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精神保健福祉士と社会福祉士の違いは?どちらを目指すべきかを解説!

  • 更新日
投稿者:高田 眞帆

「精神保健福祉士と社会福祉士の違いってなに?」
「給料や将来性も含めて、どっちを目指すべき?」

このような悩みはありませんか?

結論、精神疾患に特化したい方は精神保健福祉士、幅広い悩みを抱えた方のサポートをしたい方は社会福祉士を目指すのがおすすめです。
本記事では、精神保健福祉士と社会福祉士の違いについて解説し、どちらを目指すべきか、さまざまな視点でわかる記事になっています。

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1.精神保健福祉士と社会福祉士の仕事内容の違い

精神保健福祉士と社会福祉士は、どちらも相談業務が主な業務です。ただし、支援する対象が異なります。精神保健福祉士は、精神的な疾患・障がいのある人を支援、社会福祉士はあらゆる人を支援する点が違います。
それぞれの仕事内容の違いについて詳しく見ていきましょう。

精神保健福祉士の仕事内容

精神保健福祉士は、心に疾患・障がいを抱える人の日常生活や社会復帰に向けた支援をする仕事です。具体的には、利用者さんの希望や適性を理解し、その人に合った解決策で社会復帰を支援します。

ただし、精神保健福祉士の仕事内容は、勤務先によっても異なるため確認が必要です。本人のご家族や他職種、関係機関と連携しながら、相談者の社会復帰を支援する点はどの職場も変わりません。

また、現代の日本はストレス社会と言われており、医療機関に限らず企業で働く方のメンタルヘルスケアに関わることもあります。このように、精神的な面でサポートするのが精神保健福祉士です。

社会福祉士の仕事内容

社会福祉士は心身の病・障がいのある人に限らず、日常生活を支援する仕事です。そのため、対象者は幅広く高齢者や児童、低所得者、障がい者などが挙げられます。
具体的な仕事内容は以下のとおりです。

  • 相談業務
  • 支援サービスの提供・整備
  • 介護業務
  • 行政機関や医療機関などとの連携・調整

上記のとおり、社会福祉士の業務は多岐にわたりますが、業務の中心になるのは「相談業務」です。また、医療・福祉分野の機関と連携し、サービス提供をつなぐ役割もあります。

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2.精神保健福祉士と社会福祉士の給料の違い

結論からお伝えすると、精神保健福祉士と社会福祉士の給料に大きな差はありません。詳しく見ていきましょう。

精神保健福祉士の平均年収

公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが公表している報告書によると、令和元年の精神保健福祉士の平均年収は404万円です。この調査結果には、正規職員だけでなく契約社員やパート職員、派遣職員なども含まれています。

前回調査時(2015年)は347万円なので、前回より平均年収が57万円高くなっています。
ちなみに、男女別でみると男性平均年収が463万円(前回調査403万円)、女性が377万円(前回調査321万円)です。男女別の平均年収では、86万円の差があります。

参照:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター|精神保健福祉士就労状況調査実施結果報告書

社会福祉士の平均年収

公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが公表している報告書によると、令和元年の社会福祉士の平均年収は403万円です。前回調査時(2015年)の平均年収は377万円なので、平均年収は26万円上がっています。

男女別の平均年収でみると、男性が473万円(前回調査439万円)、女性が365万円(前回調査339万円)です。男女で比較すると、平均年収は108万円の差があります。
精神保健福祉士と比較した場合は、平均年収に大きな差はありません。

出典:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター|社会福祉士就労状況調査実施結果報告書

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3.精神保健福祉士と社会福祉士の就職先の違い

精神保健福祉士と社会福祉士の仕事内容は共通する部分もあるため、就職先も同じであるケースもあります。それぞれ詳しい就職先を見ていきましょう。

精神保健福祉士の主な就職先

精神保健福祉士は、さまざまな就職先で活躍できる職業です。精神保健福祉士が活躍する就労先で最も割合が高いのは障害者福祉施設(24.4%)で、次に高いのが医療関係(23.3%)です。

