履歴書は西暦・和暦どちらで書けばいいの?正しい書き方を解説【和暦西暦早見表付き】
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履歴書を作成する際に、「西暦と和暦のどちらで書けばいいの?」と迷う方は多いでしょう。企業から特に指定がない場合、どちらを使用しても問題はありません。しかし、表記を統一しないと、書類の見やすさや企業側の印象に影響を与える可能性があります。
また、元号の略称や算用数字の使用ルールなど、履歴書の書き方には一定のマナーがあります。正しい記載方法を知っておくことで、誤解を防ぎ、採用担当者に良い印象を与えることができます。
本記事では、履歴書の西暦・和暦の使い方や正しい記載ルールを詳しく解説します。また、和暦と西暦の変換に便利な早見表も紹介するので、ぜひ活用してください。
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目次
履歴書は西暦と和暦どちらでもOK!ただし統一するのがマナー
履歴書では西暦・和暦のどちらを使用しても問題ありません。しかし、重要なのは書類全体で統一することです。例えば、学歴欄では西暦を使用し、職歴欄では和暦を使用するなど、混在してしまうと採用担当者が混乱する原因となります。
また、統一することで書類が見やすくなり、企業側に対しても丁寧な印象を与えることができます。統一することは履歴書の基本マナーとして覚えておきましょう。
企業によっては、どちらの表記を使用するかを指定している場合もあります。例えば、公務員試験や特定の業界では、和暦の使用が推奨されることがあります。そのため、応募先の企業が特定のフォーマットを求めていないか事前に確認することも大切です。
履歴書は第一印象を左右する重要な書類です。適切な書き方を守り、採用担当者に好印象を与えられるようにしましょう。
履歴書の西暦・和暦を統一させる理由
履歴書で西暦・和暦を統一する理由はいくつかあります。
- 採用担当者の混乱を防ぐ:
西暦と和暦が混在していると、年数を照らし合わせるのに手間がかかり、読みづらくなります。 - 誤解や記載ミスを防ぐ:
例えば、1999年(平成11年)と2000年(平成12年)を混在させると、誤って記入してしまう可能性があります。 - 履歴書の見た目を整える:
統一された書類は視認性が高く、採用担当者に良い印象を与えます。
以上の理由から、西暦・和暦の表記は統一することが望ましいです。どちらを使用するか決めたら、履歴書全体で統一しましょう。
応募書類によっては表記を指定するケースもある
一部の企業や業界では、履歴書の記載方法に関する明確なルールが設けられている場合があります。特に公務員試験や大企業などでは和暦での記載が推奨されることが多いです。
また、企業の募集要項に「履歴書は西暦で記入してください」や「和暦を使用すること」といった指定がある場合、それに従うのが基本です。応募書類のフォーマットに関する指示を見落とさないように注意しましょう。
履歴書以外にも、エントリーシートや職務経歴書など、複数の書類を提出する場合があります。それぞれの書類で統一された表記を用いることが求められるため、事前に確認しておくことが重要です。
スカウトサービス登録はこちら履歴書の西暦・和暦の正しい書き方
履歴書内で統一していれば西暦・和暦のどちらを使っても問題ありませんが、記載時には注意点がいくつかあります。西暦・和暦の正しい書き方を紹介します。
また記入ミスを防ぐために、早見表を活用すると便利です。特に和暦を使用する場合は、元号の変わり目に注意し、適切な表記を心掛けましょう。
元号を「H」「R」などに略さない
履歴書に和暦を使用する場合、「平成」を「H」、「令和」を「R」などと略すのは避けましょう。正式な書類である履歴書では、元号を正しく表記することが求められます。
例えば、「H20.3.卒業」と記載すると、採用担当者が読みづらくなる可能性があります。また、書類のフォーマットによっては、略称が不適切と判断されることもあります。
