【看護師パート】平均時給・想定年収はいくら?給与の上げ方・103万の壁も解説!
- 更新日
「看護師としてパートで働きたいけど、年収ってどのくらい貰える?」
「どうすれば短時間でより稼げるようになる?」
初めてパートで働くとなると、本当にパートで生計を立てられるのか不安になりますよね。
この記事では、看護師(パート)の平均年収をご紹介するとともに、年収の上げ方や、パートで働くことのメリット、職場の選び方まで徹底解説します。
よく耳にする「年収103万円の壁」についても解説するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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目次
1.看護師パートの平均時給・想定年収
パート看護師の平均時給ランキング(コメディカルドットコム、2024/1/9時点) |
|||
1位 |
東京都 |
1,977円 |
|
2位 |
神奈川県 |
1,877円 |
|
3位 |
大阪府 |
1,761円 |
|
4位 |
埼玉県 |
1,656円 |
|
5位 |
千葉県 |
1,736円 |
|
6位 |
京都府 |
1,734円 |
|
7位 |
兵庫県 |
1,683円 |
|
8位 |
滋賀県 |
1,646円 |
|
9位 |
愛知県 |
1,637円 |
|
10位 |
奈良県 |
1,620円 |
|
11位 |
静岡県 |
1,581円 |
|
12位 |
三重県 |
1,573円 |
|
13位 |
宮城県 |
1,530円 |
|
14位 |
岐阜県 |
1,499円 |
|
15位 |
北海道 |
1,473円 |
|
16位 |
新潟県 |
1,468円 |
|
17位 |
茨城県 |
1,444円 |
|
18位 |
栃木県 |
1,439円 |
|
19位 |
広島県 |
1,418円 |
|
20位 |
長野県 |
1,400円 |
|
21位 |
福島県 |
1,397円 |
|
22位 |
群馬県 |
1,395円 |
|
23位 |
福岡県 |
1,388円 |
|
24位 |
岡山県 |
1,382円 |
25位 |
山口県 |
1,232円 |
26位 |
愛媛県 |
1,246円 |
|
27位 |
熊本県 |
1,243円 |
|
28位 |
大分県 |
1,227円 |
|
29位 |
鹿児島県 |
1,198円 |
|
-位 |
青森県 |
-円(集計不可) |
|
-位 |
長崎県 |
-円 |
|
-位 |
高知県 |
-円 |
|
-位 |
秋田県 |
-円 |
|
-位 |
宮崎県 |
-円 |
|
-位 |
沖縄県 |
-円 |
|
-位 |
徳島県 |
-円 |
|
-位 |
岩手県 |
-円 |
|
-位 |
富山県 |
-円 |
|
-位 |
山梨県 |
-円 |
|
-位 |
石川県 |
-円 |
|
-位 |
香川県 |
-円 |
|
-位 |
島根県 |
-円 |
|
-位 |
佐賀県 |
-円 |
|
-位 |
山形県 |
-円 |
|
-位 |
鳥取県 |
-円 |
|
-位 |
福井県 |
-円 |
|
-位 |
和歌山県 |
-円 |
パート看護師の平均時給は地域差によって差はあるものの、東京都をはじめとした首都圏では時給が高い傾向にあります。ただしどの地域も他の職種と比べて、時給の水準が高いのが特徴です。以下では、パート看護師の平均時給と想定年収について解説します。
看護師パートの平均時給:1,817円
パートで働く看護師の全国平均時給は、1,817円です。令和4年賃金構造基本統計調査によると、パート勤務の場合、月当たりの平均勤務日数は14.8日、1日当たりの平均労働時間は5.9時間であることがわかっています。
この日数・時間で単純計算すると、パート看護師の年収は約190.4万円です。また男女別で見ると、大きな差が見られます。ただし、賞与(寸志)支給がある場合は、この年収に加算されます。
平均時給 |
平均年収 |
|
---|---|---|
