理学療法士の職務経歴書の書き方|コツや注意点を解説
- 更新日
転職時には履歴書と合わせて職務経歴書が必須です。例外なく理学療法士の転職にも必要な書類になります。しかし、初めての転職ではどのように職務経歴書を作成したらよいのかわからないことも多いですよね。
本記事では、職務経歴書を作成する際のコツや注意点などをお伝えしていきます。うまく経歴をアピールすることができれば、転職に成功する確率を大幅にあげることができるでしょう。
ぜひ内容を参考にして職務経歴書を作成してください。
- スカウト経由で内定率2.3倍!
- 希望に合った求人”だけ”を厳選してお届け!
- 「就業応援制度」で最大50,000円進呈
目次
1.採用先に自己紹介をする書類
自分がどこで、どのような経験を積んできたのかを選考先に理解してもらうため、必要な書類です。自身のスキルや得意な業務、能力等をアピールします。
簡単に言うと、自己紹介、自分自身の説明書やパンフレットのようなものです。以下で、履歴書との詳しい違いを紹介します。
自分の学歴や受験資格の有無、通勤時間や希望の給与といった条件を確認する書類です。また企業によりますが、自筆でわかりやすい書類を作成することができるのかどうかも、判断基準になるでしょう。丁寧に作成することが重要です。
今まで関わってきた仕事内容が、これからの仕事で役立つ内容か、また仕事に対しての意欲などを示すものです。転職理由に整合性があるのかどうかも確認する為に提出します。
スカウトサービス登録はこちら2.基本フォーマットはパソコンで作成する
基本的に指定されている形式がなければ、自分でフォーマットを作成する必要があります。一般的には「編年式」と「キャリア式」の2形式があり、A4サイズの用紙でまとめます。
多くても2枚以内に納めるように作成するようにしましょう。具体的な書き方について順に解説するので、ぜひ参考にしてください。
編年式
時系列でいままでの職務経歴を記載する方法で、最も一般的な形式です。転職回数が少なく、実働経験があまりない方はこちらの形式で作成することをおすすめします。
また、仕事を経験した順に記載するので、採用担当者にとっても見やすいことは大きなメリットの一つと言えるでしょう。
キャリア式
過去に携わった業務内容をまとめて記載する形式です。転職回数が多く、豊富な経験をアピールしたい方にとってはとても有効的だと言えます。キャリア式でアピールしたいカテゴリー順に優先度をつけて伝えることができます。
あまり一般的な形式ではありませんが、こちらが作成しやすい場合はキャリア式を選択しましょう。
スカウトサービス登録はこちら3.具体的な書き方について解説 詳細に書くことで面接時にも有効
職務経歴書を作成するまでには、前段階として様々な準備が必要になります。記入する項目については、後述する1〜4が一般的です。それぞれの具体的な書き方と例文を紹介するので、自分で作成する際の参考にしてください。
職務経歴書を書くには自分を振り返ることが大事
履歴書の作成の際と同様に、まずは経験やアピールできるポイントの洗い出しを行いましょう。施設形態・利用者数・スタッフ数などを施設概要や職場で確認します。
「どのくらいの規模の施設」で「どのような業務」を担当していたのか、また「どのような結果・実績を得たのか」を具体的に挙げることが必要です。
まずは応募先のホームページや募集要項を確認しましょう。経歴や実績を振り返り、習得したスキルや経験がどのような場面で活躍ができるかを考えてみてください。一見関係ない経歴でも、コミュニケーション能力やリーダーシップなどのアピールできるポイントが見つかるかもしれません。
職務経歴書に書く項目はこの4項目が基本!
