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介護士の仕事内容を解説!職場ごとの違いや1日のスケジュール例を紹介

  • 更新日
投稿者:小松 和貴

今回は、介護士の仕事内容について解説していきます。介護士の仕事といっても、その内容は施設形態によって様々で、活躍の場は多岐にわたります。基本的な仕事内容から施設ごとの特徴までしっかりと掴んで、あなたにピッタリの職場を見つけてください。

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目次



1. 介護士の仕事内容とは?

介護士の仕事内容は、施設形態や提供しているサービスによって異なってきますが、大きく分類すると以下のようになります。


求人を探す際には、業務内容をよく確認して、転職後に「思っていた仕事内容と違った」というミスマッチがないように気を付けましょう。


身体介護

身体介護は、以下の3点にあたる介護サービスのことを指します。


①利用者の身体に直接接触して行う介助サービス(そのために必要となる準備、後かたづけ等の一連の行為を含む)


②利用者の日常生活動作能力(ADL)や意欲の向上のために利用者と共に行う自立支援のためのサービス


③その他専門的知識・技術(介護を要する状態となった要因である心身の障害や疾病等に伴って必要となる特段の専門的配慮)をもって行う利用者の日常生活上・社会生活上のためのサービス


具体的には、以下のような業務が挙げられます。


食事介助

身体的な衰えや認知機能の低下により一人で食事が出来ない利用者の方に対し、利用者の食事のペースに合わせて食事ができるようサポートしていきます。ただ食べさせるだけでなく、食事内容の記録や食事後の歯磨きのお手伝い・義歯洗浄なども介助の一連です。


また気管、食道等の神経や筋力の衰えからくる嚥下障害をお持ちの方がいるので、窒息や誤嚥をしてしまわないよう、食事の形態は適切か、食事の際の姿勢や体調は問題ないかなど細心の注意を払って介助に当たる必要があります。


入浴介助

入浴の準備(各種物品や浴室内準備)、衣服の脱ぎ着、浴室には一緒に入り体や頭を洗います。ヒートショックを起こさないよう浴槽やシャワーなどの温度、ケガにつながる利用者の転倒防止など注意すべき点が多い業務です。


また、全身を観察できる機会が少ないため、入浴前・入浴中に体の状態を観察し、皮膚が乾燥していないか、傷がないかなどのチェックも行います。


入浴には、身体を清潔に保ち感染症などを予防する目的のほか、新陳代謝の促進・リラックスなどの目的があります。


排泄介助

トイレへの誘導、衣服の脱ぎ着、おむつ交換・清拭など、一連の排泄動作をお手伝いします。排泄物の状態をチェックし、利用者の健康観察も行います。


衛生面に配慮することはもちろんですが、他人に自分の排泄を世話してもらうことは誰しも嫌だと言うことを理解し、「利用者の自尊心を傷つけない」「できるところは自分でやってもらう」など、利用者目線に立った介助が重要になります。


更衣介助

外出時や就寝時の衣服の着脱や着替えの介助を行います。皮膚の観察や転倒防止など、こちらも細心の注意が必要となる業務です。利用者の身体を清潔に保つことや気持ちをリフレッシュさせる目的があります。


また、利用者の身体機能維持や尊厳を傷つけないよう、利用者ができることは自分でやってもらうようにし、できないところのみサポートする意識が大切です。


整容介助

身だしなみを整える介助を行います。具体的には、洗顔・整髪・爪切り・化粧などが挙げられます。身だしなみを整えることは、リフレッシュ効果や衛生面のケアという点はもちろんですが、生活のモチベーションの向上にもつながります。


服薬介助

利用者の方の薬を飲ませたり、薬がしっかり飲まれているかの管理や飲み忘れがないかなどの確認を行います。高齢になると複数の病気を持っていることも珍しくはなく、作用の異なる薬を何種類も服用しなければなりません。「いつ」「誰が」「何回」「何を」と気を配る点は多くあるので、誤薬・誤飲などに気をつけましょう


なお、PTPシートから薬を取り出すことや、服薬時に専門的な配慮が必要な場合などは、医療行為にあたるため、介護士は実施できません。どうしても必要な場合は看護師や医師に依頼してやってもらうようにしましょう。


体位変換

血行障害による感覚麻痺や褥瘡(床ずれ)予防として、同じ体勢で寝たきりの方を中心に定期的な体位変換を行います。ただし、介助者のペースで無理やり動かすということはしてはならず、利用者の意見を聞き、介助者としてどうしたいのかを伝えながらやっていくことが重要です。


