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「困ったらとりあえずうちに」。悩み多き子育てを支えるクリニックへ|あかちゃんとこどものクリニック

  • 更新日
投稿者:小松 和貴

東京都江東区亀戸にある「あかちゃんとこどものクリニック」は、2022年6月に開院しました。土日や祝日を含めて毎日21時まで診察を受け付け、患者である子どもたちやその保護者たちの困りごとに寄り添っています。

急な病気やケガはもちろん、食事や栄養面の心配事、心身の発達に関する不安など、保護者にとって子育てとは悩みの連続。そんな数々の悩み事に対して包括的に対応できるよう、あかちゃんとこどものクリニックでは各種教室や相談外来などの子育て支援事業に注力しています。

今回は、あかちゃんとこどものクリニック院長の山﨑幸太さんを取材し、子育て支援にかける想いや働きやすい職場づくりの工夫などをお聞きしました。

話を聞いた人
あかちゃんとこどものクリニック 山﨑先生

あかちゃんとこどものクリニック 山﨑先生

目次

1.多様なテーマの相談会や教室を開催

子育て支援のために、どのような取り組みをされているのですか?

山﨑先生:

理学療法士や作業療法士、言語聴覚士などのスペシャリストに相談できる場を設け、お子さんの心と体の成長を総合的にサポートしています。

例えば、言語の発達や心の発達に関しては、週1回ほどのペースで個別の相談外来を開いています。明らかに発達が遅れている兆候がある場合は、大きな病院でさらに詳しく調べて対処していくことになります。しかし実際には、そこまで明確に診断できない、いわゆるグレーゾーンの場合も少なくありません。

このようなグレーゾーンの患者さんに対しては、なかなか適切なケアが行き届いていないのが現状です。たいていの場合で対処法は経過観察にとどまり、発達の遅れが明確に認められた時にようやくケアにつながります。こうした患者さんに対してもっと具体的なアプローチを提供したいと考え、相談外来をスタートしました。本来は保健所が担っている領域を、より身近なクリニックでもできるようにしたいと考えています。

また、偏食などの食事や栄養面の悩みを管理栄養士に相談できる栄養相談外来も開いています。こちらもマンツーマンでじっくりと相談できますよ。この他、集団での教室も定期的に開催中です。例えば、離乳食の進め方や赤ちゃんの向き癖への対策、効果的なスキンケアなど、教室のテーマはさまざま。今後はねんねの教室や抱っこ教室、歯のケアに関する相談会なども検討しています。

本当に幅広く子育ての悩みに寄り添っているのですね。

山﨑先生:

困ったらとりあえずうちに相談してもらえれば、何かしらの提案ができる。そんなクリニックでありたいですね。だから、間口はできる限り広くしています。

「頭の形外来」を開いているのも特徴的ですね。こちらではどのような診察をするのでしょうか?

山﨑先生:

赤ちゃんの頭の骨はまだ軟らかく、向き癖などによって頭の形がゆがんでしまうことがあります。ゆがみが深刻な場合、外見に自信が持てなくなったり、帽子や眼鏡が装着しづらくなったりするなどの問題を抱えてしまうかもしれません。また、ごくまれに、向き癖のような外的要因ではなく病気が原因でゆがみが生じる例もあります。

こうした赤ちゃんの頭のゆがみを詳しく診察し、病気が原因でなければ、理学療法的なアドバイスや「ヘルメット療法」による矯正につなげています。ヘルメット療法はタイムリミットのある治療法なので、矯正の必要はあるか、効果はどれだけ期待できるかなども含めて診察します。最近は、他にも頭の形外来のある病院や専門のクリニックが増えてきていますよ。当院も現在は週1日の診察ですが、今後はさらに拡大していく予定です。

2.十分な人員確保で、ワークライフバランスも充実

土日祝日も遅くまで診察されていますが、スタッフの働きやすさのために工夫していることはありますか?

山﨑先生:

最大の特徴は、スタッフの多さですね。医師以外のスタッフは、非常勤を含め30人ほど働いています。一つのクリニックとしてはかなり多いのではないでしょうか。医師も、アルバイトなどのスポットで働く人を含めると20~30人くらい出入りしています。人員を十分に確保しているので、休みを取りやすいのが大きな強みです。リフレッシュ休暇や誕生日休暇、生理休暇などの制度も充実していますよ。

また、当院は未経験で入ってくるスタッフも多いため、メンター制度を導入しました。先輩スタッフが個別でサポートについて、実際に業務を進めながら段階的に指導していきます。それぞれのレベルに合わせ、ていねいにフォローする体制が整っています。職場の雰囲気も良いと思いますよ。スタッフ同士で一緒に食事に行ったり、飲みに行ったりすることもあります。

どういう人と一緒に働きたいですか?

山﨑先生:

子どもが好きなことは大前提ですね。そして、あかちゃんとこどものクリニックでは「優しさ」を何よりも重視しています。患者さんや保護者の方に寄り添い、安心を提供できる優しさのある人をお待ちしています。また、明るく前向きで、チャレンジ精神が旺盛な人だとうれしいですね。当院には、新しいことに積極的に取り組む土壌があります。現状維持で満足するのではなく、どんどん新たな挑戦ができる人には向いていると思います。

実は、私自身もクリニックとは別で事業を立ち上げているんです。医療の枠にとらわれず、起業などに挑戦したい人がいたら相談に乗るし、必要ならサポートもしていきたいと考えています。やる気さえあればいろいろなチャンスが転がっている、面白い職場だと思いますよ。


セカンドラボ株式会社

URL:https://note.com/2ndlabo/n/n6565a29f667f

2022年4月よりセカンドラボ株式会社に入社。主に病院を中心に医療介護向け求人メディア「コメディカルドットコム」の営業・採用課題のサポートを行う。

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