直接応募で自由な転職活動を コメディカルドットコム

現在の求人掲載数154428

職場インタビュー 18view

職種を超えて技能を教え合い、連携。患者さんも含めてアットホームな雰囲気|医療法人社団NICO習志野台整形外科内科

  • 更新日
投稿者:小松 和貴

千葉県船橋市で10年以上にわたり地域住民の腰痛・関節痛などのリハビリや、内科診療に携わってきた習志野台整形外科内科。職種の枠を超えてスタッフが協力し、最新のリハビリや医療についての情報を教え合うのが日常です。

習志野台整形外科内科は、スタッフと患者さんがお互いをよく知るアットホームな雰囲気が特徴です。積極的にDXも進め、業務の効率化を図っているため、通院患者さんの症状をじっくりと診てサポートすることに専念でき、地域住民からの信頼も厚いです。

目次

1.職種を超えてサポートし合う雰囲気

――「習志野台整形外科内科」の特徴を教えてください。

腰痛・関節痛・骨粗鬆症などに対するブロック注射・関節内注射・リハビリテーションをトータルで行っているクリニックです。週1日は循環器内科の医師が出勤し、生活習慣病、高血圧、心臓病などの内科治療も行っています。

リハビリでは、患者さん一人ひとりの身体の状態をよく見て、医師、理学療法士、柔道整復士がリハビリのプログラムを立て、マッケンジー法などの体操やストレッチから、筋肉を使った運動、テーピングや動作指導、物理療法、運動療法(理学療法・運動器リハビリ)まで幅広く対応しています。

リハビリから薬物療法まで行える設備も特徴で、入職してくださる方は、充実した環境の中で、自身のスキルを磨きながら幅広く高度なサービスを提供していただけます。

――リハビリ設備には、どのようなものがありますか。

加速度を利用してストレッチ・筋トレ・マッサージまで行えるパワープレートや、血流の促進を図って痛みの物質を取り除く干渉波治療器、筋肉を動かし疼痛緩和や筋疲労に効果のある低周波治療器、慢性非感染症の痛みを緩和させる半導体レーザー治療器、ストレッチ効果のあるグリソン牽引・腰牽引、骨融合の促進を図る超音波治療器、リラクゼーションを目的とするウォーターベッドなどがあります。

――「習志野台整形外科内科」ならではの取り組みはありますか。

iPadで問診票を記入するシステムを導入するなど業務の効率化も積極的に進めており、そうした「時短」のおかげで患者さんにじっくりと向き合う時間ができています。また、iPadの問診票を導入したことで、飲み合わせに注意しなければいけない薬を飲んでいる患者さんに関しては、電子カルテの薬の部分が色付きで表示され、見落としを防ぐことにもつながっています。

iPadはレントゲンの確認にも活用されています。診療室だけでなく、理学療法士がPT室でもレントゲンを確認しながらリハビリをサポートできるので、より安心して患者さんをサポートしていただけます。

――クリニックの雰囲気はいかがでしょうか。

スタッフは柔道整復師や理学療法士、看護師、放射線技師など計20人ほどおり、人間関係は良好です。「いずれ社員旅行で沖縄に行こうか」「冬になったら芋煮会をしたい」という声が上がるような、居心地の良い職場です。

日々の業務でもその関係の良さは生かされており、職種を越えてお互いをサポートしています。たとえば、放射線技師は手が空いている時にリハビリを手伝ってくれます。自分の仕事に限らず、忙しそうな人がいたら声を掛け合って、自然に手伝う雰囲気がありますね。

整形の診療をするクリニックのため、昼間は年配の患者さんが多いです。中には開院してから十数年ずっと通っている患者さんもいらっしゃり、若手のスタッフを孫のように見守ってくださいます。

整形の患者さんは体が痛くても、元気で明るい方が多いです。話も弾むので、自然とスタッフと患者さんの雑談にも花が咲くような、明るい雰囲気があります。

もちろん、スタッフ同士で業務に必要な話はしますが、患者さんとしてもスタッフの中だけで話をしているのを見るのは少し不安になりますよね。ですから、なるべく患者さんとも一緒になってコミュニケーションをとるよう、スタッフには呼び掛けています。

2.外部の講習会参加は出勤扱いに 1万円の補助も

――スタッフの皆さんはどのようにスキルアップしていますか。

柔道整復師と理学療法士がお互いに自分たちの知識を伝え合うなど、スキルを身につけやすい雰囲気があります。たとえば、柔道整復師が筋膜リリースの講習会に行った後は、同じ柔道整復師はもちろん、他の業種のスタッフにも声を掛け、有志で筋膜リリースについての勉強会を開く、といったこともあります。最近では筋膜リリースのほか、「足底板の作成方法」「レントゲンの見方」「側弯症のリハビリ」「パワープレート」といったテーマで有志の勉強会が開かれていました。

