社会福祉士のキャリアアップ方法!キャリアパス例や今後の将来性
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「社会福祉士としてキャリアアップしたいが、何をすればよいか分からない。」こういった方も多いかと思います。この記事では社会福祉士のキャリアアップ方法について徹底解説します。実際のキャリアパス例や今後の将来性、ダブルライセンスについても解説しているので、是非最後までご覧ください。
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目次
1.社会福祉士の資格を活かしてキャリアアップしたいときにまず考えるべきこと
まずキャリアアップを考える前に、「自分はなぜキャリアアップしたいのか?」「社会福祉士として自分はどうなりたいか?」といったことを考えるべきです。
そもそもキャリアアップとは、「今よりも向上している状態」のことを指します。漠然と考えるのではなく、「今の仕事をもっと極めたい」「管理職になって給与アップを目指したい」「もっとたくさんの分野で経験を積みたい」「ゆくゆくは独立したい」など具体化しましょう。
なりたい自分をイメージした後は、ゴールから逆算して今自分は何をするべきかを考えるのが大切です。次の章からは、実際の5つのキャリアアップ方法についてご紹介します。
スカウトサービス登録はこちら2.社会福祉士のキャリアアップ方法①転職する
社会福祉士はさまざまな場所で活躍できる職業です。介護施設だけでなく学校、行政、医療機関など数多くあります。
現在勤めている分野とは異なる職場に転職するだけでも、キャリアアップを図ることが可能です。ここでは、「幅広い分野で経験を積んでキャリアアップする方法」と「特定の分野を極めてキャリアアップする方法」に分けて解説します。
幅広い分野で経験を積んでキャリアアップ!
地域包括支援センターは、高齢者の生活を介護、医療、保健、福祉などの面からサポートするための施設です。社会福祉士は、介護や福祉サービスについての相談業務が主な仕事です。他にも、成年後見人や地域の高齢者の相談業務・権利擁護問題に取り組む機会があります。
社会福祉士がこれらの問題を直接解決するのではなく、適切な行政サービスや病院、介護施設などにつなぐパイプ役として活躍できます。地域包括支援センターでキャリアを積み重ねて、センター長を目指す道もよいでしょう。
介護施設の相談員経験を活かして、病院や診療所の医療ソーシャルワーカー(MSW)として転職する道があります。医療機関で患者さんやそのご家族が抱える悩みを解決するために、適切な機関に連絡・調整する仕事です。
医療ソーシャルワーカーは、高齢者以外の分野に関われるため、介護施設の相談員から転職する方も多いです。医療ソーシャルワーカーとして、さらなるスキルアップ・経験を積みたい方におすすめといえるでしょう。
社会福祉士の資格を一般企業で活かすことが可能です。企業の労働者を対象に、カウンセリングや相談業務を行います。産業ソーシャルワーカーや、産業カウンセラーとして活躍することが可能です。
労働者の年齢や置かれている状況もさまざまな中、メンタルヘルスの問題を「予防的」段階で役割を果たすことが求められます。勤務先の施設形態を変えれば、支援対象者となる人も変わり、さまざまな相談業務を経験できるでしょう。
特定の分野を極めてキャリアアップ!
サービス管理責任者(サビ管)とは、障害福祉施設(対象は18歳以上)において、医療機関との連携や個別支援計画の作成などを行う職種です。
サビ管になるために資格は不要ですが、指定の施設で実務経験1年〜8年と研修の受講が必要となります。障がい者分野でスキルアップし、施設管理者へのキャリアアップも可能です。障害福祉の分野でキャリアを積みたいと考えている方におすすめといえるでしょう。
児童発達支援管理責任者は、児童の成長に合わせて個別支援計画書を作成したり、計画書に沿って支援や療育が行われているかを管理したりする仕事です。
支援対象は18歳未満になるため、児童福祉の分野に関心がある方におすすめといえます。児発管になるためには、1年〜8年の実務経験と、指定の研修を受講する必要があります。
福祉職の公務員への転職を目指す方も多いです。国家公務員・地方公務員として、相談業務など幅広い業務を経験できます。公務員試験を受ける必要があり、出題範囲が広いことに加え、採用人数が少数であったり面接対策が難しかったりとハードルは高いです。
しかし、公務員として働く場合、ボーナスや各種手当、昇給などが期待できるため安定した収入が見込めます。福祉職の公務員を目指したい方は、視野に入れてみてもよいでしょう。
スカウトサービス登録はこちら3.社会福祉士のキャリアアップ方法②管理職になる
現職で経験を積み、管理職を目指す方法です。管理職になることができれば、役職手当が支給され、給料アップも目指せます。
管理職の求人には、「社会福祉士資格所持者」を要件としている事業所もあるため、資格を活かすことが可能です。以下では、特別養護老人ホームの施設長を例に解説していきます。
特別養護老人ホームでは施設長を目指せる!
