問診療

訪問診療の流れを教えてください。

基本的に2人のチーム体制とし、診療アシスタントや臨床検査技師などが同行して医師をサポートします。在宅医療は患者さんの人生に寄り添うもの。だから、医師も同行者も患者さんとのコミュニケーションを大切にしています。

1日に訪問するのは8~10軒ほどですね。診療時間をできる限り長く確保するため、効率的な移動経路を考えてスケジュールを組みます。

充実した設備と医師の専門性の高さが私たちの強みです。例えば、気管を切開して人工呼吸器を装着している患者さんへの対応など、在宅でも幅広い処置が可能です。

通院が難しい患者さんに対し、可能な限り自宅療養で済むように医療を提供するのが訪問診療の役目です。手術するかどうかは私たち医療側ではなく、ご本人やご家族が決めるべきだと考えています。そういう点では、患者さんが自分で人生を決めるお手伝いをしているといえますね。

在宅医療ならではのやりがいや魅力は何ですか?

私たちは、年間200人以上の患者さんをご自宅で看取らせていただいています。患者さんが過ごした何十年もの歴史や思いを大切にしながら、どうすれば最期の時間をより良くできるのかを考えるのが、私たちの仕事です。

もちろん、医療の知識で患者さんを支えることは大切です。でも、患者さんの心を癒したり安心を与えたりできるのは、結局のところ薬ではなく「人」だと思うんです。さまざまな職種が協力し合うことで、患者さんの人生がより良くなる瞬間を体験できることは、大きなやりがいになりますよ。

患者さんの生活を支えるためには、地域の訪問看護師やケアマネージャーなどとの連携も欠かせません。地域の関係者とコミュニケーションを取りながら課題解決に取り組む思考が自然と身につくため、人としての成長も実感しやすいと思います。

2.若手スタッフの成長も全力で後押し

職場の雰囲気はいかがですか?

若いスタッフが多く、パワーがありますよ。診療アシスタントは新卒の無資格でもチャレンジできるため、特に若い人材が入ってきますね。採用の選考では経験の有無よりも、人柄を重視しています。

とはいえ、医療現場では一つのミスが患者さんの命を奪いかねない大きな責任が伴います。だから、無資格や未経験のスタッフをプロの医療人に育てるための養成プログラムもしっかりと用意しています。

求める人材はどのような人ですか?

大前提は「人が好きかどうか」です。自分一人で何かを成し遂げた経験よりも、チームワークや協調性を重視しています。失敗しても何が悪かったのか振り返り、周囲と協力しながら忍耐強く乗り越えられる人だとうれしいですね。

また、「自分はこう思うからこうすべき」と感情や主観を優先せず、患者さんが置かれた状況を客観的に俯瞰できる冷静さも医療人に必要なスキルだと思います。事実と感情、客観と主観を整理して問題解決に臨めるのが理想的ですね。

入社後は、患者さんやその家族の幸せを追求するために、チームでどのように関わっていけるのかを常に考え続けてほしいです。在宅医療では「誰がやってもいいけど誰もやらない」という役回りが多いんです。

例えば最後の思い出作りに海外旅行がしたいというがん患者さんがいた場合、医療用麻薬を持っていくための手続きなど、さまざまな調整をする必要があります。こうした作業は、行政の担当でもケアマネージャーの担当でも、私たちクリニックの担当でもありません。

しかし、このような手が届かないところにこそ、患者さんの人生を支えるための大事な要素が隠れています。そうした黒子的な役割にアンテナを張り、当事者意識を持って解決に乗り込んでいってくれることを期待しています。

働きがいのある職場づくりに向け、力を入れていることはありますか?

自己成長や地域貢献につながるチャレンジを積極的にサポートしています。

例えばスキルアップ助成として、学会や勉強会に参加する際は経費の7割程度を補助。座長などの発言する立場で参加する場合は、全額を法人が負担します。

また、杏クリニックでは地域貢献の一環として、地元のコミュニティFMでラジオ番組を配信しています。このような医療の力で街を盛り上げるための挑戦は大歓迎ですね。他にもチャレンジしたい取り組みがあったら、可能な限り投資したいと考えています。

私たちは今後も、拠点となる事務所を増やしていく予定です。拠点が増えれば、そのぶん組織の中でのポストも増えますよね。自分たちでキャリアの幅を広げていくことは、長く働ける職場づくりには欠かせない視点です。

こうしたベンチャーならではの勢いも、この職場の魅力ですよ。ぜひ、一緒にチャレンジしてくれる仲間をお待ちしています。

ご興味のある方は、杏クリニックへの応募をご検討ください。


セカンドラボ株式会社

URL:https://note.com/2ndlabo/n/n6565a29f667f

2022年4月よりセカンドラボ株式会社に入社。主に病院を中心に医療介護向け求人メディア「コメディカルドットコム」の営業・採用課題のサポートを行う。

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