介護士にふさわしい服装は?服装選びのポイントやNG例も紹介!
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介護士は普段どのような服装で働いているのでしょうか?施設によってユニフォームの指定がなく、比較的自由な格好で働くことができる職場もあります。
特に指定がない場合は、どうしたらよいか、初めて介護士として働く方は迷うことでしょう。今回はどのような服装が介護士として適しているのか、また服装を選ぶ時のポイントを解説していきます。
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目次
1.服装選びの5つのポイント
介護士の服装を選ぶうえで重要なポイントは主に以下の5つになります。
- 安全性
- 清潔感
- 機能性
- 動きやすさ
- 服の色
普段のプライベートであれば、自身の好みの服装でなにも問題ありません。しかし、介護士として現場で働いている場合は、第一にご利用者さんの目線で考えることが大事です。服装選びで悩んだ場合には、まずは以下のポイントを意識してみることが良いでしょう。
安全性
介護士の服装でまず大事になるのは、ご利用者さんへの安全面の配慮になります。ご利用者さんの身体に直接触れて介助する機会も多いため、服のボタンやファスナーなどが接触して思いがけない事故へと繋がることもあります。
またポケットが多い服装も、中の物が落下して怪我を負わせてします可能性もありますので、なるべく装飾が少ない服装を選ぶことがご利用者さんの安全面では大事になります。
清潔感
介護士は直接介助することはもちろんですが、ご利用者さんのご家族と顔を合わせる機会があります。ご利用者さんに不快な印象を与えないような服装を心がけることが大切です。
服の汚れやシワ・靴下に穴が空いてないか、服がヨレヨレになっていないかなど確認して、常に清潔感のある印象を与えることができるよう意識しましょう。
機能性
介護現場では身体を動かす機会が多く、汗をかくことも多い仕事です。そのため速乾性や通気性に優れた服装を選ぶことが望ましいとされています。
機能面に優れた服装を選ぶことで、たくさん汗をかいた際に服が身体にくっついたまま仕事をすることは不快感をやわらげることができるでしょう。
動きやすさ
介護士は動くことが多い職業です。仕事をスムーズに行うために、伸縮性のある動きやすいストレッチ素材の服装がオススメです。またサイズの合っていない服装で仕事をすることも、介護をするうえでの妨げになりますので避けた方が良いでしょう。その他にも靴については、スニーカーのような軽くて動きやすくまた着脱のしやすい靴を選ぶことがベターです。
服の色
介護士の服装は、男性であれば水色、女性であればピンクなどの明るい色がオススメです。明るい色の服は、あなたの雰囲気も同時に明るくなりますので、ご利用者さんやそのご家族そして周りの同僚からも好印象を与えることができるでしょう。
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2.介護士としてふさわしい服装とは?
トップス
■ポロシャツ介護士のトップスでオススメするのはポロシャツです。襟がついているポロシャツは、Tシャツに比べてフォーマルな印象を与えることができます。
■Tシャツ
Tシャツは、汗をかいたり入浴介助の時などに濡れても良いように、速乾性のあるものを選ぶと良いでしょう。ただし、ポロシャツよりややラフな印象を与えてしまいますので、施設によってはNGとしている場合もあります。
ボトムス
■チノパンチノパンは動きやすく清潔感もありますので、介護士の方に人気があります。かがんだ時に下着や肌が見えないよう股上が深いものを選ぶと良いでしょう。
■ジャージ
ジャージはストレッチ素材で動きやすい反面、ファスナーなど引っ掛からないよう注意が必要になります。また、少しラフな印象を与える可能性もあり、最近ではNGの施設もありますので事前に確認するようにしましょう。
靴
■スニーカー履きやすく足も疲れにくいスニーカーや運動靴が最適です。しかし紐靴はほどけてご利用者さんがつまづき、思わぬ事故に繋がる可能性もありますので、避けた方が良いでしょう。汚れをふき取りやすいというのも大事なポイントです。
■スリッポン
入浴介助の時など靴を脱いだり、履いたりする機会が多くあります。スリッポンは着脱もカンタンで、また軽いので、介護の現場に適しているということができるでしょう。
その他
■エプロン食事介助や水周りの仕事をする際にエプロンをすることが一般的です。撥水性と機能性を伴ったエプロンを選ぶことをオススメします。また、エプロンは派手な柄は避けて、デザインの落ち着いた淡い色のものを選ぶようにしましょう。
■ポーチ
ボールペンやメモ帳を入れるポーチを用意することをオススメします。筆記用具をズボンや先ほどのエプロンのポケットに入れておくと、ふとした時に落としてケガをさせてします危険性もあります。また両手が空くので、仕事がしやすくなりますよ。
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3.施設形態別!服装の特徴を解説!
