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子育てやキャリアアップの後押しで長く働ける環境を。充実した福利厚生も魅力|ゆめの園りあん若葉 特別養護老人ホーム

  • 更新日
投稿者:小松 和貴

東京都板橋区にある「ゆめの園りあん若葉 特別養護老人ホーム」は、高齢者福祉施設や障がい者福祉施設、子育て支援施設などが同じ建物に併設されたゆめの園若葉の一部門です。定員120人(ショートステイは20人)のユニット型特養で、科学的な根拠に基づくケアによって身体機能の回復を目指す「科学的介護」を取り入れています。

施設を運営するのは、社会福祉法人ハッピーネット。高齢者支援や障がい者支援、保育を軸に、東京都や埼玉県で多数の事業所を展開しています。

その一方でスタッフが働きやすい環境整備も重視し、福利厚生の充実やワーク・ライフ・バランスの実現に力を入れてきました。その結果、埼玉県の「多様な働き方実践企業」で最高ランクの認定を受けた他、東京都内の事業所は「TOKYO働きやすい福祉の職場宣言」にも参加しています。

今回は、ゆめの園りあん若葉・副施設長兼マネージャーの作本さんと、採用担当の山元さんにインタビュー。さまざまな面から職場の魅力を語っていただきました。

目次

1.目指すのは「お世話型介護」からの脱却

「科学的介護」の目的やメリットについて教えてください。

作本さん:

従来の介護は、介助者が身の周りのことを何でもやってしまう、いわゆる「お世話型介護」が主流でした。私たちが目指すのはそこからの脱却です。利用者さんが本来持っている力を最大限に活用することで、できる限り自立しながら豊かな生活を送れるようにサポートします。

当施設では「おむつからの自立」「歩行の再獲得」「常食での食事」という目標を掲げ、高齢者生理学の理論に基づいて「水分」「運動」「排泄」「栄養」の4つを重視したケアを実践しています。具体的には、1日に1,500mlの水分摂取を促したり、歩行器などを活用しながら可能な限り運動の機会を増やしたりするなどの取り組みがあります。

科学的介護を始めてから3年ほど経ちましたが、少しずつ改善が見られる利用者さんも出てきました。例えば、長く寝たきりだった方が椅子に座れるようになったり、介助が無いと食事できなかった方が自分でスプーンを口に運べるようになったり……。

一つひとつは小さな改善かもしれません。しかし、そのような利用者さんの姿を近くで見られるのは大きなやりがいですね。

また、利用者さん自身も目標を持って頑張れるようなアプローチが大切だと考えています。「○○に行きたい」とか「○○を食べたい」というような希望を日ごろの会話の中でヒアリングして、「じゃあそのためにも少し歩いてみましょう!」と背中を押せるようなお声掛けを心がけています。

2.こまめなコミュニケーションで風通し良く

スタッフの働きやすさのために、力を入れていることや工夫していることはありますか?

作本さん:

上司と部下でしっかりコミュニケーションを取れるようにしたいと考え、10日に1回ほどの頻度で「1on1ミーティング」の機会を設けています。上長が常勤のスタッフ全員とマンツーマンでミーティングし、業務に関する相談に乗ったり、聞き取った内容をもとに施設の改善につなげたりします。

子育て中のスタッフへの支援などはありますか?

作本さん:

事業所内に保育所を併設しています。赤ちゃんを預けながらパートで働き始め、子どもが大きくなったのを機に常勤になったスタッフやユニットリーダーに昇進したスタッフもいますよ。事業所内に保育所があることが長く働くきっかけになっていると感じ、うれしくなりますね。

スタッフから「できれば自宅近くの保育園に預けたいが、落選してしまったら職場の保育所に預けてもいいか?」と相談されることもありますが、もちろんOKです。いわば最後の砦ですね。こちらとしても「ダメだったら連れておいで!」と言えるのはありがたいです。

ちなみに、育休の取得率は法人全体で100%。復帰後の働き方も柔軟に対応しています。

実際に働くお二人の目線で、「これは助かる」とか「ありがたい」と感じるおすすめポイントはありますか?

作本さん:

小さいことですが、施設内に自販機が充実しているのがうれしい点ですね。ドリンクだけでなく、カップラーメンなども買えますよ。置き菓子も設置されています。

山元さん:

スーパーの移動販売も週に1回敷地内に来てくれるんです。スタッフが昼食などを買う他、デイサービスの利用者さんがちょっとした買い物をして帰ることもあります。近隣住民の方々も多くいらっしゃいますよ。

3.将来像を描きやすい明確なキャリアパス

キャリアアップに向けた支援などはありますか?