医療・福祉の分野の就職先が全体の7割以上を占めています。以下で、精神保健福祉士の主な就職先を簡単に見ていきましょう。

参照:精神保健福祉士就労状況調査結果

医療関係

医療関係には、

  • 精神科病院
  • 精神科有床診療所
  • 有床診療所
  • 無床診療所
  • 訪問看護ステーション

などが挙げられます。基本的にはチーム医療の一員として、精神科医や看護師と連携しながら相談業務や入・退院調整、生活支援などを行うのが主な仕事内容です。

障害者福祉関係

障害者福祉関係の具体的な就職先には、

  • 自立訓練施設
  • 就労移行支援施設
  • グループホーム
  • 相談支援事業所
  • 地域活動支援センター

などが挙げられます。主な業務内容は、対面や訪問による相談・支援業務、日常生活に必要な動作訓練です。

行政関係

行政関係で活躍する精神保健福祉士は、

  • 自治体
  • 保健所
  • 精神保健福祉センター

などが挙げられます。基本的な業務は法律に関する手続きや計画作成、公的支援制度の紹介などです。

司法関係

司法関係の具体的な職場は、

  • 保護観察所
  • 刑務所
  • 更生保護施設

などが挙げられます。司法関係の施設で働く精神保健福祉士は「精神保健参与員」や「社会復帰調整官」として働くのが一般的です。

教育関係

教育関係の具体的な職場は、小学校や中学校、高校などです。主な仕事は、教育環境の改善や児童や家族、教員のケアを行います。

社会福祉士の主な就職先

社会福祉士と精神保健福祉士の業務内容には違いがありますが、医療関係や障害者福祉関係など、就職先が共通する部分も多いです。しかし、精神保健福祉士と対象者が異なるため、福祉事務所や児童相談所など社会福祉士に特化した就労先もあります。

中でも、社会福祉士の就職先で最も多いのが高齢者福祉関係(39.3%)で、次いで多いのが障害者福祉関係(17.6%)です。以下で、社会福祉士の主な就職先について簡単に見ていきましょう。

出典:社会福祉士就労状況調査実施結果報告書

福祉事務所

福祉事務所は、福祉に関する相談全般を請け負っている勤務先です。高齢者や児童、障がい者、母子家庭など、福祉を必要としている方の相談に乗り、適切な支援や指導を行います。
また、福祉サービスが必要だと判断された方には、その対象者と福祉サービスを提供する事業所を繋げる役割もあります。

高齢者福祉関係

高齢者福祉関係では、施設に入所する方の相談に乗ったり、ご家族との連絡・調整を行ったりするのが仕事内容です。相談業務以外にも、入所者が利用できるサービスを紹介したり、生活面でアドバイスしたりするのも社会福祉士の役割の一つです。

障害者福祉関係

社会福祉士は、障害者支援施設や身体・知的障害者更生相談所、就労支援事業所などで活躍します。主な仕事内容は、相談業務や施設に入・退所する際の手続きなどです。
介護現場では、社会福祉士のことを「生活相談員」や「生活指導員」と呼ぶことが多いです。

児童・母子福祉関係

児童相談所や児童福祉施設などで、児童指導員やファミリーソーシャルワーカーとして活躍します。18歳未満の子どもが対象で、子育てに関する相談業務や非行や虐待などへの対応を行うのが主な仕事です。

また、生活に問題を抱える母子家庭のために、母子支援員として勤務する母子生活支援施設もあります。ここでは、個別に作成した自立支援計画に基づき、自立支援を進めるのが役割です。

医療関係

社会福祉士は、病院や保健所などの医療機関で活躍できます。医療の現場では「医療ソーシャルワーカー」とも呼ばれており、患者さんやその家族の相談に乗ったり、転院や退院の調整を行ったりします。

地域福祉関係

県庁や市役所、地域包括支援センターなどが勤務先です。主な業務は、地域で生活課題を抱えている住民からの福祉に関する相談業務です。他にも各機関と連携し、地域住民主体の新たな福祉サービス体制を整備して地域の福祉を進める役割があります。

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4.精神保健福祉士と社会福祉士の資格の取り方の違い

精神保健福祉士と社会福祉士の資格は、同時に受験することが可能です。同時受験でどちらも合格すればダブルライセンスを獲得できるため、両方の資格取得を目指す方もいます。
ここでは、精神保健福祉士と社会福祉士の資格の取り方の違いについて解説します。

