薬剤師の履歴書どう書く?転職成功につながる志望動機・自己PRとは
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薬剤師の転職や就職を成功させるために履歴書は非常に重要。履歴書作成のマナーを守った内容やきれいな字を心がけないと採用担当者にマイナスの印象を与えかねません。また、志望動機や自己PR欄の内容も内定率に大きな影響が。
そこで本記事では、薬剤師の履歴書の書き方について徹底解説。転職・就職成功につながる志望動機や自己PRの内容についても、プロ目線で詳しくご紹介していきます。ぜひ本記事を参考に転職・就職活動を成功させてくださいね。
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目次
薬剤師の転職で必須の履歴書と職務経歴書の違いとは?
履歴書と職務経歴書は似ているように思えるかもしれませんが、それぞれで目的が違います。履歴書は「応募者のプロフィールなど基本情報を確認するためのもの」であることに対し、職務経歴書は「職歴の詳細やスキルを確認するためのもの」です。
具体的には、履歴書では氏名や住所、学歴、職歴、資格などを記載します。職務経歴書では、職歴の要約や勤め先における詳細な仕事内容、スキル、さらにはアピールポイントや自己PRなども記載するのが特徴です。
薬剤師は売り手市場が続いていたため履歴書のみで書類選考が行われることも多くありましたが、近年では両方の提出を求められることが増えています。
スカウトサービス登録はこちら2.薬剤師の履歴書の書き方のポイント
薬剤師の履歴書を書くときには、書き方のポイントがあります。ここでは、項目ごとにポイントを具体的に紹介しましょう。
共通ポイント
どの項目にも共通していえることは、書き間違いや誤字脱字に気を付けるということです。ミスをそのままにしてしまうことで、採用担当者からは注意が足りない人という印象を持たれてしまいます。
以前は履歴書はそこまで重視されていませんでしたが、現在は薬剤師のレベルも上がり、経営者はきちんとした人材を求めているのが実情です。たとえ薬剤師であっても履歴書のミスが原因で落ちてしまうこともあるため、ミスをしないように十分にチェックしましょう。
日付
日付は、面接時に提出するのであれば面接日を、郵送するのであれば郵送日を記入します。年号は和暦でも西暦でも問題ありません。
■良い例
年号が書類中のほかの項目と統一されている
■悪い例
年号がバラバラになっている
写真
写真は3ヶ月以内に撮影した3×4㎝の証明写真を使います。
■良い例
スーツを着用し髪型や服装が整っている
■悪い例
プライベートで撮影した写真を切り抜いたものや自撮りしたもの
住所
住所は都道府県から書くのが基本で、アパートやマンション名は職略せずに記載します。
■良い例
数字は算用数字を使用している
■悪い例
アパート、マンション名の漢字部分にふりがなが振られていない
学歴
1行目には中央部分に「学歴」と書き、実際の学歴は2行目から書き始めます。
■良い例
「高校の入学・卒業」「大学の入学、卒業」のようにきちんと最終学歴まで書かれている
■悪い例
学校名が省略されており学部や学科が正式に書かれていない
職歴
職歴は、学歴の最後の行からさらに1行空けて「職歴」と中央に書きます。そして、その次の行から職歴を記載するのが基本です。
■良い例
勤め先の社名だけでなく部署や簡単な業務内容が書かれている
■悪い例
株式会社や有限会社などが省略された文字になってしまっている
免許・資格
免許や資格を記載する際には、取得時期が古いものから順番に書きます。
■良い例
薬剤師に関連した資格を持っている場合、そちらも忘れずに記載している
■悪い例
正式名称で書かれていない
趣味・特技
趣味や特技は、書き方しだいで好印象を持ってもらうことができます。仕事に関係するものや自己PRにつながるものだとベストです。
■良い例
年号が書類中のほかの項目と統一されている
■悪い例
年号がバラバラになっている
日付
日付は、面接時に提出するのであれば面接日を、郵送するのであれば郵送日を記入します。年号は和暦でも西暦でも問題ありません。
■良い例
箇条書きで簡潔に書かれている
■悪い例
趣味や特技がないからといって「特になし」と書かれている
志望動機
志望動機は履歴書の中で自分をアピールできる唯一の項目です。ホームページや募集要項を見て相手がどのような薬剤師を求めているのかイメージし、自分がその人物像とマッチしていることをアピールします。そこで働きたい理由や、自分の強みをどのように活かせるか、入社後にどのようなことがしたいかを書きましょう。、面接時に提出するのであれば面接日を、郵送するのであれば郵送日を記入します。年号は和暦でも西暦でも問題ありません。
