看護師の副業・ダブルワークはOK?おすすめの副業や副業禁止への対処法を解説
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看護師のキャリアを歩みだすに当たり、慎重に職場を選んだ人も少なくはないでしょう。しかしその結果、思い描いていた看護師像と違う働き方に戸惑う人も同様にいると思います。
看護師は実際に職場を経験しなければその温度感を含めた諸々の環境を理解するのは難しいものです。今回はそんな色々な不満の中から、給与に関する話題、特にWワークについて紹介していきます。
看護師がWワークをしていいのか、するなら何に注意すべきか、そして実際にWワークをするならどういった職種がおすすめなのか、それらにまつわる情報をまとめて解説していきます。
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目次
看護師が副業・ダブルワークをするメリット
看護師におすすめの副業・ダブルワーク10選
病院以外で働きたい看護師におすすめの副業・ダブルワーク4選
看護師が副業・ダブルワークをする際に注意すべきこと
看護師が副業・ダブルワークをする際に確認すべき3つのこと
禁止だけど副業・ダブルワークをしたいときの対処法
看護師の副業・ダブルワークに関するよくある質問
まとめ
看護師は副業・ダブルワークOK?病院ごとに違いを解説
「皆やってるからいいでしょ!」そんな安易な気持ちで副業をしようと思ったことはありませんか?ダブルワークをする看護師は多数います。
ただ、それは本当にリスクなく実行できることなのでしょうか。基本的なルールをおさらいしましょう。
国立・公立病院の看護師は副業が認められていない
まず、国公立病院や保健所に勤めている方は法律上、公務員にあたるため、Wワークは絶対NGです。
こちらは国家公務員法103条・地方公務員法38条によって定められており、出勤停止や減給処分で済めばまだ良い方、、、最悪のケースでは懲戒処分となる場合もあります。
ですが、投資信託や株式売買、不用品売却などといった営利目的でない一部の副業は認められています。
また公務員の副業解禁についても議論に上がっているため、今後は公務員の看護師でも自由な副業が可能になる可能性があります。
そのため国公立病院で勤める方で、さらに今以上の収入を望む場合、現職でのキャリアアップが賢明でしょう。
民間病院の看護師は副業に関する就業規則を確認しよう
民間の法人であれば、全ては法人の就業規則に依ります。厳しく罰則がある事もありますが、見過ごすケースも多いでしょう。
法人としてもそんなことで辞められてしまっては困ってしまうのが現実です。。。また厚生労働省では就業規則について「労働者は、勤務時間外において、他の会社等の業務に従事することができる。」と副業を肯定しているため、社会的には副業をすることが標準になっていっていることが考えられます。
看護師の副業・ダブルワークを認めている病院はどれくらい?
日本看護協会「2023年病院看護実態調査」によると、副業・兼業が許可されている病院は44.3%、禁止されている病院は35.8%です。
件数 | 割合 | |
副業・兼業の許可に関する規定がある | 1,639 | 44.3% |
副業・兼業を全面的に禁止する規定がある | 1,325 | 35.8% |
副業・兼業に関する規定はない | 717 | 19.4% |
無回答・不明 | 18 | 0.5% |
計 | 3,699 | 100.0% |
また許可されている病院の中で、副業・兼業の届出が必要な病院の割合は88.8%と大多数を占めます。ダブルワークをする際は、規定に則って届出を出して行うのが賢明です。
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看護師が副業・ダブルワークをするメリット
まず、Wワークのメリットを把握しておきましょう。Wワークには、代表的なメリットが2点あります。
- 収入増が見込める
- 効率よく多種多様な経験が積める
皆さんはどちらを意識してWワークを考えているでしょうか。就職の際と同様、このどちらか、または違う理由にせよ、もう一つの職場で兼業を開始する上で、本来の立場を忘れてしまっては、「こんなはずじゃなかったのに……」という状態になってしまいます。
そうならないためにも、まずは一度Wワークを始めるにあたって、自分が大事にしなければいけない要素をしっかりと見つめ直し、重視するものを見誤らないようにしましょう。
収入増が見込める
看護師がWワークを行うとき、最も代表的なものは夜勤パートでしょう。大都市圏では1度の勤務で3万円を超える事も珍しくありません。負担は大きくなるものの1勤務での高収入は魅力的です。
病院の場合、経験のある診療科でない限り採用は難しくなることも多くありますが、介護施設であれば業務負担は少なめですので、ねらい目と言えるでしょう。
中でもオススメしたいのは100床を超える介護老人保健施設です。老健の基準では100床で看護師1名の配置が必須となっています。120床や150床など100床を超える施設では2名体制での勤務となり、負担も少なめです。
収入が増えて時間が生まれた!看護師Kさんの成功エピソード
看護師として働き続ける中、今後もよりよい看護師となるため、現職以外の科で働いてみたいと思うようになりました。