正式な表記は「平成20年3月卒業」のように元号を省略せず記載するのが望ましいです。和暦を選択する場合は、正式名称を使用することで、より丁寧な印象を与えられます。
特に、フォーマルな書類では略称を避けることが求められます。書類を受け取る側の立場に立ち、分かりやすく丁寧な表記を心がけましょう。また、企業によってはフォーマットの指定がある場合もあるため、事前に確認しておくと安心です。
履歴書では算用数字を使う
履歴書では、年号や日付を記載する際に、算用数字(アラビア数字)を使用するのが一般的です。「二〇二四年」や「平成三十一年」などの漢数字表記は避けましょう。
例えば、「2024年3月」や「平成31年4月」といった算用数字の方が、視認性が高く、間違いも起こりにくくなります。特に採用担当者がスムーズに情報を読み取れるようにするため、数字の統一は重要です。
また、履歴書のフォーマットによっては、漢数字が不適切とされる場合もあります。読みやすさを考慮し、算用数字を使用しましょう。
算用数字の使用により、履歴書の見た目がすっきりし、採用担当者が一目で内容を把握しやすくなります。細かい部分ですが、ビジネスマナーの一環として意識しておくことが大切です。
英数字の半角と全角を統一させる
履歴書をパソコンで作成する際、英数字の半角と全角を統一することが重要です。特に、年号や日付の表記において、混在すると見た目が整わず、読みづらくなります。
例えば、「2024年3月」と「2024年3月」では、見た目の統一感が異なります。履歴書では一般的に半角を使用するのが推奨されます。西暦や数字は半角、漢字や記号は全角とすることで、整った印象を与えることができます。
見た目の美しさや統一感は、書類の読みやすさにも影響を与えます。細かい部分ですが、企業の採用担当者に良い印象を与えるためにも、統一ルールを守ることが大切です。
また、パソコンで履歴書を作成する場合は、自動変換機能などを活用して表記の統一を意識すると、より正確な履歴書を作成することができます。
元号が変わった年は1年ではなく「元年」と書く
履歴書を和暦で記入する際、元号が変わった年の表記には注意が必要です。例えば、平成から令和へ変わった2019年は「令和1年」ではなく「令和元年」と記載します。このルールを知らずに「令和1年」と記入してしまうと、正式な表記ではないため、採用担当者に不自然な印象を与える可能性があります。
「元年」と表記する理由は、おもに慣習によるものとされています。元号が変わる年は、1年ではなく特別に「元年」と定められています。例えば、昭和から平成に変わった1989年も「平成元年」と書きます。同様に、令和が始まった2019年も「令和元年」と記載するのが正しい書き方です。
履歴書では、和暦を使用する場合、この「元年」ルールを守ることが重要です。間違った表記は、細かい点に気を配れない印象を与えることにつながります。正しい履歴書の書き方を意識し、正確な情報を記入しましょう。
「 / 」(スラッシュ)や「・」(点)は使わない
履歴書の日付を記入する際、「/」(スラッシュ)や「・」(点)を使うのは避けましょう。例えば、「2024/02/28」や「2024・02・28」と記載するのは正式な書き方ではありません。正しい表記は、「2024年2月28日」または「令和6年2月28日」となります。
このルールは、公式文書やビジネス文書の基本に則ったものです。スラッシュ(/)や点(・)を使用すると、カジュアルな印象になり、履歴書のフォーマルさが損なわれる可能性があります。また、書類をデジタル化する際に誤認識されることもあるため、避けるのが無難です。
企業の採用担当者が履歴書を見る際、細かい書き方もチェックしています。書類のフォーマットを統一し、読みやすさを意識することが重要です。特に、スラッシュや点の使用は、人によって解釈が異なるため、誤解を招かないようにするためにも避けた方がよいでしょう。
繰り返しマーク(〃)は使わない
履歴書で同じ情報を記入する場合でも、「〃」(繰り返しマーク)は使用しないようにしましょう。例えば、学歴や職歴の欄で「〇〇大学」と1行目に書き、2行目に「〃」と記載するのは避けるべきです。正しくは、毎回正式な名称を記入することが求められます。
