保育士の服装の基本!行事や季節ごとの服装例から通勤服の選び方まで詳しく解説
- 更新日
身だしなみは印象を左右するので、どんな服装が良いのか迷うことが多いです。また、保育士の身だしなみは、保護者にチェックされるポイントでもあるので、どんな服装が良いのか悩む人も多いでしょう。きちんとした身なりをしている保育士は、それだけで保護者の信頼を得やすいものです。
そこで今回は、「保育士にはどのような服装が適しているのか知りたい」「職場で服装で問題を起こしたくない」などの悩みを解決していきましょう。保育士の服装について、「どんな服を選べば良いのか」をまとめて解説しています。ぜひ参考にしてお役立てください。
- スカウト経由で内定率2.3倍!
- 希望に合った求人”だけ”を厳選してお届け!
- 「就業応援制度」で最大50,000円進呈
1.保育士の服装で重要なポイントは3つ
保育士が抑えておく服装のポイントは3つです。
- 安全性
- 動きやすい
- 清潔感がある
それぞれ詳しく確認していきましょう。自分で服装を選ぶ際に、ポイントを守れているかチェック項目もあるのでぜひお役立てください。
安全性
保育士として、子どもに危険がおよばない、リスクのない服装を選ぶことは最優先事項です。
例えば、ビーズやボタンといった突起物だったり、装飾がついている洋服は避けた方が良いです。というのも、装飾箇所が当たって、肌を傷つけてしまったり、小さな子どもが飲み込んでしまう誤飲などの事故につながりかねないからです。
また、ふっくらとした素材であっても、糸がほつれやすいものや毛足が長いセーターなども、注意する必要があります。フードつきや紐が出ているような洋服も、子供が口に咥えてしまったり、目に入る可能性があるので、なるべく選ばない方が良いです。そうすることで、遊びやふれあいのなかで起こる、さまざまな危険を回避することができます。
動きやすい
2つめのポイントは、動きやすい服装です。保育士の仕事は何かと体を動かすことが多く、立ったりしゃがんだり、お遊戯したり、時には子どもたちを持ち上げるような激しい動作をします。
そのため、ぴったりとした服より、可動域が広くてゆとりがある服装が良いです。活動に制限なく参加して、自由に動ける動きやすい服装を選びましょう。
清潔感がある
保育をしていると、よだれがついたり、土汚れがついたり、給食がこぼれたりと、服が汚れてしまうことが多々あります。そのため、汚れてもなるべく見た目がだらしなく見えないように、汚れが目立たない服を選ぶ必要があります。
例えば、乳児クラスに入るときは白めのトップスにしたり、絵の具を使う日は黒めのトップスを着用するなど活動に合わせて工夫すると良いでしょう。洗濯しやすさという点も考えておくと、便利です。保育士の身なりや服装は保育環境の一つでもあります。清潔感のある、きちんとした身なりでいることで良い影響を与えることができるでしょう。
NGな服装は?
