精神科訪問看護師になりたい方必読!精神科訪問看護師ができることを徹底解説!
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ストレス社会の現代、こころの病気や精神疾患を抱える人が増えてきています。そんな人たちをサポートするのが精神科訪問看護サービスです。
サポートを必要としている人の自宅に訪問して、日常生活やこころのケアを行う仕事になります。精神科訪問看護師とは、具体的にどんな仕事をするのか気になりませんか?
今回は精神科訪問看護師ができることを詳しく解説していきます。
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目次
1.精神科訪問看護とは?
精神科訪問看護とは、ひきこもりやうつ病などの心の病気や、精神疾患を抱えている人の自宅に看護師が訪問して、さまざまなサポートをする制度です。看護師ひとりでケアをしていくものではなく、患者本人やその家族、医師や保健師などの医療チームで相談しながらよりよい状態になるよう、サポートしていくものです。
訪問看護ステーションとは?
訪問看護は精神科に限らず、糖尿病のインスリン注射や、気管切開管理などさまざまな看護も行っています。
訪問看護師が活動の拠点としているのが訪問看護ステーションで、保健師または看護師が管理者となって運営している事業所です。訪問看護ステーションには、次のようなスタッフが在籍しています。
- 看護師
- 准看護師
- 保健師
- 助産師
- 理学療法士
- 作業療法士
- 言語聴覚士
高齢者が増えていることに加え、精神疾患を抱える人が増加傾向にあることから、訪問看護ステーションは年々増加しています。全国訪問看護事業協会の調査によると、2012年に全国約6300箇所あった訪問看護ステーションは、2022年には約14300箇所と、10年で2倍以上にも増えています。
これは、精神疾患を抱える患者数の増加に比例しいるもので、精神科訪問看護の需要が高まっていることが分かります。
出典:厚生労働省
訪問看護と精神科訪問看護との違い
訪問看護と精神科訪問看護には大きな違いがあります。訪問看護は身体的な病気によって生活に支障が出ている人へのサポートのため、身体的ケアが主体となります。これに対し、精神科訪問看護は心の病気が原因で生活に支障が出ているため、通常の訪問看護に加えて心のケアをします。
具体的には日常生活の手助けをするだけでなく、患者に寄り添って相談やケアを行うのです。
2.精神科訪問看護の対象疾患は?
精神科訪問看護が対象にしている疾患は、精神科と心療内科の全ての疾患で、それらの病院に通院している患者すべてが対象になります。
ここからは、精神科訪問看護の利用者に多い疾患を詳しく解説していきます。
統合失調症
統合失調症は脳の機能が原因で、考えや気持ちがまとまらなくなる状態が続く精神疾患です。脳内で情報を伝えるsん系伝達物質のバランスが崩れることが要因ではないかと言われています。また、大きなストレスにも関係があるとされています。
思春期から40歳くらいまでに発病しやすく、妄想や幻覚、思考障害などが主な症状です。
うつ病・双極性障害
うつ病は気分障害のひとつで、他に双極性障害(躁うつ病)があります。どちらも眠れない、疲れやすいなどの身体的症状が出ることがあります。うつ病は気分が強く落ち込み憂うつになった状態が続きますが、双極性障害はうつ状態と躁状態を繰り返す病気です。
アルコール依存症・薬物依存症
アルコール依存症と薬物依存症は、それぞれアルコールと薬物に依存してしまうことです。アルコールも薬物も飲む量やタイミング、その状況を自分でコントロールすることができなくなった状態を言います。
薬物は覚せい剤や大麻などの違法薬物のことを言いますが、最近では若い人の間で風邪薬などの市販薬を大量摂取する依存症も増えてきています。
発達障害(自閉症、アスペルガー症候群、ADHD)
発達障害は、物事の捉え方や行動にこだわりなどがあり、日常生活に支障が出る状態を言います。脳の働きが原因と言われていますが、発達障害にはさまざまな種類があり、その症状もさまざまです。
発達障害の種類は次のようなものがあります。
- 知的障害
- 自閉スペクトラム症
- 注意欠如・多動症(ADHD)
- 学習障害
- 協調運動症
- チック症
- 吃音
同じ障害でも症状の現れ方が人によって違っていたり、1人で複数の障害を持っていたりすることもあります。
スカウトサービス登録はこちら3.精神科訪問看護でできることは?
