若手も活躍しやすい職場 賞与は実質年3回で充実の待遇|社会福祉法人 靖和会
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埼玉県狭山市や入間市で特別養護老人ホームを運営している「社会福祉法人 靖和会」。大規模な法人のため、複数の施設で様々な役割があり、若手もリーダーなどの役職に就いて活躍する機会が多いといいます。地域貢献活動や、施設での無料ランチデーなどのイベントもあり、職員同士の仲が良いのも特徴です。
「社会福祉法人 靖和会」は、資格取得の費用補助などの支援も充実している上、キャリアアップのチャンスも多いため、介護のスキルを高めながら働きたい人にぴったりの職場です。子育て中の職員が働きやすいよう、時短勤務の延長制度もあるため、ライフステージが変わっても長く働きやすい職場環境です。
目次
1長期休みには、職員の子どもの預かりも
――靖和会はどのような社会福祉法人ですか。
いずれも埼玉県狭山市の「つつじの園」「第二つつじの園」、入間市の「入間つつじの園」の3つの特別養護老人ホームなどを運営しています。大規模な法人ですので、安定してお仕事をしていただけます。「笑顔・清潔・まごころ」を大切に、職員一丸となって心の通う介護を行っています。
職員の皆さんは、どのような方が多いですか。法人の雰囲気を教えてください。
基本的にお世話好きのおせっかいさん、人が好きな人が多いと思います。施設でのイベントが多く、年齢層が全体的に高いこともあり、職員同士の仲は良いです。お昼ご飯も一緒に食べていることが多いですし、人間関係が嫌になって退職する人はほとんどいません。
入間つつじの園では週1回、近所の農家さんが野菜を安く販売してくれる日がありますし、近所の農家さんからいただいた野菜を使った年3回の無料ランチ、月1回ほどの100円ランチといった楽しいイベントもあります。こうした場には、普段お世話になっている業者さんやボランティアの方々もお呼びしています。
職員同士はもちろん、地域の方との交流も深まりそうですね。
野菜販売の日には、若い職員がベテランの職員に「このお野菜はどうやって食べるんですか」と聞いたり、お料理好きな職員が、普段あまり料理をしない職員に調理方法を教えてあげたり、といった光景がよく見られます。こうした機会を通じて仕事以外の世間話が生まれ、会話が多い職場になっていると感じています。
年3回の無料ランチは、季節ごとに様々な趣向がこらされています。4月は資格試験に合格した職員を祝うくす玉も用意して、皆で盛り上がりますし、夏は農家さんが持ってきてくださるキュウリやナス、トマトなどの夏野菜を使った料理で暑気払いをします。
地域貢献活動も盛んだそうですね。
はい、地域に根差している入間つつじの園独自の取り組みをご紹介します。入間つつじの園は近くの小学校、中学校と連携し、施設内の空き部屋を利用して子供の居場所づくりに取り組んでいます。
毎週土曜日には学習支援のボランティアの方々による無料学習塾が開催されていますし、春、夏、冬の長期休みには、職員の子どもを預かっています。
それは子育て中の職員にとっては助かりますね。
預かるだけでなく、子どもたちに楽しい時間を提供できるよう、工夫しています。子どもたち同士で食事を作ったり、近所の農家で収穫体験をしたり、フラワーアレンジメントやペーパークラフトの講座を受けたりといった機会も多く、子どもたちも楽しんでいるようです。
特別養護老人ホームらしく、子ども向けの認知症サポーター教室を開いたり、お世話になっているヤクルトさんにお願いをして、食習慣や生活習慣について楽しく学ぶ「おなか元気教室」を実施したりもしています。
また、夏休みの最終日にはお祭りもあります。今年のお祭りにも地域から25人の子どもたちが集まり、とてもにぎやかでした。
ちなみにボランティアは、中学校からも来ていただいています。子どもたちの見守りのほか、お年寄りの散歩やレクリエーションのお手伝いもしてもらっています。
地域貢献活動を通じて、法人への良い影響もありましたか。
職員の子どもを預かる取り組みを魅力的に感じていただき、ここ最近、小学生の子どもがいるシングルマザーが新たに2人、入職してくれました。
地域貢献活動としてはほかにも、フードバンクに週1回、2人の職員をボランティアとして派遣しています。職員にとっても普段と違う環境で活動できて気分転換になりますし、地域の方たちのお話も聞ける貴重な機会になっています。
2.法人全体で柔軟な異動が可能
――どのようにキャリアアップを実現できますか。
