医療事務の離職率ってどうなの?離職率が高いと言われる理由や働くメリットを紹介!
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医療事務は未経験からスタートできるだけでなく、場所や勤務時間に関わらず安定して働き続けることが可能なことから人気の職種となっています。しかし「医療事務は離職率が高い」と聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。
今回は医療事務の離職率が高いと言われる理由、それでも医療事務として働いていくメリットを解説していきます。
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1.医療事務の離職率って本当に高いの?
医療事務は就業するために必要な資格等が設けられていないこともあり、残念ながら現在医療事務に絞って離職率や数字を割り出したデータはありません。
しかしながら、医療・福祉業界の離職率は他の職種や業界に比べても高いことが明らかになっています。実際に新卒就職者の3年以内離職率の高い上位5産業として、ワースト5に入っています。
高校卒就業者(2019年卒) | ||
1位 | 宿泊業・飲食サービス業 | 60.6% |
2位 | 生活関連サービス業・娯楽業 | 57.2% |
3位 | 教育・学習支援業 | 53.5% |
4位 | 小売業 | 47.6% |
5位 | 医療、福祉 | 45.2% |
大学卒就業者(2019年卒) | ||
1位 | 宿泊業・飲食サービス業 | 49.7% |
2位 | 生活関連サービス業・娯楽業 | 47.4% |
3位 | 教育・学習支援業 | 45.5% |
4位 | 医療・福祉 | 38.6% |
5位 | 不動産業、物品賃貸業 | 36.1% |
出典:厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況(平成31年3月卒業者)を公表します」
上記データから分かるように医療・福祉業界では、新卒でも2~3名に1名は入職から3年以内に離職しています。
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2.医療事務の主な離職理由として挙げられる5選
医療・福祉業界では他の職種よりも3年以内の離職率が高いことが分かりました。しかし、なぜこんなにも離職率が高いと言われているのでしょうか。
ここからは医療事務の離職理由と言われる代表的な項目を3点紹介します。
想像以上に業務が大変だった
医療事務は未経験や無資格でもスタートできる職種ですが、だからと言って楽で簡単な仕事ではありません。
知識がなければない分、学んでいく必要があります。パソコン入力スキルや患者様対応に関する専門知識や用語はもちろん、医療事務を続けていくうえでレセプト業務に関する知識は必須です。
また、レセプト業務に使われる診療報酬の点数は通常2年に一度改訂されるので、常に知識のアップデートをする必要があります。
勤務先によってはレセプト業務以外にも、窓口や会計の対応、カルテ管理、入力業務、清掃などやることはてんこ盛り。こんなに大変だとは思わなかった!と思われる方も少なくないようです。
医療事務の仕事内容を徹底解説!給与事情、1日のスケジュール、働く魅力まで
医療事務は、安定して求人が多い仕事です。仕事内容は、病院での会計やクラーク処理、レセプト処理など多岐に渡ります。高度な知識とスキルが求められる仕事と言えるでしょう。
詳細を見るクレーム対応が辛かった
病院やクリニックの顔として働く医療事務は、理不尽なクレームや文句をぶつけられることも。怪我や病気で来院されている患者様がほとんどなので、些細なことに敏感な方もいるようです。
内容も、診察した医師や治療方針に対するクレームや治療費・診察料に関するクレームなど種類は様々。治療費に関しては、国で決まった算定方法で計算を行っているためどうすることもできませんよね。
自分の対応した業務でないことに対しての謝罪を求められると、理不尽さを感じることもあるでしょう。
いつの間にか患者様からのクレームを通して自分の働く病院・クリニックへの不満が募り、退職を考えることのきっかけになるようです。
待遇に不満があった
上述の通り、様々な業務をこなす必要があるにも関わらず、なかなか評価されない・入職時と変わらないことに不満を抱える人もいます。
残業はほとんどないと聞かされていたのに実際に入職すると毎日残業があった、いつまで経っても入社時の給料から昇給しなかった等、募集内容と実際の内容が異なっていたこともあるようです。
ちなみにコメディカルドットコムでは、求人内容と実際の内容に相違がないか、弊社担当者と事業所側の採用担当者で1件ずつ確認を取っています。安心してご利用ください!