精神科訪問看護の支援内容は、通常の訪問看護の内容とは違うものが多くあります。実際にどんなことをするのでしょうか?
ここからは、精神科訪問でできることを解説していきます。
病状のモニタリング
体温や血圧などのバイタル測定をすることで、体調をチェックします。体調の観察をしながら、病状の観察もします。精神疾患の場合、季節の変化などでも病状が一進一退するので、表情や言動から病状のチェックも行います。
服薬の確認・支援
精神疾患では正しい薬の服用が重要とされています。訪問看護を利用する人の中には、薬の効果や重要性を理解していない人も少なくありません。精神疾患の薬のほとんどは、容量を守って継続的に飲み続けることが大切なのですが、自己判断で薬を中断するケースがよくあります。症状を悪化させないためにも、服用はとても重要なので、正しく服用できているかの確認をし、薬を飲むことの重要性を説明します。
日常生活支援
精神疾患を抱える人は、症状が悪化すると生活リズムが崩れて、さらに悪化する傾向にあります。一日中寝て過ごしたり、入浴しなくなったりすることも珍しくありません。そのため、生活リズムが整えられるよう、その人の性格や症状などに合わせたアドバイスや支援をします。
コミュニケーション
精神科訪問看護が通常の訪問看護と一番違うところが、コミュニケーションに重点を置いているところです。通常の訪問看護でも利用者とコミュニケーションを取りますが、それはケアをしながら会話をする程度のものです。
精神科訪問看護の場合は、利用者から生活支援よりも「話を聞いてほしい」などの要望があれば、それを最優先に行います。
家族のサポート
精神疾患を抱えている場合、訪問しても本人から面会を拒否されることもあります。その場合、希望があれば家族と面会して相談を受けることができます。
また、精神疾患を抱える人にどう対応していいのか分からず、不安を抱える家族も多いため、家族に対するサポートも行います。
医療者連携
看護師だけでなく、医師や保健師、セラピストなど多くの医療従事者と連携して、利用者がよりよい状態になるよう取りまとめを行います。
スカウトサービス登録はこちら4.精神科訪問看護でできないことは?
精神科訪問看護では、多くのことができることが分かりましたが、逆にできないことはどんなことでしょうか。
ここからは、精神科訪問看護でできないことを解説します。
自宅以外での訪問看護の提供
自宅以外の場所で訪問看護をすることはできません。ただし、利用者が生活の拠点をグループホームなどに移している場合は、自宅扱いになるため訪問することができます。
家事
訪問看護師が行うのは「療養上の世話」になるため、身体的・精神的なケアになります。そのため、買い物や洗濯、料理などの家事は基本的にできません。「環境整備」の一環として、ごみ捨てや散らかっている部屋を簡単に片づけることはあります。
外出支援や受診同行
看護以外のサービスの提供はできないため、買い物などの退出をサポートしたり、病院へ一緒に行ったりすることはできません。これらは介護ヘルパーに頼むことが可能です。
訪問看護ステーションの中には、有料でサービスを行っているところもあり、その場合は利用することができます。
5.注意すべき危険行動
精神科訪問看護では通常の訪問看護と違い、特に注意しなくてはいけない事柄があります。精神疾患を抱える人は、その病気の性質上、危険な行動や状態になることがあるのです。
ここでは、精神科訪問看護での注意すべき危険行動について解説します。
自殺願望
うつ病や統合失調症、アルコール依存症の人は、自殺願望が現れやすいと言われています。症状が落ち着いているように見えても、衝動的に行動を起こしてしまうことがあります。
不眠や過眠の症状や、「死にたい」といった言動に兆候が表れることがあります。
また、精神科で処方される薬を、衝動的に大量服薬することもあります。
窒息・誤嚥
精神科で処方される薬には、食べ物の飲み込みが悪くなる、口が乾くなどの副作用があります。そのため、食べ物を喉に詰まらせる危険があります。
看護師や家族への暴言・暴力
精神的に不安定になった状態の影響が、暴言や暴力となって表れることがあります。特に家族への暴言や暴力はエスカレートしやすいため、看護師への報告・相談は欠かせません。大声を出したり、物を壊したりするなどの兆候が見られたら、暴力に発展する可能性があります。
スカウトサービス登録はこちら6.精神科訪問看護師になるには?未経験でもなれるの?