繰り返しマークを使うと、見た目が簡略化されすぎて不適切に見えることがあります。また、採用担当者が履歴書を読む際、誤読や誤解を招く可能性もあります。正式なビジネス文書では「〃」を使わず、一つひとつの情報を丁寧に記載することが基本です。
例えば、職歴欄で「株式会社〇〇」に勤めていた場合、以下のように記載します。
間違った記入例
2020年4月 株式会社〇〇 入社
2022年3月 〃 退職
正しい記入例
2020年4月 株式会社〇〇 入社
2022年3月 株式会社〇〇 退職
このように、毎回正式な表記を行うことで、履歴書の見栄えや信頼性が向上します。
スカウトサービス登録はこちら和暦西暦早見表を活用して正しく記載しよう
西暦と和暦を変換する際は間違いが起こりやすいため、以下の早見表を活用すると便利です。
西暦 |
和暦 |
1955 |
昭和30年 |
1956 |
昭和31年 |
1957 |
昭和32年 |
1958 |
昭和33年 |
1959 |
昭和34年 |
1960 |
昭和35年 |
1961 |
昭和36年 |
1962 |
昭和37年 |
1963 |
昭和38年 |
1964 |
昭和39年 |
1965 |
昭和40年 |
1966 |
昭和41年 |
1967 |
昭和42年 |
1968 |
昭和43年 |
1969 |
昭和44年 |
1970 |
昭和45年 |
1971 |
昭和46年 |
1972 |
昭和47年 |
1973 |
昭和48年 |
1974 |
昭和49年 |
1975 |
昭和50年 |
1976 |
昭和51年 |
1977 |
昭和52年 |
1978 |
昭和53年 |
1979 |
昭和54年 |
1980 |
昭和55年 |
1981 |
昭和56年 |
1982 |
昭和57年 |
1983 |
昭和58年 |
1984 |
昭和59年 |
1985 |
昭和60年 |
1986 |
昭和61年 |
1987 |
昭和62年 |
1988 |
昭和63年 |
1989 |
昭和64年/平成元年 |
1990 |
平成2年 |
1991 |
平成3年 |
1992 |
平成4年 |
1993 |
平成5年 |
1994 |
平成6年 |
1995 |
平成7年 |
1996 |
平成8年 |
1997 |
平成9年 |
1998 |
平成10年 |
1999 |
平成11年 |
2000 |
平成12年 |
2001 |
平成13年 |
2002 |
平成14年 |
2003 |
平成15年 |
2004 |
平成16年 |
2005 |
平成17年 |
2006 |
平成18年 |
2007 |
平成19年 |
2008 |
平成20年 |
2009 |
平成21年 |
2010 |
平成22年 |
2011 |
平成23年 |
2012 |
平成24年 |
2013 |
平成25年 |
2014 |
平成26年 |
2015 |
平成27年 |
2016 |
平成28年 |
2017 |
平成29年 |
2018 |
平成30年 |
2019 |
平成31年/令和元年 |
2020 |
令和2年 |
2021 |
令和3年 |
2022 |
令和4年 |
2023 |
令和5年 |
2024 |
令和6年 |
2025 |
令和7年 |
履歴書を作成する前に、該当する年をしっかり確認し、誤記を防ぎましょう。
スカウトサービス登録はこちら履歴書の西暦・和暦に関するよくあるQ&A
ここからは、履歴書の西暦・和暦について、よくあるQ&Aを記載していきます。詳しい解説が必要なものは見出しを分けているので、そちらも参考にしてみてください。
履歴書の記入方式に決まりはあるの?
履歴書の記入方式に法律上の決まりはありません。ただし、企業によっては「西暦で統一してほしい」と指定している場合があります。特に指定がない場合は、自分が書きやすい方法で記載して問題ありません。
企業によってはどちらかを推奨している?
