転職失敗!?再転職や他の選択肢は?ありがちな失敗例と成功のコツを紹介
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日本の大手企業「トヨタ自動車」の豊田章男前社長が2019年に「終身雇用を守っていくのは難しい」と発言しました。
転職することは珍しいことではなく、給料やライフワークバランスの改善を求めて多くの方が職を変えています。しかし、転職回数が増えると同時に、転職に失敗するケースも増えています。「転職に失敗したらどうすればいい?」「次の転職は絶対に成功させたい」という方も多いでしょう。
今回は、転職で失敗する人のパターンや成功につなげるポイントを解説していきます。本記事を読めば、転職に失敗したと感じた際にどのような行動を取ればよいのかがわかり、同じ失敗を防ぐことができるでしょう。
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目次
1.典型的な失敗例を紹介!同じことにならないように
ここでは、下記のよくある失敗例を5つ見ながら、それに対しての対策をご紹介します。
- 例1.業務内容が想定と違った
- 例2.給料や福利厚生などの待遇が違った
- 例3.会社の雰囲気が合わない
- 例4.転職しても何も変わらなかった
- 例5.転職することが目的になっていた
上記の項目に当てはまる方は、同じ失敗をしないように一つずつ見ていきましょう。
例1.業務内容が想定と違った
転職に失敗した方で多いパターンが、「入社前に想定していた業務内容と違う」ときです。業界・業種について情報収集をして良いイメージを持っていたとしても、その会社自体が自分に合っているかはわかりません。
「この業界なら上手くいく」と先入観を持ってしまい、面接時などで業務について質問しない方が多いです。その結果、いざ現場に入ってもついていけなくなり、挫折してしまいます。
基本的には情報収集の不備が原因と考えられます。求人票の内容や会社の情報はもちろんのこと、面接時や見学時などで業務内容について質問し、細かく把握することが大事です。そして、自身がどのような業務を行いたいかを明確にしておき、ミスマッチを防ぎましょう。
例2.給料や福利厚生などの待遇が違った
「求人票に書かれていた給料や福利厚生が違うことを入社後に知ってしまった」という方も多いです。このような失敗例に多いパターンは、以下のとおりです。
- 求人票の想定給料だけを見て応募し、転職を決めた
- 雇用契約時の書類は想定よりも少なかったが、現職に退職届を出していたので焦って転職を決めてしまった
- 手当の支給対象となる要件を満たしていないことがわかり、結果的に前職よりも悪い環境になってしまった
このような失敗を防ぐためには、「労働条件通知書」をもらって確認を怠らないことです。確認した際に、求人票や面接時で聞いていた内容と異なる場合は、すぐに転職先に連絡しましょう。
その中で、自身が納得のいく内容でなければ、入社を取り消すことも可能です。入社後に失敗を感じて後悔するよりも、転職活動をやり直して納得する転職にする方が良いでしょう。
例3.会社の雰囲気が合わない
条件を確認して納得のうえで転職をしたものの、人間関係や会社の雰囲気が合わず、転職に失敗したと感じるケースです。
給料面や業務内容に不満はなくても、
- 頻繁な飲み会
- 休暇を積極的に取れない雰囲気
- 体育会系の社風
など、その会社特有の雰囲気があるでしょう。 入社してから自身の性格と合わないことに気づき、ストレスを抱えながら仕事をする方も多いです。
このような失敗が発生する原因は、「情報収集の不足」といえます。面接時に会社の雰囲気などを質問して確認し、企業理念をHPや冊子などで確認しておきましょう。可能であれば職場見学をさせてもらい、雰囲気をつかんでおくのも一つの方法です。
例4.転職しても何も変わらなかった
前の職場で悩みを払拭するために転職したのにもかかわらず、結局前の職場と同じ悩みを抱えてしまうというケースもあります。「正当な評価を得られず給料が低い」「仕事にやりがいを感じられない」など悩みは様々だと思います。
