診療放射線技師の印象に残る履歴書の書き方と面接対策を解説!
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就職や転職の際に、必ず必要になるのが履歴書。診療放射線技師の履歴書にはどんな書き方が求められるのでしょうか。
面接へと繋げるためには印象に残る履歴書を作成すべきですが、特別なことをするのではなく必要な箇所に誠意を持って丁寧に記入することが大切です。診療放射線技師になった理由や応募した職場でどのように働きたいかなど、まずは正直に書くことを心がけます。
診療放射線技師の履歴書の具体的な書き方と面接対策について解説します。
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1.診療放射線技師の履歴書の書き方
診療放射線技師の履歴書を書く際、採用担当者は履歴書のどこを見てどのように判断するかということを考える必要があります。
それらを考慮したうえで、診療放射線技師の履歴書を作成してみましょう。
診療放射線技師の履歴書はパソコンで作成してもいい?
履歴書は手書きのほうが好印象のイメージがありますが、中途採用の場合なら指定がなければパソコンで作成することも認められています。
それでも手書きで丁寧に書かれた履歴書は人となりの判断材料にもなりますし、敢えて手書きで提出されたことが高評価に繋がることもあります。
パソコンでも手書きでも、誠実に誠意を持って記入するこということには変わりはありません。見てくれる人のことを思って見やすく仕上げることが大事です。
証明写真は笑顔でもOK
証明写真は笑顔でも問題はありません。
履歴書に添付された写真は、面接官の印象を左右します。笑顔の写真があれば優しい雰囲気の印象を与えることができます。
一点注意があります。時間がなくても自撮り写真はできれば避けたほうがいいでしょう。採用について真剣さを感じてもらえない可能性があります。
履歴書を書くための心構え
診療放射線技師の履歴書を書くための心構えは、余裕を持って準備することです。
- 履歴書に記入する経歴の日付などに間違いないよう確認をしておく
- 記入したら何度か読み返して確認をする
- 手書きの履歴書を作成する場合には、用紙を購入し油性のボールペンで記入
- パソコンで履歴書を作成する場合はフォーマットをダウンロード
- スマートフォンで作成する場合、アプリ等のダウンロード
基本情報の書き方
日付 | 郵送:ポストに投函する日付を記入 持参:履歴書を持参する日付を記入 |
---|---|
年齢 | 記入日の時点での年齢 |
住所 | 省略はせずに、都道府県から書く。アパート・マンション名、番地、部屋番号など正式名称で正確に記入 |
写真 | 3ヶ月以内に撮影されたもので裏に氏名を記入 |
学歴・職歴 | 時系列にそれぞれ記入し最後の行に「以上」と記入、学校名や職場名は省略はせずに正式名称で記入 |
資格・趣味・本人希望欄などの書き方
免許・資格 | 診療放射線技師免許の取得年月日 民間資格でも応募先の仕事に活かせる内容のものであればすべて記入 |
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志望動機・自己PR | 自分のキャリア・スキル 志望動機 |
本人希望欄 | 勤務地・入職日や就職にあたっての希望。なければ「特になし」と記入 |
職務経歴書
職務経歴書は今までの経験やスキルを細かく記入する書面のことです。
履歴書の補足資料として書かれますが、職務経歴書は採用担当者へのアピール資料として重要な意味を持っています。
ちなみに文字が多くなることから、職務経歴書は手書きよりもパソコンなどデータ化されたものが好まれる傾向にあります。
スカウトサービス登録はこちら2.診療放射線技師の志望動機の考え方
志望動機は採用担当者がもっとも注目する部分です。自分の言葉で誠実に書くことが重要です。
診療放射線技師の志望動機の書き方
志望動機の基本的な書き方や触れるべきポイントは以下の通りです。
- 志望動機の文字数は、150文字~250文字程度
- 敬語で記入
- 応募先に対して、御院・御社ではなく、貴院・貴社と記入する。(御院・御社は口頭で伝える場合に使用)
- 応募先の職場がなぜ良いと思ったのかという理由
- 今まで経験したことを応募先の職場でどのように活かしたいかを具体的にアピール
- 今後スキルアップしたい内容と、診療放射線技師としてどのようになりたいかという具体的なビジョン
志望動機の例文
診療放射線技師の志望動機の例文を職場別に紹介します。病院、クリニック、健診センターを取り上げます。
貴院では、ローテーション制で幅広いモダリティを経験できる点に魅力を感じ志望致しました。これまでは120床の一般病院で、一般撮影、CT、胃透視、病棟撮影を担当してきました。MRIやアンギオなど扱えるモダリティを増やして、自身のスキルの幅を広げたいと思っております。前職で培った患者様の目線に合わせた検査の説明や検査時の対応を貴院でも活かし、患者様に寄り添った放射線技師として活躍したいと考えております。
