介護士になるメリット6つ|キャリアアップ例、向いている人の特徴もご紹介
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介護業界で働くと聞くと、「大変そう」「給料が低そう」など、マイナスなイメージが思い浮かぶ方も多いのではないでしょうか?昨今の日本では、人手不足とよく耳にする介護業界ですが、もちろん働くうえでのメリットも多数存在します。
本記事は介護士として働くことのメリットとデメリットを紹介し、皆さんが就職を検討する際の材料となる記事です。
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目次
2.介護士として働くデメリット
3.介護士の業務内容とは?
4.介護士として働くためには?
5.介護士のキャリアアップ例
6.介護士に向いている人の特徴
7.介護士のメリットをおさえたうえで就職を検討しよう
1.介護士として働くメリット
「給料が低そう」「大変そう」など、マイナスなイメージを持たれがちな介護業界。ここでは、介護士として働くことでどのようなメリットがあるかを紹介します。メリットを知り、介護士の仕事に魅力を感じた方は、介護士の仕事に向いているかもしれません。
- 無資格未経験でも働ける
- 年齢や性別に制限がない
- 働き方を柔軟に選べる
- 将来性のある職種といえる
- キャリアアップがしやすい
無資格未経験でも働ける
介護職は、無資格未経験の方でも働くことができる職種です。もちろん、有資格者・経験者が選考時に優遇される場合もありますが、無資格未経験の状態での入職を歓迎している施設が多いのも事実です。
その理由として、介護業界の慢性的な人手不足が挙げられます。また、介護士の業務内容が「無資格で行える介護業務」と「資格が必要な介護業務」で明確に分かれているという理由もあります。
無資格の介護士が行うことができる業務としては、
・生活援助業務
(買い出し、掃除、ベッドメーキングなど)
・身体介護
(食事介助、入浴介助、移動介助など)※有資格者の指導が必要
などがあります。
一方で、無資格の介護士が行えない業務は、訪問介護における身体介護です。訪問介護では、基本的に介護士が1人で利用者さんのご自宅へ伺い介護を行うことになるので、「初任者研修」以上の資格を持っていることが必須条件となっています。
そのため、無資格未経験の状態で介護士を目指す場合は、まずは訪問介護以外の施設を検討するのが無難です。入職後のOJTや研修、資格取得支援制度など教育制度が充実している施設も多いため、無資格未経験の方も安心して働くことができるでしょう。
このように、施設形態にもよりますが、「介護士になりたい」と思ったその日から始められるのはメリットといえます。
無資格からはじめる介護職|仕事内容や将来のキャリアパスを解説!
介護職は無資格や未経験でも採用され働くことができる職種です。実際に介護の仕事を始めてみたいと思っているのに、
詳細を見る年齢や性別に制限がない
介護職として働くにあたって、年齢や性別に制限はありません。正社員の場合は60~65歳を定年としていることが多いですが、定年後は嘱託職員や臨時職員として再雇用されることも多いです。健康状態や体力に問題がなければ何歳でも働くことができるのは大きなメリットといえます。
また、非正規雇用の場合は基本的に定年制度がないため、より年齢に縛られることなく働くことができます。介護職員の平均年齢を見てみると、令和4年時点で常勤44.7歳、非常勤では52.1歳となっています。
実際に、40代・50代から目指す方やセカンドキャリアとして定年後に介護職を選ぶ方も少なくありません。40代以降になると、両親や家族の介護を考えたり、実際に介護をしている方も多くなってきます。そうした経験を通じて介護の仕事を選ぶ人もいるようです。
出典:厚生労働省「令和4年度介護従事者処遇等調査結果」,194p
【40代の介護職転職事情】転職のメリットや職場選びのポイントを解説!