男女計 |
1,817円 |
190.4万円 |
男性 |
2,615円 |
193.7万円 |
女性 |
1,800円 |
189.8万円 |
看護師パートの想定年収:349万円
上記では、平均勤務日数と平均労働時間で年収を算出しました。パート看護師の平均時給1,817円を1日8時間×週5日勤務×4週×12ヶ月で計算した場合、年収は約349万円となります。
男女別では以下のとおりです。
【平均時給×1日8時間×週5日勤務×4週×12ヶ月で計算した場合】
想定年収 | |
---|---|
男女別 | 349万円 |
男性 | 502万円 |
女性 | 346万円 |
パート看護師は基本的に夜勤や残業、賞与がないため、正社員と比べて大きな差があります。また、地域によってもパートの想定年収は大きく異なり、首都圏になるほど年収も高くなるでしょう。
スカウトサービス登録はこちら2.看護師パートの年収を上げる6つの方法
パート看護師が年収を上げるためには、正社員になるのも一つの手です。しかし、パートタイムのまま年収を上げたい方もいらっしゃるかと思います。ここでは、パート看護師が年収を上げる6つの方法について解説します。
【方法1】夜勤専従として働く
夜勤専従のパート看護師として働くことで、年収を上げることが可能です。夜勤専従とはその名の通り、夜勤専門で勤務する働き方です。勤務時間は勤務先によって異なりますが、17時〜翌朝9時までとなっています。
夜勤専従の場合、夜勤手当や深夜加算がつき、日勤で働くよりも短時間で多く稼ぎやすいのが特徴です。コメディカルドットコムの求人を見ると、1夜勤35,000円以上の求人も見られます。年収にすると420万円稼げる計算です。
出典:コメディカルドットコム
【方法2】大規模な施設で働く
一般的に従業員数が多く、大規模な施設では給与が高い傾向にあります。大規模な施設は経営母体も大きいため、給与計算のベースとなる基本給も高くなりやすいためです。大規模施設の経営母体の多くは、医療法人や独立行政法人国立病院機構と日本最大の病院ネットワークを持っています。
そのため、給与以外にも各種手当を支給してくれる施設が多いのも特徴です。給与が高い水準であることはもちろん、福利厚生も充実しています。福利厚生も重視したい方は、大規模な施設で働くのもよいでしょう。
【方法3】自由診療メインの場所で働く
パート看護師の年収を上げたい方は、自由診療メインの職場を選ぶのもおすすめです。自由診療がメインの医療機関は、診療費が高額であるため、看護師の時給が高く設定されている傾向にあります。自由診療をメインに扱う医療機関には、主に以下の3つが挙げられます。
- 美容外科、美容皮膚科
- 産婦人科
- 精神科・心療内科
注意点としては、一般的な病棟勤務の経験ができないことです。自身の将来性やキャリアアップのプランなどを考慮したうえで、働く場所を検討しましょう。
看護師が美容外科で働く場合は、診察・診療のサポート、整形手術のサポートなどを行います。美容皮膚科では、脱毛器などを用いて患者さんへの施術を看護師が行うのが仕事内容です。体調が悪くなってから来院する医療機関とは異なり、「美容」に関するお悩みを解決するのが大きな特徴です。
産婦人科は、女性特有の病気全般の検査や治療を行う医療機関を指します。各種検査、診察、治療のサポートはもちろん、妊婦さんや新生児へのケアも仕事内容の一つです。特に患者さんへの精神的な支えが重要であり、安心してお産を迎えられるようにアドバイスや励ましなどサポートする必要があります。
精神科や心療内科は、うつ病や不安障害、依存症など心の病気を対象とした医療機関です。他の診療科との違いは、コミュニケーションをメインとした心のケアが中心である点です。他にもバイタルチェックや薬の管理、与薬、セルフケア介助などが看護師の主な業務内容になります。
【方法4】寸志がある場所で働く
パート看護師が年収を上げるために、寸志がある医療機関で働くのも一つの方法です。寸志とは、パートに支給される「賞与」のことです。賞与と聞くと、正社員に対してのみ支給されるイメージもありますが、パート看護師に対しても「寸志」として支給する医療機関も多く存在します。
