有給休暇消化率は97.6%、働きやすさが評価され複数の受賞歴あり|医療法人社団 五色会
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精神科や児童・思春期精神科、老年精神科、心療内科、内科、歯科を擁する「こころの医療センター五色台」をはじめ、病院や社会復帰施設、高齢者施設を運営する医療法人社団五色会(香川県坂出市)。ワークライフバランスが重視され、働きやすい環境が魅力。
専門的な精神科医療を提供する医療法人社団五色会は患者への思いやりはもちろんのこと、職員間の協力や優しさも大切にしており、職場はあたたかな雰囲気です。休日の取りやすさや残業の少なさ、充実した子育て支援が評価され、以下のような表彰・認定歴も。
・平成29年2月香川県第一号の「プラチナくるみん」
・高年齢者雇用開発コンテスト「厚生労働大臣表彰 最優秀賞」
今回は抜群の働きやすさが外部機関にも認められている医療法人社団五色会の、事務部長 玉川(たまがわ)さんにお話をお伺いしました。
目次
1.有休取得を積極的に働きかけ、取得率ほぼ100%を実現
職場の雰囲気はいかがですか。
玉川さん:
部署が同じかどうかにかかわらず、お互いに仲良く協力して働く雰囲気があります。職員同士がすれ違うときには「お疲れ様です」と声を掛け合う様子がよく見られます。就職説明会の際に高校生から「家族が勤めていて、雰囲気がよくて働きやすいと聞いた」と、うれしい言葉をかけていただいたことも何度かあります。
休日の数はいかがですか。残業はどのくらいあるのでしょうか。
玉川さん:
年間の休日数は土日祝日や年末年始、お盆を合わせて120日を超えています。そのうえで有給休暇の取得率も高く、昨年は97.6%でした。職員自身の都合で取得しきれなかったケースはありましたが、職場の都合で取得できなかったという方はいません。有給休暇の取得率が低い職員には、計画的に取得するよう積極的に働きかけています。
残業も少ないです。人を十分に配置したり、無駄な仕事を減らしたりと工夫を重ねており、大半の職員が定時で帰れています。仕事とプライベートを両立しやすい環境だと思います。
2.育休取得率は100%、時短勤務も子どもの小学校卒業まで
子育て中の職員への支援はしていますか。
玉川さん:
独自の取り組みとして、育休初日から7日間は通常の有給休暇とは別に、有給の特別休暇を取得できる制度を設けています。この特別休暇は対象の全職員が活用していますし、通常の育休も男女とも100%の取得率となっています。
育休から復帰後も、時短勤務は子どもの小学校卒業まで認めていますので、仕事と子育ての両立がしやすくなっています。金銭的な支援としては、五色会が運営する保育園に子どもが入園した場合は毎月1万円の補助を受けられる制度も用意しています。さらに、不妊治療に取り組む方は、治療を理由とした休暇を年3日まで取得できます。
こうした子育て支援を評価していただき、2017年には、厚生労働省が子育てのサポートに取り組む企業を認定する制度の中でも基準が厳しい「プラチナくるみん」の香川県第1号となりました。
長く働きやすい環境ですね。
玉川さん:
はい、育児などの家庭の事情で辞めるという職員はあまりいません。長く働いていただきたいので、勤続10年目以降は5年ごとに旅行券や特別休暇などのインセンティブもあり、「家族で楽しめる」と好評です。
定年は65歳ですが継続雇用制度もあり、能力や体力がある方は65歳以降も給与や役職が下がらず働けます。中には80歳の職員もいます。こうした取り組みが評価され、2019年度に厚生労働省が実施した「高年齢者雇用開発コンテスト」では最優秀賞をいただきました。
病院には人気のカフェもあるそうですね。
玉川さん:
障がい者が働くための場所として運営しているカフェがあり、地域の皆様にも週替わりのランチや窯焼きのピザが人気です。職員もリフレッシュできます。
3.教育担当者が日誌にコメントし、こまめにフォロー
入職した直後の職員へのサポート体制はいかがでしょうか。
玉川さん:
入職後は新入職員1人につき、教育担当者が1人つきます。知らない人ばかりの環境や、慣れない仕事への不安を少しでも解消するため、入ったばかりの職員が日々書く日誌に教育担当者がコメントする取り組みを続けています。週1回、教育担当者とは別の上司の面談の機会も設け、複数人の視点で新入職員をきめ細かくフォローしています。
どのような人材を求めていますか。入職を考えている方へのメッセージをお願いします。
玉川さん:
他の職員とともに仲良く協力して仕事ができる方をお待ちしています。五色会は「すべての患者に希望と笑顔を届ける。」というミッションを掲げています。その言葉通り、私たちとともに患者様に希望と笑顔を届けるような仕事をし、職員も「働いて良かった」「毎日が充実している」と笑顔になれるような職場環境を一緒につくっていきましょう。