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ショートステイでの介護士の仕事内容を紹介|1日のスケジュールや働く魅力まで

  • 更新日
投稿者:小松 和貴

ショートステイとは、最大30日間の短期で宿泊して介護サービスを受けることができる施設です。ショートステイではどのような働き方ができるのか、自分に合った働き方なのか、気になる方もいらっしゃるでしょう。
今回は、ショートステイとはそもそもどのような施設なのか?また、ショートステイで実際に働く介護士の具体的な仕事内容や1日のスケジュール例を紹介していきます。ショートステイで働く上での魅力や気になる給与面についても解説していきますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

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目次



1.そもそもショートステイとは?

ショートステイは、自宅で介護を受けながら過ごしている高齢者が、短期間だけ入所することで、食事や排泄、入浴などの身体介護や生活支援、機能訓練などを受けられる介護サービスです。要支援または要介護認定された方が利用することができ、1ヶ月に最大30日間まで宿泊できるという規定があります。


ショートステイの目的

ショートステイが社会的に果たす役割として、自宅で介護を行なっているご家族に休息を与える意味があります。例えば、ご家族の介護疲れの解消や病気になって介護ができなくなった場合など、さまざまな理由でショートステイが利用されているのです。


他にも、ショートステイ利用者の身体機能の回復や維持、外部の人と繋がることで生活環境の活性化を促す目的もあります。ショートステイは在宅介護を行なっているご家族にとって、なくてはならないサービスなのです。


ショートステイで働く人を職種別に紹介

ショートステイでは、以下のような職種の方が働いています。


医師

看護師・准看護師

介護支援専門員(ケアマネジャー)

介護士

理学療法士・作業療法士

生活相談員

栄養士

事務職


次で詳しく解説しますが、短期入所生活介護施設においては介護職員がメインのスタッフとなっています。短期入所療養介護施設の場合は、日常的に医療を必要とする施設なので、介護士をはじめとしたリハビリスタッフはもちろんのこと、看護師の人員配置などが手厚く整えられているのが特徴です。


ショートステイにも種類がある

先程も触れた通りショートステイには、


短期入所生活介護施設(一般型ショートステイ)

短期入所療養介護施設(医療型ショートステイ)


があり、ここではそれぞれの特徴について解説します。


短期入所生活介護施設

一般型ショートステイと呼ばれている施設で、入居者の身体介護や生活支援、機能訓練などを行います。基本的に医療の提供を行うことはなく、身体機能の回復や維持などを目的としている施設です。


短期入所生活介護施設は、約80%程度が有料老人ホームなどの介護施設に併用という形で運営されています。そのため、介護士は一般的に併設のショートステイで働くことになります。


短期入所療養介護施設

短期入所療養介護施設は、日常的に医療を必要とする、要介護度が高い方が短期間入居する施設です。一般型ショートステイよりも医療的ケアやリハビリが中心なので、介護士にとってはスキルを求められる現場と考えていいでしょう。


また医療的ケアを伴うため、以下の設置場所に限られています。


療養病床を有する病院若しくは診療所

診療所

介護老人保健施設


そのため介護士は、生活支援や身体介護に加えて、医療的ケアやリハビリなど、状況に応じた介護が必要になるでしょう。


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2.ショートステイでの仕事内容をご紹介

介護プランについて話す2名の介護士

「ショートステイと他の施設形態では、仕事内容がどのように違うのか知りたい」このようにお考えの方もいらっしゃるでしょう。ここでは、ショートステイで働く介護士のスケジュールの流れを具体的に解説します。


ショートステイでは日勤と夜勤に分かれており、日勤であれば、


食事介助

入浴介助

レクリエーション

送迎業務


夜勤であれば、


夕食の食事介助

就寝介助

見守り・巡視

朝の起床介助


などが主な仕事内容です。自立度の高い方の利用が多い場合は、身体介護を行うことが少なく、事務作業や見守り程度で終わることもあります。


ある日の介護士のスケジュール例

勤務形態に日勤と夜勤の2つがあるのは他の施設同様です。具体的に働く際はどのような時間配分になるかを見てみましょう。


日勤の場合

08:00~ 出勤・夜勤スタッフと引き継ぎ

08:30~ 入浴介助・口腔ケア

12:00~ 昼食・食事介助

14:00~ レクリエーション

16:00~ 送迎

17:00~ 退勤・夜勤スタッフへ引き継ぎ


夜勤の場合

16:30~ 出勤・日勤スタッフから引き継ぎ

17:00~ 夕食の準備・食事介助

20:00~ 就職準備・移動介助

21:00~ 消灯・見回り

23:00~ 休憩・仮眠

06:00~ 朝食準備・食事介助

08:30~ 退勤・日勤スタッフへ引き継ぎ


介護施設であることに変わりはないため、他の施設とは業務が大きく違うということはありません。ただし療養介護施設の場合は、より医療的ケアの側面も強いということから、記録や報告がより詳細に求められるケースもあります。


また入所施設にも関わらず、送迎なども発生することがあり、対応するのは基本介護スタッフであることが多いです。なので運転免許を取得することで、働ける施設の幅が広くなることもあります。



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3.ショートステイのやりがいとは?

ショートステイで働くやりがいやメリット、働く上で大変なことを解説します。


まず、働くメリットですが、最大30日間の短期間でご利用者が入れ替わるので、常に新鮮な気持ちでご利用者と向き合うことができます。入れ替わりが多いことで、ご利用者の人柄や体調・状態を見抜く力や対応力を鍛えることも可能です。


介護士の方の中には、毎日同じ人と同じ時間に決まった仕事をするルーティンワークになってしまい、物足りなさを感じる方も多いです。そのような方には、大きなメリットに感じるでしょう。また、少人数制なので、個人のスキルを磨くことから、アットホームな環境で心理的な負担を少なくして働くことができるのも魅力の一つです。


ショートステイ勤務で大変なことは?

