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那覇からもアクセス◎子育て世代が多い職場ー沖縄の医療福祉を支える病院で働く|医療法人正清会 久田病院

  • 更新日
投稿者:小松 和貴

今回のインタビューは、医療法人正清会 久田病院の看護部長 大城さんです。50年以上もの間、沖縄の精神医療を支え続けてきた久田病院は、時代とともに変化する精神医療のニーズに応えながらも、子どもへの福祉活動に力を入れてきました。

2020年には、経済的な事情で夢を諦めざるを得ない子ども達のために「無料塾」を開設。病院での勤務が終わった後に、職員が無報酬で勉学を教えています。

久田病院は子育て中の職員にも理解があり、「子どもの学校行事にはすべて参加してきました」という大城さん。無料塾をはじめとした福祉活動への想いや、笑顔あふれる職場の雰囲気について、たくさんお話を伺いました。

目次

1.子供たちの夢と沖縄の医療福祉への想い

無料塾について詳しく教えてください。

はい。2020年6月に事務長の久田が開設した無料塾には、ふたつの想いがあります。 ひとつは、経済的理由で医療への夢を諦めざるを得ない学生を後押ししたいという想い。もうひとつは、看護師をはじめとした医療従事者の育成が、沖縄県全体の重要な課題だと認識したためです。

もともと塾講師であった事務長の久田には、「いつかまた学生たちに勉学を教えたい」という夢がありました。そんな中、コロナ禍での医療崩壊や経済の衰退を目の当たりにし、沖縄のために行動を起こすには「今しかない」と感じたようです。今では事務長の熱い想いに心を動かされた私をはじめ、看護部の職員たちも協力して学生たちに勉学を教えています。

どのような方が対象で、どんな指導をされているのでしょうか?

主に看護学校を目指す学生が対象です。高校3年生が最も多いですが、医療の道を志す社会人の方もおり、年齢層は幅広くさまざまな方が学んでいます。

授業は私たちの通常勤務が終わった平日の夕方からです。個別の添削指導などは予約制で対応し、可能な限り生徒に向き合えるよう努力しています。

本当に忙しい毎日ですが、みなさん学校や仕事の合間を縫って熱心に勉強しています。そんな姿を見ると、私たちも彼らの夢を本気で応援してあげたくなるのです。

これまで4年間で63名が看護学校に合格しました。地元紙をはじめメディアにも取り上げていただくことが増え、医療に生きる者としてこの活動はとても誇らしいです。

私たちの目的は、単に合格者を増やすだけではありません。生徒たちが看護福祉への理解を深め、明確な目標を持って進学していく姿を見ると、この活動の意義を強く感じます。立派な医療従事者になり、これからの沖縄の医療を支えていって欲しいですね。

2.チームワークの良い職場

職場や職員の方々はどんな雰囲気ですか?

明るい職員が多く、とても楽しい職場です。休日にはゴルフやマラソン大会に一緒に参加することもありますね。仕事以外でも交流があるので、職場のコミュニケーションもスムーズです。

職員同士の仲の良さやチームワークの良さは、業務中のどのような時に感じますか?

精神医療では患者さんの発言をはじめ、身振りや手振り、ちょっとした表情の変化を見逃さないことが重要です。そのためには、職員同士のコミュニケーションが欠かせません。

私たちは日々の情報共有はもちろん、ちょっとした気づきも気軽に共有しています。職位や年齢関係なく気さくに話し合える雰囲気は、久田病院が長年かけて培ってきた良い文化だと思います。

3.子育て世代も「働きやすい」

子育て中の職員への配慮はありますか?

育児休暇制度や復職後の時短勤務などがあり、子育て中の職員にはとても働きやすい職場です。また、出産予定のスタッフとはメンタルケアを兼ねて定期的に面談を行なっており、出産後も安心して勤務できる体制を整えています。

私自身4人の子育てをしながら働いてきましたが、子どもの学校行事にはすべて参加できました。そのくらい子育て中の職員に理解があり、協力的な職場です。

子育て中の職員が働くにあたって、病院周辺の環境はいかがですか?

とても良い環境だと思います。近年は道路も整備され、那覇からのアクセスも良くなりました。また、那覇市のベッドタウンである西原、与那原、南城なども通勤圏内ですし、周辺には保育施設や学校も充実していますので、子育て世代にも住みやすいエリアではないでしょうか。

4.精神科医療の未来を担う人材を求めて

どのような方と一緒に働きたいですか?

患者さんの身になって、患者さんの気持ちを理解しようと努められる人と一緒に働きたいですね。精神医療では、患者さんの些細な変化や言葉にならない思いを読み取る力が求められます。これが精神医療特有の難しさであり、これは経験を積まないとできるようにはなりません。

かといって私たちは経験豊富な即戦力を求めているわけではなく、むしろ精神科での経験がない方を歓迎しています。というのも、精神医療は日々進化しており、患者さんへの接し方や看護の役割なども常にアップデートされています。そのため、新しい視点を理解でき、柔軟に取り入れられる方の方が相応しいと考えているのです。

もちろん、経験者の方にも個別のニーズに合わせた研修プログラムが用意されていますので、久田病院の理念に共感していただける方からのご応募をお待ちしています。

最後に、求職者へのメッセージをお願いします。

医療法人正清会 久田病院は、患者さんだけでなく職員一人ひとりも大切にする病院です。仕事と私生活のバランスを大切にし、和やかな雰囲気で働きたいという方にはぴったりな職場だと思います。

精神科医療は確かに難しい面もありますが、患者さんの社会復帰を見守る喜びは何物にも代えがたいものがあります。また、チーム医療の中で、他職種の方々と協力しながら患者さんを支える経験は、看護師としての視野を大きく広げてくれるのではないでしょうか。


セカンドラボ株式会社

URL:https://note.com/2ndlabo/n/n6565a29f667f

2022年4月よりセカンドラボ株式会社に入社。主に病院を中心に医療介護向け求人メディア「コメディカルドットコム」の営業・採用課題のサポートを行う。

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