精神科訪問看護師は、病院では見ることのできない患者の日常に寄り添って、その人らしい暮らしができるようサポートするやりがいのある仕事です。医師や保健師など多職種との連携により、チーム医療の担い手となる実感を得ることもできます。
精神科訪問看護師になるためにはどうしたらいいのでしょうか。ここからは、精神科訪問看護師になるのに必要な事柄を紹介していきます。
必要な資格は?
精神科訪問看護師に必ず必要な資格は、看護師または准看護師の資格です。メインは医療に関するサポートなので、看護の資格は必須になります。
精神科の勤務経験は必要?
看護師または准看護師の資格があれば、基本的には精神科の勤務経験は必要ないとされています。しかし、精神科訪問看護師の求人のほとんどは、精神科勤務経験1年以上という条件を設定しています。
これは、訪問看護サービスの診療報酬に関係があります。精神科法網看護師として訪問看護ステーションで働く場合、そのステーションは診療報酬として「精神科訪問看護基本療養費」を受け取ります。この診療報酬には「精神疾患を持つ患者さんへの相当の経験を有する」という条件があり、具体的には次のいずれかの経験が必要になります。
- 精神科を持つ保険医療機関で精神病棟や精神科外来の勤務経験が1年以上ある
- 精神疾患を持つ患者さんの訪問看護経験が1年以上ある
- 国や都道府県、医療関係団体などが主催している精神科訪問看護の研修を修了している
- 保健所や精神保険福祉センターなどで精神保健に関する業務の経験が1年以上ある
精神科の経験がない人を採用すると、診療報酬を受け取ることができないため、求人に応募しても採用が難しいことが分かります。
ただし、看護ステーションの中には採用後に精神科訪問看護研修を受けて、経験豊富な看護師に同行するなど、働きながら経験を補えるところもあります。
受けなければいけない研修がある
「精神科訪問看護基本療養費算定要件」という研修を受ける必要があります。この研修は前項で説明した「精神科訪問看護基本療養費」の算定要件を見たすための研修です。さまざまな団体が全国で主催していて、オンライでの受講が可能なものもあります。
精神科訪問看護の知識と技術の習得が目的とされ、研修内容は次のようなものになります。
- 精神疾患を持つ患者さんのアセスメント
- 患者さんと信頼関係を築く方法や対人関係の援助
- GAF尺度による患者さんの状態の評価方法
- 病状悪化の早期発見や危機介入
- 医療継続の支援
- 日常生活の援助
- 精神科薬物療法の援助
- 多職種連携
多くの訪問看護ステーションでは、採用後にこの研修を支援しているため、受講料を支給してくれるところもよくあります。
持っていると役立つ資格
精神科訪問看護師が持っていると役立つ資格も多くあります。取得しておくと仕事に役立つだけでなく、資格手当がもらえることもあります。
精神科訪問看護師が持っていると役立つ資格は、次のようなものになります。
- 精神科認定看護師・専門看護師
- ケアマネージャー
- 認知症ケア指導管理士・認知症ケア専門士
- JSAトリートメントMAS認定
- 心理カウンセラー
- メンタルケア心理士
7.精神科訪問看護師の1日の仕事内容は?
精神科訪問看護師は、実際にどのような1日の仕事をするのでしょうか?ここでは、精神科訪問看護師の1日のスケジュールを紹介します。
時間 | 仕事内容 |
---|---|
9:00~出社 | 訪問スケジュールの確認 必要な物品の準備 スタッフミーティング |
9:30~移動 | 車、自動車などで訪問先へ移動 通常、利用者ひとり当たり30分~60分 |
10:00~ 1~3軒目訪問 |
バイタルサインの想定や視診・触診・問診 注意すべき点があれば、管理者に報告して支持を仰ぐ |
12:00~ | 休憩 |
13:30~ | 看護ステーションでカンファレンスや事務作業を行うことも |
15:00~ 2~3軒訪問 |
午前同様、利用者宅を訪問 |
17:00~ | ステーションで他スタッフと情報共有 時間があれば訪問看護計画作成などの事務作業 |
8.精神科訪問看護師の平均年収は?
