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精神保健福祉士に向いている人の特徴!必要なスキルややりがいを徹底解説

  • 更新日
投稿者:小松 和貴

「精神保健福祉士になってから向いていなかったと後悔したくない」
「精神保健福祉士を続けるか他業種に転職するか迷っている」

このような悩みはありませんか?

本記事では、精神保健福祉士の仕事に向いている人の特徴や必要なスキルを解説します。
この記事を読めば、自分が精神保健福祉士に向いているかがわかり、向き不向きを明確にしたうえで資格取得・転職活動に向けて準備できるようになるでしょう。

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1.精神保健福祉士に向いている人

精神保健福祉士に向いている人の特徴は以下のとおりです。

  • 人と接するのが好きで共感力が高い人
  • 忍耐強く、粘り強い人
  • 客観的な視点を持てる人
  • 自己研鑽を怠らない人
  • 強い意志と責任感を持っている人

それぞれ解説します。

人と接するのが好きで共感力が高い人

精神保健福祉士は、精神的な疾患・障がいを抱えている方をサポートする仕事なので、人と接することが好きな人に向いている仕事です。精神疾患が原因で、さまざまな悩みを抱える方からの相談を受けることもあり、共感力も求められます。

また、患者さんだけでなく、医師や看護師など他職種と連携しながら業務を行うため、コミュニケーション能力も必要です。ここでいうコミュニケーションは話し上手ではなく、聴き上手のことをいいます。

人と深く関わる仕事なので、人との関わりが本当に好きな人が向いています。

忍耐強く、粘り強い人

精神保健福祉士は、精神的な負担が大きい仕事なので、忍耐強さと粘り強さが必要です。精神的な問題は、学校で習ったことやマニュアルでは解決できないことも多くあります。

そのため、患者さん一人ひとりに時間をかけて真摯に向き合わなければなりません。思ったようにサポートが進まない場面もあり、すぐに諦めてしまうと患者さんの人生にプラスにならないでしょう。

時には患者さんから、キツイ言葉を投げかけられることも少なくありません。そのような場面でも諦めずに、障がい・病気に苦しむ患者さんをサポートし続けられる人が向いています。

客観的な視点を持てる人

精神保健福祉士は、患者さんの状況を客観的な視点で捉えて対応できる人が向いています。精神保健福祉士の役割は、患者さんの社会復帰や自立生活のサポートなので、独りよがりな考えを押し付けることはできません。

提案を受けるかの最終判断はあくまで本人です。そのため、提案が受け入れられなかった場合でも、柔軟な視点をもってさまざまな可能性を探る必要があります。

凝り固まった考えではなく、客観的な視点をもって患者さんをサポートできる人が向いているでしょう。

自己研鑽を怠らない人

精神保健福祉士として働き始めても、自己研鑽を怠らない人は向いています。精神疾患と一口にいっても、うつ病や統合失調症、認知症、発達障がい、アルコール依存症など症状はさまざまです。

実際の現場では、学校で学んだ知識や技術が通用しない状況も多々あります。一人ひとり患者さんの状況も異なるため、常に勉強する姿勢は欠かせません。

精神保健福祉士の自己研鑽には、

  • 研修に参加して知識や技術を身につける
  • 本を読んで知識や技術を学ぶ
  • 先輩スタッフから指導を受ける

などが挙げられます。また、精神保健福祉法などの法改正もあるため、積極的に知識やスキルに磨きをかけられる人が向いているでしょう。

強い意思と責任感を持っている人

精神保健福祉士は、患者さんの精神的な問題に寄り添い「人生」を支える仕事です。「人の役に立ちたい」「社会の役に立ちたい」という強い意志がなければ務まりません。

また、患者さんのサポートにはじっくり時間をかける必要があるため、最後まで責任をもって対応できる人が求められます。さまざまな課題や困難に直面する場面でも、最後まで諦めずに問題解決に向けてサポートし続けられる人が精神保健福祉士に向いているでしょう。