高齢化社会の影響で、ますますニーズの増している介護職。ただ、「40代未経験で始めていくにはハードルが高いのでは?」
詳細を見る働き方を柔軟に選べる
介護業界では、シフト制を採用している職場が多く、日勤だけでなく早番や遅番、夜勤などの勤務時間帯があります。「朝早くから働いて夕方までには帰りたい」「朝はゆっくりしたいから遅くに出勤したい」など、シフト希望に対応してくれる施設も多くあります。
また、基本的には土日祝も運営している施設がほとんどなので、その分平日が休みになることがあります。平日は商業施設なども比較的すいているので、平日休みをメリットに感じる方も多いようです。
夜勤はできないという方でも、デイサービスのような宿泊サービスがない施設には夜勤がないため、そのような施設で働くこともできます。また、平日休を希望できる、夜勤専従で高い時給で働くなどライフスタイルに合わせた働き方が可能なのも魅力といえます。
将来性のある職種といえる
高齢化が進んでいる中、厚生労働省の調査によると、2025年末には約245万人の介護職員が必要になるとされています。介護職の需要は今後ますます高まってくるため、仕事先に困るということはほとんどないでしょう。
介護士として働こうと思っている方にとって、求人数が多いことは大きなメリットです。求人サイトを見てみると、さまざまな施設で募集を行っているため、エリアや給料、福利厚生、施設の特徴など多くの選択肢の中から比較して探すことができます。選択肢が多いことで、自分の理想の働き方に近づけることも可能です。
キャリアアップがしやすい
上述した通り、無資格で働ける介護施設も多いですが、資格をとることでキャリアアップを目指すこともできます。
資格取得の流れは以下の通りです。
介護職員初任者研修
↓
介護職員実務者研修
↓
介護福祉士
↓
ケアマネジャー
資格を得ることで業務内容の幅が広がったり、役職を任されたりすることもあります。特に、介護福祉士・ケアマネジャーは国家資格になるので、職場によっては資格手当が支給される場合もあります。
また、職場によってはこれらの資格取得に向けて支援を行っています。業務時間中に講座を受けられたり、金銭的な支援を受けたりすることができる場合があるので、介護職として働くことを検討している方は、資格取得支援制度があるか事前に確認しておくとよいでしょう。
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上述したように、資格をとることは自分の能力の証明になります。転職や復職時には、資格を持っているということが強みにもなるのでこちらも大きなメリットといえるでしょう。
さらに、介護のスキルが身につくことで、将来の身内の介護にも役立てることができます。仕事を通じて汎用性の高い資格やスキルが手に入るのはうれしいポイントですね。
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2.介護士として働くデメリット
続いて、デメリットについて紹介していきます。どんな仕事にもデメリットはつきものですが、そのような側面についても理解した上でメリットと比較し、自身に介護士の働き方が合っているか検討してみてください。
- 体の負担が大きい
- 人間関係が複雑
- 夜勤や土日勤務がある
- 給与水準に不満を感じる可能性も
体の負担が大きい
介護士として働くデメリットは、体の負担が大きいことです。入浴介助や移乗介助などで利用者の体を支える場面が多く、腰痛になる方も多いようです。ストレッチや腰痛ベルトなどをして、予防や治療を行うという方法もあります。
体力面での負担が比較的少ない介護施設としては、デイサービス、デイケアなどの通所施設が挙げられます。これらの施設は、運動機能の向上や交流などを目的に利用している高齢者が多いため、老人ホームなどと比べると身体介助の頻度が低い傾向にあります。
また、1人の利用者に対して複数の職員で介護を行う施設もあるので、体力面を不安に感じている方は、職員配置なども確認しておくとよいでしょう。近年は、介護ロボットやICTの導入を進めている介護施設もあるので、そういった施設に就職・転職するのもおすすめです。
腰痛の予防・対策は介護士には必須!痛くなった時の対処方法も紹介
介護士はご利用者を抱えて移乗したり、腰に負担がかかる姿勢で作業したりすることが多い職業です。 腰の違和感を放置してしまうと腰痛になり、
詳細を見る人間関係が複雑
介護施設や病院では、利用者やその家族、ともに働く医療・福祉関係者など、さまざまな人とコミュニケーションを取る必要があります。介護現場に限ったことではないですが、複数の人と一緒に働くうえで人間関係の悩みはつきものです。
介護業界は、人手不足が深刻な問題になっています。そのため、職員一人ひとりに負担がかかり、関係性が悪化することもあるようです。