移乗・移動介助

「起きる」「座る」「立つ」などの動作が難しい方のために、ベッド・トイレ・車椅子までの移動の際の介助を行います。ベッドや車椅子などの介助に使用する機器の安全確認・メンテナンスを行うことも重要で、定期的なチェックを行うことも業務の一つです。


その他

他にはたんの吸引や経管栄養などの介助があげられます。たんの吸引は、自分で咳をしたり痰を吐き出したり出来ない方の肺炎の発症や呼吸困難になることを防ぐために実施します。「喀痰吸引等研修」を修了した介護職員もしくは介護福祉士のみ実施することが可能です。


経管栄養は、流動食であっても誤嚥の危険性がある方や何らかの理由で機能障害を起こして口から物を食べられない方に対し、チューブやカテーテルを使って胃や腸に栄養を直接注入することです。


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「訪問介護」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。その名の通り利用者の自宅へ赴き、介護サービスを行うサービスです。

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生活援助

生活援助は、身体介護とは反対に利用者の方には触れないで行う身の回りのお世話です。利用者の方のご自宅に訪問する介護士の場合は、下記のような生活援助を行う機会は多いかもしれません。


洗濯・掃除

洗濯や洗濯物の整理、居室の掃除やゴミ出しを行います。


調理・買い物

買い物の代行から調理・片付けなどの援助を行います。利用者の好みの味付けに合わせながら、栄養面を考えた調理を行う必要があります。


移動介助

「起きる」「座る」「立つ」などの動作が難しい方のために、移動の際の介助を行います。


その他

薬の受け取りや利用者の見守りも生活援助の一部に含まれます。


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生活援助とは?身体介護との違いやサービス内容について紹介!

高齢者の「住み慣れた自宅で生活したい」というニーズから、介護職の求人でも訪問介護サービスが増えてきています。

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その他業務

上記以外にも、リハビリのお手伝いやレクリエーションの企画・実施なども介護士の仕事になります。利用者の方との普段からの会話やメンタルケアも重要な仕事の一部です。


生活リハビリ

機能回復訓練などの本格的なリハビリの場合は、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士といった国家資格所持者でないと行えませんが、日常生活動作を通して生活リハビリを行っていくことは可能です。既にいくつかの項で述べている通り、「自分でできることはやってもらう」ことで、自立した生活の維持、能力向上を見込むことができます。


メンタルケア

将来の不安や健康面の不安などストレスを抱えている利用者は多くいます。常日頃から利用者の状態をチェックし、普段の会話や簡単なレクリエーションを通じて、メンタルケアを行っていくことも重要な仕事の一つです。


レクリエーションの企画

利用者の方に楽しんでもらうことや身体や脳の機能維持のため、レクリエーションを実施します。「何を目的としてどのようなレクリエーションを実施するか」を考えることが重要です。


介護の仕事で大変なことは?

体力的にキツイ

介護士は、身体介護する際に、抱えたりするなど力仕事があります。そのため、腰を痛めてしまうケースも珍しくありません。また入所施設での勤務の場合、夜勤や土日勤務など不規則な働き方になることもから、生活習慣も乱れやすくなり、身体的・精神的な負担を感じてしまうこともあるようです。


人間関係に悩みやすい

介護現場では幅広い年代が働いており、価値観の相違などで衝突しやすいという特徴があります。様々な職種のスタッフがひとつのチームのように動いているので、同僚・ご利用者・ご利用者のご家族などとの関係構築に難しさを感じる人も多くいます。


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あなたにとって介護職のイメージはどんなものでしょうか?力仕事ばかりで大変そうな仕事というイメージがありますが、

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ある日のスケジュール例

介護士の仕事内容の大枠は理解していただけたでしょう。それではここである入所施設での1日のスケジュールを見てみましょう。


08:30 出勤・申し送り
09:00 入居者バイタルチェック・入浴
12:00 昼食
13:00 環境整備・アクティビティ
15:00 お茶タイム
16:00 記録・申し送り・会議資料まとめ
17:30 勤務終了


他業種から介護士への転職を目指す人も増えてきており、転職先の候補として検討している方も多くなっています。介護の仕事の魅力の一つとして、スキルアップ・キャリアアップが可能という点が挙げられます。


資格を取得することで仕事の幅が広がることはもちろんのこと、資格手当など収入面でも大きなメリットがあります。


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介護士が取得したい資格6選|取得方法やメリットについて解説