この失敗の原因は、自己分析がまだ足りていないと言えるのではないでしょうか。自己分析し自分の考えを深掘りしておくことで「自分がどうなりたいのか」という軸が見つかるはずです。その軸を据えて職場探しをしていくことが重要です。
例5.転職することが目的になっていた
最初のうちは、何かしら目的をもって転職しているはずですが、時間が経つにつれて決まらない焦りなどから転職すること自体が目的になってしまうことがあります。転職することが目的になってしまっていると、志望度が高くないところや自分の考えている条件に合わないところから内定をもらい、その場で転職活動をやめてしまう可能性があります。
自分の中で転職に求めている軸を最後までブレさせることなく、転職活動を続けていくことが大切です。もしかしたら妥協が必要になる場面もあるかもしれないですが、本当に妥協しても後悔しないか自分の中で自問自答してきることも良いかもしれません。
スカウトサービス登録はこちら2.失敗したと感じたら?そのまま勤務するべきかそれとも再転職か
転職に失敗したと感じたときの対処方法は、「そのまま勤務を続ける」か「転職する」かの2択になります。ここでは、それぞれの対処方法について解説していきます。
勤務を続けることが無難な選択
結論からお伝えすると、基本的には勤務を続けることがおすすめです。
なぜなら、
- ただ業務や社風に慣れていない可能性がある
- 在籍期間が短いことで再転職が難しくなることがある
- 自分で職場環境を変えられる可能性もある
などの理由から、すぐに転職するのは得策ではないでしょう。「業務についていけない」「会社の雰囲気に馴染めない」という悩みは、時間とともに緩和されることも多いです。
また、上司や同僚などに相談するなど、自分から行動することで環境を変えられる可能性もあります。他にも、再転職を考えたとしても、在籍期間の短さから書類選考や面接時でネガティブな印象を与えかねません。
その結果、再転職がなかなかスムーズに進まないということにもなってしまいます。
どうしても難しければ再転職を検討しよう
先述したように、短期間での再転職は難しくなります。とは言っても、肉体的・精神的に大きなストレスがある場合は、再転職を検討しましょう。
例えば、転職先でのパワハラや雇用契約書にない残業、人間関係のトラブルなどです。そのような環境下で仕事を続けていると体調不良になり、しばらく働けない状況になる可能性もあります。
どうしても難しい状況が発生する場合は、再転職を検討するのがよいでしょう。また、前職を円満に退職し、その後の関係性も良好であれば「出戻り」することも選択肢の一つです。
スカウトサービス登録はこちら3.転職に失敗しないために気をつけるポイントは?
ここでは、転職に失敗しないポイントを下記の6つご紹介します。
- 失敗した原因を把握する
- 現職における改善したい部分に優先順位をつける
- 自分が今後どうしていきたいかを考える
- 転職先候補の情報を詳しく調べる
- 求人票の見方を覚える
- 面接時に質問する項目を作成しておく
一つずつ見ていきましょう。
失敗した原因を把握する
「なぜ、自分は転職に失敗したと思ったのか」原因を明確にしましょう。その原因に対応した方法がわかるので、まずは自分が何に不満を持っているかを把握することが重要です。
例えば、「職場の雰囲気が合わない」「やりたくない仕事が多い」など、様々あるでしょう。原因を把握する作業を怠ると、同じ失敗を繰り返すことになるので、現職を辞める前に明確にしておくのがおすすめです。
先の「典型的な失敗例」で例示した3パターンのなかに当てはまるものがあれば、対策を実践してみてください。
現職における改善したい部分に優先順位をつける
転職を失敗した原因を把握した後は、その改善したい部分に優先順位をつけてみましょう。例えば、「給与が少ない」が優先度の高い項目であれば、「休日数は減るが給料は上がるから候補に入れる」などを考えられます。
現職の不満において、何を最も改善したいかが明確になれば、自ずと転職先の候補が絞れてくるでしょう。
一般的には、
給料
勤務時間
残業時間
休日数
などが多く、家庭があれば育休手当がもらえるかなど、細かい部分で優先度をつけられる目安にできます。
自分が今後どうしていきたいかを考える