また、利用者さんの中には、自分の気持ちをうまく伝えられず介護士に当たってしまったり、言葉が強くなってしまったりということも少なくありません。介護の経験がない方だと、初めは利用者さんとの関係がうまくいかずストレスに感じてしまう方も多いかもしれません。
転職活動の中で、職場見学が出来る場合は一度施設に足を運んでみて、実際の介護現場を見ておくと良いでしょう。
夜勤や土日勤務がある
メリットの章でも紹介したように、土日勤務や夜勤がある施設も多いです。それまで日勤のみで働いてきた方にとっては不安に感じる方も多いでしょう。
また、シフト制での勤務となることがほとんどなので、先の予定が立てられないことがストレスになる方も多いようです。子育てや家族の介護などが必要な場合は、デイサービスや訪問介護といった夜勤がない事業所を選ぶことも選択肢の中の一つでしょう。
また、特別養護老人ホームや有料老人ホームなどでも、シフトの調整を柔軟に対応してくれる施設もあるので、面接時や問い合わせて確認することをおすすめします。
給与水準に不満を感じる可能性も
厚生労働省による「令和4年賃金構造基本統計調査」によると、令和4年12月時点で、介護職の平均給与額は約31.8万円でした。(平均基本給額+平均手当額+平均一時金額)令和3年12月のデータでは、平均給与額は約30万円となっているため、給与が改善していることが分かります。
令和4年での全職種平均給与額は31.1万円となっているので、平均よりは上回っていますが、月に複数回の夜勤があったり、シフト制でお休みが定まらなかったり、なにより体力を消耗する仕事であったりという実情を考慮すると、給与水準に不満を抱いてしまうこともあるかもしれません。
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3.介護士の業務内容とは?
介護士は高齢者の方の身の回りのお世話など、日常生活における動作などのサポートを行います。業務内容は主に「身体介護」「生活援助」の2つ。
介護士の業務内容①身体介護
身体介護は、利用者の身体に直接触れながら行う介助行為のことです。独力での身体介護は初任者研修修了者(旧ヘルパー2級)以上の有資格者しか行うことができず、無資格者が身体介護を行うには介護福祉士など有資格者による監督が必要です。
【身体介護の例】
食事介助:調理や摂食・口腔ケアなど
入浴介助:入浴の準備、ならびに全身・部分浴の補助など
排泄介助:トイレでの補助、おむつの脱着や交換、排泄物の処理など
身体介護とは?生活援助との違いやサービス内容について紹介!
「訪問介護」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。その名の通り利用者の自宅へ赴き、介護サービスを行うサービス…
詳細を見る介護士の業務内容②生活援助
生活援助は一言で言うと、介護の視点をもって行う家事代行サービスです。掃除、洗濯、調理など、一般的な家事などができない利用者や家族の代わりに家事を行うサービスです。こちらは無資格者でも独力で行うことができます。
【生活援助の例】
掃除:ゴミ出し、居室内やトイレの掃除、後片付けなど
洗濯:洗濯、洗濯物の取り入れや収納など
一般的な調理・配下膳:調理、配膳、後片付け
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詳細を見る介護士の主な勤務先
介護士の主な勤務先は、おもに3パターンに分けられます。
利用者が寝泊まりし、生活をする場です。「終の棲家」として余生を過ごす特別養護老人ホームや介護付有料老人ホーム、またリハビリを経て在宅復帰をめざすための介護老人保健施設がこれにあたります。
利用者が自宅から通う施設です。通所系には、デイサービスやデイケアとよばれるものがあります。両者の違いとしては、レクリエーションなどを通じて充実した時間を過ごすことに重点を置いているのがデイサービス、リハビリ等を通じた機能回復に重点を置いているのがデイケアです。
介護士が利用者の居宅や居室を訪問して業務を行うサービスです。独力での身体介護が必須となるので、初任者研修修了者(旧ヘルパー2級)以上の資格を要件としています。勤務にあたってはヘルパーステーションに入職または登録し、近隣居宅を訪問したり、住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅といった施設内の居室を訪問したりします。
介護士の仕事内容を解説!職場ごとの違いや1日のスケジュール例を紹介
今回は、介護士の仕事内容について解説していきます。介護士の仕事といっても、その内容は施設形態によって様々で、活躍の場は多岐にわたります。
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4.介護士として働くためには?