介護の仕事は、無資格からでも採用される可能性があり、転職先として検討する方も多いでしょう。

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2. 施設形態ごとに見る仕事内容と特徴

特別養護老人ホーム

特別養護老人ホームは、長期的な居住を目的とする施設です。入居する人は要介護度3以上となる高齢者になりますので、日常的な身体介護業務が中心となります。日勤・夜勤の交替制勤務が一般的で、看護師など連携して利用者の健康管理を行っています。身体介護など介護士としての基礎技術を身に付けやすいのが特徴です。



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特養で働く介護士の仕事内容は?給料・メリットについても解説

介護施設には、受けることのできるサービスや対象となる高齢者の属性によって多様な種類があります。特養(特別養護老人ホーム)もその中の一つであり、

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介護老人保健施設

介護老人保健施設は、医療機関を退院したあとなどに自宅に戻るまでのリハビリを行う入所施設です。日常生活のサポートに加え、リハビリ業務や通院時の同行などが仕事内容になります。


在宅復帰を目的とした施設なので、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士など多様な職種と連携して仕事しますので、チームとして働くことが好きな方に向いていると言えるでしょう。



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老健の仕事内容は?給料やメリット、どんな人が向いているかについて解説

介護スタッフとして働きたいと考えている方の中には、どの施設で働こうか悩んでいる方も多くいらっしゃるかと思います。

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デイサービス

デイサービスは、日帰りの介護サービスを提供する施設です。食事・排泄・入浴介助といった身体介護やご利用の送迎、レクリエーション業務を行います。デイサービスで働く最大の特徴は、働きやすさにあります。他の施設のような夜間勤務はなく、残業も比較的少ないので、仕事とプライベートの時間をしっかりと分け、メリハリをつけて働くことができます。



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デイサービス介護士の仕事内容は?給料やメリットなども解説!

送迎車で利用者さん宅まで送り迎えを行い、基本的に日帰りで介護サービスを提供するデイサービス。

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デイケア

デイケアは、「通所リハビリテーション」とも呼ばれ、言葉の通り定期的に病院や介護老人保健施設などに通ってリハビリを受けることができる介護サービスのひとつです。


身体介助やレクリエーション、リハビリ補助、利用者の送迎などを行います。デイサービス同様、夜間勤務はなく、残業も比較的少ないので、ライフワークバランスが取りやすい職場と言えるでしょう。


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デイケアで働く介護士|仕事内容やデイサービスとの違いについて解説

通所リハビリテーション、通称「デイケア」。名前が似ている介護サービスに「デイサービス」がありますが、

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有料老人ホーム

有料老人ホームは、施設の種類によって特徴があります。一般的な仕事内容としては、生活支援や身体介護が中心となります。高級感のある施設やレクリエーション活動に力を入れている施設などがあり、その特徴によって仕事内容が変わってきますので、有料老人ホームで勤務を考える場合は、確認が必要です。



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有料老人ホームの仕事内容は?給料・メリット・向いている人の特徴が分かる!

「有料老人ホーム」一度は耳にしたことがある言葉。でも実際、「有料老人ホームってどんな施設なんだろう?」

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サービス付き高齢者住宅

サービス付き高齢者向け住宅では、基本的に介護サービスは行われておりません。比較的に介護度の低い利用者が多く、その仕事内容は、見回りや安否確認、買い物の代行などの生活支援が中心となります。基本的に介護サービスを行っていないため、身体的な負担が少ないと言えるでしょう。



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サ高住の仕事内容は?資格要件やメリット、求人を探す際のポイントを解説

現在介護施設は多種多様になってきており、利用者の状況・状態に合わせた適切なサービス提供に取り組んでいます。

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グループホーム

グループホームは、認知症高齢者の入居施設です。食事・排泄・入浴介助や買い物の同行などを行います。働く上での特徴は、利用者との距離がとても近いところにあります。定員は最大で18名と小規模な環境ですので、利用者との密接な関係性が作りやすいと言えます。



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認知症の方を対象に介護を提供するのが、「グループホーム」。「グループホームでは何をするの?」

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看護小規模多機能型居宅介護(看多機)

看多機とは、「訪問」「通い」「泊まり」に加え、訪問看護サービスまで提供できる事業所です。対応する業務が多いので、幅広いスキルを身に付けたい介護士にとってはピッタリの職場です。総合的な介護の知識やスキル、経験を積むには最高の環境と言えるでしょう。



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訪問介護

利用者の自宅に訪問し、身体介護や生活援助を行います。訪問介護職員として働く為には、初任者研修修了以上の資格が必要になります。利用者の自宅へ基本的には1人で訪問し、サービスを提供するため、行動を自身で判断するスキルが必要になります。


訪問介護の特徴として、短時間から勤務が可能な求人も多いので、働く時間の融通が利きやすいと言えます。



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病院

病院の介護士の主な業務は、入院患者のお世話や看護師の補助業務が中心になります。カルテ整理や医療器具の管理など病院ならでは業務に関わることができる点が特徴といえます。未経験OKの病院も多くありますので、介護施設以外の選択肢の一つとして覚えておくとよいでしょう。



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3.介護士の給与事情は?