人間関係に悩みがあった
職場の人間関係を重要視するのは、医療機関で働く人に限ったことではありません。
一緒に働く医療事務スタッフだけではなく、業務上医師や看護師との連携が必要になる場面もあるはず。医療機関という他と比べて狭い環境では、特に人間関係が重要になると考える人も多いのではないでしょうか。
一度悩みを感じてしまうと解決しづらいのが人間関係。これを機に退職を考える人も少なくないようです。
家庭の事情
医療事務は男性に比べて、女性が圧倒的に多いという特徴があります。そのため、結婚・出産・育児、配偶者の転勤といったライフイベントを機に退職する方も多くいます。
また、家族の介護や、家族から職場に対する理解が得られなかった等といったライフイベント以外の家庭の理由もあるようです。
このように職場に大きな不満を抱えているわけでなく、やむを得ない事情で退職する方も一定数います。
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3.嫌なことばかりではない、医療事務として働くメリット
上述の通り、医療事務は大変であるという印象を持たれた方も多いでしょう。しかしそれでも、医療事務が人気の職種であり続ける理由は何でしょうか。
ここからは医療事務として働くメリットを見ていきます。
全国で募集があるので、どの地域でも就業が可能
病院やクリニックがある限り、全国で医療事務の募集を行っています。ライフスタイルが変わり転居した場合も、別の就業先で同じ業務を続けることが可能です。
ただ、医療事務の有効求人倍率は0.33倍(令和4年度/全国平均)とかなり人気の職業になっています。
全国どこでも募集自体はありますが、エリアによっては倍率が高いので経験や資格を取得しておくと転職で有利になるでしょう。
参考:医療事務 - 職業詳細 | job tag(職業情報提供サイト(日本版O-NET))
医療事務に資格って必要?医療事務資格をまとめてご紹介!
医療事務は、安定して求人が多い仕事です。仕事内容は、病院での会計やクラーク処理、レセプト処理など多岐に渡ります。高度な知識とスキルが求められる仕事と言えるでしょう。
詳細を見る雇用形態や勤務時間も様々で、自分に合った働き方が見つけられる
医療事務は正社員・パートの募集のみならず、契約社員や派遣など、募集を行っている雇用形態は多職種に比べても様々です。
24時間体制の大学病院や総合病院、朝から夕方まで診察を行っているクリニックなど、募集を行っている医療機関によって規模や診察時間が異なります。
募集内容によっては働く時間帯も選択できるので、扶養内勤務や午前のみといった働き方も可能です。ライフスタイルに合わせて腰を据えて働きたいという願いも叶いやすいでしょう。
医療機関は今後も需要が期待できるので、安定して働くことができる
少子高齢化が進み、医療機関は今後も需要が増していくでしょう。AI化・デジタル化が進んでいますが、患者様対応といった人とのコミュニケーションの場面ではAIでは代用できないイレギュラーな対応を求められることもあります。
昨今の新型コロナウイルス感染症の流行や世界情勢からの影響も少なく、今後も安定して働くことができるでしょう。
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4.求人を見てみる
医療事務は離職率が高いと言われる反面、自分にピッタリな職場と巡り合えばライフスタイルや環境の変化に応じた働きやすさや続けやすさも十分にある職種です。
医療事務に限ったことではありませんが、合う人もいれば合わない人もいるというのが実情でしょうか。
コメディカルドットコムでは医療事務の求人も取り扱っています。医療事務を始めてみようか、医療事務としてまた転職しようかとお考えの方は、実際のイメージを掴むためにも求人を見てみることをお勧めします。
自分が何を最重要視するのか、転職後はどんな生活を送りたいのかをあらかじめ明確にしておくと、山程ある求人を見極めていくことができるでしょう。
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