反対に、短期間でご利用者が入れ替わるので、特徴や身体状況を把握するのが難しくもあり大変です。一人ひとりに対して深い関係性を築くためのコミュニケーションを取るのが難しく、思うようにいかないケースもよくあります。


また、夜勤や送迎業務を求められる場合があるので、夜勤業務が苦手な方や車の運転に慣れていない方は、大変に思うかもしれません。ただし、柔軟に対応してくれる施設も多いため、心配な場合は事前に求人票や問い合わせなどで確認するといいでしょう。


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4.ショートステイの給与事情は?

ショートステイは、特別養護老人ホームや有料老人ホームなどに併設されているため、それぞれの平均月収として紹介します。ショートステイが併設されている施設形態によって給与が変わってくる点にも注目して、下記の給与を参考にしてください。


短期入所生活介護施設

施設形態

平均月収

特別養護老人ホーム

350,430円

有料老人ホーム

322,020円

小多機居宅介護事業所

287,980円


短期入所療養介護施設

施設形態

平均月収

介護老人保健施設

338,920円

介護医療院

312,600円

介護療養型医療施設 

306,420円

出典:厚生労働省「令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果」


以上のように、特別養護老人ホームに併設されているショートステイで働くと、最も高い給与なのがわかります。


介護士として給与を上げるためには?

さらに給与アップを目指す介護士向けに、必要なポイントを解説します。重要なのは下記の3つです。


資格取得

福利厚生など条件の良い職場を探す

役職に就く


・資格を取得する

まずは、介護資格を取ることがわかりやすい方法です。キャリアアップと同時に、資格手当が支給されて給与アップを目指すことも可能になります。介護士として給与を上げたい方は、介護資格の取得は必須と考えていいでしょう。


・福利厚生などが充実した職場に転職する

また住宅手当や扶養手当など、福利厚生が充実している職場で働くことができれば給与アップさせることもできます。該当する手当があれば、直接の給与以外で日常生活の負担を減らせるので、求人票にどのような福利厚生があるのかをチェックしてみるといいでしょう。



・役職に就く

他にも、「主任」や「ユニットリーダー」など役職に就くことで、給与水準を上げることができます。基本給の増額や役職手当の支給により、大きな給与アップのチャンスになるので、ぜひ目指してみてください。


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5.ショートステイでの勤務に向いている人の特徴とは?

エプロン姿の女性2人

「自分がショートステイの働き方に向いているかを知りたい」


このような方に向けて、ショートステイでの勤務に向いている人の特徴を以下の3つ解説します。


臨機応変に対応できる方

少人数でアットホームな雰囲気の中で働きたい方

さまざまな利用者と関わりたい方

一つずつ見ていきましょう。


臨機応変に対応できる方

ショートステイは最大30日間の短期滞在の施設です。そのため、ご利用者の入れ替わりが多く、ご利用者の方の新しい情報を短期間で覚えて人間関係を築く必要があります。


入れ替わりが多い中、ご利用者それぞれに合った介護をするために、臨機応変に対応できる方はショートステイの働き方に向いているといえるでしょう。


少人数でアットホームな雰囲気の中で働きたい方

ショートステイは、少人数制を設けているためアットホームな雰囲気の施設が多いです。そのため、一人ひとりのご利用者とコミュニケーションをとって、家庭的な雰囲気の中で働きたい方に向いています。


また、少人数ということで介護者の心理的負担が少ないため、多くのご利用者に対応するのが負担に感じる方にも、ショートステイはおすすめです。


さまざまな利用者と関わりたい方

ご利用者の入れ替わりが多いショートステイでは、さまざまな方と関わる必要があります。そのため、新しい出会いが好きな方で常に新鮮な気持ちで働きたい方にはおすすめです。さまざまなご利用者と関わりたい、コミュニケーションが好きな方に向いています。


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6.求人を探す時のポイントは?

気をつけるポイントは多くありますが、ここでは簡単&重要なポイントとして2つの方法をご紹介します。


施設形態を調べる

求人サイトなどで見つけた候補先のショートステイが、施設と併設しているタイプか単独かを事前に調べた方が良いです。例えば、施設と併設されている場合、それが特別養護老人ホームであれば平均給与が高い傾向にあります。


そのため、給与を重視するのであれば、本記事で紹介した平均給与が高い施設形態に併設しているタイプを選ぶと、給与条件や待遇面で希望を叶えてくれる可能性が広がります。


勤務形態を確認する

他にも求人を探すときのポイントを挙げると、勤務形態を確認しておくと良いでしょう。ショートステイは入所施設のため夜勤があり、土日祝日にかかわらず運営しているので、自身の希望通りにシフトに入れるかは求人票で確認しておくことをおすすめします。



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7.まとめ

ショートステイは、ご利用者が短期で宿泊して介護サービスを受けることができる施設です。多くの方と関わりを持ち、介護士として対応力を身につけることができます。長く、深い関係性を構築したい方には向かない職場ですが、少人数でアットホームな環境で働きたい方にはおすすめです。


また、施設と併設されているショートステイを選ぶと、平均給与が高い傾向にあるので、給与アップを目指したい方にとっては魅力的です。転職先を探している方は、コメディカルドットコムでショートステイ含め、あなたにピッタリの職場を見つけましょう。

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