訪問看護の面接対策|よくある質問と好印象を与えるポイント
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「訪問看護ステーションに応募したいけど、面接が苦手」
「面接対策をしっかりして、当日に臨みたい」
このような悩みはありませんか?
本記事では、訪問看護の面接を成功させるポイントを解説します。この記事を読めば、面接対策のやり方がわかり、当日、万全の体制で面接に臨めるようになるでしょう。
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目次
1.訪問看護の面接成功ポイント①面接前の準備が大切
訪問看護の面接で失敗する方のほとんどは、「準備不足」です。逆にいうと、準備をしっかりしておけば、面接は成功します。
ここでは、面接前に準備しておくべきポイントを解説していきます。
応募先の理念・方針を調べる
応募先の訪問看護ステーションについて徹底的に情報収集しましょう。仕事内容はもちろん、理念や看護の方針まで調べます。
応募先について徹底的に調べることで、「どのような人材を求めているのか」がわかり、志望動機や自己PRなどに落とし込めます。
事業所の理念や方針まで理解し、それに合わせた受け答えができれば、応募先に対する熱意の高さをアピールできるでしょう。
訪問看護の業務内容を理解する
訪問看護で働くのが初めての方は、面接前に業務内容を理解しておいてください。訪問看護の仕事は、病院や施設と共通する部分もあれば、異なる点も多くあります。
例えば、病院では複数の看護師が患者様のケアにあたっていたのが、訪問看護では基本的に看護師1人です。
また、訪問先まで自転車を使って移動することも多く、体力が求められます。
訪問看護の特徴や業務内容を理解してから面接に臨むことで、仕事への理解度や意欲を示せるでしょう。
自己分析と自己PRを準備する
訪問看護の面接を成功させるうえで、最も重要なのが「自己分析」です。面接で落とされる理由は、自己分析不足といっても過言ではありません。面接では、いかに「自分という商品」を売り込めるかが大切になります。
例えば、面接官から「あなたの強みは?」と質問された場合、
Aさん:「物事を冷静に考え、臨機応変に対応できる点です。その理由は〇〇」
Bさん:「えー、私の強みは…」
自信をもって回答できるAさんの方が魅力的に映ります。また、自己分析が不足していると、オリジナリティのない自己PRになりがちです。
これまでの経験や価値観を振り返って整理してから、自己PRなどを準備しましょう。
2.訪問看護の面接成功ポイント②面接で好印象を与えるポイントを知ろう
訪問看護の面接では、ちょっとしたポイントを押さえることで、面接官に好印象を与えられます。ここでは、そのポイントを3つ解説します。
明るい表情と笑顔を心がける
面接では、明るい表情と笑顔を心がけることが大切です。心理学者のメラビアンが提唱した「メラビアンの法則」では、
- 言語情報が7%
- 聴覚情報が38%
- 視覚情報が55%
といった割合で相手に影響を与えると言われています。
つまり、面接官に与える影響で最も大きいのが、面接中の表情や立ち振る舞いなのです。
また、訪問看護は利用者様の自宅に訪問するため、面接官も良い印象を与えられる人を採用したいはずです。
面接は非常に緊張する場ですが、良い印象を与えるためにも明るい表情と笑顔を心がけるようにしましょう。
言葉遣いに気をつける
面接では、話す内容だけでなく言葉遣いにも注目しています。いくら素晴らしい経歴やスキルを持っていても、言葉遣いが適切でなければマイナスの印象を与えてしまうでしょう。
面接で言葉遣いが適切ではない場合、利用者様やご家族などの対応に不安があり、不採用になる可能性が高くなります。
特にコミュニケーションを重視する訪問看護においては、適切な言葉遣いが必須です。
正しい敬語を理解し、面接の場でも問題なく使えるようにしておきましょう。
身だしなみを整える
面接では、身だしなみを整えてから臨むことが大切です。指定がなければ、黒やネイビーなどの暗い色のスーツで問題ありません。
看護師は利用者様の自宅に訪問する仕事なので、相手に良い印象を与えるような身だしなみが大切です。
面接で気をつける身だしなみのポイントは以下が挙げられます。
- スーツや白シャツにシワがないか
- 髪色は暗く、目にかかるほど長くないか
- 靴はシンプルなものか
- 爪が伸びていないか
- 派手なアクセサリーをつけていないか
- タバコや香水の匂いがしないか
- ナチュラルメイクか
- ストッキングは伝線していないか
人がコミュニケーションから得る情報の中で、視覚情報が55%と半分以上を占めるため、身だしなみは重要です。
上記のポイントを押さえて、清潔感を意識し、面接に臨むようにしましょう。
3.訪問看護ステーションの面接でよくある質問と回答例
ここでは、訪問看護ステーションの面接でよく聞かれる質問と、その回答例を紹介します。今回紹介する回答例をそのまま使うのではなく、ポイントを押さえてオリジナルの回答を用意しましょう。
志望動機を明確に伝える
志望動機で面接官が見るポイントは、
- なぜ他ではなくその事業所を選んだのか
- その事業所で叶えたいことは何か
- どのように活躍できるか
といった3点です。そのため、どの応募先にも言える内容は印象に残らないため、事業所ならではの特徴や理念、方針を盛り込んだ志望動機に仕上げなければなりません。
【回答例】
私が御事業所を志望する理由は、一人ひとりに合った看護ケアを提供したいと思うようになったからです。前職では、総合病院の看護師として3年間勤めてきましたが、患者様が退院した後、安心して暮らしているだろうかと思い始めたのがきっかけです。
