第二新卒とは?いつまでを指す?転職成功のコツと注意点まで解説
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「第二新卒」という言葉を一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。なんとなく言葉の意味は理解していても、「いつまでが第二新卒なのかわからない」「自分は第二新卒に該当するのだろうか」という方も多いと思います。
この記事では、「第二新卒とはいつまでを指すのか」「医療・福祉業界で働く第二新卒はどんな悩みがあるのか」から「第二新卒で転職を成功させる方法」まで詳しく解説していきます。
第二新卒で転職を考えたことがある方はぜひこの記事を参考にしてみてください。
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目次
1.第二新卒とは?いつまでを指す?
新卒で入社した会社を3年以内で退職したビジネスパーソンを「第二新卒」といいます。第二新卒と呼ばれる明確な期間や年齢は定められていませんが、一般的には4年生大学を卒業している方は25歳前後、高卒は20歳前後です。
第二新卒と似た言葉に、「新卒」「既卒」があります。第二新卒を含め、それぞれの意味は以下のとおりです。
第二新卒 | 新卒から3年以内の社会人 |
---|---|
新卒 | 3月末に学校を卒業・修了して、すぐに企業で働く人 |
既卒 | 学校卒業後に就職をしていない人 |
上記の3つの大きな違いは、社会人経験の有無です。第二新卒は社会人経験がある人を指していますが、新卒や既卒は「社会人経験がない人」のことをいいます。
第二新卒で転職する人の割合
厚生労働省が公表した平成31年3月に卒業した新規学卒就職者のデータによると、就職後3年以内の離職率は新規高卒就職者が35.9%、新規大卒就職者は31.5%です。同データの医療・福祉業界での就職後3年以内の離職率を見ると、新規高卒就職者45.2%、新規大卒就職者38.6%となっています。
このように、医療・福祉業界の就職後3年以内の離職率は、平均より高い数字であることがわかります。業界別で見ても、高卒・大卒ともに離職率の高い産業に医療・福祉が含まれているのが現状です。
【就職後3年以内離職率のうち離職率の高い上位5産業】
高校 | 大学 |
---|---|
宿泊業・飲食サービス業:60.6% | 宿泊業・飲食サービス業:49.7% |
生活関連サービス業・娯楽業:57.2% | 生活関連サービス業・娯楽業:47.4% |
教育・学習支援業:53.5% | 教育・学習支援業:45.5% |
小売業 :47.6% | 医療、福祉:38.6% |
医療、福祉:45.2% | 不動産業、物品賃貸業:36.1% |
上表にある産業の特徴として、「人との関わりが深い仕事かつ業務時間が長い職場環境」が離職率の高い傾向にあります。では、具体的にどのような理由で第二新卒が転職するのでしょうか。次で見ていきましょう。
出典:厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況(平成31年3月卒業者)を公表します」
第二新卒が転職する理由とは?
第二新卒が転職する主な理由として、以下の6つが挙げられます。
- 理想と現実のギャップを感じた
- 職場の人間関係に悩みがある
- 夜勤や交代制の勤務がつらい
- 残業が多く体力的にきついと感じている
- 教育体制が整っていない
- 待遇に不満がある
多くの第二新卒が感じているのが、「理想と現実のギャップを感じた」というケースです。新入社員のうち約8割が、新卒のときに抱いていた理想と現実にギャップを感じていると言われています。
理想と現実のギャップに戸惑うことを「リアリティショック」といい、仕事へのモチベーション低下、早期離職につながるとして問題視されています。
業界問わず、働くうえで人間関係の悩みはつきものです。特に医療・福祉業界の場合、女性の割合が多く、人間関係が複雑になりがちです。上司や同僚との人間関係だけでなく、患者さんやそのご家族との人間関係で悩むケースも少なくありません。
病院や入所施設で働く看護師や看護助手、介護職員の場合、夜勤を担当することもあります。働き始めの頃はなんとか仕事をこなしていても、人によっては不規則な勤務が合わず、つらいと感じる方も多いです。
医療・福祉業界は慢性的な人手不足なので、残業が発生する場合があります。特に急性期の病院は業務量の多さや、急変や緊急入院などで残業になることが多いです。不規則な勤務や残業で体力的にきついと感じ、転職するケースも少なくありません。
前述した急性期病院など、常に忙しい職場は十分な教育を受けることができないケースがあります。これは新人看護師にとって、非常に不安に感じることでしょう。
反対に、勉強会や研修などのレポート作成で、休日もしっかり休めないといった不満の声もあります。
医療・福祉業界で働くうえで、業務内容と給与が見合っていないと感じる方も少なくありません。看護師の給料は経験年数や勤続年数に応じて高くなる傾向がありますが、勤務先によっては将来的な昇給が見込めないケースもあります。さらに条件の良い職場に転職するために、第二新卒で転職する方も多いです。
スカウトサービス登録はこちら2.第二新卒の転職成功率は?採用ニーズが高いって本当?