職務経歴の概要を記載します。施設形態・就業期間・仕事内容などを時系列で簡潔にまとめましょう。具体的な内容は次の「職務経歴」欄で書くため、ここでは長くても5行程度に収めるようにします。
例:
資格取得後、20〇〇年に「●●病院」の回復期リハビリテーション病棟に入職し、6年間勤務いたしました。対象としては脳血管疾患、内科疾患、外科疾患に対してのリハビリテーションを提供していました。
経験職種・勤務期間・雇用形態・勤務先・業務内容をまとめます。業務内容は、具体的に行ったことやその成果を記載する。また勤務先の情報は、施設形態・配属先・施設規模(入所者数)など具体的な数字と合わせて書くことが効果的です。
例:
○○○○病院 20XX年0X月~現在
事業内容:整形外科
医院規模:医師X名、理学療法士X名、作業療法士X名、言語聴覚士X名 雇用形態:正社員
作業療法士の資格だけではなく、運転免許などを資格取得の順で記入します。取得年月を記入するとより丁寧です。 資格の名称は省略せずに正式名称で書くことに注意しましょう。
例:
・普通自動車第一種運転免許(20XX年XX月)
・理学療法士免許(20XX年XX月)
いままでの経験や実績からあなたの強みをアピールする箇所です。入社した場合にどのような活躍ができるかを伝えると効果的でしょう。また、キャリアアップなどの今後の目標を書くことで熱意のある自己PRにまとめることができます。
例:
リハビリテーションにおいては、回復にも波があるため、常に気持ちが落ち込まないように気をつけていました。明るい表情と丁寧な説明を心がけ、ネガティブな言葉はなるべく使用しないように気をつけています。なかなか改善しない方にも、もっと時間がかかった例もあるなど、悪い例を用いるなど工夫して対応していました。その甲斐あってか、退院時に「〇〇さんのお陰でめげずに頑張れました」という声もいただいています。
また、院内セミナーや学会の発表などにも積極的に出席し、知識の吸収に積極的に取り組んでいます。
4.作成時のNG行為を把握しよう
表記上で、してはいけない代表例を紹介します。それぞれの簡単な説明もお伝えするので、ケアレスミスとして多い部分なども含めて気をつけるようにしましょう。
略語は使わない
「OT」→「作業療法士」など、正確性を求められる書類では用語や略語は正式の呼び方で書くようにする必要があります。 独特な用語や略語は勤務先によって違う可能性もあるので、なるべく避けましょう。具体的な表記で、わかりやすく箇条書きを入れることが効果的です。
箇条書きの場合の注意
箇条書きの場合、「です」や「ます」という言葉は入れないようにしましょう。わかりやすくできるだけ短い言葉で表現する事が大切です。箇条書きのタイトルも、長くなりすぎないように注意しましょう。
長くてもA4用紙2枚分に収める
冗長な職務経歴書は採用担当者に敬遠されがちです。事実を簡潔にまとめるようにしましょう。読みやすい職務経歴書を作成できれば、仕事もできる人なのではないかと感じてもらえます。
退職理由にはネガティブな言葉を使わない
無難な記入の仕方は、「一身上の都合により退職」という定型文です。自己都合で退職する場合に使われる使い勝手のいい文言だと言われています。極端に職歴が多くなければ、退職理由よりもこれまで積み重ねてきたキャリアを重視する傾向があるため、定型文を書くだけでも十分でしょう。
ただし長期間仕事から離れていた場合は、その理由を聞かれる可能性があります。育児や親の介護であれば正当な理由になるので、記入してOKです。勤務先の都合により退職した場合も、勤務先の倒産や経営不振によるリストラなどの理由は「勤務先都合」という表現でよいでしょう。
手書きの職務経歴書は修正液を使わない
こちらは手書きで職務経歴書を作成する場合の注意点です。職務経歴書で修正液を使うことはもちろんNGなので気をつけましょう。職務経歴書を自分で作成するのが難しい場合は、市販されているものを利用すると楽です。
他にも、WEBからダウンロードすることも可能なので、プリンターがあればダウンロードした用紙を使うとよいでしょう。 応募先によっては、手書きの場合PCスキルがないと思われてしまうこともあります。
職務経歴書とは?履歴書との違いや作成方法と書く際の注意点
履歴書と一緒に必要となる職務経歴書。今までの経験や、転職理由の整合性などを確認するために提出するものになります。その書き方はどうすれば良いのか?例と併せてご紹介しています。
詳細を見る5.作成することで自分を振り返ることもできる
しっかりと時間をかけて作成し、採用されやすい職務経歴書に仕上げましょう。履歴書同様に採用の成否に関わる書類です。丁寧に詳しく書くことで、転職の強力な武器になります。
難しい分時間をかければより効果的な職務経歴書、面倒くさがらずにじっくり作成しましょう。
事業所からスカウトがくる!
- スカウト経由で内定率2.3倍!
- 希望に合った求人”だけ”を厳選してお届け!
- 「就業応援制度」で最大50,000円進呈