介護士になった場合の給料について、気になる方も多いのではないでしょうか。介護士の平均月収・平均年収は以下の通りになります。


介護職の平均月収・平均年収

平均月収

約250,600円 

平均年収

約3,527,800円 

平均ボーナス額

約520,800円

平均年齢

43.8歳

平均勤続年数

7.6年


出典:厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査


介護士の平均給与は、産業全体と比較しても高い数値とは言えません。団塊の世代が75歳を迎える2025年を目前に控えて、介護士のニーズが高まっているなかで、果たして今後の待遇面はどのような変化が予想されているのでしょうか。


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施設形態で給与は変わるの?

施設形態 平均給与額(令和4年) 平均給与額(令和3年)
全体平均 317,540円 316,610円
介護老人福祉施設(特養) 348,040円 300,990円
介護老人保健施設 339,040円 320,830円
訪問介護事業所 315,170円 298,370円
通所介護事業所 275,620円 263,250円

※平均給与額は、基本給(月額)+手当+一時金(1~12月支給金額の1/12)。令和4年の一時金からは、介護職員処遇改善支援補助金に係る「ベースアップ等」として2、3月に支給された額を除く。

出典:厚生労働省「令和4年度介護従事者処遇状況等調査結果」


介護士の給与は夜勤の有無によって差が出てきます。夜勤のない訪問介護・デイサービスでは、入所施設の介護老人福祉施設(特養)や介護老人保健施設と比べるとやや低い額になることが分かります。


今後の見通しは?

ではこの先、介護士の待遇はどのような水準を辿っていくのでしょうか。「介護職員処遇改善加算」という制度をご存知でしょうか。

これは、介護士の処遇改善や職場環境の整備の為に国から事業所に支給される手当です。最も加算額が大きい加算(Ⅰ)の場合であれば、月額約37,000円が加算されます。


また、新たに「介護職員等特定処遇改善加算」という制度が新設され、先ほど挙げた「介護職員処遇改善加算」に上乗せして、特定スキルや経験がある職員の処遇に関して、月額約80,000円を支給されることになりました。


このように業界全体で介護士の待遇についての動きが進んできており、今後給与の水準は改善されていく可能性は大いにあると言えるでしょう。


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処遇改善加算とは?介護士の給料への影響や制度の仕組みを解説

皆さんは「介護職員処遇改善加算」について知っていますか?言葉は聞いたことがあっても、介護職にどのような影響があるかいまいちわからず、

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4.介護士に向いている人

ここまで介護士の具体的な仕事についてご紹介してきました。「介護という仕事」について、少しはイメージを掴んでいただけたと思います。

しかし、いざこれから介護士になりたいと思っていても、「自分は果たして向いているのか」と悩む人も多いと思います。


では、どういった人が介護士に向いているのでしょうか。特に初めて介護業界に転職を考えている人は気になりますよね。ここでは一般的に「介護士に向いている」と言われる人の特徴をご紹介します。


・人との関わりが好きな人
・周りに気配りができる人
・誰かの役に立ちたいと思っている人
・オンとオフの切り替えが上手な人
・体力に自信がある人


人との関わりが好きな人

人との関わりが好きな人は介護士に向いていると言われます。介護士は、利用者の方やそのご家族、職場の同僚など多くの方と関わる職業です。


普段の会話から利用者の方とコミュニケーションを取って信頼関係を築いていくことも、とても大事な仕事のひとつです。また、利用者の方との情報共有など同僚とのコミュニケーション能力も重要となってきます。


周りに気配りができる人

介護士は、利用者の方の小さな体調の変化や「いまなにを求めているのか」などに気付くことができる能力も大切になります。その他にも、施設内で利用者が転倒しない為の工夫など視野を広く持って周りの状況をしっかり観察している人は介護士に向いているかもしれません。