介護士の服装は、働く施設形態やその施設の方針によって異なります。ここでは、施設形態ごとの特徴をまとめてみましたので、ご紹介していきます。
■特別養護老人ホーム
特別養護老人ホームは、要介護度が高いご利用者さんが多く、身体介助をする機会が多くあります。そのため、トップスはTシャツ・ポロシャツ、ボトムスはジャージやチノパンなど動きやすい服装が規定となっていることが多いという特徴があります。
■有料老人ホーム
有料老人ホームは、その施設のコンセプトによりますが、服装はスタッフで統一されているケースが多いという特徴があります。最近では高級感をコンセプトとしている施設も多く、ホテルスタッフのようなスタイリッシュさと清潔感を兼ね備えたユニフォームを採用している施設も多くあります。
■介護老人保健施設 / デイサービス
要介護度が比較的に低い介護老人保健施設やデイサービスもポロシャツやジャージなどの動きやすい服装が求められます。有料老人ホーム同様に、なかにはハワイアンテイストという事業所のコンセプトに従い、アロハシャツを制服としているデイサービスもあります。
■訪問介護
訪問介護事業所では、ポロシャツやジャージが支給される場合がほとんどです。だだし小規模事業所の場合は、自身で用意する必要があります。準備する際のポイントととして、訪問介護は徒歩や自転車による移動や買い物への外出する機会があります。そのため、なるべく動きやすい服装と履きなれた靴を選ぶようにすると良いでしょう。また秋・冬であればアウターが必要になってきますので、忘れないようにしてください。
■病院
特別養護老人ホームやデイサービスと同様に、動きやすいTシャツやポロシャツが制服として支給されるケースがほとんどです。ただ病院の場合、看護師やリハビリスタッフなど他の職種と区別をするために、職種毎に制服の色が分かれているという傾向が強いようです。
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4.避けた方がいい?NGな服装や身だしなみ
避けた方が良い服装
- 金属や装飾が多い服
- 黒い色の服
- 露出が多い服
- 派手過ぎる服
■金属や装飾が多い服
余計なファスナーボタンなどの装飾が施されている服装は、避けるようにしましょう。パーカーなどは紐がご利用者さんに不意にあたり怪我を負わせる可能性もありますので、安全性を考えて服を選ぶようにしましょう。
■黒い色の服
喪服や死をイメージさせるとして、黒い服は避けるようにしましょう。また黒い服は汚れが目立たないため、衛生的にも良くないとされています。
■露出が多い服
胸元が空いている服やボディラインが強調されるような服装は介護の現場ではふさわしくありません。ご利用者さんやご家族からのクレームに繋がる可能性もありますので、注意しましょう。
■派手過ぎる服
介護の現場では、奇抜なデザインの服装も避けた方が良いでしょう。ワンポイントであれば、問題ないケースがほとんどですが、ドクロマークなどふさわしくないデザインやイラスト・文字ではないか確認する必要があるでしょう。
避けた方が良い身だしなみ
- アクセサリー
- 髪の色や長さ
- ネイルや爪の長さ
- ヒゲ
- 香水やタバコなどの匂い
■アクセサリー
指輪・ネックレス・腕時計などのアクセサリーの着用は、NGとされていることがほとんどです。身体介護の際にご利用者さんに引っかかりケガをさせてしまう危険性があります。
一部施設では、結構指輪であれば例外的に認められている場合もありますので、規定を確認してみると良いでしょう。
■髪の色や長さ
服装同様に髪型も清潔感を保つようにしましょう。長い髪はご利用者さんに触れてしまう可能性もありますので、ヘアゴムなどでひとつにまとめるようにしましょう。
髪の色については、施設によって基準は様々ですが、最近ではある程度のカラーであれば許容される傾向にあるようです。カラーリングも楽しみたいという方は、面接時に確認してみましょう。
■ネイルや爪の長さ
介護施設では、ネイルを禁止していること一般的です。ご利用者さんやご家族に不快感を与えてしまうという理由もありますが、衛生上良くないというのが主な理由です。
また長く伸びた爪は介助の際にご利用者さんを怪我をさせてしまうこともありますので、短く整えて清潔にするようにしましょう。
■ヒゲ
男性のヒゲも整えた方がいいでしょう。以前に比べてヒゲは「不潔」や「怖い」という印象も薄まってきており、スタッフの個性として一部認められるケースもありますが、ご利用者さんやご家族の印象を考えると毎日手入れをする方が良いと言えるでしょう。
■香水やタバコなど
タバコを吸わない人であれば、不快に感じるでしょう。また強いニオイが苦手な人は、香水や柔軟剤などの香りも気になります。強いニオイは人によって受け取り方が変わってきますので、注意が必要です。
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5.まとめ
制服があると服装選びに迷うことがないので「ラク」というメリットがあります。服装の規定がない場合は、ご利用者のことを第一に考えましょう。特に安全性・清潔感・機能性の3点が大事なポイントになります。
それでもどうすればいいか迷う場合は、一度施設の規定を確認してみるとよいでしょう。服装の規定が特にない職場であれば、先ほど紹介したNGな服装を避ければ、ある程度自身のオシャレも楽しみながら仕事をすることができるのではないでしょうか。
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よくある質問
安全性
清潔感
機能性
動きやすさ
服の色
普段のプライベートであれば、自身の好みの服装でなにも問題ありません。しかし、介護士として現場で働いている場合は、第一にご利用者さんの目線で考えることが大事です。
余計なファスナーボタンなどの装飾が施されている服装は、避けるようにしましょう。パーカーなどは紐がご利用者さんに不意にあたり怪我を負わせる可能性もありますので、安全性を考えて服を選ぶようにしましょう。
■黒い色の服
喪服や死をイメージさせるとして、黒い服は避けるようにしましょう。また黒い服は汚れが目立たないため、衛生的にも良くないとされています。
■露出が多い服
胸元が空いている服やボディラインが強調されるような服装は介護の現場ではふさわしくありません。ご利用者さんやご家族からのクレームに繋がる可能性もありますので、注意しましょう。
■派手過ぎる服
介護の現場では、奇抜なデザインの服装も避けた方が良いでしょう。ワンポイントであれば、問題ないケースがほとんどですが、ドクロマークなどふさわしくないデザインやイラスト・文字ではないか確認する必要があるでしょう。
小松 和貴
セカンドラボ株式会社
URL:https://note.com/2ndlabo/n/n6565a29f667f
2022年4月よりセカンドラボ株式会社に入社。主に病院を中心に医療介護向け求人メディア「コメディカルドットコム」の営業・採用課題のサポートを行う。