前職の慢性期病院の外来で、整形外科の患者様の撮影を担当していた経験から、整形外科領域の面白さを知りました。患者さんとの長期的な関係性作りや、回復していく過程に携われることにやりがいを感じます。スポーツ整形に高い専門性を持つ貴院でスキルを磨き、多くの患者様に信頼される診療放射線技師になりたいと考えております。CT、一般撮影は後輩の指導を行えるレベルですので、いち早く業務に慣れ、即戦力として尽力していきたいと思っております。
女性専用人間ドックや乳がん検診に力を入れる貴社の理念に強く共感し志望致しました。前職の総合病院でマンモグラフィを担当、2年前にはマンモグラフィ認定技師を取得しました。様々な症例を経験する中で、予防医学や早期発見の重要性が身に染み、健診施設へ転職し自身の経験を活かしたいと思うようになりました。接遇面など病院とはまた違う環境で身につけることが多いと思いますが、いち早く即戦力として勤務できるよう尽力していきたいです。
志望動機のNG例
複数の事業所に応募した際にやりがちな「志望動機の使い回し」はNGです。この応募先でなければいけない、という要素が足りなくなり、志望度を伝えることができません。
ネットにある志望動機の例も同じことが言えます。そっくりそのままではなく、自身の経験や経歴、応募先に応じて作成するようにしましょう。
また条件面だけを志望動機にするのは避けましょう。給与や休日、通勤時間や福利厚生だけを理由にしてしまうと「他に良いところが見つかればすぐ辞めてしまうのではないか」と採用担当者に思われてしまいます。
スカウトサービス登録はこちら3.面接の対策
無事書類選考を通過したら次は面接です。
志望動機など履歴書に記入したことは、質問されてもブレないようにしっかり覚えておくようにします。履歴書に書いてある内容と面接時の回答の一貫性が重要です。
面接でよく聞かれる質問とは
診療放射線技師の面接で聞かれる定番の質問は以下の通りです。
- 自己紹介をお願いします
- 今までの経歴を教えてください
- あなたの長所と短所を教えてください(自己PR)
- 当院を志望した理由はなんですか?(志望動機)
- 前職を辞めた理由は何ですか?(退職理由)
- 何か質問はありますか?(逆質問)
面接でよく聞かれる質問は、どの職種、どの業界でもある程度共通しています。上記の質問に対しての自分なりの回答を準備しておきましょう。ポイントは自分の言葉で回答を作り、口に出して練習することです。ネットの回答例をそのまま使ったり、口に出さず本番に臨むと、面接官に準備不足を見抜かれてしまいます。
診療放射線技師を目指すきっかけ
あなたが診療放射線技師を目指したきっかけは何だったでしょうか?案外面接で聞かれやすい内容なので、きちんと自分の言葉で整理しておきましょう。
診療放射線技師を目指すきっかけで多いのは次のような理由です。
- 病院へ行った時に、診療放射線技師という職種があることをはじめて知って興味がわいた
- 健康診断で女性の技師にレントゲンを撮ってもらい、女性でも働きやすそうな職種であることを知った
- 家系に医療職が多く、幼い頃から放射線技師に興味を持っていた。
診療放射線技師を目指すきっかけは人ぞれぞれなので、変に取り繕う必要はありません。理由を素直に回答しましょう。ただ注意したいのは、「手に職つけたかったから」「お金が稼げそうだったから」など、印象が良くない話だけの回答は避けましょう。
スカウトサービス登録はこちら4.自己PRのポイントと方法
自己PRの考え方とポイントを紹介します。
- 応募先で活かせるスキルや経験をアピールする
- 具体的なエピソードを用いて説得性を高める
- 表情や声のトーンに気を配り熱意を伝える
- できるだけ簡潔にまとめる(1分程度)
「自分の長所って何だろう?」と考え始めると、なかなか思いつかないのはよくあることです。応募先が欲しいスキルや経験をイメージして、自分が当てはまっている部分があるかを考えると良いでしょう。
エピソードには、いつ・どこで・誰が・何を・なぜ・どのように行ったのかを盛り込むことが重要です。内容があいまいだと、本当にこの人自身の話なのか、と面接官が不信に思ってしまう恐れがあります。
自己PRは、口に出して練習することが重要です。頭に思い浮かべるのと実際に話してみるのでは天地の差があります。スマホのボイスメモを使って自分の声を録音したり、鏡の前で表情の確認と合わせて発声練習すると良いでしょう。
長々と話してしまうと、内容がぼやけてしまったり、話を整理できていないとマイナスな印象を与えてしまいます。簡潔に、要点だけを伝えるようにしましょう。目安としては、1分程度で話せるように準備しておくと良いでしょう。
スカウトサービス登録はこちら5.まとめ
履歴書は採用担当者に自身のプロフィールを知ってもらうための書類です。誤字脱字がないのは大前提で、丁寧に作成するようにしましょう。
志望動機は応募先への入社意欲をアピールする項目なので、よく考えたうえで記入することが大切です。例文を参考にしながらも、最後は自分の言葉でまとめてください。
面接対策は、事前によくある質問への回答を準備することと、実際に口に出して練習することが大切です。
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