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残業は月0~3時間程度。仕事もプライベートも理想のライフワークバランスを実現|一般財団法人杏仁会くまもと青明病院

  • 更新日
投稿者:小松 和貴

「くまもと青明病院」は、熊本県熊本市中央区の市街地に建つ精神科専門の病院です。地域住民の心の健康を支える「患者さまの最善のパートナー」として、急性期医療から慢性的な認知症ケア、思春期外来にいたるまで幅広くサポートしています。
今回は、この医院でいつも元気に笑顔で働くベテラン看護師2名を招いてインタビュー。精神科医療ならではの看護師としてのやりがいやお給料のこと、職場の雰囲気、お休み事情など、いろいろなホンネを語ってもらいました。

話を聞いた人
看護部長 大田さん

看護部長 大田さん

病棟師長 高沢さん

病棟師長 高沢さん

目次

1.創立90年を超える精神科単科病院

自己紹介と「くまもと青明病院」の素晴らしいところを、それぞれ語ってください。

大田:

看護部長の大田理美子です。当院は創立1931(昭和6)年、熊本でも指折りの歴史ある精神科の単科病院です。当院の母胎となる「一般財団法人杏仁会」は、総合病院、内科病院、介護老人保健施設をはじめ、さまざまな医療・福祉施設を擁しており、県内外から広く信頼を得ています。

高沢:

病棟師長の高沢由紀と申します。立地は熊本市の中心部。同じ敷地内に系列の江南病院とデイケアセンターが隣接して建ち、包括的な医療福祉サービスを提供できるのが大きな強みです。

入職のきっかけを教えてもらえますか?

大田:

私はもともと国立系の病院に就職して、1年ほど消化器外科を担当していたんです。2年目に精神科に移動になって、それ以降は精神科一筋。今は「ユマニチュード」という言い方をしますが、当時から人格を尊重した支援を心がけています。

当院へは、定年退職した当時、マネジメントができる看護師を探していると聞いて、入職しました。実はまだ今年4月に入ったばかりの新人です(笑)。

高沢:

私も、看護師になってずっと精神科です。前の病院にいるときに結婚して、子どもができて、いよいよ子育てというときに仕事と両立するのが難しく一度仕事を辞めました。その後、子どもが預けられるようになってから、こちらの病院へ。当院には残業が少なくて、定時に帰れるのが魅力で再就職。知り合いからの評判もすごく良かったんです。それに、お給料面も以前の病院よりぐんとアップしました!

前はボーナスでも、子どものお小遣い程度だったんですが、今は仕事に見合った報酬をいただいています。毎月の基本給も、経験を考慮して設定してもらえて、モチベーションがあがりますよね(笑)。

精神科に苦手意識をもつ看護師さんもいるとか?

大田:

残念ながら、確かにそういう方はいますね。以前、働いていたときの同僚が、精神科の実習に行ったとき、突然、患者さんに追いかけまわされたことがあったそう。なので、「精神科は、ひじょうにイメージが悪いし、怖い」と話していました。

高沢:

すごい恐怖体験でしたね! 二度と足を踏み入れたくないのもわかりますが……。一端冷静になって、精神科の患者さんが、そのとき、どういう状態にあったのか考えてほしかったですね。

大田:

そう! どうしてその患者さんが、そういった行動をとったのか、その背景を知ることで支援の仕方も変わるし、奇妙な行動も府に落ちるというか。そのことを教えてくれる上司がいればよかったのにと思いました。

2.精神科で働くことの意義と喜び

プライドをもって精神科で働かれているんですね。

高沢:

私の場合は、すごく自分の性格に合っているみたいです。患者さんとのやりとりも、すごく好きですね。なので、転職しても選ぶのは精神科ばかり。

大田:

仕事がおもしろいですね。精神科は一般科のように、この処置をすれば、これくらいで回復するとか、結果が読めません。100人患者さんがいたら、その対応は100通り。その方の生活や家族、人生を知ることで、適切な対応を考えなければならない。大変ですが、やりがいがあるし、自分自身の生活にも生かされています。仕事を通して、深い学びがあるんです。

高沢:

奥が深い! 最近では、一般科でも心のケアにも注目するようになっていますが、まずは目の前の病気やケガを治療するのが先決ですし、最近は入院期間も短くなっているので、余計に心のケアはおざなりになりがち。そんなところに痴呆の患者さんが入院してくるとどうなるか。

大田:

「変な人」のレッテルを貼られることが多々ありますね。体は治って退院しても、精神面のケアが行き届かないのもあって、舞い戻ってくることも。

精神科の良さは、例えば認知症であっても、24時間365日ずっと病気の状態ではないんですよね。私たちは患者さんの健康な面を見て、ていねいなコミュニケーションをとりながら、行動の意味を考えアプローチしていく。毎日、その積み重ねです。

貴院は精神科の単科病院ですが、どういった働き方をされていますか?