露出が多い服装などは守るべきポイントを抑えていてもNGです。また、襟もとに余裕のあるシャツだったり、スカートなど、肌が露出している部分が多い服装は避けるのが無難です。安全面でももちろんのこと、園の風紀に関わってきたり、保護者からの印象も悪くなってしまうので、良いことはありません。
スカウトサービス登録はこちら2.基本的な服装例
「保育士の服装で抑えたいポイントは分かったけれども、どんな服装が良いのか例を知りたい」という方もいらっしゃると思うので、おすすめな服装をシチュエーションごとに紹介していきます。ぜひ参考にしてください。
基本形は3点セット
トップスに関しては、前項で触れた通り、装飾がないものが好ましいので、Tシャツや、長袖のロンT、またはトレーナーなどデザインがシンプルな洋服が良いでしょう。ロンTやトレーナーを用いることで、気温の変化などに対応することができます。
また、ズボンに関してはジャージがOKならばお手軽なのでおすすめです。ただし園によっては禁止になっていることもあるので、ストレッチ性のある素材を用いたイージーパンツや、チノパンなどで対応します。
エプロンは、安全面を考えるとかぶるタイプがおすすめです。結んだり留めるボタンが無い物の方が着脱もスムーズですし、安全性も高くなります。またポケットがあるものを選ぶと、色々なものを持ち歩けて、保育時の対処に幅ができるメリットがあるのでおすすめです。
帽子や髪留めなどの小物の用意も大事
外遊びや散歩など、外に出る機会が多いので、つばが広めの帽子は必需品です。日除けになったり、体力の消耗を軽減できたりします。
また、普段から髪の毛をまとめられる、髪留めのゴムや装飾の少ないシュシュなどは持ち歩いておくと良いでしょう。たまに髪をまとめていないことで保護者からクレームもあるようなので注意が必要です。ただし、ヘアピンや装飾のある髪留めは安全面でリスクがあるので避けておきます。
季節ごとの服装のポイント
季節ごとの服装のポイントを下記にまとめました。
季節 | 気候・注意点 | 対策・役立つアイテム |
春 | ・寒暖差が激しい・強い風が吹くことが多い | ・脱着のしやすい上着・防風性のある上着 |
夏 | ・高温多湿による熱中症・室内と室外の温度差・強い日差しと紫外線 | ・速乾性の高い肌着・室内着・外遊び時用の着替え・帽子やアームカバーなどの紫外線対策 |
秋 | ・寒暖差が激しい・天気の変化が大きい | ・脱着がしやすい上着・雨を防げる上着 |
冬 | ・厳しい寒さ・乾燥した空気 | ・保温性能の高いインナー・防寒性重視の上着 |
どちらの季節も暑さと寒さの変わり目ということもあり、寒暖差が激しいので、脱着できる服を用意しておくと便利です。春と秋は強い風が吹くことが多いため、一枚で体感温度は大きく変わります。
暑さに対しての備えは必須です。綿素材のTシャツ、もしくは、洗濯のしやすさを考慮して速乾性があるTシャツも良いでしょう。日差しを直接受けて体力を消耗したり、日焼けをしてしまったりするので、帽子などの備えは必須です。
また、子どもに触れることを考えて日焼け止めよりもアームカバーなどで紫外線を防ぐほうがより安全でしょう。
寒さに対応できる服を選ぶなら、保温性の高いフリースなどがおすすめです。ゴワゴワとしたアウターは動きにくくなってしまうので、薄いものでもしっかり暖かさをキープできる風を通しにくい素材のものが良いでしょう。
また、肌着に発熱性のあるインナーを着ることで格段に暖かくなります。
レイヤリングを取り入れてみよう
寒暖差やアクティビティには、重ね着(レイヤリング)で対応しましょう。また、汗をかいたままにしないことで、快適な状態を保つことも大切です。
肌着には汗を処理しやすい速乾素材のものを選び、保温性のあるロンTなどを重ね、風や雨の時でもさっと着れるトレーナーを重ね着すると多くの場面に対応できるのでおすすめです。
重ね着をすることで、着脱で簡単に調整することができ、天候の変化への対応幅も広がります。
行事の際はどういう注意が必要?