精神科訪問看護師の平均年収は、病院任務の看護師や一般の訪問看護師と差があるのでしょうか?
ここからは、精神科訪問看護師の平均年収について詳しく解説します。
病院看護師との違いは?
精神科訪問看護師の平均年収は、約370万円~500万円です。厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査」によると病院勤務の看護師の平均年収は508万1700円(平均年齢41.9歳)です。精神科訪問看護師は年収が少ないと感じるかもしれませんが、病院勤務の看護師の年収には、夜勤手当が加算されています。日勤のみの暴飲看護師の年収は、約400万円です。精神科訪問看護師には夜勤がないので、病院看護師より高収入ということが分かります。
p20参照とのこと:
出典:厚生労働省
一般の訪問看護師との差は?
一般の訪問看護師と精神科訪問看護師の収入の差はありません。ただ、一般の訪問看護師は、夜間の電話対応も業務の一部になっていて、精神科の場合はそれがありません。ここことから、精神科訪問看護師のほうが基本給がやや高いと言えます。
スカウトサービス登録はこちら9.精神科訪問看護師のメリットは?
年々需要が高まっている精神科訪問看護師ですが、それ以外の看護師ではなく、この仕事に就くメリットはどんなところにあるのでしょうか。
ここからは、精神科訪問看護師のメリットについて解説します。
スキルアップ・キャリアアップしやすい
高齢化社会になってきて訪問看護自体の需要が高まったいますが、精神科に特化した訪問看護はまだ経験者が少なく、将来性が高い仕事と言えます。今後も精神疾患を持つ患者が増えることを踏まえ、早めに仕事に就いて経験を重ねることで、今後のキャリアアップが期待できます。
やりがいが大きい
病院勤務と違い、患者に一対一で対応するため、その分一人の患者に対して時間をかけて関わることができます。そうすることで、信頼関係や密なコミュニケーションを取れるため、やりがいを感じることが多くなります。
プライベートが充実する
病院勤務や一般の訪問看護師と違い、夜勤や夜間の電話対応がないので、定時で帰宅できる可能性が高い仕事です。身体的な負担が少なく、プライベートな時間を有効に使うことができます。
ただし、夜間の電話対応については、看護ステーションによって異なるため、確認が必要です。
10.精神科訪問看護師のデメリットは?
精神科訪問看護師の仕事にはデメリットもあります。どのようなデメリットがあるのでしょうか。
ここからは、精神科訪問看護師のデメリットについて解説します。
患者とのコミュニケーションが難しい
精神疾患を抱える人は、他人とのコミュニケーションがうまくできない人も珍しくありません。一般の訪問看護と違い、来て欲しくないと思っている人もいるので、面会を拒否されたり、話しかけても無視されたりすることがあります。信頼関係を築くのも難しく、コミュニケーションの難しさに悩むことがあります。
利用者家族からのプレッシャーを感じる
利用者の家族の中には、自分たちでケアすることを難しいと感じている人も多くいます。その家族からすると、訪問看護師は救世主のように見えているはずです。そのため、専門的なアドバイスを求められることも多く、その対応にプレッシャーを感じやすくなります。
基本的に自分1人で対応しなければならない
訪問看護師は精神科に限らず1人で行動するため、全て自分で判断し対処しなくてはいけません。病院勤務の場合は、その場に他の看護師や医師もいるので心強いのですが、訪問看護ではそれができないのです。そのことにやりがいを感じる人も多いのですが、逆にプレッシャーになる人もいます。
スカウトサービス登録はこちら11.精神科訪問看護師に向いている人は?