大田:

精神科の病棟が4つあって、そこをローテーションで異動しています。1病棟は緊急対応が必要な急性期治療病棟、2病棟は精神科一般病棟、3病棟は認知症治療病棟、そして4病棟は慢性期の精神療養病棟です。それぞれ病棟で、対象となる患者さんが異なるので、看護の中身や治療方法も変わってきます。

高沢:

病棟によって対象患者様が異なるので、働きながら、さまざまなケースに対応するスキルが学べるのがいいところです。病棟ごとに業務にバリエーションがあるので、毎日新鮮な気持ちで仕事ができるような気がします。

これからの精神科医療の展望について、どうお考えですか?

大田:

今、認知症の方がひじょうに増えてきています。それと、2025年問題も迫っていますよね。これからは、一般病棟でも精神科のノウハウや技術は必要になるでしょうし、私生活でも自分が認知症のご家族を看ることもあると思うんですよ。ですから、仕事で学んだ精神科の知識やスキルは、今後必ず役立つし、社会のニーズも高まってくると思います。

高沢:

すでに、高齢化社会への準備は徐々に進んでいて、認知症サポーターを増やそうという動きも見られます。今は学校でも子どもたちが認知症について学ぶ機会が増えているそうです。もちろん、「精神科=認知症」ではないんですけど、精神科の看護師としては、もっと多くの方に心の病について知ってほしいと思っています。

3.ライフワークバランスがよい理由は・・・

仕事がお忙しそうですが、家庭と自分時間の充実はできていますか?

高沢:

ライフワークバランスは、ひじょうによいと思います。やっぱり小さなお子さんがいる方は、急な呼び出しや学校行事など、仕事を休んだり、途中で抜けたりしなければならないときがありますが、スタッフ同士すごく仲が良くて、チームワークもとれているので、上手にフォローし合って融通を付けています。私もナースママ経験者ですが、とくに子育て世代の方は、働きやすいと思いますよ。

大田:

准看護師から正看護師になるために、学校で勉強している人もいます。今年は実習中の方が3名、非常勤という形で働き続けていて、卒業後は正看護師の正職員として復帰する予定です。

高沢:

それぞれライフステージがあって、フルで働けないきがあったとしても、事務局と相談しながら、いろいろな働き方で繋いで、看護師を続けられるのがいいですよね。

残業は多い人で月3時間、有給休暇の消化率は90%台と聞いています。

高沢:

残業については、救急の患者さんが来られることもあるため、たまに残って仕事をすることはあります。ですが、一般科よりは圧倒的に少ないため、多い人で月3時間くらい、運がよくて少ない人はゼロ。仕事が終わったあとの時間を有効に使えるのがいいですね。

大田:

お休みは、通常の有給休暇以外に、夏期休暇を6月から9月の期間に3日間取れます。入職初年度の方は、3日間は難しいかもしれませんが、年末年始は特別休暇が3日間取れます。みんな旅行に行ったり、実家に帰ったりして過ごしているようです。

高沢:

有給休暇も、半日とか2時間とかの単位で取得できるのがいいですよね。

その他、貴院の魅力を教えてください。

高沢:

まず給与面については、基本給や役職手当のほか、定着推進手当が支給されます。準看護師は10年間、正看護師は13年間、毎月のお給料に上乗せしてもらえる手当です。前の職場は昇給も少なかったので、この制度は本当にうれしいです。スタッフを適正に評価して、それを報酬に反映してくれるので、やる気もあがります。

大田:

当院は職員の定着率がここ数年90%超え。待遇のよさも理由の一つだと思います。

高沢:

スタッフ間のコミュニケーションも良好ですよ。コロナ禍があって、歓送迎会とかの宴会はめっきり減りましたが、今年はミニバレーボール大会がすごく盛り上がりました。毎週金曜、仕事が終わったあとの1時間、部署の垣根を越えて、さまざまなスタッフが集まって練習をしています。年齢も部署も関係なく、交流できるのが楽しいですね。

大田:

看護師だけでなく、精神保健福祉士や心理士、ドクター、事務スタッフ、多業種のメンバーと顔見知りになれるので、その後の仕事もスムーズに連携が取れるというメリットも。

貴院に求職しようと思っている方へ、メッセージを。

高沢:

精神科は、ちょっと怖いイメージがあるかもしれませんが、まったくそんなことはありません。わからないことがあっても、しっかり研修しますし、スタッフ一同でフォローします。もっとスキルアップをと望む方は、大学進学や社外研修の受講も全面的にバックアップしますので、ぜひ入職を検討してください。見学のみでも大歓迎です。

大田:

今後は、管理者を育てていきたいと考えています。私自身、認定看護管理者の資格を取得していますが、経営や管理という視点で看護を見ることによって、見えてくる世界が広がります。もちろん、精神科初心者の方も、現場経験の豊富なスタッフがしっかりフォローしますので、安心して飛び込んできてください! 心よりお待ちしております。

プライベートも大切にしながら精神科医療のやりがいを感じてみたい、という方は一般財団法人杏仁会くまもと青明病院 への応募を是非ご検討ください。


セカンドラボ株式会社

URL:https://note.com/2ndlabo/n/n6565a29f667f

2022年4月よりセカンドラボ株式会社に入社。主に病院を中心に医療介護向け求人メディア「コメディカルドットコム」の営業・採用課題のサポートを行う。

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