「とりあえず3年は働いた方がいい」という言葉をよく聞きますが、3年以内の退職・転職は本当に不利なのでしょうか。
実は第二新卒の看護師は需要が高く、不安なく転職が行えます。臨床経験が必須になっている場合を除けば、3年以内の転職が不利になるとは言い切れないでしょう。
実際、「未経験可」「第二新卒可」の求人も多く掲載されています。これは、医療・福祉業界が、経験よりも人柄を重視することが多いからです。第二新卒の採用に力を入れている病院や施設も多く見られます。ここでは、第二新卒を積極的に採用する理由を3つ紹介していきます。
- 早期退職者の増加
- 基礎知識が身に付いているため一から指導する必要がない
- 体力があり伸びしろが大きい
早期退職者の増加
前述したとおり、新卒者の3割が離職する時代です。医療・福祉業界に限定して見ると、3〜4割程度となっています。新卒採用は売り手市場が続いており、人材確保が難しい状況です。人手不足の穴を埋めるためにも、第二新卒に注目が集まっています。
一度社会に出ている第二新卒は、社会人としてのマナーや常識が身についている点で貴重な人材です。また、新卒が行う接遇マナー研修などの必要がなく教育コストが抑えられるため、採用で有利に働くケースもあります。
基礎知識が身に付いているため一から指導する必要がない
看護師として基本的な知識や技術が身に付く2年目以降であれば、一から技術面を指導する必要がありません。即戦力でなくても、新卒のように手取り足取り教える必要がないので、教育担当の負担が少ない点が評価されやすいです。
また、前職のやり方・癖がついていない分、新しい職場に順応しやすいともいえます。1つの職場に長く勤めると、やり方や考え方が自然とついてしまい、転職先の方針に疑問を持ちやすくなります。そのため、基礎知識がある程度あり、新しい職場への順応性が高い第二新卒は高く評価されるでしょう。
体力があり伸びしろが大きい
若くて体力があり吸収力のある第二新卒は、伸びしろが大きいことを評価されて採用されます。若手ならではの物覚えと成長スピードは、第二新卒の大きな特長です。第二新卒は経験ではなく、伸びしろを評価される傾向にあります。採用側は、長期間勤務してくれる人材を求めているからです。
第二新卒は新卒同様体力があり、採用すれば職場で長年活躍してくれる人材だと期待されます。社会人としてのマナーや常識、看護観がしっかりしていれば「伸びしろがある」と評価してもらい採用されやすくなるでしょう。
スカウトサービス登録はこちら3.第二新卒で転職するメリット
前述したとおり、第二新卒は需要が高く、転職成功率が比較的高いことがわかりました。ここでは、それ以外にも第二新卒で転職するメリットを解説します。
教育を受けることができる
第二新卒で転職するメリットの一つは、教育をしっかり受けられる点です。看護師としての基礎知識や技術はある程度身につけていても、覚えることはまだまだあります。第二新卒であれば、その人の状況に合わせた教育・研修を受けられることが多いです。
一方で第二新卒ではない3年目以降で転職する場合、一通りの業務をこなせるかが見られます。第二新卒は経験面ではなく「伸びしろ」を期待されているため、入職後のサポートが手厚い点がメリットです。
現職での悩みが解消される
「第二新卒が転職する理由」で述べたように、第二新卒者は前職にさまざまな不満や悩みがあって転職を検討します。転職することでその悩みが解消される点がメリットです。実際に看護師として働いたことで、自分が理想とする職場をより明確にできるでしょう。
ただし、何度も転職を繰り返さないためにも、自分に合った職場選びを行う努力が重要です。
自分にあった職場が見つかる
第二新卒は、新卒で入社した企業と比較して転職先を検討できるため、自分に合った職場を見つけやすくなります。社会人としての経験がない頃に選択した職場が、「自分に合った働き方や環境ではなかった」と感じる方は多いです。新卒の頃には見えなかった「仕事の適性」が勤務経験を通して明確にできます。