精神保健福祉士

社会福祉士

試験日

年1回(2月上旬)

年1回(2月上旬)

専門科目

・精神医学と精神医療
・現代の精神保健の課題と支援
・精神保健福祉の原理
・ソーシャルワークの理論と方法(専門)
・精神障害とリハビリテーション論
・精神保健福祉制度論

・高齢者福祉
・児童・家庭福祉
・貧困に対する支援
・保健医療と福祉
・ソーシャルワークの基盤と専門職(専門)
・ソーシャルワークの理論と方法(専門)
・福祉サービスの組織と経営

共通科目

・医学概論
・心理学と心理的支援
・社会学と社会システム
・社会福祉の原理と政策
・社会保障
・権利擁護を支える法制度
・地域福祉と包括的支援体制
・障害者福祉
・刑事司法と福祉
・ソーシャルワークの基盤と専門職
・ソーシャルワークの理論と方法
・社会福祉調査の基礎

精神保健福祉士の共通科目と同様

合格率

60〜70%

30%前後

資格取得までの最短期間

4年

4年

精神保健福祉士の資格の取り方

精神保健福祉士の資格を取得するには、一定の要件を満たしたうえで精神保健福祉士国家試験に合格しなければなりません。国家試験を受験するまでのルートは、学歴や実務経験によってさまざまです。

福祉系大学や短期大学で指定科目を履修した場合 福祉系の4年制大学:卒業後に国家試験の受験が可能
福祉系の3年制短大:卒業後に1年相談援助の実務経験が必要
福祉系大学や短期大学で基礎科目を履修した場合 福祉系の4年制大学:卒業後に短期養成施設に通学
福祉系の3年制短大:卒業後に1年相談援助の実務経験を積んだ後、短期養成施設などに通学
一般大学・短期大学卒業の場合 4年制大学:一般養成施設に1年以上通学
3年制短大:1年以上実務経験を積み、一般養成施設などに1年以上通学
社会福祉士の資格を取得している場合 短期養成施設などに6ヶ月以上通学

また、社会福祉士の資格を取得している場合は、試験時に共通科目が免除されます。無資格・未経験の方は、資格取得までに最短で4年はかかるでしょう。

社会福祉士の資格の取り方

精神保健福祉士と同様、一定の要件を満たして国家試験に合格する必要があります。受験資格は、学歴や相談業務の実務経験によって異なります。
主な受験ルートは以下のとおりです。

福祉系の4年制大学を卒業している場合 すぐに受験が可能
福祉系の4年制大学で基礎科目を履修して卒業 短期養成施設などで必要科目履修(最短9ヶ月)
一般の4年制大学を卒業している場合 1年以上一般養成施設に通学
4年以上実務経験がある場合 短期養成施設などで必要科目履修(最短9ヶ月)

上記の受験ルートは一例なので、そのほかは公益財団法人が公表しているルート図を参考にしてください。
試験の難易度は、精神保健福祉士が60〜70%、社会福祉士が平均30%前後なので、社会福祉士の方が比較的難易度が高いといえるでしょう。

出典:公益財団法人社会福祉振興・試験センター|受験資格(資格取得ルート図)

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5.精神保健福祉士と社会福祉士の将来性

精神保健福祉士と社会福祉士の将来性は、どちらも明るいといえます。理由としては、AIに代替されにくい仕事である点や、今後も需要が高まる点が挙げられます。
しかし、中には不安視されている点もあるため、その点も含めて見ていきましょう。

精神保健福祉士の将来性

精神保健福祉士の将来性は明るいといえます。その理由は精神疾患を有する外来患者数が大幅に増加しているため、精神保健福祉士の需要が高まっている点が一つです。

厚生労働省の資料によると、精神疾患を有する入院患者数は減少しているものの、精神疾患を有する外来患者数は2020年時点で約586.1万人となっています。2008年の290万人から、約2倍もの外来患者数が増えている計算です。
一方で精神保健福祉士の数は、2023年時点で約107,000人なので、人手不足の現状があります。

精神保健福祉士は医師や看護師のように、資格を持っている人が独占的に仕事を行える「業務独占資格」ではありません。つまり、社会福祉士や臨床心理士など他職種でも、精神保健福祉士の仕事が行えます。
そのため、あえて資格を取得する必要はないという声もあるようです。