■良い例
「そこの企業、病院だからこそ働きたい」という意欲が伝わる内容になっている
■悪い例
文面を使いまわしておりどこの企業、病院でも通用するようなあたりさわりのない内容になっている
本人希望記入欄
本人希望記入欄には、どうしても譲れない条件を記載します。具体的には、職種や勤務地などに触れるのが一般的です。
■良い例
特に希望がない場合「貴社規定に従います」と書かれている
■悪い例
給与について触れている
スカウトサービス登録はこちら薬剤師の職務経歴書の書き方のポイント
薬剤師の職務経歴書は、履歴書と同様に書き方のポイントがあります。ここでは、そのポイントを紹介します。
共通ポイント
職務経歴書では、記載した内容に信頼性があるかをチェックされます。経歴の内容はもちろん、志望動機や自己PRといったそれぞれの項目で整合性が取れているように書くことがポイントです。
職務経歴書は経歴を紹介するものであることはもちろん「自分はこのような人物で、貴社に貢献できる人材です」とPRするツールともいえます。薬剤師としての自分を売り込むことを意識しながら、応募先に信頼してもらえるように書くことが大切です。
職務要約
職務要約では、今までの職務経歴を2~3行でまとめましょう。
■良い例
どのような業務にどのくらいの期間携わっていたか、どういったスキルが身に付いたかが簡潔にまとめられている
■悪い例
だらだらと書かれておりまとまりがない
職務経歴
時系列に沿って「どこで」「どのような業務に」「どのくらい携わっていたか」を具体的にまとめます。病院であれば、主な診療科目や1日に扱う処方箋の数、薬剤師の人数を記載するといいでしょう。薬局であれば主な医療機関、処方箋枚数、それから薬剤師数などを書きます。
■良い例
具体的な処方箋の数や使用薬品数など、具体的な仕事量が記載されている
■悪い例
業務内容が具体的に書かれておらず、実績や成果が数値で示されていない
活かせる経験・知識・技術
ここでは業務の効率化や連携強化など今までの業務で取り組んできたことで、応募先の企業で活かせる内容を記載します。また、パソコンや語学のスキルがあれば積極的に書いておきましょう。
■良い例
薬剤師に求められる正確で迅速な調剤能力、医薬品の管理などが記載されている
■悪い例
「活かせる経験がないから」と何も書いていない
保有資格
保有資格では、薬剤師免許をはじめ関連資格などがあれば記載します。
■良い例
資格の名称は正確に書かれている
■悪い例
取得年と月が書かれていない
自己PR
自己PRでは、自分はどのような人物で何ができるのかを積極的にアピールします。
■良い例
今までの業務内容や実績を根拠として、応募先に求められるポイントをしっかりと押さえたアピールができている
■悪い例
文章が短すぎて意欲が伝わらない
スカウトサービス登録はこちら薬剤師が履歴書を書くときに迷いやすいポイント
薬剤師が履歴書を書く際に迷ってしまうポイントがいくつかあります。ここではそのポイントと、どのように対応したらよいかを具体的に解説します。
手書きとパソコンどっちがいい?
履歴書は、手書きとパソコンどちらでも問題ありません。手書きが好まれることもありますが、ほとんどの企業や病院で合否に影響はないといえます。迷った場合は応募先に確認することで安心して作成できます。
修正液で訂正してもいい?
履歴書は自分のプロフィールを証明する大切な書類であるため、訂正は基本的にできません。修正液や二重線での訂正はしないようにしましょう。もし間違えてしまった場合は、新しいものに改めて記入するのがポイントです。
郵送と言われた場合のポイントは?
期限がある場合、必ずそれまでに届くように送ることが大切です。期日まで日数があまりない場合は、速達で送りましょう。また、書類は汚れないようクリアファイルに入れ、添え状を同封して送るのがマナーです。切手は料金が不足しないよう注意しましょう。
スカウトサービス登録はこちらまとめ
履歴書と職務経歴書は似たようなものと思われがちですが、履歴書は応募者のプロフィールといった基本的情報を伝えるものです。対して、職務経歴書はこれまでの薬剤師としての経歴やスキルなどを伝えるものになります。
作成する際に気を付けることとして共通していえるのは、ミスのないように整合性の取れた内容を書くことです。どちらも項目ごとに書き方のポイントがあるため、一つひとつしっかり確認しながら書くようにしましょう。
また、履歴書を書く際に手書きかパソコンかは応募先に確認する、間違えた場合は修正液では訂正せず新しいものに書き直すなど注意点もいくつかあります。書き方のポイントを押さえて完成度の高い書類を作り、転職活動を成功させましょう。
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