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社会人から看護師を目指すには?必要なことや後悔しないためのポイントを解説!

  • 更新日
投稿者:小口 紗穂

現在は他の業種で社会人として働く方の中には、将来のことも考え、看護師として働いてみたいと考えている方もいらっしゃるかと思います。しかし、看護師になるためにはどうすればいいのか、どの程度の時間と費用がかかるのかなど、分からないポイントも多いでしょう。

そこでこの記事では、社会人の方が看護師を目指すために必要な手順や、その際に必要となるお金の部分などを中心に、看護師を目指す方法を紹介していきます。

全く別の業種から看護師を目指すというのは正直簡単ではありません。そのために重要なのが、事前の情報収集です。そんな情報収集の一部として活用してもらえればと思います。

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1.社会人から看護師を目指す人は珍しくない?年齢制限はある?

一度社会人として看護師以外の仕事に就いた方が、改めて看護師としての勉強をし、看護師になるというケースは珍しくありません。少々古いデータではありますが、2012年に日本看護協会が行った調査では、3年課程の看護師養成所に入学した方のうち、23.7%が社会人経験者であったというデータもあります。

実際に病院で働く看護師の中にも、同僚に元社会人経験者がいるというのは珍しくなく、社会人を経験してからでも看護師という道は選択できるのが現実です。

また、看護師の国家資格取得に年齢制限はありません。何歳からでも看護師を目指すことはできますし、当然社会人経験者の方でも、改めて目指すことは可能です。

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2.社会人から看護師を目指すルート

社会人から看護師を目指す場合、何より看護師の国家資格を取得する必要があります。そのためには国家試験に合格しなければいけませんが、この国家試験には受験資格があります。それが、指定の教育を受けていることです。

看護師を目指すためには、看護師となるための課程を提供している学校で学び、卒業する必要があります。どの程度学ぶかは、その方の学歴によって変わってきますので、学歴別に解説していきましょう。

また、看護師には、正看護師と准看護師があります。ここでは正看護師を目指すルートに関して解説していきましょう。

最終学歴が高卒以上の方は、最低でも3年課程の看護教育を受ける必要があります。具体的に目指すのは、看護専門学校などで3年課程を提供している学校です。3年制の看護系短期大学というのもあり、ここでも3年課程を受講することができます。もちろん3年以上の教育課程を受けても受験資格を得ることは可能です。4年制の看護系大学や、4年制大学の看護系学科を卒業しても受験資格を満たすことになります。

最終学歴が高卒という方が、看護師試験の受験資格を満たすのと同時に、大卒の学歴も目指すという場合は、4年制大学への入学を検討するのもいいでしょう。

最終学歴が中卒という方の場合、5年課程の看護専門学校等を卒業する必要があります。5年課程の場合、5年一貫して教育を受けられる学校と、2年課程と3年課程を別で受けられるケースがあります。2年課程を修了すると、准看護師試験への受験資格が取得でき、准看護師資格を持っている状態であれば、中卒の方でも実務経験があれば3年課程を修了することで、看護師試験の受験資格を得ることが可能です。

こうした看護師を目指す学校に通学する場合、働きながらというのは難しいのが現実です。多くの学校は平日日中にカリキュラムが組まれているため、日中フルタイムで働くということはできません。中には夜間部を開催している学校もありますが、こうした学校の多くは准看護師向けの講義をしています。

働きながら夜間部で准看護師の資格を取得し、その後実務経験を積んだうえで、夜間部の3年課程をクリアできれば看護師試験を受験することはできますが、あまり現実的な方法ではありません。

社会人から看護師を目指す場合、まずは3~5年、勉強に集中する学生になると考えるのが一般的といえるでしょう。

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3.看護師になるメリット

社会人として安定した職を持つ方が、あえてその職を離れ、一定期間学生として勉強をした上で看護師を目指すというのは簡単な決断ではありません。その決断をするほどのメリットが看護師という仕事にあるのかどうかという点を解説していきましょう。

安定して長く働ける:

看護師として働くメリットは、何より安定して長く働くことができるという点があります。2024年時点で、全国的に看護師の人材不足が問題になっているように、働き口を探すという点では苦労しない状況と言えます。

