介護士の自己PRの書き方|参考にしたい例文やすぐに使えるキーワードまで
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履歴書や面接の際に重要になってくるのが「自己PR」です。自身の経験や人柄をアピールするチャンスですが、「なにを書いたら良いかわからない」など悩んでいる方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、介護士として転職する際に抑えておきたい自己PRのポイントを例文を交えて解説していきます。
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目次
2.書き始める前の準備は?
3.自己PRのポイント
4.例文別・自己PRの例文をご紹介
4-1.経験者の場合
4-2.未経験の場合
5.自己PRは選考結果に直結する重要な要素
1.自己PRの目的とは?
自己PRは、あなたの強みを応募先にアピールするための手段ですが、採用する施設にとっても選考での大事な判断材料のひとつとなります。
採用担当者は、履歴書や職務経歴書からは伝わらない部分を自己PRから確認します。過去の経験や性格・思考などの特徴から「求める人物像にマッチしているか」「仕事への姿勢などの人柄」「どう職場で活躍できるか」などを判断しています。
介護業界は、これまでの経歴に関係なく活躍がしやすいので、他の業界と比較して、よりこの自己PRの部分が重要になってきます。つまり、採用担当者が知りたいポイントを抑えて自己PR対策をすることで、書類選考の通過率も変わってくると言えるでしょう。
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2. 書き始める前の準備は?
自己PRでは、あなたの経験・人柄をアピールする絶好のチャンスです。履歴書・職務経歴書での記載はもちろんのこと、面接でも定番の質問される一つとして挙げることができます。
また、採用担当者にとっても、選考の上でしっかりチェックするポイントですので、ありきたりな文章では想いは上手く伝わりません。
自己PRの書き方や伝え方がわからないという方は、いきなり文章としてまとめる前に、まずは次の手順で進めてみましょう。
1.自身の経験を洗い出してみる
まずは、あなたのいままでの経験や強みを洗い出してみましょう。時系列順にいままでの仕事内容や実績をできるだけ書き出してみます。
介護職経験のある方であれば、どのような施設形態でどんな役割を担ってきたのかなど、未経験の方であれば、前職の経験や実績・仕事に対してどう向き合ってきたのかなどがアピールができるポイントとなるでしょう。
2.応募先が求めるスキルを理解する
どれだけアピールポイントがあっても、応募先が求めていることにマッチしていなければ採用されることはありません。そこで一度、応募先の事業所について調べてみると良いでしょう。
事業所の経営方針や募集要項を確認して、応募先が求める人物像と先ほど洗い出したポイントをつなぎ合わせてみましょう。
すると、「自己PR」の軸として強くアピールするポイントがハッキリとする為、採用担当者にも印象の良い内容に仕上げることができます。
3.どう貢献できるかを考えてみる
あなたがもし応募先に入職した場合、どのように貢献することができるかを考えてみましょう。これまでの経験やスキルなど、あなたの強みをどう活かしていくことができるのかを伝えます。
将来像を記載するのも効果的で、採用担当者にあなたの入職後のイメージが伝わりやすくなります。「ぜひ入社して欲しい」「一緒に働きたい」と思わせる内容にするという点を意識してみましょう。
「自己PR」と「志望動機」の違いについてご存知でしょうか。無意識のうちに似通った内容になってしまい、混同する方もいるかと思いますので、ここで簡単に解説いたします。
まず「自己PR」は、経験をアピールして、どう貢献できるかを伝えるものです。採用担当者は、あなたの経験や仕事に対する姿勢・人物像を見極める為のツールとして活用します。
一方で「志望動機」は、なぜ他の事業所ではなくそこに応募したのかという理由や応募先で実現したいことを記載します。なんとなくで書いてしまうと、「自己PR」と「志望動機」の一貫性のない履歴書になってしまうので注意しましょう。
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3. 自己PRのポイント!