介護のお仕事をはじめるにあたって特別な資格は必要ありません。無資格・未経験からはじめることができるお仕事です。
資格の有無で給与に差が出るので介護士としてのキャリアアップに資格取得は必須となりますが、介護士として働き始めるには「現場で経験を積みながら資格取得を目指す」方法と「介護系の資格を取得してから働く」方法の2つの方法があります。
現場で経験を積みながら資格取得を目指す
就職する施設の種類によって仕事内容は多少異なりますが、無資格の場合は食事の準備や片付け、清掃、洗濯、買い物など「生活援助」と呼ばれる簡単な業務が中心となります。
入浴介助や衣類の着脱、体位変換のように利用者の身体に直接触れて行う身体介助は初任者研修以上の資格を持った介護士が行うので、介護が自分に務まるのか不安という方も安心してください。
資格を取得する前に介護職員の補助的な役割として介護の現場に触れ、自身の適性を見極めることができるので「続けられそう」と思ってから資格を取得できると言うメリットがあります。
働きながら資格を取得するのは簡単ではありませんが、時間やお金を無駄にしたくない方や介護士としてやっていけるのか不安という方は、現場で経験を積みながらキャリアアップしていく方法がおすすめです。
介護系の資格を取得してから働く
次の項で詳しく解説していきますが、介護職員初任者研修や介護福祉士実務者研修などの資格を取得してから働き始めるのも、選択肢のひとつとなります。資格を取得していれば身体介護を行うことができるので介護士としての仕事の幅も広がります。
また、資格を取得していることで採用面接では有利になったり、給与で優遇されることが多いようです。資格ごとに資格手当が付くケースも珍しくありません。介護士としてキャリアアップ・給与アップを狙うには資格取得は必須となるので、介護業界でのキャリアアップを考えている方は先に資格を取得してみるのも良いでしょう。
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5.介護士のキャリアアップ例
まずは、下記の資格別の平均月収と平均年収を見ていきましょう。(※特定処遇改善加算(Ⅰ)、(Ⅱ)を取得している事業所)
ケアマネジャー | 373,610円 |
介護福祉士 | 334,510円 |
実務者研修 | 314,170円 |
初任者研修 | 308,960円 |
保有資格なし | 278,370円 |
ケアマネジャー | 4,483,320円 |
介護福祉士 | 4,014,120円 |
実務者研修 | 3,770,040円 |
初任者研修 | 3,707,520円 |
保有資格なし | 3,340,440円 |
出典:厚生労働省「令和3年度介護従事者処遇状況等調査結果」(P.247)
上記の資格別の給料を見てもわかるように、資格を取得してキャリアアップを目指せば給料アップも十分可能です。次では、上記の資格の具体的な内容を詳しく解説します。
介護職員初任者研修
介護職員初任者研修は、介護士の入門とされる資格です。無資格・未経験で介護を始める方は、最初に取得することをおすすめします。取得には130時間の研修が必要ですが、介護の基礎的な知識や技術を学ぶことができるからです。
また、「初任者研修終了」を応募要件としている事業所もあるため、資格を取得することで転職時に有利になります。
さらに、無資格と給料を比較した場合、約30万円の年収アップが見込めるのも大きな特徴です。受講要件がなく、誰でも取得することができるので、まずは介護職員初任者研修の取得を目指してみてはいかがでしょうか。
介護職員初任者研修とは?|6つのメリットや取得方法を詳しく解説
「初任者研修」というワードはみなさん一度は耳にしたことがあると思います。「介護職員初任者研修」は、介護士として
詳細を見る介護福祉士実務者研修
介護職員初任者研修を取得した方は、「介護福祉士実務者研修」を取得することで、次に解説する「介護福祉士」の受験資格を満たせるようになります。高度な技術を学ぶため、取得には450時間の研修が必要です。ただし、介護職員初任者研修を取得した者は130時間分が免除されます。
介護福祉士実務者研修を持っていると、訪問介護事業所のサービス提供責任者になることが可能です。給料面で見ると、無資格と比較して約30万円の年収アップが見込めます。
介護福祉士実務者研修とは?取得方法やメリット、初任者研修との違い
「実務者研修」とは、どんな資格なのでしょうか?「実務者研修」は、国家資格である「介護福祉士」を目指すうえでも必須
詳細を見る介護福祉士
介護福祉士は、介護職で唯一の国家資格です。取得方法は、実務経験と研修から取得する方法と養成施設から取得する方法の2種類があります。実務経験から取得する場合は、3年以上の実務経験と実務者研修の取得が必須です。
介護福祉士を持っておくと、現場業務だけでなくマネジメントなどの業務に携わることもできます。実務者研修修了者と比較すると約30万円、無資格では約60万円の年収アップが見込めます。
【介護福祉士の基礎知識】資格取得方法やメリット、おすすめの職場とは?