求人では「ミニボーナスあり」「寸志あり」と記載されているものが多いです。パートスタッフでも勤務実績に応じて寸志を支給する場合もあるため、応募前に確認しておきましょう。
【方法5】訪問看護ステーションで働く
訪問看護ステーションで働くことも、パート看護師の年収を上げることにつながります。通常の時給にプラスして、訪問時はインセンティブがつく場合があり、時給2,000円〜4,000円を提示する事業所も多いです。
パート看護師の主な仕事内容は以下のとおりです。
- 入浴・食事介助や健康管理
- 患者さん、ご家族からの相談対応、介護予防のアドバイス
- 医療機器の管理、機器使用者への指導 など
パートタイムの場合はオンコール対応がない場合が多く、負担を軽減して働くことができるでしょう。
【方法6】資格取得でスキルアップ
資格を取得することで、パート看護師の年収が上がる可能性があります。「認定看護師」や「専門看護師」など、専門性の高い資格を取得することで、高時給を期待できます。これらの資格を持っていると、高い知識と技術を持っていることの証明になるからです。
勤務先の医療機関によっても異なりますが、数万円の資格手当が支給される場合があります。ただし、資格手当が支給されない医療機関もあるため、応募前に確認しておきましょう。
スカウトサービス登録はこちら3.年収が高い求人を見つける方法
ここでは、パート看護師が年収の高い求人を見つける方法を解説します。具体的には以下の4つです。
- 転職サイトを利用する
- 転職エージェントを利用する
- ハローワークを利用する
- 興味がある医療機関のサイトから探す
転職サイトを利用する
転職サイトとは、インターネットを通じて利用できる求人サイトです。さまざまな業界・職種の求人を掲載しているサイトや特定の業界・職種の求人を掲載しているサイトがあります。
転職サイトは自身で求人を検索・選択し、条件に合う企業に直接応募することが可能です。そのため、「高収入」の条件に絞って検索することで、今より高い年収の医療機関を選択できるようになります。
メリット:
- 求人数が豊富であるため、比較しながら応募がしやすい
- 運営元からの電話が来ないため、自分のペースで転職活動ができる
- 採用担当者と直接やり取りができる
デメリット:
- 求人数が豊富であるがゆえ、応募先に迷いやすい
- 面接の日程調整など転職活動を全て自分で進める必要がある
転職エージェントを利用する
転職エージェントは、転職希望者と人材を募集している企業の間に立ち、転職を支援するサービスのことです。前述した転職サイトとの違いは、専任の担当者がついて転職希望者の条件にマッチした企業を紹介してくれる点です。
担当者に「高収入」の条件を提示することで、今よりも年収の高い転職先を紹介してくれます。ただし、専任の担当者によっては条件に合わない求人を紹介されたり、やり取りに時間がかかったりする場合がある点がデメリットです。
メリット:
- エージェントからのアドバイスや求人の紹介を受けられる
- 履歴書や職務経歴書の作成に関してアドバイスをもらえる
- 面接の練習を行ってくれる
デメリット:
- エージェントからの電話・メール対応をする必要がある
- 希望通りの求人を紹介してもらえるとは限らない
- 応募までに時間がかかる場合がある
- 担当者によって質の高い低いが分かれる
ハローワークを利用する
ハローワーク(公共職業安定所)は、国が運営する総合雇用サービスです。就職・転職希望者に対して職業紹介や相談、雇用保険の手続きなどのサポートを行っています。「高年収」を条件に検索することで、年収が高い求人を見つけられます。
転職サイトと同様、就職・転職の相談、日程調整などを行ってくれる点がメリットです。ただし、応募や相談をしたい場合は直接ハローワークに行く必要があるのがデメリットといえるでしょう。
メリット:
- 相談や面接の対策をしてもらえる
デメリット:
- 直接ハローワークに相談に行く必要がある
- 求人票には画像がないため雰囲気が感じ取りにくい