また、看護師という仕事は、最終的には人間が対応すべき仕事であるというのも大きなメリットです。2024年現在、社会人の方にとって非常に気になるのがAI技術の進化です。AIに関する技術が進化していくことで、多くの仕事が人間からAIに置き換えられる可能性があるといわれています。特に経理や人事といった事務職に関しては、AIでの置き換えということが現実的になってきているとも言える状況です。

看護師という仕事は、AIで置き換えるのが難しい仕事といえるでしょう。患者と向き合い適切な処置を行う、その瞬間において常に臨機応変に対応するというのは、AIで考えることはできても、AIが実行できることはあまりありません。看護師の仕事は、人間ならではの仕事と言えます。

将来性という点では、今後日本はより高齢化が加速していきます。当然より多くの看護師が求められる状況になりますので、将来有望な仕事といえるでしょう。

また、看護師を目指す方は女性の方が多いかと思います。女性の方は結婚や出産、育児といったライフイベントがあり、1つの仕事を継続していくのが難しいという現実があります。看護師の仕事は、一定期間ブランクがあっても現場復帰できる仕事です。そもそも専門課程の教育を受け、試験に合格している方ばかりであり、専門的な知識という点では、ほかの仕事以上と言えます。

将来性があり、人材不足が問題となっている看護師の仕事は、長く安定して収入を得られる仕事としておすすめの仕事といえるでしょう。

給与が平均より高い:

看護師として働く魅力の一つが年収です。看護師はほかの職業と比較すると年収が高い職業と言われています。

厚生労働省が毎年行っている「賃金構造基本統計調査」によると、令和5年の看護師の平均年収は508万2000円です。一方国税庁が行う「民間給与実態統計調査」によると、令和5年の給与所得者全体の平均年収は460万円であり、この数字からも明らかに収入が高いことが分かります。

また、看護師の男女比率を調べると、約9割が女性です。上で紹介した「民間給与実態統計調査」では、女性の給与所得者全体の平均年収は316万円ですから、看護師の給与は相当高いことが分かります。

看護師という仕事の収入が高いのは、日勤だけではなく夜勤があるのも大きな理由です。また残業時間も多く、さらに言えば人の命に直接かかわる仕事でもあるため、仕事自体は厳しい部分もあります。ただし、その厳しさの分だけ収入面では高いレベルで安定するというのが魅力です。

人間力が活かせる

看護師の仕事にはさまざまな業務がありますが、その多くは患者と直接交わる仕事になります。病気やけがで入院・通院している患者を相手にした仕事となりますので、重要になるのがコミュニケーション能力などの人間力です。

相手の立場に立って、相手の状況に配慮した言動が求められますが、こうした人間力が必要な対応には、社会人経験が活かせるのは間違いありません。社会人を経験しているということは、さまざまな職場で、さまざまな職種の人とコミュニケーションを取った経験があるということです。

新任の看護師の多くは、学校教育を受け、初めての社会の現場が看護師の職場ということになります。自分と近い世代の方とのコミュニケーションの経験はあっても、いろいろな年代の方や、性別の異なる方とのコミュニケーションという点ではどうしても経験不足と言わざるを得ません。

その点、すでに社会人として社会の現場を経験している方は、看護師としても職場に入りやすく、またそれまで培ってきた経験を活かして業務に当たれるため、社会人経験というのはメリットになるといえるでしょう。

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4.看護師を目指すにあたり知っておくべきこと

社会人から看護師を目指すというのは無理な挑戦ではありませんし、実際に挑戦している先輩も数多くいます。むしろ社会人経験があることが、看護師業務にプラスに働くケースも多く、おすすめといってもいいでしょう。

とはいえ、看護師は国家資格であり、専門的な知識を身につけなければなれない職業です。社会人から看護師を目指す以上、知っておくべきポイントについて解説していきます。

多忙な看護学生生活

最初に紹介した通り、社会人の方が看護師を目指すためには、まず看護学生になる必要があります。看護学生は想像以上に厳しい学生生活になるかもしれません。

学生ですからもちろん座学の授業があります。それまで看護や医学の専門分野を学んだ経験がないという方にとっては、さまざまな専門用語が飛び交う看護学生の授業は、ついていくだけで必死になる可能性もあるでしょう。もちろん定期的に試験が行われ、その試験をクリアしなければ次の段階には進めません。単に学校に通って授業に出席していれば、自動的に看護師になれるわけではありませんので、その点の覚悟は必要です。