介護業界では、施設を管理する者を「管理者」「施設長」と呼んでいます。特養の場合は管理職ではなく、施設長と呼ぶことが多いです。
施設長になるための要件は施設形態によっても異なります。特養の施設長になるためには、以下のいずれかの要件を満たしていなければなりません。
- 社会福祉主事の要件を満たす者
- 社会福祉事業に2年以上従事した者
- 社会福祉施設長資格認定講習会を受講した者
特養の施設長は、施設の運営や管理、収支管理、スタッフの教育や監督、人事や労務など多岐にわたります。現場での業務より、デスクワークや施設外での業務が多いです。
そのため、施設によっては介護現場での経験が必須ではないこともあります。必要に応じて介護業務を兼務する施設もあるため、求人票をよくチェックしておきましょう。
厚生労働省の「令和4年度介護従事者処遇状況等調査結果」によると、管理職の平均月給は427,140円でした。年収にすると約512万円です。※月給は、基本給(月額)+手当+一時金(1~12月支給金額の1/12)
管理職ではない方の平均月給は341,540円なので、約8万の差があります。施設の規模が大きくなるほど給料も高い傾向にあるため、施設長になれば大幅な給料アップが期待できるでしょう。
出典:厚生労働省「令和4年度介護従事者処遇状況等調査結果」.p136
スカウトサービス登録はこちら4.社会福祉士のキャリアアップ方法③独立する
社会福祉士のキャリアアップ方法として、独立する方法があります。「独立型社会福祉士」として施設や事業所などに属さず、個人で事業所を立ち上げることが可能です。
個人・家族、企業・法人・学校、公的機関・行政などと、個別に契約を結んで活動することになります。仕事内容は契約先によっても異なりますが、個人と契約して相談や家族の支援を行ったり、企業と契約して福祉に関するサポートなどを行ったりすることが多いです。
独立する最大のメリットは、所属施設の業務方針に縛られず、自分のやりたい業務を進めることです。ただし、独立してから収入を確保するためには、営業力が欠かせません。
社会福祉士としての知識や経験に加え、経営を軌道に乗せる経営力も必要と言えるでしょう。独立するためには、社会福祉士の資格と日本社会福祉会への名簿登録が必要です。
スカウトサービス登録はこちら5.社会福祉士のキャリアアップ方法④ダブルライセンスを目指す
社会福祉士のキャリアアップとして、ダブルライセンスを持って活躍の幅を広げる方も多いです。ここでは、ダブルライセンスにおすすめの資格を紹介します。
ダブルライセンスにおすすめの資格
まずは、社会福祉士の資格を活かして取得するのにおすすめな資格を見ていきましょう。具体的には以下の3つです。
- 精神保健福祉士
- ケアマネジャー
- 保育士
精神ソーシャルワーカーと呼ばれる精神保健福祉士は、うつ病や統合失調症など精神疾患を抱える人をメインに支援する職業です。社会福祉士資格を持っている場合、6カ月の精神保健福祉士短期養成施設の修了、もしくは必要科目を大学で履修したあとに、精神保健福祉士の国家試験の受験資格を得られます。
さらに、社会福祉士資格を持っていることで、国家試験の共通11科目の受験を免除されるため、ハードルが下がった状態で受験できるのがメリットです。社会福祉士資格に加え、精神保健福祉士の資格も取得することで、精神的問題を抱えている人への支援スキルを向上できるでしょう。
ケアマネジャーは、介護を必要とする方が適切な介護サービスを利用できるように、ケアプランの作成を行ったり各機関との連絡・調整を行ったりする専門職です。ケアマネジャーの受験資格には、「規定の国家資格」もしくは「相談援助業務」で900日以上の実務経験があることとされています。
社会福祉士の資格は、上記規定の国家資格に含まれているため、実務経験が900日以上あれば受験可能です。介護施設で働き続けたい方や、高齢者福祉の分野の専門性を高めたい方におすすめといえます。