興味がある医療機関のサイトから探す
興味のある医療機関をある程度ピックアップしている場合は、直接医療機関のサイトから探すのもおすすめです。年収だけでなく院内の雰囲気や設備など、職場の情報が写真などでわかりやすく掲載されています。
ただし、しばらく更新していないサイトの場合、募集が終了しているケースもあります。また、1社ずつ医療機関のサイトをチェックする必要があるため、効率的に求人を探したい方には向いていない方法です。
メリット:
- 求人内容のみならず、設備など職場の情報が分かる
デメリット:
- 更新が長期間行われていない場合、募集が終了しているケースがある
- 他の事業所との比較がしにくい
4.看護師パートで働くメリット・デメリット
ここでは、パート看護師として働くメリット・デメリットについて解説します。
看護師パートで働くメリット
パート看護師は基本的に短時間勤務なので、正社員で働くよりも自由度が高い点が特徴です。具体的なメリットについて見ていきましょう。
パートとして働く看護師は、働く日数や時間を自分で決められる点がメリットです。正社員の場合、育児や介護などの事情でも都合に合わせてシフトを組むことが難しい場合があります。
パート看護師であれば、家族の予定や子どもの学校行事などを優先することが可能です。自分の都合に合わせて働きたい方にとっては大きなメリットといえるでしょう。
前述のとおり、パート看護師はシフトの融通が利きやすいため、他のパートとの掛け持ちができる点もメリットです。掛け持ちをすることで、収入アップやさまざまな現場で経験を積めるでしょう。
ただし、勤務先によっては掛け持ち(ダブルワーク)を禁止にしている場合があります。掛け持ちを検討している方は、応募時に「Wワークが可能か」を確認しておくことが大切です。また、掛け持ちでパートをする場合は、全ての収入について確定申告が必要になる点にも注意しましょう。
正社員の場合は責任のある立場を任せられる場面も多いですが、パートは正社員ほど責任を問われる場合が少ないのも特徴です。正社員の訪問看護であればオンコールがあったり、病院勤務なら委員会や夜勤が必須であったりします。
パート看護師は、正社員ならではの業務負担や責任が少ないのが大きなメリットです。組織の中で大きな責任を任せられることなく、看護の業務に集中したい方には向いているでしょう。
看護師パートで働くデメリット
パート看護師はシフトの自由度が高く、正社員よりも負担や責任が少ない点がメリットでした。しかし、以下のようなデメリットも存在します。
パート看護師は賞与の支給がない点がデメリットです。パートでも「寸志」という形で支給される場合もありますが、正社員の賞与ほどの金額は期待できません。賞与だけでなく、退職金や各種手当の金額が低い場合がほとんどです。
勤務先によっては「寸志」の支給がない場合もあります。そのため、正社員よりも月給や年収はどうしても下がってしまいます。高収入を目指したい方にとっては、大きなデメリットといえるでしょう。
パート看護師として働く場合、勤務先の条件によっては一部の福利厚生を受けられない可能性があります。例えば、託児所の利用や保養所の利用などです。
また、労働条件によっては医療保険や厚生年金、介護保険、雇用保険などの社会保険に加入できない場合もあります。社会保険に加入できない場合は、国民健康保険や国民年金に加入しなければなりません。あらかじめ自身の労働条件で福利厚生を受けられるのか、確認しておきましょう。
パート看護師は正社員と比べて、キャリアアップが難しい場合があります。前述したように、パート看護師には責任のある仕事を任せられないからです。また、研修や勉強会などの参加も求められないため、スキルアップしづらい立場ともいえます。
キャリアアップも見据えて働きたい方は、正社員登用実績がある求人に応募するのがよいでしょう。正社員登用実績があれば、パート看護師として働きながらスキルや実績を積み、役職がつくタイミングで正社員になるチャンスがあります。
スカウトサービス登録はこちら5.年収103万円を超えても大丈夫?