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2.精神保健福祉士に向いていない人

次に、精神保健福祉士に向いていない人の特徴を解説します。具体的には以下の3つです。

  • 自己主張が強い人
  • 時間にルーズな人・スケジュール管理が苦手な人
  • 協調性がない人

それぞれ見ていきます。

自己主張が強い人

精神保健福祉士は、相手の話に耳を傾け、自己決定を支援する仕事です。自分の提案を押し通したいような、自己主張が強い人には向きません。

相手が求める答えを提案できない人は、患者さんが本当にやりたいことを見落としてしまうからです。自己主張が強い傾向がある人は、結果的に患者さんの精神的な問題を解決できず、余計に落ち込むケースもあります。

そのため、自分の感情を優先して提案を押し付けるのではなく、相手の自己決定を支援し、尊重する気持ちが求められます。

時間にルーズな人・スケジュール管理が苦手な人

精神保健福祉士の1日のスケジュールは、日によって変わることが多く、スケジュール管理や時間にルーズな人には向きません。患者さんの相談に応じたり、他スタッフと会議を実施したりするなど内勤だけの日もあれば、患者さんの自宅を訪問する外勤だけの日もあります。

また、患者さんとのトラブルによって、他の業務と並行しながら対応しなければならない場合もあるでしょう。そのため、時間にルーズな人やスケジュール管理が苦手な人は、業務に支障をきたす恐れがあります。

協調性がない人

精神保健福祉士の仕事では、医師や看護師、他の医療関係者・行政関係者と連携して患者さんをサポートを行います。時には、精神保健福祉士が専門職の間に入り、調整役を担うこともあるため、協調性がない人には向いていません。

例えば、「Aの業種の人は〇〇という考えだが、Bの業種の人は××という考えがある」といったように、違った価値観をうまくまとめるためにも協調性が求められます。自分の意見を主張することも大切ですが、周囲の状況を把握して協力を得ながらサポートしていく姿勢が大切です。

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3.精神保健福祉士に必要なスキル

精神保健福祉士の仕事では、以下のようなスキルが求められます。

  • コミュニケーション能力
  • 傾聴力
  • 洞察力
  • チームワーク

現段階で上記のスキルがなくても、現場で身につけながら精神保健福祉士として活躍している人がほとんどです。今からでも習得できるスキルなので、精神保健福祉士を目指す方は参考にしてください。

コミュニケーション能力

精神保健福祉士は患者さん一人ひとりに寄り添い、相手の気持ちを理解する姿勢が求められます。そのためには、コミュニケーション能力が必須です。

患者さんの中には、うつ病やパニック障害などを抱えている人も多く、自分の気持ちを伝えるのが苦手な人もいます。ただ相手の話を聞くだけでなく、気持ちを理解したうえで個人の課題や問題に向き合う力が求められます。

また、患者さんやそのご家族だけでなく、他の医療関係者や職種と連携して業務を進める際にもコミュニケーション能力は必要です。

傾聴力

コミュニケーションと同様に大切なのが、傾聴力です。精神保健福祉士は、患者さんの悩みを深いところまで理解することが求められます。

患者さん一人ひとりがさまざまな悩みを抱えており、気持ちに寄り添うには時間をかけて話を聴く必要があります。相手が本当は何を伝えたいのか、どうなっていきたいのかを引き出しながら理解を深めなければなりません。

傾聴によって、心の奥にある悩みを時間をかけて引き出すことで、患者さんに対して適切なサポートができるようになります。

洞察力

他者の痛みに寄り添うためには、洞察力も必要です。精神的に不安定な状態の患者さんは、妄想や幻覚に襲われたり、極度の不安状態になったりと、ちょっとしたことで精神状態の悪化につながります。