ただし、ケアマネジャー資格は福祉系の中で、最も難易度が高い資格と言われています。実際に、令和4年のケアマネジャー試験の合格率は、19%と合格率も低めです。ケアマネジャー資格も取得すれば、福祉のプロとして信頼を得ることができるでしょう。
出典:厚生労働省「第25回介護支援専門員実務研修受講試験の実施状況について」
保育士も社会福祉士の資格を活かして取得できます。保育の分野は待機児童の問題もあり、国も力を入れている需要が高い資格です。社会福祉士資格を保有していれば、保育士試験の筆記科目のうち、3科目が免除になります。
児童養護施設や児童相談所などの児童福祉の分野で働く場合、発達障がいを持つ子どもに関わることも多いです。保育士資格を持っていることで、その知識を活かせます。
社会福祉士と保育士のダブルライセンスを持っている人は少ないため、家族からの信頼度も上がるでしょう。児童分野で活躍したい方は、保育士資格の取得がおすすめです。
福祉系以外の資格も!おすすめ資格をご紹介
ここでは、福祉系以外でおすすめの資格を紹介します。具体的には以下の3つです。
- ファイナンシャルプランナー
- 宅地建物取引士
- 行政書士
ファイナンシャルプランナー(FP)も社会福祉士の経験を活かせる国家資格です。クライアントの暮らしとお金に関する幅広い相談に対応する仕事です。
社会福祉士も利用者さんのお金に関する相談を受けることが多く、税金、保険、年金などの幅広い知識に対応するファイナンシャルプランナー資格は役立つでしょう。社会福祉士とのダブルライセンスにより、お金に関して多方面でアドバイスが可能となり、より細かなサポートが行えます。
FP3級は受験資格に制限がなく、合格率は2023年で約75%と高いので挑戦しやすいといえます。専門性を証明するためには2級以上の知識が必要ですが、まずは3級から挑戦してみるのもおすすめです。
出典:日本FP協会「2023年9月実施3級FP技能検定試験結果」
宅地建物取引士は、不動産取引の専門家を証明する国家資格です。宅建士として不動産の売買や賃貸物件の取引の際に、お客様に契約の重要事項を説明することができます。
社会福祉士は利用者の住宅問題に携わることも多く、不動産の知識も必要です。宅建を取得すれば、利用者さんを住宅面でより手厚いサポートができるようになります。
また、今後さらに高齢化社会が進んでいき、自宅介護や訪問介護の需要も伸びていきます。福祉系の資格ではないとはいえ、業務で共通する部分もあり、宅建とのダブルライセンスで相乗効果が期待できるでしょう。
受験資格がなく挑戦しやすい資格ですが、合格率は17.2%(令和5年度)と難易度が比較的高い資格です。
出典:不動産適正取引推進機構「令和 5 年度宅地建物取引士資格試験結果の概要」
社会福祉士と行政書士も相性がよい資格です。行政書士は、個人や企業を対象に法律的観点から幅広いアドバイスを行います。具体的な仕事内容は、書類作成や許認可申請の代理、相談業務などです。
社会福祉士が受ける相談の中には、生活費や家族関係、自分が亡くなった時のことなど、行政に関わる内容も多くあります。行政書士としての知見を活用して、法律の観点でより具体的な解決策を提案できるようになります。
令和4年度の合格率は約12%と低いですが、実務経験などの受験資格は設けられていないため挑戦しやすい資格です。将来的に独立したいと考えている方におすすめの資格といえるでしょう。
出典:一般財団法人行政書士試験研究センター「令和4年度行政書士試験実施結果の概要」
スカウトサービス登録はこちら6.社会福祉士のキャリアアップ方法⑤上位資格を取得する
社会福祉士のキャリアアップ方法として、上位資格を取得するのもおすすめです。社会福祉士の上位資格は以下の2つが挙げられます。
- 認定社会福祉士
- 認定上級社会福祉士
認定社会福祉士とは