また、年に1万円まで、外部の講習会に参加する際の費用を補助し、その日は出勤扱いにしています。

――スタッフのスキルアップを後押ししているのですね。

クリニック全体として、新しいことを学ぼうという雰囲気があり、誰かが講習会に行って資格を取ると、他のスタッフも興味を持って講習会に行く、という良い循環ができています。

特に理学療法士が扱う療法には様々なやり方がありますが、当院ではあえて「これでないとダメ」とは言わず、それぞれのスタッフが興味を持ったやり方で患者さんのリハビリにあたってほしいと思っています。

3.柔道整復師や理学療法士も診察に同席

――医師と他のスタッフとの意思疎通はいかがでしょうか。

担当の患者さんについての施術方法などを医師である院長に相談しやすい環境です。場合によっては、診察室に一緒に入って診察内容を聞くこともできます。

たとえば、柔道整復師や理学療法士が、自分のやり方が合っているか迷った時、「このアプローチでやってきたけれど、あまり変化がありません。他に何か方法はあるでしょうか」と院長に相談します。そうすると、院長もその点を重点的に診察したうえで、柔道整復師や理学療法士に新たなアプローチを提案します。

院長としてはむしろ柔道整復師や理学療法士にも診察を見てほしいと思っています。自分がどんな風に患者さんと接し、患者さんからどのように症状を聞き出しているかを学んでほしいと考えていますし、患者さんにとっても自分の症状を2度にわたって説明しなくてよくなるので、負担が減ると思います。

――スタッフの皆さんのワークライフバランスはいかがでしょうか。

残業は職種によって異なりますが、理学療法士は完全予約制のリハビリを行っているので特に予定を立てやすいです。

有休は基本的に同じ職種のスタッフ間で相談して取ってもらっています。育休や産休を取ったスタッフもいます。

スタッフにとって職場は1日の大半を過ごす場所ですから、クリニックに来ることが苦痛にならないでほしいと願っています。スタッフのストレスが溜まっていそうな時は、院長や私から「たまにはご家族と遊んできてよ」「お子さんの運動会は必ず行ってね」と声を掛けるようにもしていますので、休みにくいことはないと思います。

当院では各職種内にチーフを置いていません。院長の直下に私がいますが、それ以外のスタッフは全員フラットな関係です。何かあったらまず院長か私に相談するように呼び掛けています。私は、皆のお母さんのような立場でしょうか。スタッフにトラブルがあった時やストレスが溜まったときなどには、極力話を聞くようにしています。

――福利厚生のアピールポイントはありますか。

当院では、スタッフが休日に怪我や病気をした際にお金を受け取れる保険に加入しています。保険料はクリニックが負担しています。できるだけスタッフが「ここにいて良かった」と思えるような環境をつくれるように、経営者側の院長や私も努力していますので、スタッフも一緒に良いクリニックをつくっていってほしいと思います。

4.思いやり、協調性があり、素直な方を募集

―求める人材像を教えてください。

患者さんにもスタッフにも思いやりをもって接することができ、協調性のある方、そしていくつになっても素直な方を求めています。キャリアが長い方だと「今まで私がいたところではこうしていた」とおっしゃることもありますが、できればまず当院のやり方を受け入れた上で、「こうしたらもっとよくなるんじゃない?」という提案をしてくださるとありがたいです。

なお、現在いる3人の理学療法士はいずれも十分なスキルがあり、相談もしやすいので、新卒の方でも安心して入っていただけます。

――入職を考えている方へのメッセージをお願いします。

習志野台整形外科内科は、団地や住宅地が近くにある温かい雰囲気の診療所です。地域の皆様の「相談どころ」、何かあれば気軽に立ち寄れるような「家」のような雰囲気を目指しています。ですから、あえて当院ではスタッフが「患者様」ではなく「患者さん」とお呼びしています。家族や友人を様付けでは呼ばないですよね。スタッフは皆、患者さんに対し、家族のように温かく接しています。

そして「患者さんの笑顔のために」働くには、まずスタッフが笑顔になることが大事だと考えています。スタッフも患者さんも笑顔になれるようなクリニックづくりを一緒にしていきましょう。


セカンドラボ株式会社

URL:https://note.com/2ndlabo/n/n6565a29f667f

2022年4月よりセカンドラボ株式会社に入社。主に病院を中心に医療介護向け求人メディア「コメディカルドットコム」の営業・採用課題のサポートを行う。

PAGE TOP