精神状態が悪化している兆候があれば、医療につなげる判断もしなければなりません。患者さんの中には、自分の気持ちをうまく伝えることが苦手な人もいるため、会話の中でも変化に気づく力が求められます。

そのため、表面的な部分を見るのではなく、“目に見えないもの”まで見る洞察力が必要です。

チームワーク

精神保健福祉士は、医師や看護師など他職種と連携して業務にあたります。患者さんの深い悩みを解決するためには、さまざまな専門領域の知識が必要になるのでチームワークが必須です。

特に病院では、多くの医療専門職が働いているため、それぞれが専門スキルを発揮しながら治療やケアを行う「チーム医療」が求められます。また、病院内だけでなく、外部の機関と連携して業務を行うチームワークも必要になるでしょう。

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4.精神保健福祉士のやりがい

精神保健福祉士には、以下のようなやりがいがあります。

  • 悩みを抱えている人の支えになれる
  • 多くの人の人生を知ることができる
  • 患者さんから感謝される・社会復帰していく姿に勇気をもらえる

悩みを抱えている人の支えになれる

精神保健福祉士は精神的な悩みを抱えている人をサポートし、感謝される仕事です。心の病や障がいは、人間の悩みの中でも複雑で向き合うのが難しいものです。

そのような難しい問題に専門知識を活かし、努力を重ねて患者さんと信頼関係を築けたときの嬉しさは、何物にも変え難いでしょう。じっくり時間をかける必要はありますが、患者さんを近くで支えながら一緒に問題解決を目指せます。

患者さんやご家族にとっての支えとなり、自立・改善が見られた時の喜びは大きなやりがいとなるでしょう。

多くの人の人生を知ることができる

精神保健福祉士として患者さんの相談を受けていると、多くの人の人生を知ることができます。精神的な病や障がいを抱える人の症状や生活状況などは、一人ひとり異なります。

対応が難しい患者さんや辛い話を聞いて、精神的な負担を感じることもあるでしょう。しかし、人間の性質を深いところまで知ることができたり、心を動かされたりする場面も多いです。

その経験によって、幅広い視点をもち、多様な価値観を尊重できる姿勢が身につきます。人の人生という大きなテーマに深く関わり、サポートしていけるのは精神保健福祉士のやりがいです。

患者さんから感謝される・社会復帰していく姿に勇気をもらえる

精神保健福祉士の仕事では、患者さんから感謝されるときに大きなやりがいを感じます。「あなたに話してよかったわ」「あなたが担当でよかった、ありがとう」と直接感謝される仕事です。

また、精神的な疾患や障がいを抱えながらも社会復帰を目指す姿に、自分自身も勇気をもらえるでしょう。一人ひとりの患者さんとじっくり時間をかけて目標達成を目指すため、少しずつ改善していく姿に感動を覚える場面もあります。

社会復帰に貢献できたという実感は、精神保健福祉士にとって大きな喜びとなるでしょう。

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5.精神保健福祉士の大変なこと

精神保健福祉士の仕事にはやりがいが多い一方で、以下のような大変な場面もあります。

  • 精神的な負担が大きい
  • 人間関係の難しさ
  • 激務の割に給与が低い

それぞれ見ていきましょう。

精神的な負担が大きい

精神保健福祉士は「人の心」という非常に複雑で難しい問題と向き合う仕事なので、精神的な負担は避けられません。患者さんから相談を受け、サポートを続けてもなかなか改善しないケースもあります。

時には、患者さんから暴言や虐待、ネグレクトなどの深刻な問題にも立ち向かわないとなりません。心の疾患や障がいは、じっくり時間をかけなければならないため、支援が長期化すれば「支援方法が間違っているのではないか」と頭を抱えることもあります。

そのため、精神保健福祉士の仕事は精神的な負担が大きく、自身の精神的なケアも欠かせません。

人間関係の難しさ

精神保健福祉士は、常に人と関わりをもたなければならないため、人間関係の難しさを感じる場面が多い仕事です。患者さんやご家族だけでなく、医師や看護師など他の医療関係者とも良好な人間関係を構築しなければなりません。