介護福祉分野唯一の国家資格である「介護福祉士」。介護需要が高まっている現在、介護のスペシャリストとして現場のニー
詳細を見る認定介護福祉士
認定介護福祉士は、介護福祉士としての実務経験5年と600時間の研修受講が必須の難関資格です。
介護福祉士の上位資格でもあるので、業務内容はリーダー教育やサービス管理など幅が広がります。難関資格でもあり、有資格者人数が少ないためデータはありませんが、給与面でも優遇される可能性が高い資格です。
認定介護福祉士とはどんな資格?介護福祉士との違いや取得方法を解説!
介護福祉士の上位資格とされている認定介護福祉士。まだ新しい資格なので、資格は耳にしたことがあっても、どんな資格な
詳細を見るケアマネジャー(介護支援専門員)
ケアマネジャーは介護を必要とする方が、適切な介護サービスを受けられるように、ケアプラン(サービス計画書)の作成や介護事業者との調整が業務になります。
ケアマネジャーの資格を取得するには、介護福祉士や生活相談員など特定職種での実務経験が5年以上必要です。年1回の試験に合格し、研修を受講することで資格を取得できます。介護福祉士と比較しても、約45万円の年収アップが見込める資格です。
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6.介護士に向いている人の特徴
「介護士の仕事が自分に向いているか不安に感じる」と思う方もいらっしゃるでしょう。ここでは、介護士に向いている人の特徴を解説します。自身の考えと照らし合わせて、介護士が向いているかを判断する材料にしてください。
無資格で新しい業界に挑戦したい人
無資格で新しい業界に挑戦したい人には介護士が向いています。一般的な転職では、経験のない業界への転職はハードルが高い傾向にあります。特に専門職のような業界は、資格や経験が必須なケースも多いです。
しかし、介護業界においては門戸が開かれており、無資格・未経験でも参入しやすい業界です。そのため、新しい業界にチャレンジしたい人にはおすすめできます。
明確なキャリアアップを見込める業界で働きたい人
業界によっては、「年功序列でのキャリアアップで望みがない」「将来的にキャリアアップしても給料が上がらない」などで頭を抱えている方もいらっしゃるでしょう。
介護業界は、年功序列でのキャリアアップではなく、保有資格に合わせて業務の幅が広がり給与もアップしていくため、明確な目標を持って仕事に臨むことができます。明確な目標を持って、それに向かって頑張りたいと思う方にはおすすめの業界です。
人に感謝されることでやりがいを感じる人
介護士は、介護を必要とする高齢者のサポートを直接行うことができ、利用者やそのご家族などとコミュニケーションをとる機会があります。
多くの方と関わる中で、自分の仕事に対して直接感謝されることが多い仕事です。人の役に立ち、直接感謝されることにやりがいを感じる方は、介護士の仕事が向いているといえるでしょう。
社会課題の解決に貢献したい人
日本は世界有数の少子高齢化国家で、介護人材の不足は深刻な社会課題にもなっています。一人でも介護士が増えることは、社会課題の解決に貢献しているともいえます。
日本の高齢者を支えるために介護士は、社会に対して有意義な仕事であるため、自分の仕事に意義を感じたい方におすすめです。
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7.介護士のメリットをおさえたうえで就職を検討しよう
介護業界は、「大変」「給料が低い」など、マイナスなイメージがある業界ですが、明確なキャリアアップや求人数の多さなどメリットは多数あります。
無資格・未経験からでも始められるので、これから介護士を目指す方には大きな魅力です。人の役に立ち、直接感謝される仕事にやりがいを感じる方も多いです。介護士の転職に迷っている場合は、まずは実際の求人をチェックしてみてはいかがでしょうか。
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