そんな折、同僚に転職も考えていると相談を持ちかけると、「Wワークしてみれば?」と言われました。曰く、今の環境を大きく変えることもなく、違う経験も積める、とのことでした。ただ、看護師の掛け持ちなんてできるのかと思い、調べてみると、民間病院であれば規則で定められていない限り、罰則は無いということでした。
ただ、確認はしたほうがいいと思い、上司にまずは相談してみました。様々なことができる看護師になるためにWワークをしたいと素直に打ち明けると、規則ではOKだしこの職場での仕事に影響が出ない範囲なら、と許可をいただけました。
気兼ねなくWワーク先を探せる様になったこともあり、また急いで探す必要もないため、しっかりと勤務先を吟味して、面接時にはWワークが可能であり、勤務日数も調整したい旨を伝え、希望通りの兼業先を見つけることができました。
働き始めは少しつらいと思うこともありましたが、本業とのバランスを都度見直してシフトを合わせていけば、無理なくWワークを行えるようになりました。
もちろん多少休日は少なくなりましたが、日々学ぶことも多く、成長しているという実感を持ちながら働くことができています。あまり期待していなかったのですが、看護師をWワーク先に選んだ結果、想像以上に収入も増え、少ない休みながら、充実した時間を過ごせています。
さらなる経験を積むために今は転職し、掛け持ちはしていません。ですがWワークという選択肢は、やり方さえ間違えなければ経験も多く積め、収入も増やせるというとても有意義なものなんだなと、あのとき教えてくれた同僚に感謝する気持ちでいっぱいです。
ここでも分かる通り、失敗談の典型的な例は
- Wワーク禁止にも関わらず敢行し、バレて解雇
- 勤務回数が体力の限界を超えて体調を崩した
というものです。
逆にうまくいっているパターンは
- 勤務時をイメージした職場選び
- 給与と業務のバランス
上記2点をうまく意識していた事がわかります。
それぞれ自分の職場と併せて可能かどうかもしっかり把握して勤務先を選ぶようにしましょう。Wワークとはいえ、その影響は本業にも良かれ悪しかれ必ずといっていいほど出るものです。何が重要なのかということを見失わないようにしましょう。
効率よく多種多様な経験が積める
人より多く働くので業務経験を多く積むことが出来ます。しかし、経験を積む為にWワークをするのはあまり得策とは言えません。身体を壊す可能性も高く、疲労で本業に支障が出る可能性があります。
経験を積みたいのであれば、その診療科で著名な病院や急性期で患者さんの出入りが多い病院など本業の環境を変更する方が良いでしょう。
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看護師におすすめの副業・ダブルワーク10選
ここでは資格を活かして働きたい看護師におすすめの副業先を紹介していきます。自分が望む副業先はどこか比較しながら、ぜひ読み進めてみてください。
夜勤バイト
夜勤バイトは日勤のみで勤務している方に、おすすめな副業先で、夜間の空いている時間を活用することができます。
夜勤専従の看護師であれば、週1回のシフトでも月10〜15万円稼げるほど給与も高く設定されていることがあります。東京都内では夜勤専従看護師の求人で、1回40,000円近く稼げることもあるため、週1回の副業で月16万円稼げる計算になります。
副業で10万円を稼げるチャンスは珍しいので、ある程度、体力や時間に余裕がある人にはぴったりな副業先ではないでしょうか。
検診ナース
検診ナースは主に企業や学校、検診センターなどで実施される検診のサポートをするお仕事で、時給相場は1,500円〜2,000円程度と、一般的なお仕事より高単価となっています。
メリットとして、短期や単発での募集が多く、気軽に応募できることがあげられます。
また業務で行う検査のほとんどが、病院やクリニックにおける日常的業務なため、経験があれば新しく覚えることが少ないですし、逆に検診看護師を将来目指すうえでのキャリアアップにもなりえます。
なにより検診ナースのお仕事は命に直接的に関わる業務ではないため、比較的精神的な負担は少なく働くことができるのも大きなメリットだと言えるでしょう。
ツアーナース
ツアーナースは、旅行のツアーや合宿に同行して、参加者の健康チェックや病気・怪我などの急患に対応するお仕事で、時給相場は1,700円〜2,200円程度と、一般的なお仕事より高単価となっています。
急患がない場合は、自分もツアーを楽しむことができるので、とても人気な副業先です。 業務内容は平易ですが、急患が出た場合は、自分一人で判断し、対応しなければならないので、様々な経験を十分に積んでいることが求められます。
イベントナース
イベントナースはイベント時に救護室に待機して、けがをした人や急病人に応急処置等を行うお仕事で、こちらも時給相場は1,700円〜2,200円程度と、一般的なお仕事より高単価となっています。
単発での募集が多く、待機時間などはイベントを楽しむことができるので、こちらもツアーナース同様、人気な副業先です。イベントは土日に行われることが多いので、土日休みの看護師におすすめな副業先です。
訪問看護師
訪問看護師は、比較的短時間で働くことができる事業所もあり、自宅の近くなどで、隙間時間に働きたい人にもおすすめです。
また直行直帰できるところも多いため、職場のしがらみが面倒だという人にも、魅力的な副業先です。
時給相場は1,300円〜2,000円で、普段の訪問看護業務の経験がない場合は、先輩看護師と同行訪問できる環境であるとより安心して働くことができます。
介護施設の看護師