具体的な内容で記載すること
ピックアップしたあなたの強みは、経験などを交えてなるべく具体的な内容でまとめましょう。しかし、アピールポイントが多いと、どうしても抽象的で伝わりづらい文章なってしまいます。
できるだけ多くの強みを伝えたい気持ちはわかりますが、2~3つに絞ってそのポイントを深掘りしていくと良いでしょう。あなたのエピソードをあなたの言葉で伝えることでオリジナリティがあり、かつ印象に残る自己PRになります。
仕事に対する姿勢や性格を伝える
介護業界の転職では、業界未経験の方も積極的に採用している事業所もよくあります。その時に重視されるのは、「やる気」「性格」といった部分になります。
そこで、自身の人柄や性格をPRに使う場合も、その強みがどのように介護の現場で活かすことができるのかを軸として具体的に伝えていきましょう。
例えば「積極性」をアピールしようとする際に、ただ「なにごとにも積極的にチャレンジする性格です」と伝えるのではなく、
「前職では接客の仕事に携わり、外国人のお客様とも接する機会が多くありました。自身の言葉でもっとコミュニケーション図りたいと思い、英語のスキルの取得に積極的に取り組んでいました。介護業界は未経験ではありますが、なにごとにも積極性を持って取り組む強みを活かしていきたいと思います。」
と具体的な内容にすることで、応募先への熱意も伝わることでしょう。
・責任感
・リーダーシップ
・指導力
・協調性
・柔軟性
・コミュニケーション力
・積極性
・行動力
・計画性
・忍耐力
・継続力
・真面目
・思いやり / 気配り
・体力
・ストレス耐性
採用担当者の視点を考える
採用担当者にとっても「自己PR」は選考のなかの大きな判断材料のひとつです。「ぜひ入社して欲しい」「一緒に働きたい」と感じてもらえるようにすることが大切です。
繰り返しになりますが、具体的なエピソードと応募先での将来像を伝えることが最大のポイントと言えるでしょう。また、一度「自己PR」が完成したあと、採用担当者になったつもりで自身の「自己PR」を読み直してみると、新たな気づきや発見があるかもしれません。
・抽象的な表現になっていないか
・例文からそのまま引用していないか
・否定的な内容となっていないか
・求める人物像に合致しているか
・志望動機との一貫性はあるか
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4. 経験別・自己PRの例文をご紹介
それでは最後に自己PRの例文を見ていきましょう。今回は、経験者と未経験者の方に分けてご紹介していきます。書き方に迷ってしまった際には、ご自身に合った例文をぜひ参考にしてみてください。
経験者の場合
私は、介護職として5年間の経験を積んでまいりました。現在勤務している特別養護老人ホームでは、ユニットリーダーとして、利用者様のケアのみならず、チームスタッフのマネジメントにも力をいれておりました。スタッフ全員が利用者様の状況を把握するため、些細なことでも報告することを徹底いたしました。
結果としてスタッフ間のコミュニケーションを取る機会も確保できたことで、職場の雰囲気も明るくなり、スタッフの離職率の低下にもつながりました。
「リーダーシップ」「指導力」にフォーカスしてPRした例文になります。具体的に取り組んだ内容とその結果を示すことで、より魅力的なPR内容になります。採用担当者に「即戦力として活躍してくれそう」という印象を与えることができるでしょう。
私の強みはなにごとにも柔軟に対応できる点であると考えております。私は介護職員として、介護老人保健施設、グループホーム、訪問介護など異なる施設形態で勤務経験がございます。施設形態ごとに行うケアの内容や特徴が異なる環境で最初は戸惑うこともありましたが、介護士としての業務の幅を広げることができたと考えております。
これまでの経験を活かして、どんな環境であっても利用者様を第一に考えたケアで一日でも早く戦力として貢献できるよう努めて参ります。
こちらは「柔軟性」をテーマにした例文です。介護士は、時に臨機応変な対応を求められる機会もありますので、異なる施設形態で積んだ経験や「柔軟性」というのは大きなアピールポイントとなります。
また、利用者様やそのご家族、スタッフなど、誰かと関わりながら仕事を行うなかで、どんな環境でも適応することができる「協調性」という部分もPRすることができる内容です。
未経験者の場合
前職では、ホテルマンとして約3年間勤務してきました。お客様からのご意見に耳を傾けて、細部にまで気を配った接客サービスの提供を心がけておりました。常連のお客様のお好みの椅子の角度などを理解し、心地よく過ごしていただけるよう努めて参りました。
介護職は未経験の身ではありますが、いままで培ってきた経験やホスピタリティは、貴法人においても役立てることができると考えております。自身の強みを活かして、利用者様お一人おひとりに合わせた気配りのできる介護士を目指していきたいと考えております。
上記は「気配り」「細部への心遣い」をアピールポイントにした例文です。未経験者の場合は、いままでの仕事での経験に加えて、仕事への取り組みや人柄面をどう介護業界で活かしていけるかという点を中心として作成していくと良いでしょう。
私の強みは積極性にあります。前職では、アパレル販売員として6年間従事して参りました。販売員から業務にかかわり、責任者として新店舗のオープンにも携わりました。その後、スタッフの育成から人事など新たなことに常に挑戦して参りました。より身近で社会貢献をしたいと考えるようになり、介護業界に関心を持ちました。
現在は、介護職員初任者研修を受講しており、ゆくゆくは介護福祉士の資格取得も目指していきたいと考えております。日々勉強していく気持ちを大切に、利用者様に向き合ってた介護士になりたいと思っております。
新しいことにチャレンジしていく積極性をアピールすることも効果的です。今後のビジョンを伝えることで採用担当者の心理としても、あなたが応募先で活躍している将来像を想起しやすくなります。
もし資格取得を目指して勉強中であるならば、大きなアピールポイントとなりますので、忘れずに伝えるようにしましょう。
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5.自己PRは選考結果に直結する重要な要素
ここまで自己PRのポイントから介護経験者・未経験者別の例文までご紹介いたしました。自己PRは選考の結果にも影響する重要な役割があります。実際に自己PRを書く際には、今回お伝えしたポイントをしっかり抑えて自分の言葉で伝えることを意識しましょう。
また、最後に読み手である採用担当者の視点から見直してみることも重要です。
この機会に、書類選考の通過率UPや面接対策にも繋がる自己PRを作ってみてくださいね!
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よくある質問
・責任感
・リーダーシップ
・指導力
・協調性
・柔軟性
・コミュニケーション力
・積極性
・行動力
・計画性
・忍耐力
・継続力
・真面目
・思いやり / 気配り
・体力
・ストレス耐性
小松 和貴
セカンドラボ株式会社
URL:https://note.com/2ndlabo/n/n6565a29f667f
2022年4月よりセカンドラボ株式会社に入社。主に病院を中心に医療介護向け求人メディア「コメディカルドットコム」の営業・採用課題のサポートを行う。