出典:厚生労働省|精神医療について

社会福祉士の将来性

社会福祉士の将来性も明るいといえます。福祉系の基礎となる資格であり、さまざまな活躍場所があるため、精神保健福祉士と比べても就職先が多いのが特徴です。

精神保健福祉士は精神疾患・障がいを抱えた人が主な対象で、社会福祉士は子どもから高齢者まで、あらゆる世代の支援が行えます。精神保健福祉士にもいえることですが、コミュニケーション重視の仕事なので、AIに代替されにくい点も将来的に安定している理由の一つです。

また、少子高齢化が進む日本においては、社会福祉士の需要は今後も高まると考えられています。福祉の専門家として社会的信用度も上がるため、おすすめの資格といえるでしょう。

ただし、精神保健福祉士と同様、業務独占資格ではないため、資格を持たない人でも社会福祉士の仕事は行えます。とはいえ、資格を持っている人の方が専門性の高さを証明できるため、福祉系の仕事に就く方は資格取得を目指すのがおすすめです。

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6.精神保健福祉士や社会福祉士に向いている人

精神保健福祉士と社会福祉士に向いている人の特徴を解説します。

精神保健福祉士に向いている人

精神保健福祉士に向いている人の特徴は以下のとおりです。

  • 人と接するのが好きで共感力が高い人
  • 忍耐強く、粘り強い人
  • 客観的な視点を持てる人
  • 自己研鑽を怠らない人
  • 強い意志と責任感を持っている人

精神保健福祉士の主な仕事は、精神的な障がいや病を抱える方の相談・支援業務です。「利用者さんの悩みを解決したい」という強い意志と責任感が求められます。

また、利用者さんの症状は人によっても異なるため、自分の考えに固執せず、客観的な視点をもって対応できる人も向いているでしょう。
精神保健福祉士に向いている人の特徴について詳しくは、下記の記事を参考にしてください。

社会福祉士に向いている人

社会福祉士に向いている人の特徴は以下のとおりです。

  • 人の役に立ちたいという奉仕の気持ちがある
  • コミュニケーションを取るのが好き
  • 倫理観をもっている
  • 忍耐力がある
  • 常に学ぶ姿勢がある

各特徴について解説します。

人の役に立ちたいという奉仕の気持ちがある

社会福祉士は、日本社会のさまざまな問題によって生活に困っている人を支援する仕事です。大前提として、人の役に立ちたいという気持ちがなければ務まりません。

対応する問題は、介護や虐待、いじめ問題、貧困問題などさまざまです。そのため、一人ひとり状況が異なる利用さんに寄り添い、役に立ちたいという奉仕の気持ちがある人に向いている仕事といえるでしょう。

コミュニケーションを取るのが好き

社会福祉士は子どもから高齢者まで、あらゆる年代の人から相談を受ける仕事です。中には、怒鳴ったり今の状況に取り乱したりするケースもあります。

相談者の悩みを深く理解するためには、積極的にコミュニケーションを取る姿勢が大切です。また、医療や福祉、行政など多くの機関と連携して問題解決に務めるため、良好な人間関係を築ける人が求められます。

そのため、人を選ばず積極的にコミュニケーションを取ることが好きな人に向いているでしょう。

倫理観をもっている

社会福祉士は高い倫理観が求められる仕事です。社会福祉士はさまざまな人の相談に応じるために、支援に必要な個人情報を聞き出します。

中には、個人の経済状況や家族構成、医療情報など他人が知ることのない踏み込んだ内容が多いです。相談者は社会福祉士を信用して話すため、守秘義務の徹底はもちろん、倫理観に対する高い意識が必要になるでしょう。

忍耐力がある

社会福祉士は子どもから高齢者まで、あらゆる世代の方から相談を受けます。中には、辛い状況にいる方やうつ病を患っている方など、時間をかけて対応しなければならない人も少なくありません。

「会話が成り立たないから」といって、社会福祉士の業務を投げ出してしまうようでは務まらないでしょう。どんな状況でも諦めず、広い心で相談者に向き合う必要があるため、忍耐力が求められます。