また、看護学校でのカリキュラムを修了しても、それで看護師になれるわけではありません。卒業後に看護師の国家試験を受験し合格しなければ看護師にはなれないためです。看護学生である期間はもちろん、卒業後も国家試験までは継続して勉強を行い、試験合格を目指す必要があります。

この生活を高卒以上の方は最低3年、中卒の方は5年続けて初めて看護師が目指せるわけですから、目指すと決まった以上一定程度の覚悟が求められます。

もうひとつ看護学生にとって重要になるのが臨床実習です。実際の医療機関の現場で、実際の患者を相手に行う臨床実習は、看護学生である以上避けては通れない授業といえます。一般的な臨床実習は、2週間1セットで行われ、毎日フルタイムが基本です。この間、実際の医療現場で実習を行いますが、実習終了後には翌日の準備や予習復習も必要となるため、体力的にも精神的にもハードな日々を送ることになります。

一例として4年課程、3年課程の臨床実習のスケジュールを簡単に紹介していきましょう。

4年課程の臨床実習イメージ

実施時期

実習科目

実習期間

1年生

9月頃

基礎実習

1週間

2年生

5~7月頃

2週間

3年生

10~3月頃

領域実習

2~3週間×6

4年生

4~7月頃

9月頃

統合実習

2週間

3年課程の臨床実習イメージ

実施時期

実習科目

実習期間

1年生

9月頃

基礎実習

1週間

2月頃

2週間

2年生

10~2月頃

領域実習

8週間

3年生

5~11月頃

10週間

11月頃

統合実習

2週間

看護師として働くうえでの大変さもある

看護師というのは、人の命を預かる重要な仕事です。それだけに厳しい部分も多く、その点に関しては覚悟をしておく必要があります。

病棟勤務の看護師の場合、まずは夜勤が考えられます。就業シフトに日勤と夜勤が両方含まれますので、規則正しい生活を送るというのが非常に難しい仕事であるのは間違いありません。

また、上でも少し触れましたが、看護師の人材不足は長く日本に残されている社会問題の一つです。人手が足りない中、患者対応を行いますので、1人で複数人の患者を受け持つのは当然であり、マルチタスクも多数発生します。万が一ひとつでも業務を忘れてしまうと、それが原因で患者の様態が変化する可能性もあり、常に気の抜けない職場であるのは間違いありません。

社会人から看護師を目指すという方に覚悟が必要という点では、就職後、自分よりも年下の看護師の下に就く可能性があるという点があります。年下の看護師から指示や注意を受けるのが苦痛であるという方も少なからずいらっしゃいますが、この点は覚悟を持っておく必要があります。

対応する患者は、病気やけがなど、体調面に問題を抱える方ばかりです。神経が高ぶっている状態の方も多く、ちょっとしたミスでも激しく責められるということも少なくありません。

こうした看護師業務独特の特徴はしっかりと把握し、そのうえで目指すかどうかを決めるのがおすすです。

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5.看護師を目指すにあたり必要なこと

社会人から看護師を目指す場合には、さまざまな準備が必要です。そんな準備に関して解説していきましょう。

学費の準備

看護師を目指す以上、看護を学ぶ学校に入学し、学生になる必要があります。つまり学費が必要になるということです。また、上記の通り、働きながらというわけにはいきませんので、学生である間は基本的には収入がありません。アルバイトをするなどで多少の収入を得ることは可能ですが、その期間の生活費に関してもある程度予想しておく必要があるでしょう。

学費の概算

まずは肝心の学費に関して概算を紹介していきましょう。ここで紹介するのは、基本的には学校に納める学費です。そのほかにもテキスト代や、備品代がかかりますが、その点は考慮していません。

学校 学費の目安
看護専門学校(3年課程) 250~400万円
3年制看護短期大学 300~350万円
4年制看護大学(私立) 500~700万円
4年制看護大学(国公立) 250~300万円
5年一貫看護師養成課程学校 150~350万円

