看護師転職における面接時の服装は?ジャケットなしはNG?
- 更新日
「転職の面接にどんな服装で行ったらいいかわからない」と不安な看護師さんは多いのではないでしょうか。
結論、転職面接もスーツで受けるのが基本です。ただ厳密に言えば、年代や志望先の診療科目などによって意識すべきポイントは変わります。さらにスーツを着る上での転職面接ならではの注意点もあります。
この記事ではスーツを着る際の注意点、年代ごとのおすすめの服装に加え、スーツがない場合の対処法や服装以外の注意点など、転職をお考えの方が気になりやすい疑問についてもまとめてお答えします。
- スカウト経由で内定率2.3倍!
- 希望に合った求人”だけ”を厳選してお届け!
- 「就業応援制度」で最大50,000円進呈
目次
1.看護師転職における面接時に最適な服装
看護師の転職面接の服装は、スーツが鉄則です。ここでは、髪型から靴まで全身の服装について詳しく解説します。
スーツ|黒・紺・グレーがおすすめ
前述したとおり、面接ではスーツを着用して臨むのがベストです。黒や紺、グレーなどの落ち着いた色で無地の上下セットアップを選びましょう。スーツを選ぶ理由は、社会人としてマナーがある印象を面接官に与え、服装でマイナスイメージを持たれなくなるからです。
看護師の仕事はスーツを着る機会がないため、就活時に着ていたリクルートスーツで臨む場合もあるでしょう。サイズが合っていればリクルートスーツでも問題ありませんが、30代以降でリクルートスーツを着用すると違和感を持たれる可能性があるため注意が必要です。
「夏でもジャケットを羽織って行くのか?」と疑問に持たれる方も多いですが、基本的には夏でもジャケットを着ていくようにしましょう。ジャケットを着用しないことで不採用になることはありませんが、着用すれば面接官に「真面目な印象」を与えられます。
冬はスーツの上にコートを着ていくのが一般的です。スーツと同様に落ち着いた色を選び、装飾のないものを選びましょう。派手なコートでなければ、普段使いしているもので問題ありません。
前述したとおり、夏でもジャケットなしは基本的にNGです。ジャケットを着用しないと、軽装に見えてしまいます。
面接というフォーマルなシーンではジャケットを着用するのがマナーです。ただし、面接官から「暑いのでジャケットを脱いでもいいですよ」と伝えられた場合は、ジャケットを脱いでも問題ありません。
インナー|白のワイシャツ一択
スーツを着用する際のインナー選びは、白のブラウスやワイシャツを合わせるのがベストです。半袖やノースリーブではなく、夏でも基本的には長袖を着用しましょう。
白のインナーは、どの色味のジャケットにも合わせられる万能アイテムです。また、顔を明るく見せる効果もあります。
靴|スニーカーはNG
面接時の靴は、黒や紺色などの落ち着いた色の「パンプス」を選びましょう。基本的にはスーツの色と合わせるのが定番です。ヒールの高さは3〜5cm程度をおすすめします。
スニーカーやヒールの高い靴は、面接時の服装としてふさわしくありません。また、ヒールの金属部分が剥き出しになっていると、廊下を歩くたびに「カツカツ」と音がなるため注意しましょう。
カバン|A4サイズがおすすめ
面接時のカバンは、A4サイズの書類が入るビジネスバッグがおすすめです。A4サイズを選ぶ理由は、履歴書や貰った資料を折りたたまないようにするためです。
カバンは装飾がなく、落ち着いた色(スーツと同じ色がおすすめ)のものを選びましょう。なお、面接用のカバンには、以下のようなものを入れておくと安心です。
- 印鑑
- メモ帳
- 履歴書
- ハンカチ
- 筆記用具
- 折り畳み傘
- ホコリ取りのブラシ
- 予備のストッキング
- A4サイズのクリアファイル
- モバイルバッテリー など
髪型|清潔感のある見た目
看護師面接では、清潔感のある髪型を意識しましょう。派手な髪色は避けて、カラーチャートの7番以下の明るさに抑えるとよいです。また、髪が長い方は後ろで結び、前髪で顔が隠れないようにしましょう。
一時的に黒に染めるスプレーも販売されていますが、使い慣れていないとベタっとなり、不潔な印象を与えてしまいます。髪色が明るい場合は、事前に暗い色に染めておきましょう。
メイク|ナチュラルな見た目
看護師の面接では、勤務するときと同じナチュラルメイクが適しています。派手すぎるメイクはもちろんNGですが、薄すぎるメイクも顔色が悪く見える可能性があるので注意が必要です。
おすすめのナチュラルメイクは、下地とパウダーで肌色を整えて薄い色付きリップで表情を明るくしましょう。
爪|装飾しない
爪は自然なままで、短く切って整えておくのが大切です。ネイルやマニキュア禁止の職場も多く、面接の場でもふさわしくありません。看護師の仕事は清潔感が非常に大切なので、伸びた爪や派手なネイルは印象を下げる可能性もあります。