ここまで、精神科訪問看護師のメリットややりがいについて解説しましたが、実際にはどんな人がこの仕事に向いているのでしょうか。
ここからは、精神科訪問看護師に向いていると言われる人について解説していきます。
コミュニケーションによる看護や心理学に興味がある人
精神科訪問看護師は、利用者とのコミュニケーションを通して、その日の病状や変化を読み取る必要があります。そのため、コミュニケーション看護や心理学に興味がある人には向いている仕事と言えます。コミュニケーション看護は、看護学校でも授業がありますが、精神科訪問看護師は仕事しながらそのスキルを高めていけます。
患者さんと深く関わりを持ちたい人
精神疾患は、短期間で完治することは難しく、何年も訪問することは珍しくありません。そのため、ひとりひとりの利用者との関りが深くなり、信頼関係も芽生えていきます。病院任務のように、患者との短期間の関りに物足りない人には、向いている仕事です。
1人で考え、判断するのが好きな人
訪問看護は基本的に、いつも一人で行動するため、それが苦痛にならない人が向いています。利用者の病状が良くない時などは、とっさの判断が求められます。そのため、1人で考え、判断することが好きで、それに慣れている人は向いています。
スカウトサービス登録はこちら12.精神科訪問看護師に向いていない人は?
前項では精神科訪問看護師に向いている人を紹介しましたが、逆に向いていない人はどんな人なのでしょうか。
ここからは、精神科訪問看護師に向いていない人について、解説していきます。
コミュニケーションが苦手な方
ここまでの解説で、精神科訪問看護師はコミュニケーションも大切な仕事だと理解して頂けたと思います。コミュニケーションすることで、利用者の些細な変化に気づくことができるので、それが苦手ではスムーズにサポートすることができません。
過度にプレッシャーを感じる方
精神科訪問看護師は、利用者本人からだけでなく、その家族からも相談やアドバイスを求められることが多くあります。それをプレッシャーに感じない気持ちも必要になります。また、看護師の言動によって利用者の病状が左右されることもあるので、そこに過度な責任を感じる人も向いていないでしょう。
感情的になってしまう方
精神疾患を抱える人は、その時の状態によっては暴言を吐いてくることがあります。それに対して、むきになって反論したり、怒ったりするようでは仕事になりません。暴言を吐かれるようなことがあっても、病気のせいだと冷静に判断して対応することが求められます。
スカウトサービス登録はこちら13.精神科訪問看護師のキャリアアップ方法!
精神科訪問看護師がキャリアアップするのに最適な方法は資格を取得するおとです。資格を取得すると、キャリがアップするだけでなく、給与面にも還元されます。
精神科訪問看護師のキャリアップにおすすめの資格は次のようなものがあります。
- 認定看護師
- 専門看護師
- ケアマネージャー
- 精神保健福祉士
これらの資格を取得することで、訪問看護ステーションの管理者への道も開けます。ステーションの管理者になったら、さらには独立して、自分で訪問看護ステーションを立ち上げることも可能です。
スカウトサービス登録はこちら14.精神科訪問看護師の「生の声」を実体験を元に紹介!
ここからは、実際に精神科訪問看護師として働く人の「生の声」をご紹介します。
- 自称行為を行う中学生が、最初は全く受け入れてくれなかったのに、毎日根気強く接しているうちに少しずつ心を開いてくれるようになりました。「今日は学校に行けた」「高校受験することにした」などの会話ができるようになり、「今日は来てくれる?」と連絡がきたときはとてもうれしかったです。
- 精神疾患があると気持ちの浮き沈みが激しく、最初は距離を取られるが、徐々に心を開いてくれて「来てくれるのが楽しみ」と言われるとこの仕事をやっていてよかったと思います。
- 新卒で大きな救急病院に就職したが、忙しさとプレッシャーで半年で退職し、精神科訪問看護に転職しました。もともと患者さんとじっくり話すのが好きだったため、自分に合った仕事を見つけられたと思っています。
15.まとめ
今回は精神科訪問看護師ができることを詳しく解説しました。
訪問看護の需要が高まっているだけでなく、精神疾患を持つ人が増えている現在、精神科訪問看護師のニーズはとても高くなってきています。仕事の内容は大変なことも多いのですが、その分やりがいも大きく、病院勤務の看護師が転職するケースも少なくありません。
精神科訪問看護師は、まだ少ないため早くから経験を積めば、訪問看護ステーションの管理者や経営者になるしことも夢ではない、将来性が有望な職業です。
事業所からスカウトがくる!
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