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「入居者ファースト」で思いやりのある、きめ細かなケアを提供。ホスピスだからこそ得られる仕事のやりがい|メディカルケアホーム四日市

  • 更新日
投稿者:小松 和貴

株式会社フレアスが運営するメディカルケアホーム四日市は、地域に根付いた医療特化型療養施設(ホスピス)です。28床という小規模な施設だからこそ可能なきめ細やかで安心・安全なケアを入居者様に提供にしています。

今回、メディカルケアホーム四日市で看護管理者を務める田嶋ユリヤさんに、施設の働きやすさや終末期医療に関わるホスピスならではのやりがい、職場にマッチする人物像などを伺いました。

話を聞いた人
看護管理者 田嶋ユリヤさん

看護管理者 田嶋ユリヤさん

目次

1.スタッフ同士が自立して仕事を分担。休みが取りやすい職場環境

「メディカルケアホーム四日市」の働きやすいところは?

田嶋さん:

休暇が取りやすいところが挙げられます。例えば、時間単位で休暇を取得できる「時間有休」をスタッフの皆さん、よく使ってくれています。私自身も時間有休を活用しているため、スタッフも抵抗感なく使えているのだと思います。子育て世代や、自身が通院したいスタッフにとって、時間単位や半日単位で柔軟に休暇を取得できることは働きやすさにつながっていると感じます。

休暇で不在となったスタッフの仕事は他の人に割り振りますが、そのためにトラブルが起こるようなことは、この施設では100%ありません。なぜなら、スタッフ全員で30人程度の施設ですので、お互いの家庭環境や事情をよく理解しています。そのため、誰かが早退するとなったら、管理者の私が言うまでもなく、スタッフ同士で「この仕事は私がもらうね」「私はこれをするね」と快く分担してくれます。

ほんとうに人間関係が良く、アットホームな職場なのだと感じます。

田嶋さん:

はい。謳い文句としての「アットホームな職場」ではなくて、一目見ていただければ伝わるほど、アットホーム感が強い職場だと思います。そのせいで、子どもに関する悩みごとなどスタッフ同士の雑談が長引いてしまうこともあるくらいですね。そんな時は私が定期的に「そろそろ時間だよ……」と言いに行きます。するとみんながサーッと、波が引くように散っていきます(笑)

2.患者さんの終末期のステージに関わることの尊さ

続いて、「メディカルケアホーム四日市」のやりがいについてもお聞かせください。

田嶋さん:

ホスピスは治療を目的する施設ではなく、「病を抱えた人が最期のステージとして選ぶ場所」です。これまでの経験から、患者さんの終末期のステージに関われることは、ほんとうにすごいことだと感じています。

私は以前、急性期病院で勤務をしていました。急性期病院では「治療」と「ケア」が同時進行です。また、どちらが優先かと問われれば、「治療」が優先になります。例えば、患者さんの容態が悪くなって、お亡くなりの時期が近づくと、ご家族様に来てもらい、必要な処置をします。そして、お亡くなりになって間もなく新しい患者さんが同じ病床に入ってきます。そのようにして病床が回転するのは当たり前の光景です。

一方、このメディカルケアホーム四日市では、入居者様に「何がしたいですか?」と要望を伺います。「たばこが吸いたい」「お酒が飲みたい」と仰る人もいれば「死に際にどうしても会いたい人がいる」など、病院では叶えられないことを、私たちスタッフに言ってくださいます。

私たちスタッフは要望を実現するために、患者さんに関係する色々な医療従事者の方と段取りをつけて実現を図ります。そして、最期には亡くなられますが、ご葬儀やお通夜のあと、必ずご家族様が施設を訪ねてくださり、「ありがとうございました」と言ってくださいます。中には私の顔を見るなり、ボロボロと涙を流された方もいました。コロナ禍の状況で体に触れることができませんでしたが、「コロナの状況でなければ田嶋さんをハグしたかったです」という感謝の言葉をいただいたことは、今でも忘れられません。

3.「入居者ファースト」で、ゆっくりと寄り添ってあげたい気持ちをフルに活かせる職場

「メディカルケアホーム四日市」には、どのような人柄の人が合うと思いますか?

田嶋さん:

「入居者ファースト」「患者ファースト」という考え方の人です。そして、入居者様だけではなく、いっしょに働くスタッフなど周囲の人に対しても思いやりを持って仕事をしてくださる人。思いやりを大切にする気持ちが深まれば深まるほど、ホスピスはより良く運営されるのだと思います。

また、「業務としてしなければならない」という考え方ではなく、「この患者さんにしてあげたい」と考えてほしいと思っています。業務という意識ではなく自分の気持ちでやっている、と考えれば負担に感じないですし、相手にも愛が伝わると思うからです。

さいごに、この記事を読んでいる方へのメッセージをお願いします。

田嶋さん:

業務時間中でも、スタッフ同士やスタッフと入居者様のあいだなど、笑い声の絶えない職場です。あっちで笑い声が起きていると思ったら、こっちでも笑い声が起きて……ほんとうに笑い声が同時多発的で止まることがないんですよ(笑)

また、面接に来られる若い看護師の中には、今の職場で患者さんに寄り添えていないことに悩んでいる方が多いと感じます。看護師になったきっかけが「患者さんにこういうことをしてあげたい」という優しい気持ちからだったのに、「ナースコールを取ることで精いっぱい」みたいな忙しさに追われています。メディカルケアホーム四日市は、そうした「ゆっくりと寄り添ってあげたい」という優しい気持ちをフルに活かせる職場です。

最後にお伝えしたいこととしては、こうした施設はベテランさんが集まるイメージがあると思いますが、最近では若い世代のスタッフも増えています。育児休業明けのスタッフや育休中のスタッフもいます。ライフイベントを支援するための福利厚生制度が整っていますので、安心して応募してもらえるとうれしいです。


セカンドラボ株式会社

URL:https://note.com/2ndlabo/n/n6565a29f667f

2022年4月よりセカンドラボ株式会社に入社。主に病院を中心に医療介護向け求人メディア「コメディカルドットコム」の営業・採用課題のサポートを行う。

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