充実した資格奨励制度でスキルアップ◎柔軟な働き方も応援｜社会医療法人財団白十字会 佐世保中央病院

1.学び多い環境で成長を応援

総合病院という職場ならではのメリットは何でしょうか？

山口さん：

やはり、診療科の幅広さでしょうか。さまざまな症例を経験できるため、学びは多いですよ。異動は、基本的に本人の希望を優先しますが、成長のきっかけにもなりますので、異動の理由を伝え、ヒアリングしながら調整します。また、当院は二次救急に対応する病院ですが、循環器内科や脳神経外科、心臓血管外科など一部の診療科では三次救急に近い治療を提供しています。それを間近に見ながら経験を積めるのも、大きなやりがいになると思います。

スキルアップに向けた支援制度はありますか？

山口さん：

特定の資格に合格したりエントリーしたりすることで、受講費や交通費などの助成が受けられます。例えば、BLSやACLS、認定看護管理者、認定看護師などの資格取得を目指せます。特に、認定看護師を志す方にはおすすめですよ。認定後5年間は当院で勤務することを条件に、受講費はもちろん、テキスト代や交通費、住居費などの経費も全額補助されます。研修中は給与も出るため、安心して勉強に集中できます。

資格取得後は看護の質向上に向けて活動をし、一部の資格には手当もつきます。この他、独自に創設した法人内認定制度もあります。医師や専門資格を取得した看護師から1年間の講習を受け、テストに合格すれば認定される仕組みです。医師の説明の一部を支援する「説明支援ナース」や、栄養管理のサポートに長けた「NSTナース」などの9分野があります。

新人スタッフへのフォロー体制について教えてください。

山口さん：

初心者に対しては、実地指導者がサポートにつき、ラダー教育課程にしたがって研修を進めます。さらに、教育担当の課長と次長が定期的に面談。日ごろの課題をしっかりと聞き取って部署内で共有し、スタッフ全体で支える体制を作っています。中途採用の場合、急性期の経験は人それぞれです。各自の経験やスキルに応じてフォローできるよう、こまめな声かけを欠かさないようにしています。部署ごとの教育体制をきちんと整えているので、ご安心くださいね。

また、2016年からはPNS（パートナーシップ・ナーシング・システム）の看護体制です。新人と先輩がペアとなって複数の患者さんを担当するもので、患者さんの安心にもつながります。PNSを導入したことで、新人スタッフからは「相談相手が固定されるから安心できる」といった声が聞かれますね。一方で先輩スタッフにとっても、パートナーのサポートをする中で知識の振り返りができます。お互いが成長し合える良い環境ができているのではないでしょうか。

2.多様な勤務形態が魅力、法人内異動も

スタッフの働きやすさの面で力を入れていることはありますか？

山口さん：

当院ではパートの看護師も多く活躍中です。自身のライフスタイルに合わせた多様な働き方ができるよう、勤務時間や日数などはかなり柔軟に対応しています。

希望すれば法人内の他施設に異動できるのもメリットです。例えば、当院で急性期医療を学んだのち、訪問看護ステーションや回復期リハビリテーション病院に異動してキャリアアップにつなげている例があります。また、当法人では福岡県福岡市でも病院や施設を運営しているため、ご主人の転勤に伴ってそちらに異動したスタッフもいますよ。

当法人では総合人事制度を取り入れているため、給与はそのままの状態で異動できます。職場が変わってもキャリアが途切れないのは大きな魅力ですね。

実際に働く中で、「これは助かる！」と感じるサポートなどはありますか？

山口さん：

保育所が完備されているため、子育て中のスタッフは大助かりですね。24時間365日対応なので、夜勤時でも預けられます。病児保育室も院内にあるため、休憩時間に様子を見に行くこともできますよ。

他にも、誕生日にはクオカードがもらえたり、法人負担の制服クリーニングを利用できたり、レジャー施設などをお得に利用できる福利厚生サービスがあったり……。細やかなところまで充実していると思います。

職場の雰囲気はいかがですか？

山口さん：

前向きで、団結力がある職場です。全国的に問題となっている看護師の人手不足は、佐世保中央病院でも例外ではありません。しかし、人手が少ないからこそ仲間意識や向上心が生まれるのかなと感じます。「先輩が頑張っているから自分も頑張ろう」と、若手スタッフが空き時間などに勉強に励む姿をよく目にしますよ。

看護師の仕事は決して楽ではありません。それでも頑張れるのは、私たちを頼りにしてくれる患者さんがいるからこそです。看護師は、患者さんが24時間接する一番身近な存在です。自分たちのケアを通して患者さんの状態が良くなったり、感謝の言葉をいただいたりと、大変な業務の中でも喜びを感じる瞬間はたくさんあります。それを味わえている人ほど、この仕事を続けられるのかもしれません。

こうした看護の喜びややりがいを感じられる方と一緒に働きたいですね。そうした方々が、また新しく入ってくる方に生き生きと働く姿を見せていければ、さらに良い循環が生まれるのではないかと思っています。