常に学ぶ姿勢がある

社会福祉士が対応する課題は、社会全体に関わることです。時代に沿って法律や制度も変わるため、常に学ぶ姿勢が求められます。
社会福祉士として活躍している方の中には、先輩から指導を受けたり、研修や勉強会に参加したりしている方も多いです。

何よりも、客観的な視点をもって相談者の対応にあたらなければならないので、福祉の幅広い知識を習得することが大切です。専門職として、常に知識の習得や相談業務の技術向上に時間をかけられる人が向いています。

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7.精神保健福祉士と社会福祉士のダブルライセンスという可能性

精神保健福祉士と社会福祉士のダブルライセンスを取得している方は多いです。2つの資格試験には共通科目があるため、どちらかの資格を持っている場合は共通科目が免除されます。

同時受験も可能で、どちらも合格すれば2つの国家資格を取得できることになります。とはいえ、それぞれ専門科目数も多く、同時合格するハードルは想像以上に高いです。

また、同時受験でダブルライセンスを取得した方も「急いで取らなくてもよかった」という意見も少なくありません。ちなみに、精神保健福祉士とのダブルライセンスで取得される資格で多いのは以下のとおりです。

公認心理士
心理学の専門家として、心理的な問題を抱えた方の相談や適切なアドバイスを行うための資格です。医療や福祉、教育などさまざまな現場で活躍できます。国家試験の合格率は60%前後です。

臨床心理士
臨床心理学に基づいた知識や技術を用いて、人が抱える心の問題を解決し、自分らしく生きることをサポートする仕事。前述の公認心理士は国家資格であるのに対し、臨床心理士は民間資格の位置付けになります。合格率は62〜65%です。

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8.精神保健福祉士と社会福祉士で迷ったらどちらを目指すべきか

結論、精神疾患に特化したサポートをしたい場合は精神保健福祉士、さまざまな悩みを抱えている方をサポートしたい場合は社会福祉士を目指すのがおすすめです。しかし、社会福祉士の資格は福祉系の基礎でもあるので、ダブルライセンスの幅も広がります。

社会福祉士と相性のよい資格は以下のとおりです。

介護福祉士
利用者さんの身体・精神上のケアや介護スタッフの指導・育成を行える国家資格。これからの高齢化社会においては、ダブルライセンスは大きな武器になります。

保育士
乳児から小学校入学前の子どもを預かり、子育てする仕事です。社会福祉士の資格を持っている場合、保育士試験の一部または全部が免除される場合があります。

社会保険労務士
人材に関する法律のスペシャリストで、従業員の人事や労務管理の仕事が行える資格です。社労士の合格率は6〜7%で難易度が高い資格といえます。

行政書士
個人や企業を対象にし、法律的観点から幅広いアドバイスを行える資格です。合格率は8〜13%程度を推移しています。将来的に独立を考えている方にはおすすめできる資格でしょう。

FP2級
ファイナンシャルプランナー2級は、税金や保険の見直し、相続対策など幅広い分野で活躍できる資格です。社会保険はFP2と社会福祉士に共通する知識なので、福祉において有効なアドバイスを行えるようになります。

ケアマネ
ケアマネージャーは、ケアプランの作成やサービス事業者と連絡・調整を行う介護保険のスペシャリストです。社会福祉士と同じ福祉の資格ですが、福祉全体を扱う社会福祉士に対し、ケアマネは介護に特化した支援を行います。試験の平均的な合格率は20%です。

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9.まとめ

精神保健福祉士は精神的な疾患・障がいに特化した仕事で、社会福祉士はあらゆる世代の生活を支援する点が異なります。どちらを目指すべきかで悩んでいる方は、自分が将来どの分野で活躍したいかで選ぶべきです。

精神保健福祉士と社会福祉士の仕事は今後も需要が増え続け、AIに代替されにくい魅力があります。医療・福祉の現場を超えて活躍できることもあり、将来性のある資格です。

精神的な疾患や障がいに特化した支援がしたい方は精神保健福祉士を、幅広い世代の福祉をサポートしたい方は社会福祉士を目指してみるとよいでしょう。

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URL:https://www.2ndlabo.co.jp/

2021年11月よりセカンドラボ株式会社に入社。主にクリニックを中心に医療介護向け求人メディア「コメディカルドットコム」の採用課題のサポートを行う。

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