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愛を大切に、チーム医療で患者さんの人生に寄り添う|医療法人社団ゆるぎない愛の会 中島内科クリニック

  • 更新日
投稿者:小松 和貴

神奈川県横須賀市の医療法人社団ゆるぎない愛の会 中島内科クリニックは、糖尿病をメインとした生活習慣病の診療が専門のクリニックです。専門性の高い医療を提供するため、医師や看護師、管理栄養士、臨床検査技師、事務スタッフが連携し、チームとして患者さんを支えています。

年中無休で診察を受け付ける他、土日や祝日にも健康診断を実施するなど、「ゆるぎない愛」をモットーとしたきめ細やかなサービスを展開。管理栄養士がほぼ毎日在籍して栄養指導をするなど、食事療法に力を入れているのも強みです。

今回は、中島内科クリニックの中島茂院長と芝田謙治事務長を取材。クリニックの運営で心がけている点の他、スタッフの働きやすさやスキルアップのために取り組んでいることなどを伺いました。

話を聞いた人
中島茂 院長

中島茂 院長

芝田謙治 事務長

芝田謙治 事務長

目次

1.モットーは「ゆるぎない愛」

「ゆるぎない愛の会」という法人名の由来を教えてください。

中島院長:

以前、筑波大学で教鞭をとられていた橋本佐由理先生を招き、当院の患者さんに対して心理療法によるカウンセリングをしていただいたことがあります。糖尿病の患者さんの中には、食事療法がうまくいかない自分に対してストレスを感じ、それが原因となって血糖値の上昇をきたしてしまっている人も多くいます。ところが橋本先生のカウンセリングを受けると、どの患者さんも血糖のコントロールが改善されました。

それを不思議に思って秘訣を尋ねたところ、橋本先生から返ってきたのが「患者さんへのゆるぎない愛」という答えでした。その言葉がとても印象的だったため、医療法人を設立する際に法人名として使わせていただくことにしました。橋本先生は、2018年に乳がんのためご逝去されました。しかし橋本先生からいただいた言葉は、現在でも当院の理念として受け継がれています。

患者さんの体の健康だけでなく、心の健康にもつながるような取り組みをしていらっしゃるのですね。

中島院長:

私は「糖尿病は人生」だと考えているんです。だから単に患者さんの病気を治療するだけでなく、人生に寄り添った診療を心がけています。当院では通常の診療の他にも、患者さんとのコミュニケーションを深められるようなイベントを開催中です。例えば、運動療法としてのウォーキング教室や体操教室などがあります。また、私自ら「人生相談室」を開き、健康に関すること以外にもさまざまな悩み事をお話しできる機会を作っています。

患者さんの体の健康だけでなく、心の健康にもつながるような取り組みをしていらっしゃるのですね。

中島院長:

それも全て患者さんへの愛が根底にありますね。収益は度外視です。この他にも力を入れているのが、地域の診療所(クリニック)同士の連携です。かねてから、大きな病院と地域の診療所が患者さんを紹介し合う「病診連携」という取り組みは進められてきました。しかしそれだけだと、大病院の医師が激務で疲弊してしまうんです。私自身も開業する前は大病院に勤務していたので、それを痛感していました。

そこで、まずは地域の診療所同士が専門の枠を超えて手を組み、患者さんの困りごとに的確に対応できる診療所を紹介し合う仕組みを整えてきました。その上で、より精密な検査や入院が必要な場合は、大きな病院を紹介します。現在、15人ほどの先生方から協力を得ていますよ。診療所同士の紹介の場合、煩雑な手続きや待ち時間がかからないのも患者さんにとってはメリットだと思います。こうした動きが、いずれ全国的に波及していけばうれしいですね。

2.休日はしっかり確保、スキルアップも全力でサポート

スタッフの働きやすさのために、力を入れていることはありますか?

芝田事務長:

当院は年中無休で診察していますが、だからこそスタッフが超過勤務にならないようにしっかりと配慮しています。週におよそ2.5日は休日を確保できるようにシフトを工夫し、有給休暇もほぼ全職員が消化できていますよ。

日曜や祝日に勤務した場合は休日出勤手当を支給します。また、日曜や祝日の勤務は午前中だけですが、代休は丸一日取れるようにしています。当院では非常勤のスタッフも多く働いているため、常勤のスタッフが休んでも補い合える体制が整っています。

スタッフの教育や研修制度などについて教えてください。

芝田事務長:

当院は専門性の高いクリニックなので、意欲的に学ぼうとする姿勢のスタッフが多いと感じますね。だから、何か勉強したいというスタッフに対しては全力でサポートする職場を目指しています。

例えば医療事務の場合、クラークの資格取得に必要な講座などの費用の半分を当院が負担します。また、看護師や栄養士、臨床検査技師などが研修会や勉強会などに出席する場合は、参加費を全額負担。学会で発表した場合は、全ての経費を充当します。

とはいえ、専門性のあるクリニックでの勤務は初めてというスタッフももちろんいます。そうしたスタッフに対しては、各々の職歴やスキルに合わせたレベルの研修を通してフォローしますので、ご安心ください。

どんな人と一緒に働きたいですか?

芝田事務長:

医療法人社団ゆるぎない愛の会 中島内科クリニックではチーム医療に重きを置いています。各職種のスタッフが一丸となって患者さん一人ひとりに向き合っていかなければなりません。それに共感し、チームワークや協調性を大切にしてくれる方と一緒に働きたいですね。また、当院の患者さんは高齢の方が非常に多いです。人生の大先輩に対し、優しく寄り添える思いやりのある方だとうれしいですね。まさに、患者さんへの「愛」という言葉に尽きます。


セカンドラボ株式会社

URL:https://note.com/2ndlabo/n/n6565a29f667f

2022年4月よりセカンドラボ株式会社に入社。主に病院を中心に医療介護向け求人メディア「コメディカルドットコム」の営業・採用課題のサポートを行う。

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