精神的な疾患や障がいはデリケートな問題なので、時には患者さんやご家族との意見が対立することもあり、その調整に苦労します。また、患者さんのサポートには多くの関係者の協力・連携が必須なので、周囲との板挟みに遭い、人間関係に悩むこともあるでしょう。

そのため、精神的なタフさだけでなく、良好な人間関係を構築できるコミュニケーション能力や調整力が求められます。

激務の割に給与が低い

精神保健福祉士は、業務量や内容の割に給与が低いという声もあります。公益財団法人の精神保健福祉士就労状況調査実施結果報告書によれば、精神保健福祉士の平均年収は404万円です。

日本の平均年収が461万円と言われているため、やや低いといえます。とはいえ、前回調査した2015年よりも、精神保健福祉士の平均年収は57万円アップしています。

精神保健福祉士の需要が増えていることを考えると、今後も年収が上がっていく可能性は高いです。それでも精神保健福祉士は国家資格であり、精神的な負担が非常に大きいので、仕事の割には給与が低いと感じる人も多いのが現実です。

出典:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター|精神保健福祉士就労状況調査実施結果報告書(令和2年度)

出典:国税庁|1年を通じて勤務した給与所得者

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6.精神保健福祉士を目指す方によくある質問

ここでは、精神保健福祉士を目指す方からよくある質問に答えていきます。

精神保健福祉士ってどんな仕事をするの?

精神保健福祉士の主な仕事内容は、精神的な疾患・障がいを抱えた人からの相談に応じ、目標達成に向けてサポートすることです。基本的には患者さんの社会復帰に関する相談を受け、社会参加に向けて支援する役割があります。

精神保健福祉士の主な職場はどこ?

精神保健福祉士の主な職場は以下のとおりです。

  • 精神科病院
  • 精神科・心療内科クリニック
  • 相談支援事業所
  • グループホーム
  • 保健所
  • 精神保健福祉センター
  • 教育機関
  • 一般企業

就労先として多いのが医療・福祉関係となっています。近年では行政や教育機関、一般企業などさまざまな分野で活躍しています。

精神保健福祉士の年収はどれくらい?

精神保健福祉士の平均年収は404万円です。性別でみると男性が463万円、女性が377万円という結果になっています。
施設によっては夜勤もあり手当が支給されるため、より高年収を狙うことができます。

出典:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター|精神保健福祉士就労状況調査実施結果報告書(令和2年度)

精神保健福祉士の男女比は?

2020年度の精神保健福祉士就労状況調査実施結果報告書によると、男性が28.3%、女性が71.5%です。結果からもわかるように、精神保健福祉士の男女比は女性が多いということがわかります。

女性が多い理由としては、医療・福祉業界全般で女性が多い点や力仕事があまりない点が挙げられます。ちなみに、2015年の調査では男性が28.5%、女性が71.4%なので、この5年間で男女比に変化はありません。

出典:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター|精神保健福祉士就労状況調査実施結果報告書(令和2年度)

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7.まとめ

精神保健福祉士は、精神的な疾患・障がいを抱えた人の相談に乗りサポートする仕事です。やりがいが大きい反面、精神的な負担が大きいなど大変な面もあります。

精神保健福祉士に向いている人の特徴は、

  • 人と接するのが好きで共感力が高い人
  • 忍耐強く、粘り強い人
  • 客観的な視点を持てる人
  • 自己研鑽を怠らない人
  • 強い意志と責任感を持っている人

などが挙げられます。「自分は精神保健福祉士に向いていないかもしれない」と思う人でも「人の役に立ちたい」という強い気持ちがあれば諦める必要はありません。
まずは求人情報などを確認し、働くイメージを掴んでみることから始めてみてはいかがでしょうか。

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