上記はあくまでも目安です。入学する学校によっても差がありますので、おおよそ必要な学費として捉えてください。

社会人の方が看護師を目指して通う場合、最終学歴が高卒以上の方は、看護専門学校に通うのが現実的でしょう。もちろん、国公立の4年制大学に通った方が、費用面では抑えることができる可能性がありますが、そもそも入学するハードルは一気に高くなります。看護系大学と言っても、いわゆる大学入試となりますので、合格は簡単ではありません。

また、看護学生をしている間、収入がないと考えた場合、この間の生活費も考えなければいけません。仮に3年課程で、学費300万円の看護専門学校に通う場合で想定しましょう。毎月の生活費が、家賃も含めて15万円ほど必要である場合、3年間で540万円の生活費が必要です。学費と合わせれば840万円となり、簡単に捻出できる金額ではなくなります。もちろん、看護学生をしながらアルバイトをして、月10万円の収入があれば、必要な予算は480万円となり、少しは楽になります。

もし現在の貯蓄では看護学生になるのは厳しいという方は、諦めるのではなく行政などによる給付金や奨学金などの利用も検討してみましょう。

奨学金、給付金制度もある

社会人から看護師を目指し、看護学校に通う場合、利用できる給付金や奨学金があります。代表的な例をいくつか紹介していきましょう。

まずは貸与型です。貸与型は文字通り借りるお金となりますので、将来的に返済が必要になります。

  • 日本学生支援機構の貸与奨学金
  • 看護師等修学資金貸与事業
  • 病院奨学金

日本学生支援機構の奨学金には、無利子の第一種、利子がつく第二種、入学時の一時金などがあります。無利子の第一種を申し込むためには、高校在学時の成績や、家庭の収入状況などの審査に通過しなければいけません。第二種の場合利息の支払いは必要ですが、利息はかなり抑えられていますので、利用しやすいと言えます。一種と二種の併用も可能ですので、気になる方は、日本学生支援機構のHP等で確認してみましょう。

看護師等修学資金貸与事業は、各都道府県が実施している制度で、看護師等を目指す学生に対し、無利子で毎月一定額を貸与する制度です。貸与金ですので原則返済が必要ですが、資格取得後、指定の医療機関に一定期間勤務することで、返済が免除される制度もあります。比較的利用しやすい制度ですが、都道府県によっては実施していなかったり、貸与額が十分ではないケースもありますので、事前にお住いの都道府県のHP等で確認しておきましょう。

病院奨学金とは、病院が看護学生に対し、授業料等の貸与を行っているものです。病院によってこの制度を実施しているケースとしていないケースがありますので、誰でも利用できるというものではありません。

病院奨学金のポイントは、資格取得後の就職先が利用した時点で決まっているという事が挙げられます。病院としても自院で働いてくれる看護師を確保するために奨学金を提供しているため、卒業後、ほかの病院に就職というわけにはいきません。

また、一定期間はその病院で勤務することが義務付けられている場合がほとんどです。定められた期間勤務することで、返済が免除になるというケースも珍しくありません。

就職先が決まっているうえに、奨学金が受け取れ、返済免除になる可能性があるとなれば素晴らしい制度ですが、反対に言えば、そのタイミングまで転職はできないということでもあります。事前に病院についてしっかり調べ、その病院で働きたいと感じた方におすすめの制度と言えます。

続いて返済不要の給付金に関してもいくつか紹介していきましょう。

  • 日本学生支援機構の給付奨学金
  • 専門実践教育訓練給付金
  • 高等職業訓練促進給付金

貸与型でも紹介した日本学生支援機構では、返済不要の給付金の支給も行っています。経済的理由で学業を諦める子を減らすために2020年から始まった制度であり、ある程度の条件はありますが、条件をクリアすれば受給することが可能です。

この給付型奨学金を利用することで、一部の大学や専門学校では入学金や授業料が免除になるなどもありますので、気になる方は詳細を調べてみましょう。給付を受けられるのは原則授業料であり、毎月1~8万円程度の金額が支給されます。