ただし、美容クリニックの面接では、美容に対する意識の高さをアピールできる可能性もあるでしょう。美容クリニックの面接でも、ピンクやベージュなどの落ち着いた色を選び、派手すぎるネイルは避けるのが無難です。
アクセサリー|着用しない
看護師の面接では、アクセサリー類は全て外しておきましょう。アクセサリーはあくまで、ファッションアイテムの一部です。面接というフォーマルな場にはふさわしくありません。
時計に関しては、金属製のアナログタイプのものであれば相手に不快感を与えないでしょう。スマートウォッチや派手な色の時計は、カジュアルな印象を与えるため、できるだけ避けるのが無難です。
スカウトサービス登録はこちら2.看護師転職の面接でスーツ以外のおすすめな服装
看護師の面接では、スーツの着用がベストです。しかし、スーツを持っておらず、翌日面接に臨むという方もいらっしゃるかもしれません。そのような方におすすめする、スーツ以外の服装を紹介します。
上半身|無地のジャケット
スーツを用意できない方は、無地のジャケットで対応可能です。スーツに近い形で落ち着いた色(黒や紺)のジャケットを選びましょう。インナーはスーツを選ぶ際と同様で、白のワイシャツかブラウスがおすすめです。
サイズが合えばユニクロやGUで用意しても問題ありません。全国に店舗があるため、急いで用意しなければならない時に便利です。
下半身|無地のスカート・パンツ
前述した無地のジャケットと同系色のスカート・パンツを選びましょう。色や生地感を上下で揃えることで、スーツのようにセットアップ風にできます。
パンツはワイドなものやタイトすぎるものは避け、スカートは立ったときに膝が隠れるくらいの丈感がおすすめです。色味や質感の違いもあるため、ジャケットと同じ店舗で購入するとよいでしょう。
「自由な服装でOK」=「私服」はNG
面接担当者から「自由な服装で来てください」「私服で来てください」と指示されることがあります。しかし、普段着用している服装で面接に臨むと、面接官に不快感を与える可能性があるため注意が必要です。
「服装自由」「私服OK」とはいえ、TPOを考慮した服装で面接に臨むのが大切です。服装自由と言われた場合は、スーツでも問題ありません。「私服で来てください」と言われた場合は、ジャケパンなどのオフィスカジュアルを意識した服装がよいです。
また、派手な色は避け、アクセサリーなどもつけないようにしましょう。スカートを着用する場合はストッキングを履き、ヒールは5cmを超えないようにするのがポイントです。
スカウトサービス登録はこちら3.転職の服装は「看護師」「認定看護師」「パート」も変わらない
看護師の面接時の服装は役職、資格の有無問わず、スーツが好ましいです。スーツが用意できない場合は、ジャケット&パンツスタイルでも問題ありません。その場合は、黒や紺などの落ち着いた色の服装になるように心がけましょう。
スカウトサービス登録はこちら4.年代別におすすめな面接の服装
ここでは、年代別でおすすめの面接時の服装を紹介します。
30代看護師の転職面接におすすめの服装
上下セットのスーツがおすすめです。リクルートスーツは基本的に、新卒から第二新卒までの方に適しているので、避けるのが無難でしょう。
スーツだけを意識してしまい、「靴がボロボロ」「ヒールが高い」などの不適切なものはNGです。30代の面接でおすすめの服装は、黒や紺、グレーのジャケットに白のインナー、ジャケットと同じ色のパンツ・スカートです。
40代看護師の転職面接におすすめの服装
40代看護師の面接もスーツが適しています。人によってはブラックが暗い雰囲気になるため、ネイビーやグレーを選ぶのがよいでしょう。ライトグレーやライトベージュは、明るい雰囲気で経験に長けた大人の雰囲気を演出できます。
50代看護師の転職面接におすすめの服装
50代の方も上下セットのスーツがおすすめです。50代に求められるのは、年相応の落ち着きや清潔感です。黒よりもネイビーやベージュ系、グレー系を選ぶことで明るい印象を与えられます。
特に40、50代の方は昔買ったスーツを着用するかもしれません。しかし、体型の変化でサイズが合っていないスーツを着用してしまうと、だらしない印象になるため注意しましょう。
スカウトサービス登録はこちら5.スーツ・ジャケットを買う暇がないときの対処方法
「面接日までにスーツを用意できない」といった方もいらっしゃるかもしれません。そのような方は、黒の上下セット&白インナーを着用するとよいです。以下で詳しく解説します。
黒の上下セット&白インナー
面接の当日にスーツが用意できない場合は、黒の上下セットアップと白のインナーを用意しましょう。スーツ専門の店舗ではなく、ユニクロやGU、ZARA、H&Mなどのファストファッションブランドでも手に入ります。