IT業界や外資系企業では西暦が好まれる傾向にあります。一方、日本企業や伝統的な企業では和暦がよく使われることがあります。事前に企業の文化をリサーチするとよいでしょう。
途中で間違えたらどうする?
履歴書は正式な書類のため、修正液や二重線での訂正は避けるべきです。もし記入ミスをした場合は、新しい履歴書を用意し、正しく書き直しましょう。
履歴書の西暦・和暦の書き方で合否は変わる?
履歴書の西暦・和暦の記載方法自体が、合否に直接影響を与えることはほぼありません。しかし、記入ミスや統一性の欠如は、印象を悪くする可能性があります。
採用担当者は履歴書を見た際に、誤字脱字や記載ミスがないかをチェックしています。例えば、学歴が「平成28年卒業」、職歴が「2018年入社」とバラバラな表記になっていると、「この人は細かい部分に注意を払えないのでは?」と思われるかもしれません。
また、統一されていない履歴書は読みづらいため、採用担当者の負担を増やします。履歴書の目的は、自己アピールをすることなので、誤解や混乱を招かないように注意しましょう。
そのため、西暦・和暦のどちらかを選び、一貫性を持たせて記載することが大切です。特に応募企業の指定がない場合は、西暦の方が一般的に読みやすいとされています。
資格取得の年がわからないときはどうすればいい?
資格の取得年を正確に覚えていない場合、適当な年を書くのは避けましょう。不正確な情報を記載すると、面接で突っ込まれた際に信頼性を損ねる可能性があります。
取得年を確認する方法
1.資格証明書を確認する
多くの資格には取得年月日が記載されています。まずは手元の証明書を確認しましょう。
2.資格団体の公式サイトを確認する
試験実施団体のサイトでは、合格履歴を確認できる場合があります。
3.過去の履歴書や職務経歴書をチェックする
以前の応募書類を見返すことで、正確な年を特定できることがあります。
4.試験を受けた年のカレンダーやメモを見直す
受験した際のスケジュール帳や手帳が残っていれば、それを確認するのも一つの手です。
万が一、取得年がどうしてもわからない場合は、履歴書には「取得(年)頃」と記載し、面接時に説明できるよう準備しましょう。
令和はいつから?
和暦を使う際に重要なのが、各元号の切り替わりです。特に令和は比較的新しい元号であり、誤記が発生しやすい部分です。
・令和の開始時期
令和元年は2019年5月1日から始まりました。それ以前の2019年1月1日~4月30日は「平成31年」となります。履歴書を記入する際に、「2019年=令和元年」と書くミスをしないようにしましょう。
・令和の間違いやすいポイント
- 令和元年(2019年)と令和1年(誤記)
- 平成31年と令和元年の区別
- 2020年以降は令和〇年と対応させる
正しく和暦を記入するために、早見表を活用し、年度の区切りに注意しましょう。
スカウトサービス登録はこちら履歴書は西暦・和暦どちらもOK!マナーを守って丁寧に記載しましょう
履歴書の記入には、西暦と和暦のどちらを使用しても問題ありません。ただし、統一感を持たせることが重要です。一つの履歴書内で西暦と和暦を混在させるのは避けましょう。例えば、学歴や職歴の年号をすべて西暦で統一するか、和暦で統一するかを決め、読みやすく整えることが大切です。
また、履歴書は応募先企業への第一印象を左右する大切な書類です。丁寧な字で読みやすく記入し、誤字や脱字がないように注意しましょう。特に、日付や氏名、連絡先などの基本情報に誤りがないか確認することも大切です。
履歴書を作成する際は、企業の求める人物像を意識し、簡潔かつ分かりやすい表現を心がけましょう。正しいマナーを守り、丁寧に仕上げることで、採用担当者に良い印象を与えることができます。
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