3年後、5年後に自分がどういう仕事をしていたいか、どういうキャリアを積んでいきたいかを考えましょう。これらを明確にしておくと、求人票に記載してあるキャリアプランなどと照らし合わせながら検討することができます。
また、面接時に採用担当者からの質問への返答や、履歴書などに記入する内容がまとまってきます。採用担当者に今後のキャリアプランを伝えれば、長く働く人材であることのアピールにもなるでしょう。
転職先候補の情報を詳しく調べる
当然ですが、自身が働く可能性のある転職先の情報は、詳しく調べる必要があります。会社HPや求人票などから、社風や業績、業務内容などを知ることで働きやすい環境なのか判断しやすくなります。
また、口コミサイトを活用して、転職先候補の評価を確認することも大事です。実際にその会社で勤めていた方の率直な意見を知ることができるので、積極的に利用していきましょう。
口コミサイトには有料版もあるので、利用を迷う方もいらっしゃるかもしれません。しかし、今後の人生に大きく影響する転職と考えると高いコストではないので、活用することをおすすめします。
求人票の見方を覚える
実は、求人票に記載されている微妙な言い回しの違いで、内容の意味が変わってきます。例えば、「完全週休2日制」と「週休2日制」。完全週休2日制は、年間を通して毎週2日間必ず休日があるという意味です。
一方の週休2日制とは、月に1度は週に2日の休日を設けて、それ以外の週は1日以上の休日とされています。他にも、「固定残業」と「みなし残業」の違いなどもあるので、求人票の見方は覚えておきましょう。
面接時に質問する項目を作成しておく
本記事で何度もお伝えしているように、転職を成功させるためには転職先候補の情報収集が大切です。面接時には質問をする機会を与えられるので、転職後のミスマッチ防止のためにも、質問事項は準備しておきましょう。
例えば、以下のような項目があります。
入社後の想定給与(求人票と相違がないか)
支給対象になる手当や福利厚生
社内の雰囲気
有給の取得率
どういう人が働いているか
上記の内容は求人票に明記されていない場合もあるので、参考にしつつ自分が確認したいことをメモしておくのをおすすめします。
スカウトサービス登録はこちら4.再転職時の注意点は?
再転職時に注意しておきたいことは、「在籍期間が短い」ことを採用担当者にどう伝えるかです。相手が納得するような理由でなければ、「また同じような内容ですぐに辞めるのでは」と思われてしまいます。
例えば、「〇〇のために××という条件がある職場を選びましたが、入社後に〇〇はないと伝えられたため退職しました。」このように、短期間で辞めざるを得なかった理由を明確に話せるかが大事になります。
例:業務内容が想定と違った
前職では、新プロジェクトの開発担当として採用していただきましたが、入社後に営業スタッフとして働くように伝えられました。
半年ほど働いた後に面談の機会があったので、開発部で働きたいことを伝えると、しばらくは営業で働くように言われたため、退職を決意しました。
私は、商品開発の仕事に就くために、これまでスキルや知識を身につけてきました。御社の求人票を拝見し、商品開発への思いや求める人材にマッチしていると感じ、志望しました。
上記はあくまで一例ですが、整合性のある理由を明確にして伝えれば、採用担当者の印象も変わるでしょう。 ただし、退職したい意志が先行して「とにかく辞める」という考えにならないように、現状を分析するのも大切です。
スカウトサービス登録はこちら5.まずは慣れる努力から!駄目なら思い切って再転職!
本記事の結論は、「転職に失敗したと思っても、基本的には転職先に慣れるまで働くことが大事」ということです。 「業務内容が難しい」「雰囲気が合わない」などは、時間が解決してくれることも多いので、まずは続ける意識を持ってみましょう。
また、思い切って職場内の人に相談することも有効です。ただし、どうしても難しい状況であれば、再転職に向けて準備していく必要があります。
その際はしっかりと情報収集を行い、転職成功に向けて本記事を参考にしてもらえると幸いです。
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