当法人の職員の平均年齢は51歳ですが、学歴や年齢にかかわらず、積極的な姿勢で仕事に臨んでいただければ、若い世代でも活躍できます。
熱い思いを持って介護をしている職員や、施設の方針に沿ったやり方に柔軟に対応できる職員に対しては、若くてもリーダーなどの役割をお任せすることもあります。
施設を越え、法人全体でポストの情報も共有しているので、若手職員には「こちらの施設で生活相談員の枠が空いたら、やってみないか」と打診するなど、若手も様々な役割を果たせるよう工夫しています。
もちろん、ライフステージの変化や家族の事情などで働き方を変えたい場合も、法人内での異動の希望を出すことができます。柔軟な働き方ができるので、長く勤務していただけます。
スキルアップの支援制度はありますか。
当法人では資格取得の支援をしているので、現在、無資格者はゼロになっています。無資格の方が入職した場合は、年に1回の実務者研修を必ず受講していただきます。この費用は全て法人が負担します。今年は6人ほどが受講しました。
介護福祉士の資格に関しては、取得できた場合に受験料を法人で負担します。ケアマネージャーについても、合格した場合は受験料と研修費を法人が出します。
ケアマネージャーは研修の日数が多いため、研修の日は全て出勤扱いとし、業務時間内で研修を受けられるようにしています。ただ、いずれも当法人で3年間勤務することが条件になっており、それよりも前に辞める場合は、月割り計算で返金していただいています。
3.賞与は実質年3回 残業もほぼなし
――職員の皆さんのワークライフバランスはいかがでしょうか。
女性、子育て経験者が多いこともあり、子育てと仕事を両立する大変さには理解がある職場です。子どもの具合が悪くて休む職員がいても、皆快く受け入れています。
そんな雰囲気もあって、産休や育休を経て職場復帰する社員も多いです。今年度は育休から復帰した職員が2人、産休中の職員が3人います。昨年度も育休から復帰した職員が4人いました。
当法人独自の取り組みとして、時短勤務を子どもの小学校入学まで認めるという制度もあります。長く勤務しているなどの貢献、能力が認められる職員に関しては、申請があれば子どもの小学校入学前まで時短勤務を認めています。実際に今、幼稚園児をもつ職員2人が時短勤務をしています。
出産前も、おなかが大きくなっても働ける仕事の内容に変えるので、安心して働いていただけます。夜勤から外したり、トランスをさせなかったりという配慮をしているので、出産ギリギリまで仕事できる環境は整っています。
残業の状況はいかがですか。
入間つつじの園に関しては、6月までは残業がゼロでした。今は少し人手が足りない時期で、半分くらいの職員が月4~5時間残業していますが、常に残業は少ない状況です。
給与・賞与の待遇面はいかがでしょうか。
事業所の介護職には処遇改善一時金の支給が毎年あるため、年2回の賞与と合わせ、実質3回の賞与が与えられるイメージを持っていただければと思います。
処遇改善一時金については、この2,3年は6月に14万~15万5000円ほど支給しています。賞与についてもこの25年間、規定より下げたことはなく、月給の3.9ヶ月分支給しています。
4.ルール変更にも柔軟に対応し、改善できる人材を
――求める人材像について教えてください。
介護職員を募集しています。入間つつじの園では社会福祉士や主任ケアマネージャー、特養看護師も募集しています。
社会福祉法人靖和会は求める人材像を3つ掲げています。まず、素直な気持ちをお持ちの方です。福祉の世界では、現場のルールや介護保険の制度がコロコロ変わります。変更されたルールや制度を素直に受け止めてほしいと思います。
そして2つ目に、時代に合わせて柔軟に対応できる方を求めています。ルールの変更を受けて、どうしたら利用者さんに安全に、穏やかに生活していただけるかを考えてほしいと思っています。
そして最後に、勉強熱心な方だとうれしいです。常に目標を持って勉強していく姿勢が大切です。「介護福祉士の資格を取ったから、もういいや」ではなく、介護福祉士の資格を取った後、ケアマネージャーになりたいのか、現場での介護を続けたいのか、生活相談員をしてみたいのか、など自分なりに考えて目標を決め、次に向かう勉強をしてください。もちろん、勉強とは資格を取ることだけではありません。変更されたルールや新たな介護保険制度を学ぶことも勉強の一部です。
入職を考えている方へのメッセージをお願いします。
これからは入居者さんファーストではなく、職員ファーストの観点を大切に、施設運営のルールを変えていこうとしています。職員に長く仕事を続けてもらえるような、働きやすい環境づくりを目指していきます。