作本さん:

資格取得を応援するお祝い金制度があります。介護職員初任者研修や介護福祉士実務者研修、そして介護福祉士など、取得した資格の種類に応じて3万~5万円が支給されます。

当法人では、キャリアパスがしっかりと明示されているのが特徴的ですね。勤続年数や立場に応じて求められる素質や業務における目標を明確にし、その達成に向けて段階的にキャリア研修を開いています。

また、一つの事業所である程度の年数を勤務した後に、違う部署や施設へ異動できるキャリアチェンジ制度もありますよ。例えば、高齢部門で経験を積み、障がい部門に異動することなどが可能です。

新しく入職したスタッフが独り立ちするまでのフォロー体制について教えてください。

作本さん:

1つのシフトにつき、少なくとも3回はOJT研修を実施するようにしています。

当施設では10人の利用者さんを1ユニットとしており、現場スタッフは2つのユニットを受け持ちます。片方のユニットの早番でOJTを3回やったら、もう片方の早番でもOJTを3回。その次は、遅番でのOJTを3回×2ユニットというイメージですね。

介護未経験の場合、これだけでスムーズに独り立ちというわけにはいきません。先輩スタッフや上長が目配りしながら、必要に応じてOJT期間を調整します。一方で、介護の経験が長く、不安なく業務を任せられると判断すれば、OJT期間後すぐに1人で現場に入ってもらうこともあります。

ただ、イレギュラーな出来事も多い仕事なので、最初から100%完璧にこなすのは難しいと思います。まずは基本的なことや必須なことだけ覚えてもらい、あとは実践しながら慣れていただければ大丈夫です。

科学的介護に関しても研修などがあるのでしょうか?

作本さん:

外部の専門家を月に1度招き、ユニットリーダー以上のスタッフを対象とした勉強会を開催しています。科学的介護の理論や計画の進め方、それに伴う介護技術などを学び、ユニットリーダーから一般スタッフに伝達します。

4.答えが無いからこそ、試行錯誤する面白さ

入職を決めたきっかけは何でしたか?

作本さん:

私は10年ほど前に新卒で入職しました。幅広い挑戦ができそうで、面白そうな会社だと思ったのが決め手になりましたね。

ゆめの園若葉は、もともと小学校があった場所に建てられています。就活当時はまだ建物が完成しておらず、小学校の校舎が残っている状態でした。そこを就活で訪れた時に、「ここにできる事業所は、高齢者や障がい者、小さい子どもたちまで、いろいろな人を支える場となる」と説明してもらい、すごく興味が湧いたんです。

山元さん:

私は当施設がオープンしたのとほぼ同時期に、事務スタッフとして中途で入職しました。一番の決め手は、ずばり自宅からの通いやすさです。他にも自転車通勤のスタッフは多く、施設周りの駐輪スペースはぐるっと自転車で埋め尽くされていますよ(笑)。

お仕事の中で、やりがいや面白さを感じる瞬間はありますか?

作本さん:

介護は答えのない仕事で、悩みは尽きません。そのような中でも自分ができることを試行錯誤するのが、この仕事の醍醐味だと思います。

現在は副施設長という立場ですが、利用者さんをうまく支援できなかったと反省することは今でもよくあります。それを他のスタッフにも相談しながら、さまざまな手だてを考えて仕事に生かせるのが面白いですね。

山元さん:

私たちは法人も施設もまだ発展途上で、試行錯誤しながら変化や改善を重ねている段階にあります。科学的介護への挑戦もその一つですね。みんなで議論しながら良いサービスや良い施設を作り上げていけるのは、大きなやりがいになるのではないでしょうか。

職場の雰囲気はいかがですか?

作本さん:

普段お仕事をしていると、どうしても大変なことや心が折れそうになる瞬間がありますが、そんな時に親身になって話を聞いてくれる人や助けてくれる人がいる職場です。困っていることも相談しやすい雰囲気があって、ありがたいですね。

山元さん:

元気で気持ちの良いあいさつができるスタッフが多く、施設を訪れた外部の方からもよくお褒めの言葉をいただきます。社会人として基本的なことですが、とても大事なことですよね。

最後に、どのような人と一緒に働きたいですか?

作本さん:

最初から高いスキルや能力がある人を求めているわけではありません。弱音を吐きながらでも、周りと一緒に頑張って成長できる人が一番ありがたいと思っています。技術や考え方は、後から身についてくるもの。無資格・未経験の方でも大歓迎です。

ただ、科学的介護に関しては、介護の経験が長い人ほどギャップが大きいようです。当施設では他にも、例えばお掃除ロボットを導入するなど、新しいものを取り入れることがよくあります。このような新しい取り組みを柔軟に受け入れ、ともにチャレンジしていただける方だとうれしいです。

山元さん:

私も、技術面は入職の時点ではそこまで必要ないと考えています。一緒に働く人と意見が違っても、話し合いながらやっていける人と働きたいですね。そして、利用者さんに敬意を持って接することができるかどうかが何よりも大切だと思います。

科学的介護の実践、答えが無いからこそ面白い介護の仕事に興味を持って頂けた方は、ゆめの園りあん若葉 特別養護老人ホームへの応募を是非ご検討ください。


セカンドラボ株式会社

URL:https://note.com/2ndlabo/n/n6565a29f667f

2022年4月よりセカンドラボ株式会社に入社。主に病院を中心に医療介護向け求人メディア「コメディカルドットコム」の営業・採用課題のサポートを行う。

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