認定社会福祉士とは、さまざまな福祉課題に対し、高度な専門知識と熟練した技術を用いて個別支援、地域福祉などの増進を行うことができると認められた人です。認定社会福祉士の役割は、複数の課題があるケースへの対応、緊急時の対応、職場内での指導などです。
社会福祉士の資格は実務経験がない人でも取得できる資格なので、実践力の証明にはなりにくい資格でした。そこで、「実践力を証明し、キャリアアップを支援する仕組み」として「認定社会福祉士制度」がはじまった経緯があります。
認定社会福祉士は5つの分野ごとに認定されます。それが①高齢分野・②障害分野・③児童・家庭分野・④医療分野・⑤地域社会・多文化分野です。
認定社会福祉士の資格取得には、以下の2つの要件をクリアしなければなりません。
- 社会福祉士としての相談援助経験が5年以上(指定の業務経験があること)
- 指定の研修を受講していること
ある程度社会福祉士として経験を積んだ方は、実践経験の証明になるためおすすめの資格です。
認定上級社会福祉士とは
認定上級社会福祉士は、その名の通り、認定社会福祉士の上位資格となります。活動範囲が所属組織内にとどまらず、地域全体となる点や人材育成にも関わる点が認定社会福祉士との違いです。
認定上級社会福祉士としての役割は、指導・スーパービジョンの実施、地域サービスや組織のシステムづくりなどが挙げられます。認定上級社会福祉士は所属組織とともに、各協議会で活躍する立場です。
認定上級社会福祉士になるためには、認定社会福祉士としての相談援助経験が5年以上あり、試験に合格するなどの要件があります。認定社会福祉士には試験がありませんが、認定上級社会福祉士には試験がある点は覚えておきましょう。
出典:日本社会福祉会「『認定社会福祉士』『認定上級社会福祉士』を取得するには」
スカウトサービス登録はこちら7.社会福祉士の需要はある?気になる将来性について解説!
社会福祉士のキャリアアップを考えるにあたり、「将来性はあるのか」と不安に思う方も少なくありません。ここでは、社会福祉士の将来性について解説します。
社会福祉士の市場価値
社会福祉士は国家資格なので、民間資格と比べると市場価値や需要が高いです。今後さらに高齢化社会が進むことを考えると、需要は伸びていきます。
現在、社会福祉士として登録している人は令和5年10月末時点で287,062人です。年々増加しており、毎年新たに約1万人の社会福祉士が登録しています。
社会福祉士の需要を測るためには、求職者に対して求人数がどのくらいあるのかを見なければなりません。数字が高いほど、社会福祉士の募集が多いという指標が有効求人倍率です。
社会福祉士としての有効求人倍率はありませんが、社会福祉士の資格を持っている人が対象となりうる3つの有効求人倍率を紹介します。
職種 | 有効求人倍率(令和4年度) |
---|---|
老人福祉施設生活相談員 | 3.74 |
医療ソーシャルワーカー | 4.80 |
福祉ソーシャルワーカー | 1.07 |
3つの職種で倍率1.0を超えているので、求職者数を上回る求人数があるということです。中でも「介護」「医療」の分野での求人数が多いため、これらの分野は、社会福祉士の市場価値が高いといえるでしょう。
出典:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「都道府県別登録者数・最新版」
社会福祉士の将来性
前述したとおり、社会福祉士は求職者に対して求人数が多く、将来性が期待できる職業です。国の法律に基づいている資格なので、信頼性や権威性が高く、価値が下がることは考えにくいといえます。
さらに少子高齢化などの問題もあり、特に介護の分野では社会福祉士の需要は高まると予想されます。そのため、社会福祉士は将来的にみても需要のある有望な職業といえるでしょう。
また近年では、児童福祉分野や行政の分野における社会福祉士の活躍の場が広がっており、さまざまな場所で働けるメリットもあります。
スカウトサービス登録はこちら8.社会福祉士は実際どこで働いている人が多い?人気の勤務先は?