行事のときはその時々にあったTPOにあわせるようにしましょう。主な4つの行事ごとに、それぞれ確認していきます。
春らしい明るめの色を使ったスーツを着るのが一般的です。ただし派手なデザインのものは避けたほうが無難です。スカートを着用する場合、ひざ下まで丈があるものを選び、ストッキングを着用するときちんとした印象をあたえられます。
メイクは、普段よりも少し華やかさを意識するのがおすすめです。子ども達や保護者の方と初めて会う機会でもあるため、ナチュラルで明るい印象をあたえるメイクを心がけます。
アイメイクに関しては、パールやツヤ感のあるアイシャドウを程よく使うことで華やかさを出せます。園によってルールが決まっている場合もあり、「園長や主任はスーツ、保育士は普段の服装で」などといった指定があることもあります。
卒園児の担任は着物や袴を着用するケースもあり、先輩保育士に早めに確認することが大事です。
普段より動きやすい服装が適しています。暑い場合はTシャツに長ズボンのジャージ、寒い時期は薄い上着や、短い丈のダウン、フリースといった羽織るものを用意し、気温に合わせて調節しましょう。
遠足・運動会が行われる春や秋は気候の変化も多い季節のため、重ね着の備えは万全にしたいところです。遠足には、リュックやウエストポーチといった両手が自由に使えるようになるものを使用して、荷物をまとめておくと便利です。
採用試験や面接では、スーツを着用し、パンプスや革靴などを履きます。スーツはパンツスタイルでもスカートスタイルでも大丈夫です。事前に、汚れやシワがないかチェックしておくと良いでしょう。パンプスや革靴も事前に磨いておきます。
髪色は黒髪や暗い茶髪など落ち着いた色味にして、髪は顔や目にかからないようにまとめてください。メイクは清潔感のあるナチュラルメイクをすると好印象を持ってもらいやすくなります。
保育士も面接対策が大事!よくある質問や解答例などを解説
保育士に限ったことではありませんが、志望先に採用されるためには面接が非常に重要です。実際に志望先の担当者と
詳細を見る3.通勤時の服装は?
スーツを必要としない場合がほとんどなので、通勤時の服装に迷う人もいるでしょう。まずは施設で規定がないかを確認してから、社会人として落ち着いた服装を選びます。通勤中の姿を保護者や子どもに見られることもあるので、保育時のようなカジュアルすぎる格好や、趣向がわかれる、派手な私服のような格好は避けた方がいいです。
一番無難なのは、清潔感のあるオフィスカジュアルです。シンプルなカットソーやシャツ・ブラウスを着るのが一般的でしょう。しかし、園によっては更衣室がない場合もあるので、簡単に着脱できるかを考慮しましょう。車通勤の場合はすぐに保育業務が開始できる服装でも問題が無い場合も多いです。
保育時は、子どもに接するのに適した格好が最適ですが、通勤時は、いち社会人としての格好を心がける認識を持っておくと良いでしょう。
スカウトサービス登録はこちら4.服を揃える際は安いものでOK?
保育時中に、服が汚れることも多く、洗濯する機会も多いため、コスパが良い安い服を複数持っておくという考え方が一般的です。ある程度の品質が保証されていれば、安いもので揃えた方がむしろ良いでしょう。
長く使うよりも、だめになったら買い換えればいいと思えるような値段のものを選んでおくと、常に清潔感のある服装をキープできます。
全国展開している安いファッションストアで揃えるといいです。特に、安全面で生地や製品の品質管理が厳しいユニクロなどの製品がおすすめできます。他のファッションストアで見かける、海外製造の安い製品には、乳児に悪影響がある、ホルムアルデヒド(ホルマリン)が使用されているケースがあるため、安くて品質が良いメーカーで買うのが安心です。
スカウトサービス登録はこちら5.まとめ:基本となる服装を抑えておけば問題無し
基本的な服装の注意点を知っておけば大きな問題になることはあまりありませんが、不安な場合は、事前に園や先輩保育士に確認しておくと安心です。「服装のことでわざわざ連絡するのも気が引ける。」と思うかもしれませんが、自己判断で失敗するよりずっと良いです。丁寧に聞くことで好印象を持ってもらえるかもしれないですね。
職場で働いている人たちの服装を真似るのも一つの方法です。深刻に考えすぎず、抑えるポイントを踏まえて、手軽に揃えられる服装にしましょう。
子どもは周りの大人を見て大きくなるので、長い時間を一緒に過ごす保育士の姿を見て日々多くのことを学んでいます。自分らしくいながら、身だしなみを意識できたらそれが最適解です。
事業所からスカウトがくる!
- スカウト経由で内定率2.3倍!
- 希望に合った求人”だけ”を厳選してお届け!
- 「就業応援制度」で最大50,000円進呈