社会人から看護師を目指す方におすすめの給付金が、専門実践教育訓練給付金です。この給付金は雇用保険加入者が対象となっているため、対象は正社員や派遣社員などで、雇用保険を支払っている方となります。

給付額は、授業料の50%(年間上限40万円)が半年ごとに支給されるシステムで、資格取得後にその資格を活かして雇用保険に加入(就職)した場合、さらに20%(年間上限16万円)が支給されます。

この専門実践教育訓練給付金を申し込むためには、入学前にハローワークにおいて、コンサルティングを受けるなどの手続きが必要となりますので、詳しくはお近くのハローワーク等で確認しましょう。

最後に高等職業訓練促進給付金ですが、こちらはひとり親を対象とした国が行う給付金事業となります。ひとり親世帯の方で、資格取得のための養成機関に半年以上通学する方が対象です。

支給は毎月行われ、住民税非課税世帯は月10万円、課税世帯は月7万5000円が支給されます。この給付金は生活費支援のための給付金ですので、学費ではなく、生活費として活用可能です。ひとり親の方には、この給付金以外にも、学費の一部を負担してくれる、自立支援教育給付金もあります。ひとり親としてお子さんを育てながら、看護師を目指したいという方は厚生労働省のHPなどで給付金に関して調べてみましょう。

勉強の準備

お金の問題に目処が付いたら、実際に学べるのかどうかという点も気にする必要があります。看護専門学校にしても、看護系大学にしても、入学を希望すれば入れるというものではありません。入学するためには入試をクリアする必要があります。

この入試という点に関しては、4年制大学、3年制短期大学はかなり難しいと言わざるを得ません。看護師の知識を身に着ける以前に、これらの機関は大学であり短大ですから、求められる学力レベルがどうしても高くなります。

社会人から看護師を目指すのであれば、おすすめは看護専門学校です。看護専門学校の場合、一般入試のほかに、社会人入試を実施しているケースが多く、一般入試と比較すると挑戦しやすい入試システムになります。

ちなみに、看護専門学校の一般入試では、高卒程度の基礎的な科目の受験が必要です。国語、英語、数学、生物などの科目が設定されていることがほとんどで、さらに面接と小論文が入試科目に含まれます。社会人入試の場合、面接と小論文のみというケースが多く、対応はしやすいでしょう。

ただし、社会人入試はそもそも募集枠が少ないため、競争率が高くなる傾向にあります。多くの専門学校では、年末までに社会人入試を行い、年明け2月ごろに一般入試を実施しています。一般入試と社会人入試の併願を認めている専門学校も多いので、受験する方は高校レベルの勉強を復習しながら、併願で出願するのがおすすめです。

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6.まとめ

社会人から看護師を目指すことは可能ですし、実際に社会人から看護師になったという方は少なくありません。ただし、看護師になるためには、専門の教育を受け、国家試験に合格する必要があります。専門の教育を受けるためには、仕事と並列では学べませんので、一旦仕事を辞めて、学業に専念しなければいけません。

看護師の教育を受ける場合、最終学歴によって教育機関や課程を選択する必要があります。自身の学歴によって、どの機関で学ぶかを選択しましょう。

学業に専念することから、学費やその期間の生活費をどうするのかが大きな問題です。家族の協力を得られる方は、協力のもと、そうではない方は国や自治体などの給付金や奨学金なども上手に活用することを考えましょう。

看護師の仕事は精神的にも体力的にも厳しい部分がありますが、収入面ややりがいといった面では非常に魅力的な仕事です。しっかりと事前に情報収集を行い、後悔しないように準備するのが重要です。自身が挑戦できる方法を見つけて、看護師資格の取得を目指しましょう。

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セカンドラボ株式会社

URL:https://www.2ndlabo.co.jp

東京大学を卒業後、大学病院の病棟看護師として勤務。アレルギー・リウマチ内科、腎臓内分泌内科、心療内科等幅広い領域を担う病棟で従事。
2023年よりセカンドラボ株式会社に入社。医療介護向け求人メディア「コメディカルドットコム」の営業・採用課題のサポートを行う。また、看護師の経験を生かし、看護師に関連するコンテンツ作成にも従事。

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