職場選びの際はその適性を基準に転職先を探せるので、自己分析の解像度が上がり、職場に求める条件も設定しやすくなるでしょう。
スカウトサービス登録はこちら4.第二新卒で転職するデメリット
第二新卒で転職するのはメリットだけでなく、以下のようなデメリットもあります。
応募できる求人が限定される
医療機関の場合、応募条件として「一定の臨床経験」を設定しているケースが見られます。このような求人は即戦力を求めていることが多く、最低でも3〜5年程度の経験がなければ応募することができません。
そのため、応募できる求人がある程度限定されている中で、転職活動を行う必要があります。特にスタッフ数が少ないクリニックや欠員補充のための募集は、経験者を求めている傾向が高いです。
臨床経験だけでなく、以下のように業務内容を応募条件に設定するケースもあります。
- 臨床検査技師→エコー検査経験
- 医療事務→レセプト経験
- 健診クリニック→採血経験など
中途採用の方が応募できる求人が多く、第二新卒の枠が少ない点はデメリットといえるでしょう。
転職活動が難航する場合がある
さまざまな理由から、転職活動が難航する場合があります。例えば、「自分が希望とする条件の職場が見つからない」「なかなか採用されない」などです。第二新卒者のニーズが高まっているのは事実ですが、人手不足の病院・施設の場合は教育する時間や人手が足りず、即戦力のみ募集しているケースもあります。
中には、早期の退職をネガティブに捉える採用担当者もいます。採用しても「すぐに辞めるのでは?」と感じるからです。そのため、面接では短期離職に至った理由をネガティブではなく、ポジティブに変換して伝えるようにしましょう。
希望通りの求人がみつかりにくい
前述のとおり第二新卒の場合、応募できる求人は限られます。その中で自分が希望する条件の求人を探し出すのは難しいでしょう。例えば、「給料がいい医療機関に転職したい」「待遇面が前職よりいい職場に転職したい」などあるかと思います。
しかし第二新卒の転職は、経験面を評価されているわけではないため、劇的に収入がアップするケースはほとんどありません。待遇面に不満を持っている場合は、転職するより1社目の勤務先でキャリアアップを図り、収入を上げる方が良い場合もあります。「転職することで本当に希望通りの職場で働けるのか」など、もう一度条件を見直すことも大切です。
スカウトサービス登録はこちら5.第二新卒でも採用されやすい職場の特徴
どのような職場が第二新卒の採用を積極的に行なっているのでしょうか。ここでは、第二新卒でも採用されやすい職場の特徴を3つ解説します。
求人に新卒歓迎・第二新卒歓迎の記載がある
求人の応募条件に、「新卒歓迎・第二新卒歓迎」といったことが記載されていると採用される可能性が高いです。
他にも「未経験可・資格なし可」などの記載も、第二新卒として経験が選考に大きく影響しない場合があります。求人サイトの検索条件を「第二新卒」に絞れば、簡単に求人を見つけることができます。
教育制度が整っている病院・施設
教育面に力を入れている病院や施設も、採用される可能性が高いといえるでしょう。教育面に力を入れられる医療機関は、比較的人手が足りている傾向にあります。人手不足でも第二新卒を受け入れている医療機関はありますが、入職後、十分な教育制度が受けられない可能性があるため注意が必要です。
経験面や技術面に不安がある場合は、教育制度がある程度整っている病院や施設を選ぶとよいでしょう。
比較的規模の大きい病院・施設
規模の大きい病院や施設は、第二新卒が採用されやすい職場です。人員に余裕があるため、OJT担当がついてくれるケースがあります。また、規模が大きい病院や施設の場合、教育制度が整っていることも多いです。
運営している法人も大きいので、待遇面や福利厚生などが充実しており、安心して勤務できるでしょう。ただし、規模が大きい病院や施設でも新卒採用をメインに行なっている場合、中途採用は経験者しか募集していないケースもあるので確認が必要です。