一人ひとりの利用者様の生活に寄り添っている御事業所で働きたいと思い、志望しました。
訪問看護の経験はありませんが、持ち前のコミュニケーション能力を活かし、患者様やそのご家族に寄り添ったケアを提供していきたいと思っています。
自己PRで強みをアピールする
採用担当者は自己PRを通して、応募者の人柄や熱意、強みといった点を評価します。自己PRを言語化するために、これまで経験したことを書き出す作業から始めましょう。
情報を整理した後は、以下のような手順で自己PRを作成してみてください。
- 結論から伝える
- そのエピソードを伝える
- 未来に向けた意欲的な言葉を伝える
強みを伝えるだけでなく、将来のことまで考えている姿勢を見せることで入社後も長く活躍できるイメージを伝えられます。
【回答例】
私の強みは一人ひとりの利用者様に寄り添ってコミュニケーションを取れることです。前職では急性期病棟で働き、常に丁寧な対応を意識してきました。
他の看護師では対応が難しい患者様も、私が声をかけると表情が明るくなったり笑顔になったりされる方もいらっしゃいました。
一人ひとりの患者様に寄り添い、信頼関係を構築できる力を活かし、御事業所でも看護をしたいと思います。
ストレス対処法を具体的に話す
訪問看護の面接では、「ストレス解消法は何ですか?」と聞かれることがあります。これは、訪問看護が肉体的・精神的に負担がかかる仕事なので、困難な場面でも前向きに取り組めるかを見るためです。
そのため、自分なりのストレス対処法がある看護師は、「辛い状況でも何とか乗り越える力がある」と面接官に評価されます。
ストレス対処法は人それぞれなので、正解はありません。自分なりのストレス対処法を具体的に話しましょう。
【回答例】
私のストレス対処法はスポーツジムで運動することです。運動している時は嫌な出来事や不安を忘れることができ、リフレッシュできます。
また、運動を始めてからは体力もついて、看護師の仕事にも活かされています。
これからも運動は習慣の一つとして取り入れ、仕事で困難な場面に出くわしても、前向きに励んでいきたいです。
将来のキャリアビジョンを語る
面接では、将来のキャリアビジョンを聞かれることも少なくありません。質問されたときは、「こんな看護師を目指している」「こんな看護を提供したい」といった結論から伝えます。
そのうえで具体的なエピソードを語り、最後は意気込みで締めると伝わりやすい内容になります。
【回答例】
将来は管理者を目指しています。
前職の病棟勤務の中で、リーダー業務や後輩育成を行っていました。その中でマネジメント力の大切さを学び、管理者の仕事に興味を持つようになりました。
訪問看護ステーションの責任者になることで、訪問看護師としての市場価値も上げられると考えています。
まずは、御事業所の看護師として経験や知識を培い、管理者にふさわしい看護師になりたいです。
4.面接の最後は逆質問のチャンス
訪問看護の面接では、最後に「何か質問はありますか?」と逆質問を受けることが多いです。「特にありません」と答える方が多いですが、ここは働く意欲をアピールするためにも逆質問しましょう。
ここでは、面接で聞いておきたい逆質問を解説します。
研修や教育体制について聞く
逆質問で研修や教育体制について聞いておくことで、向上心をアピールできます。
具体的には、以下のような逆質問をしてみましょう。
「未経験の方に対してどのような教育体制を整えていますか?」
「同行訪問はどのくらいの期間行いますか?」
「どのような内容の研修を行いますか?」
上記のような質問をすることで、未経験でも安心して働けるようになります。
キャリアアップの支援制度を確認する
将来的なキャリアアップについて質問することで、長く勤めることをアピールできます。職場によってもキャリアアップの支援制度は異なるため、キャリアアップや資格取得に興味がある方は質問してみましょう。
例えば、「導入している資格支援制度はありますか?」「将来的に役職や管理者を目指す支援制度はありますか?」などです。
キャリアアップの支援制度が充実している職場は、看護師の育成に熱心な職場かどうか見極められるでしょう。
チームワークや職場の雰囲気を尋ねる
入社後のミスマッチを防ぐためにも、職場のチームワークや雰囲気を質問することは大切です。直接「職場の雰囲気はどうですか?」と聞くよりも、スタッフの平均年齢や経験年数を聞くと、事業所の雰囲気をイメージできます。
平均年齢が低い場合は、「教育体制がしっかりしていそう」「風通しが良さそう」といった推測が可能です。
チームワークや職場の雰囲気をもっと知りたい場合は、見学などで直接確かめることをおすすめします。
5.訪問看護の面接対策方法を理解したら転職サイトで求人を探そう
訪問看護の面接対策について理解を深めたら、転職サイトで求人を探してみましょう。
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出典:コメディカルドットコム
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訪問看護の面接を成功させるためには、面接前の準備が大切です。
- 応募先の理念・方針を調べる
- 訪問看護の業務内容を理解する
- 自己分析と自己PRを準備する
これらの対策は最低限行っておきましょう。また、面接に向かう際は、身だしなみや言葉遣いなどにも注意する必要があります。
今回紹介した内容が、面接対策の参考になれば幸いです。
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