誰かの役に立ちたいと思っている人

「誰かの役に立ちたい」と思う気持ちはとても大切です。高齢者の介護を通じて、利用者の方やそのご家族から直接感謝の言葉をもらうケースも多くあります。人の役に立つことが好きな人は、介護士としてやりがいを持って働くことができるでしょう。


オンとオフの切り替えが上手な人

オンオフを上手に切り替えることができる人は、介護士に向いているでしょう。介護士は、身体的にも精神的にも負担の大きい仕事といえます。そのため、プライベートで上手にストレスを発散することができれば、介護士として長く活躍することができるでしょう。


体力に自信がある人

最近では、働く職員の負担を軽減するため、最新の機器を導入している施設も増えてきました。それでもまだ、利用者の方を抱え上げたりなど力を求められる業務も多くあります。また入所施設の場合は、通常夜間勤務もありますので、不規則な生活リズムになります。介護士は体力がないと務まらない仕事であると言えます。


「やりがいのある仕事がしたい」と介護の仕事への転職を考えている人も多いのではないでしょうか。確かに介護の仕事は決して簡単ではありませんが、その分やりがいを感じることのできる仕事でもあります。介護士として実際に働いている人はどのような点にやりがいや魅力を感じているのか詳しく見てみましょう!


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5.無資格でも活躍できるの?

そもそも無資格からでも介護士として働くことができるのでしょうか?結論から言いますと、資格を持っていなくても積極的に採用している事業所は多くあります。


人口の高齢化に伴い、団塊の世代が75歳を迎える2025年には、約38万人の介護士が不足すると言われています。そのため介護士の需要は高まっており、無資格の方、未経験の方でも、今後介護業界で活躍できる機会が多いにあるといえます。


介護士は「仕事内容がキツイ」「給与が安い」というイメージをお持ちの方も多いと思いますが、業界全体として、処遇改善による給与水準の向上や労働環境の改善への取り組みが進んでおり、他業種から介護士への転職を目指す人も増えてきています。


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介護士のキャリアパス

介護士の求人は、「資格不問」の場合も多くありますが、資格を持っていないと一部の専門的な業務を行うことができないこともあります。そこで介護士として長く活躍したいと思っているのであれば、ぜひ取得しておきたい介護士の代表的な資格を一部ご紹介いたします。


介護職員初任者研修

介護士として最初に目指すべき資格になります。施設やご利用者の自宅に訪問してサービスを提供する「訪問介護」などの一部サービス形態については、「介護職員初任者研修」以上の資格が必須となる場合もあります。


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介護職員初任者研修のメリット6選|取得方法やキャリアパスも解説

「初任者研修」というワードはみなさん一度は耳にしたことがあると思います。「介護職員初任者研修」は、

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介護福祉士実務者研修

実務者研修は、初任者研修の上位資格としてより詳しい知識やスキルを身に付け能力を高めることを目的としており、訪問介護事業所での「サービス提供責任者」として活躍することができるようになります。


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「実務者研修」とは、どんな資格なのでしょうか?「実務者研修」は、国家資格である「介護福祉士」を

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介護福祉士

介護福祉士は、社会的地位を証明することができる国家資格のひとつです。 施設・事業所側も現場で一番に確保したい人材のひとつであり、事業所の管理者なども目指すことができます。


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認定介護福祉士

認定介護福祉士は介護福祉士の上位資格として位置づけられた民間資格です。介護福祉士からスキルアップ・キャリアアップしたい方向けの資格で、介護福祉士として十分なスキルや技術があるという証明になります。歴史の浅い資格のため、認知度や登録者数は少ないですが、今後需要が増える介護業界ではニーズが高まって行くことが予想されます。


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介護福祉士の上位資格とされている認定介護福祉士。まだ新しい資格なので、資格は耳にしたことがあっても、

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ケアマネジャー

ケアプランの作成や関係機関との調整などを行います。ケアマネジャーは介護系の資格としては最上位の位置付けとされており、介護福祉士同様に「施設管理者」「生活相談員」など活躍の場に幅広い選択肢を持たせることができます。


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6.まとめ

いかがでしたでしょうか。介護は直接「ありがとう」と感謝をされるやりがいのある仕事です。超高齢化社会を迎えている現在の日本では、介護士のニーズはどんどん高まっています。

ここまで読んでいただいて、「私にもできそうだな」「この施設形態なら働きやすそう」だなと感じた方は、選択肢のひとつとして検討してみてください。


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セカンドラボ株式会社

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2022年4月よりセカンドラボ株式会社に入社。主に病院を中心に医療介護向け求人メディア「コメディカルドットコム」の営業・採用課題のサポートを行う。

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