スカウトサービス登録はこちら6.転職活動の基本的な流れとみられるポイント
ここでは転職活動の基本的な流れと、採用担当者が採用するうえで重視しているポイントを解説します。
転職活動の流れ
転職活動を始めてから、次の職場に入職するまでの大まかな流れは以下の通りです。
- 使用する転職サービスを選ぶ
- 希望条件に合った求人を探す
- 求人に応募する
- 書類選考や面接
- 退職手続き・入職手続き
第二新卒の転職活動の流れは、基本的に中途採用と同じ流れです。一つずつポイントを見ていきましょう。
まずは転職先を探す際に使用する転職サービスを選びましょう。転職サービスには、転職市場に詳しい専門スタッフがサポートしてくれる「人材紹介サービス」と、求人サイトから自身のペースで転職活動ができる「求人広告サービス」があります。
それぞれの違いやメリット・デメリットは以下のとおりです。
メリット |
デメリット |
|
---|---|---|
人材紹介サービス |
・求職者の条件をもとに応募先を探してくれる |
・自分が希望する条件と違う求人を提案されることが多い ・エージェントによっては対応が悪い場合がある |
求人広告サービス |
・自分で気になる事業所を見つけて応募できる |
・面接の日程調整などの連絡を人事担当者と直接行う必要がある |
一見すると、人材紹介サービスの方がメリットが大きいように思えます。しかし、サポートしてくれるスタッフの質にムラがあったり、希望条件とは異なる求人を紹介したりするなど不安要素も大きいです。とはいっても、サポートが必要な方も多いかと思います。そこでおすすめの転職サービスが「コメディカルドットコム」です。
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利用する転職サービスが決まれば、実際に求人を探しましょう。細かいところを気にせず適当に選んでしまうと、ミスマッチにつながるため、希望条件にしっかり沿って探すのが大切です。
コメディカルドットコムでは、希望するエリアや給与など、さまざまな条件で検索できます。気になる求人が見つかれば、「お気に入り登録」をし、後で条件を比較するのがおすすめです。
応募したい求人が見つかれば、実際に応募してみましょう。医療・福祉業界に転職する場合、一般的に5〜7件程度応募することが多いです。前述したとおり、気になる求人は「お気に入り登録」して、条件面を徹底比較して決めていきましょう。
応募をすると、応募先の病院や施設の担当者から連絡がきます。選考方法や面接回数などは、応募先によっても異なるので指示に従って動きましょう。履歴書作成や面接対策をしっかり行うことで、採用される確率が上がります。履歴書の書き方や面接の流れについては、以下の記事を参考にしてください。
履歴書の書き方を学びましょう
履歴書は書類選考として応募後に求められる場合もございますし、面接時に持参する場合もございます。基本的に…
詳細を見る一般的な面接の流れと上手な受け答えの仕方をアドバイス
面接は求職時に最も大切な要素の一つです。転職に限れば、面接の印象で合否の7割が決まるとも言われています。…
詳細を見る就職先が決まったら、現職の退職手続きに移ります。就業規則で、「退職日の〇日前までに申し出なければならない」などの決まりがあるケースもあるので注意が必要です。これは、引き継ぎ作業や新たな人材の確保に時間がかかるからです。就職先に迷惑がかからないように、退職日が確定してから入職日を伝えるようにしましょう。
医療・福祉業界の転職にかかる期間は、2ヶ月前後と言われています。一般的な転職の場合、3〜4ヶ月程度かかると言われているので、医療・福祉業界は内定まで比較的スピーディです。第二新卒の場合、転職活動が長期化する恐れがあるため、在職中に転職活動することをおすすめします。退職してから転職活動する場合、経済的な不安や空白期間ができることの不安から、安易に内定を決めてしまう恐れがあるからです。
転職活動の基礎知識については、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
