休みの取りやすさ、風通しの良さ、充実した研修が魅力「出戻り」も多数|医療法人祥杏会 おもろまちメディカルセンター
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内科や外科、整形外科など多くの診療科を擁し、那覇市の中核病院として地域住民に医療を提供している、おもろまちメディカルセンター。「有休消化率100%」といった働きやすさや、外部研修受講時の給料が保障される制度など、同センターで働く魅力について聞きました。
目次
1.年齢・職種にかかわらず意見を言いやすい雰囲気
「患者様に寄り添い真心のこもった温かい医療」を掲げ、地域の医療機関や介護、福祉施設とも連携して充実した医療を提供する、おもろまちメディカルセンター。病院全体として風通しが良く、プライベートとの両立もしやすいため、働きやすい環境です。そのため、一度退職しても再び入職する「出戻り」の職員も多いそうです。
おもろまちメディカルセンターの雰囲気や魅力をお聞かせください。
名嘉さん:
風通しが良く、意見が通りやすい雰囲気があります。年齢や職種に関係なく意見を聞いてもらいやすいためか、遠慮せずに自分の考えや提案を言う人が多いと思います。それから、部門を越えた連携を進めていることもあり、職員同士の仲がいいですね。
城間さん:
たとえば外来では、内科に来た患者様が実は外科で診てもらう必要があった、というケースもありますが、異なる診療科の医師や看護師同士が密に連携して、患者さんの診療にあたっています。
職員のみなさんのワークライフバランスはいかがでしょうか。
名嘉さん:
センター全体として働きやすい職場を目指しています。現在、どの職種も有休消化率は100%です。そのほか、シフトに関しても基本的に、希望休は認められる体制になっています。
「働きやすい職場」ということを職員が実感しているということもあり、一度退職し他の病院で働いた後に、当院に再び就職する、いわゆる「出戻り」の看護師も過去に何人かいました。今年はすでに2人います。
2.入職後は先輩がきめ細かくフォローし、ストレス軽減
「出戻り」をした決め手は何だったのでしょうか。
名嘉さん:
「出戻り」をした看護師からは「人間関係が良いうえに、休みをとりやすく働きやすい」という声をよく聞きます。お互いに配慮し合いながら仕事をする雰囲気があるのだと思います。忙しすぎる病院だと、周りの目を気にして有給休暇や希望休をとりづらい雰囲気があるのでしょうが、当院では同僚同士でお互いにカバーし合っています。
病院は4週で休みが7日、というところが多いと思いますが、当院では、看護師に関しては以前から週休2日制を実現していました。昨年夏ごろからは、コメディカルや事務職も週休2日制になっています。週2日休める上に、自分や家族の予定があるときにも休みをとりやすいので、特に子育て世代の人は働きやすくなったと思います。
年間でみると、他の病院では休日が年80~100日のところが多いと思いますが、当院ではコメディカルや事務職については週休2日を実現した結果、年間休日が122日となっています。
城間さん:
個人への心理的ストレスがかかりにくくなっている、ということも魅力の一つだと思います。入職すると、夜勤に入り始めるタイミングはほぼ一緒という病院が多いと思います。たとえば、看護師が入職3ヶ月後から一斉に夜勤に入り始める、といったケースです。当院では、人によっては、まだ夜勤ができる状態ではないと判断すれば、夜勤に入る時期を先延ばしにしています。
それぞれのスキルや状態を上司や先輩がきめ細かくフォローしているので、まだ不安だらけなのに夜勤に入ることになってしまった、というストレスを感じることは他院より少ないと思います。
3.研修受講時の給料も保障し、スキルアップを後押し
職員のスキルアップはどう支援していますか。
名嘉さん:
研修計画を作成し、月に数回は院内全体の勉強会を開催しています。医療に関する知識や技術もそうですが、総務人事課からはマナー研修も実施しています。勉強熱心な職員が多く、積極的に参加している様子がみられます。
ちなみに、マナー研修というと、外部のマナー講師が言葉遣いなどを教える研修が多いと思いますが、当院では、心理学の知見も交えたオリジナルの研修を実施しています。自前で実施するからこそ、一般的な話だけでなく、具体的な患者様の事例を出して話をするので、イメージがしやすくなったり、自分ごととして受け入れやすくなったりします。
資格の取得や外部研修への参加への支援もありますか。
名嘉さん:
認定看護師の研修を受けさせると決めた方や、外部の研修を受ける方に関しては、勤務扱いとし、その分の給与を支払っています。
城間さん:
この制度を活用して認定看護師を取得した後3年以内は退職しないという約束をさせていただいていますが、その後、これまでに辞めた人はほぼいません。認定看護師の取得後も当院に満足して、そのまま活躍してくれています。
どんな人材を求めていますか。就職を考えている方へのメッセージをお願いします。
名嘉さん:
医療の現場は刻一刻と変化しています。指示されたら動く、言われたことだけやる、という姿勢ではなく、主体的に行動できる人を求めています。技術やノウハウも日々進歩していますから、学びたい、成長したいという方に来てほしいと思っています。
おもろまちメディカルセンターは前身の病院時代も合わせると、50年以上の歴史があり、30年以上勤務しているベテランもいます。ですが、現状が完璧とは思っていません。就職を考えている方には、一緒に病院をより良くしていきましょう、些細なことでも積極的に提案してください、と呼び掛けたいですね。