パートで働くとよく耳にする「年収103万円の壁」。これは年収が103万円を超えると、収入に対して所得税が課税され始める年収額のことです。家族の扶養に入っている方は、年収103万円を超えると扶養から外れることになり、扶養者の所得税と住民税が増える仕組みになります。
前述したように、パート看護師の平均年収は約186.3万円です。このことから「年収103万円の壁」を超えて働いている方は多いといえるでしょう。以下では、税金が増える年収の壁についてさらに詳しく解説します。
税金が増える年収の壁
税金が増える年収の壁には103万円以外にも、106万円、130万円、130万円、150万円があります。年収ごとに徴収される税金やその金額は変動するため、それぞれの特徴について見ていきましょう。
前述したとおり、年収103万円以下であれば収入に対して所得税がかかりません。103万円を超えた場合、超えた分に対して所得税が課税される仕組みです。特に学生やフリーターで親の扶養家族になっている場合は、パート代が年103万円を超えると扶養が外れ、扶養者の税金負担が増えてしまいます。
ただし、2018年の税制改正により、パート主婦(夫)の配偶者の扶養控除は年150万円に引き上げられています。そのため、主婦(夫)の配偶者の税金控除では、103万円の壁は関係ありません。
106万円の壁は以下の要件に当てはまる場合、扶養を外れて社会保険料の負担がかかり、手取り収入が減ることを指します。厚生労働省によると、以下の要件を満たしている方は社会保険の加入が義務付けられています。
- 週の所定労働時間が20時間以上30時間未満
- 従業員数101人以上 ※2024年10月からは従業員数51人以上に変更
- 所定内賃金が月額8.8万円以上
- 2ヶ月を超える雇用の見込みがある
- 学生ではない
上記のうちいずれか一つでも満たしていない場合は、社会保険の加入義務はなく、加入しない方には保険料も発生しません。年106万円以上で手取りを増やしたいパート看護師は、掛け持ちをすることで社会保険への加入を回避できます。
130万円の壁は学生やフリーター、主婦(夫)に関わらず、扶養に入っている全ての人に関係する年収のボーダーラインです。年収130万円以上稼ぐと、配偶者や親などの扶養から外れ、勤務先の社会保険に加入しなければなりません。
勤務先の健康保険や厚生年金に加入することが難しい場合は、自身で国民健康保険と国民年金に加入する必要があります。なお、130万円の壁は「掛け持ちを含めた年収で判断される」点に注意が必要です。
150万円の壁は、配偶者特別控除の満額38万円を受けられるかどうかのボーダーラインのことです。前述のとおり、2018年の税制改正により満額の枠が103万円から150万円に引き上げられています。
満額受けるためには納税者の所得が900万円以下で、控除対象配偶者の所得が年150万円以下である必要があります。この金額を超えると、段階的に控除額が下がっていく仕組みです。
主たる生計者の合計所得金額が900万円以下 |
主たる生計者の合計所得金額が900万円超950万円以下 |
主たる生計者の合計所得金額が950万円超1,000万円以下 |
|
---|---|---|---|
控除対象配偶者の収入が103万円超150万円以下 |
38万円 |
26万円 |
13万円 |
上表を見ると、配偶者の年収が103万円を超えて150万円まで働いても損をすることがないようにも見えます。しかし、前述したとおり106万円、130万円の壁があるため、超えてしまうと社会保険料20万円前後の負担が増えてしまいます。
「所得税が非課税なのは年収103万円まで」「社会保険の扶養は130万円未満」ということは知っておくとよいでしょう。
スカウトサービス登録はこちら6.こんな情報に惑わされないで!
ここでは、ネット上で見かけた根拠のない情報を2つ紹介します。
パートで働くのはもったいない
1つ目は、「パートで働くのはもったいない」という根拠のない情報です。「正社員と同じ仕事をしているにも関わらず正社員よりも給料が低い」という点から、このような情報が存在します。
しかし前述のメリットでも解説したように、パートはシフトの融通が利きやすく、育児や介護などと両立できる点が特長です。看護師という国家資格を持っているのであれば、その資格を活かして自分のライフスタイルに合わせた働き方を選ぶのがよいでしょう。
正社員よりパートのほうが求人数が多い
2つ目は「正社員よりパートの方が求人数が多い」という根拠のない情報です。たしかに、他の職種・業界であればパートの方が求人数が多いかもしれません。しかし、看護師だけで比較すると、常勤は約10,000件、パートは約4300件と少ない傾向にあります。(※2023/12/12地点:コメディカルドットコム)
とはいえ、「常勤の方が求人数は多いから採用してもらいやすい」ということではありません。パート求人の方が少ない分、勤務先を「選びやすい」というメリットがあります。
スカウトサービス登録はこちら7.まとめ
本記事では、パート看護師の平均年収や給与の上げ方について解説してきました。パート看護師の平均年収は186.3万円です。これは地域によっても大きく異なります。
パート看護師として年収を上げるためには、以下のような方法がおすすめです。
- 夜勤専従の看護師として働く
- 従業員数が多い大規模な医療機関で働く
- 美容外科や産婦人科などの自由診療メインの場所で働く
- 寸志を支給してくれる場所で働く
- 高時給が期待できる訪問看護ステーションで働く
- 専門性の高い資格を取得してスキルアップする
このように、パート看護師でも就業場所の選び方次第で年収を大幅に上げられます。まずは求人サイトを確認し、あなたが希望する条件で求人を探してみてはいかがでしょうか。
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