スーツの色は上下黒が無難ですが、サイズが売り切れていた場合などは紺やグレーなどを選ぶとよいでしょう。夏場であってもカジュアルな服装は避けて、上下セット&白のインナーを着用して面接に臨むのがベストです。
スカウトサービス登録はこちら6.看護師転職の面接で落ちるNG服装のチェックポイント
看護師の面接では、以下の項目に当てはまる服装をしてしまうと不採用になる可能性があります。チェック項目に当てはまらないように注意し、面接に臨みましょう。
- シワやホコリがついた服装
- 装飾がついた派手なシャツを着用
- 膝よりも短いスカート
- 胸元が開いている
- ジーンズなどのカジュアルな服装
- アクセサリーをつけている
- 派手な色・装飾がついている靴
- 5cmを超えるヒールを履いている
- バッグが派手・装飾がついている
- 歩くたびに「カツカツ」と音が鳴る
- タバコや香水の臭いがする
- メイクが濃い
- 前髪が長く、顔の表情がわからない
- 髪をまとめていない
- 髪色が明るい
- 派手なネイルをしている
7.看護師転職における面接服装の相談先
面接時の服装は、自分がどう思うかではなく客観的な視点が大切です。ここでは、看護師面接の服装について、相談する相手先を解説します。
看護師転職の経験者
実際に看護師として転職を成功させた方からアドバイスをもらうのは大切なことです。特に同じ看護師としての立場から自分の悩みを理解してもらいやすく、服装以外についてのアドバイスも得られます。
ただし、まだ現職で退職の意思を伝えていない場合は、退職することを知られてしまうかもしれません。直接上司に伝える前に退職することが知られると、トラブルに発展する可能性もあるため注意が必要です。
友人・家族
友人・家族に面接時の服装について相談するのもよいでしょう。友人や家族は気軽に相談できるのがメリットです。自分の性格や現在の状況を把握しているため、服装以外の相談にも気軽に乗ってくれるでしょう。
ただし、友人や家族が医療業界とは異なった業界で働いている場合、その業界の視点からアドバイスを受けることがあります。例えば、アパレル経験の友人であれば、「カジュアルな服装でも問題ない」とアドバイスされるかもしれません。そのことを理解して相談しましょう。
看護師転職サイトのサポートサービス
看護師に特化した転職サイトのサポートサービスを活用し、服装についてアドバイスを受けられます。転職エージェントは専任の担当者がつき、転職に関するさまざまなサポートを受けられるのが特徴です。
看護師特化の転職サイトは、これまで数多くの看護師の転職をサポートしてきた実績があります。一人ひとりの経歴や希望に合わせてサポートしてくれるのでおすすめです。ただし担当者によっては、サポートの質にバラつきがある点はデメリットといえるでしょう。
スカウトサービス登録はこちら8.看護師転職の服装でよくある質問
ここでは、看護師転職の服装についてよくある質問に答えていきます。
面接の服装はスーツじゃなきゃダメ?
スーツがベストです。スーツが用意できない場合は、黒や紺の上下セットアップに白インナーでも問題ありません。ユニクロやGUなどの量販店でも購入できます。
面接時の服装は常識的にどうしたらいい?
「TPOを考慮した服装」「社会人としてのマナー」を心がけましょう。派手な色や装飾、カジュアルな服装は面接という場において適切ではありません。
看護師転職の面接でよく聞かれることは何?
看護師転職の面接でよく聞かれる質問は以下のとおりです。
- 看護師を目指したきっかけを教えてください
- あなたの長所と短所を教えてください
- 前職を退職した理由を教えてください
- 患者様との印象に残ったエピソードはありますか?
- あなたの看護観を教えてください
- 夜勤や残業はできますか?
9.まとめ
看護師面接でのベストな服装はスーツです。黒や紺、グレーなどの落ち着いた色の上下セットのスーツを選びましょう。看護師は毎日患者さんと接する仕事なので、清潔感や社会人として常識があるかを見られています。
そこでカジュアルな服装や派手な色のアイテムを身につければ、面接官に与える印象が悪くなります。スーツを用意できない方は、上下黒・紺のセットアップと白インナーを着用しましょう。
コメディカルドットコムではあなたの希望に合った求人を見つけられます。看護師の転職をサポートする転職成功マニュアルも用意しています。看護師で転職活動される方は、ぜひ活用してみてください。
事業所からスカウトがくる!
- スカウト経由で内定率2.3倍!
- 希望に合った求人”だけ”を厳選してお届け!
- 「就業応援制度」で最大50,000円進呈