「公益財団法人社会福祉振興・試験センター」が令和3年に発表したデータでは、社会福祉士のうち約77%が「福祉・介護・医療」の分野で仕事をしていることがわかります。
そのうち勤務先の上位3つは以下のとおりです。
勤務先 | 割合 |
---|---|
高齢者福祉関係 | 39.9% |
障害者福祉関係 | 17.6% |
医療関係 | 15.1% |
上表をみると、高齢者施設で勤務している社会福祉士が多いことがわかります。ここでは、3つの勤務先それぞれにおける社会福祉士の役割を解説します。
出典:社会福祉士・介護福祉士・精神保健福祉士就労状況調査結果」
高齢者福祉関係の職場における社会福祉士の役割とは?
前述のとおり、社会福祉士の勤務先で最も多いのが「高齢者福祉関係」です。具体的には、デイサービス、特別養護老人ホーム、介護老人保健施設が多いです。
例として、「コメディカルドットコム」で掲載されている社会福祉士の求人数を、施設ごとに見てみましょう。
- デイサービス・デイケア:917件
- 特別養護老人ホーム:189件
- 介護老人保健施設:153件
デイサービス・デイケアの求人数が圧倒的に多いことがわかります。上記のような高齢者施設では、社会福祉士は「生活相談員」として勤務することがほとんどです。
生活相談員の仕事内容は、利用者さんが日常生活で困っていることの相談援助や、施設の入退所に関する手続き、行政など各機関との連絡・調整などが挙げられます。施設によっては介護業務と兼務する場合もあります。詳しくは、以下の記事を参考にしてみてください。
老健の支援相談員の仕事内容は?給与事情やキャリアアップも解説
この記事では老健で働く相談員「支援相談員」の役割や資格要件、仕事内容や1日の流れ、給与事情やキャリアアップについて解説します。
詳細を見るデイサービスの生活相談員の仕事内容は?目指し方ややりがい、身につくスキルも紹介
この記事ではデイサービスで働く生活相談員について、役割や仕事内容に加えてやりがい、必要な資格などを解説します。
詳細を見る特養の生活相談員はどんな仕事?やりがいや資格要件、他の施設との違いも解説
この記事では特別養護老人ホーム(=特養)で働く生活相談員について詳しく解説していきます。
詳細を見る障害者福祉関係の職場における社会福祉士の役割とは?
障害者福祉関係の職場は、精神保健福祉センターなどで「生活相談員」「支援相談員」としての勤務になります。主に、身体・精神・知的の障がいを持つ利用者さんの入退所手続きや、相談・退所後の生活支援や自立支援などを行うのが仕事内容です。
精神保健福祉センターで働く場合は、社会福祉士に加え、精神保健福祉士の資格を持っていると相乗効果が期待できます。精神障害の分野での知識やスキルを高められるでしょう。
医療関係の職場における社会福祉士の役割とは?
クリニックや病院などで「医療ソーシャルワーカー(MSW)」として勤務する方も多いです。仕事内容は、患者さんやそのご家族への相談対応、医療費に関する情報提供、入院時のサポート対応など多岐にわたります。
また、必要に応じて関連機関との連絡・調整なども行います。公立病院で勤務する場合は、公務員試験に合格しなければなりません。その分、民間に比べて給与水準が高かったり、福利厚生が充実していたりなどのメリットがあります。
9.まとめ
社会福祉士としてキャリアアップしたいと思ったら、まずは「社会福祉士としてどんなことができるようになりたいのか」を考えましょう。社会福祉士の資格を活かしてキャリアアップする方法は、以下の5つが挙げられます。
- 転職する
- 管理職になる
- 独立する
- 資格をとってダブルライセンスを目指す
- 上位資格を取得する
社会福祉士は今後も需要が高まる資格です。「業務の幅を広げたいのか」「今の業務を極めたいのか」「給与を上げたいのか」など自分の希望が実現できる手段を探し、できることから初めてみましょう。
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