何から始める?求人を探す方法や面接マナーなど転職活動の基礎知識
転職することを考えたとき、何から始めるか分からない人も多いでしょう。自分に合う職場を見つけるのも重要です…
詳細を見る採用担当がみているポイント
ここからは、新卒採用と第二新卒で採用担当者が見ているポイントを比較していきます。
新卒採用は実務経験のない学生に対しての選考です。そのため、現状のスキルや経験ではなく、人柄や仕事に対する熱意、将来的に活躍してくれそうな人材かを見ています。そのほかに採用担当者が見ているポイントは以下のとおりです。
- 社風に合いそうか
- 入所意欲やキャリアビジョンは明確か
- 柔軟性・責任感・人柄
- コミュニケーション能力が高いか
第二新卒の場合も、基本的には上記で挙げたポイントがチェックされます。加えて、第二新卒は社会人経験があるため、以下のような点も見られます。
- 基本的なビジネスマナー
- 前職で身につけたスキルや経験
- ネガティブな転職ではないか
- 1社目のミスマッチを自己反省、自己分析出来ているか
社会人としての姿勢が見られるため、新卒の頃と同じ気持ちで面接に挑むと思い通りの結果に繋がらない可能性もあるでしょう。正しいビジネスマナーが身についているか不安な方は、この機会に学んでおくことをおすすめします。
7.第二新卒が転職を成功させるコツ
ここでは、第二新卒が転職を成功させるためのコツを3つ紹介します。
希望条件・譲れない条件を決める
入職後に「理想と現実が全然違った」とならないためにも、求人を探す前に希望条件を明確にしておきましょう。給与や待遇面だけに目がいきがちですが、業務内容にも目を向けることがポイントです。
また、希望条件が多すぎるのも注意が必要です。希望条件が多いと条件に合った求人が見つからず、いつまで経っても転職できないことになります。自分の中で「これだけは譲れない条件」を3つ程度に絞るとよいでしょう。
転職活動のゴールを設定する
次に、転職活動のゴール設定をしましょう。働きながらの転職活動は、続けようと思えば際限なく続けられます。そのため、転職活動が長期化して疲弊してしまう方も多いです。
条件に合わない病院や施設に入職する必要はありませんが、「いつまでに転職する」「〇〇に入職する」など、自分のなかでゴールを設定することが重要です。転職活動の期間が長くなるほど、転職活動の軸がぶれたり理想が高くなったりするリスクがあるので注意しましょう。
退職理由をポジティブに伝える
履歴書や面接時に伝える退職理由は、ネガティブな表現ではなく「ポジティブな表現」で伝えることが大切です。特に第二新卒の場合、転職理由はネガティブであることがほとんどです。しかし、事実をそのまま伝えるのではなく、ポジティブな表現に言い換えることで採用担当者にも悪い印象を与えません。
例えば人間関係の悩みで退職する場合、「職場の人間関係が合わなかったので」と伝えるのは避けるべきです。ポジティブに言い換えると、「チームワークを重視している環境で連携を取りながら働きたい」といった表現ができます。ただし、嘘をついたり、前職の悪口言ったりしないようにしましょう。
スカウトサービス登録はこちら8.まとめ
第二新卒は、新卒から3年以内の社会人のことをいいます。医療・福祉業界における就職後3年以内の離職率は3割〜4割程度と、業界別で見ると高い数字です。社会人経験がある第二新卒は、人手不足の医療・福祉業界において非常にニーズが高いといえます。
ただし、即戦力を求めている医療機関や施設も多いので、希望通りの求人が見つかりにくい場合があります。第二新卒が転職で失敗しないためには、「希望条件を決める」「転職活動のゴールを設定する」「退職理由をポジティブに伝える」などのポイントが大切です1社目での経験を活かし、どんな職場でどんな働き方をしたいのかをよく考えて転職活動を行いましょう。
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