介護施設の看護師は、利用者の健康管理や処置がメインとなります。病院とは異なり、高いスキルが求められるわけではなく、体力的負担のある仕事は介護士が担当するため、働き始めるハードルは低いです。
時給相場は1,500円〜2,000円で、基本は日勤のお仕事なのでお休みを活かして働く形になりますが、一部では夜勤専従の募集もある為、自分の生活リズムにあった働き方を選択することができます。
ワクチン接種のバイト
新型コロナやインフルエンザなどの感染症対策のため、毎年、医療機関や各自治体で多くの看護師が必要とされており、今後もニーズが高いことが予測されます。
時給相場は2,000円〜3,000円で、業務は予診票の確認・ワクチン接種・接種後の計観察という流れで、比較的単純な業務がメインとなります。
医療系コールセンターのバイト
保険会社や製薬会社では、薬品の引用方法・病気関連・保険関連の質問や相談に対応するため、医療知識がある看護師をコールセンタースタッフとして募集しています。
看護師の資格があれば、身体的な負担がほぼない中、比較的高めな時給で仕事をすることができます。
クリニックのバイト
クリニックでの仕事は、病院での実務経験があれば大きな違いはないので、スキルを活かして始めやすいバイトの1つです。
クリニックでは主に日勤バイトの募集がメインとなり、容体が急変する患者様もことも基本的にない為、精神的に落ち着いて働くことができます。
また、有床クリニックや透析クリニックなどであれば夜勤バイトの募集もあるので、ライフスタイルに合わせて働きやすいバイトといえるでしょう。
献血のバイト
看護師の基本的なスキルを活かせるバイト先の1つが献血ルームです。主に採血業務をメインとして、問診・受付、注意事項の説明、記録などを行います。
こちらも、身体的・精神的な負担が少ない中、働くことができる魅力的なバイト先と言えます。
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病院以外で働きたい看護師におすすめの副業・ダブルワーク4選
看護師としての本業は続けたいけど、副業は病院などの医療現場以外がよいという方におすすめの副業先を紹介していきます。
医療系のWebライターや記事の監修
医療系のライティング業務は、看護師としての実務経験や知識を活かすことができます。Web上では、意外と医療系ライターのニーズが多く、看護師の資格や経験者に限定した募集であることも多いです。
収入は受注の案件数にもよりますが、スキマ時間で月30,000円〜50,000円は稼げるようです。家にパソコンがあって、執筆作業に興味がある方におすすめです。
デイサービス
デイサービスでの仕事は、医療行為が無いため、病院に比べて少ない負担で働くことができますし、人と接することが好きであれば楽しく働ける仕事です。
病院に給与は劣りがちなものの、日勤のみで、且つシフトの調整をしやすいため、少ない時間でもお金を稼ぎたい人にいおススメです。
病院・クリニックの覆面調査員やアンケートモニター
覆面調査とは、実際に患者として病院・クリニックに来院し、スタッフや医師の対応をチェックする仕事です。
収入は、1,000円〜5,000円/件程度が目安となり、主に平日の日中に実施されるので、自分の本業のシフトに合わせれば、スキマ時間を有効活用することができます。
家事代行
家事代行の仕事は看護師の資格とは関係ないですが、より柔軟に働きたい人におすすめです。本業に合わせて毎週シフト数を変えられるのは助かるポイントです。
時給相場は1,200円〜2,100円程度と一般的なアルバイトに比べても高めな傾向にあり、最近では、家事代行専用のサイトも整備されているので、登録などから分かりやすくはじめられるでしょう。
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看護師が副業・ダブルワークをする際に注意すべきこと
Wワークの求人を探す際、給与や仕事内容はもちろんですが、いろいろなことに気をつけないといけません。その中でも決して見逃してはいけないものが何点かあります。
本業に影響が出ない範囲での副業が前提
副業が原因で本業に影響がでてしまっては、元も子もありません。
収入の軸となっている本業の方が、時給換算でも高いことが多いはずですし、うまく調整していくことが必要です。
「寝る間を惜しんで副業していたら、体調不良で本業を休むことになってしまった」などが、定番のケースです。
副業はあくまで「ついでに稼ぐもの」です。睡眠時間はスキマ時間ではないので、力の配分に注意しましょう。
バレなきゃOKは危険。就業規則には必ず従う
副業が禁止されている公務員や、就業規則で副業を認められていない場合は、最悪本業を失うこともあり、そもそもキャリアへの影響などのリスクから副業自体をおすすめできません。
また、パート雇用による副業では、税金の関係上、源泉徴収や年末調整において副業をしていることがバレやすいです。
ばれてしまった!看護師Aさんのダブルワーク体験談
看護師になって3年ほど、精神病棟勤務で、気性の荒い患者さんの対応以外はゆったり勤務できる状況が続き、仕事にもだいぶ慣れてきたが、給与があまり伸びず、正直不満に思っていました。ただ、そこまで負担に思うこともなく勤務でき、それなりにお金はもらっていたので、転職するほどではないかなと思っていました。
そんな折、副業してみませんかというSNSの投稿が目に入り、調べてみると、空いた時間で思った以上に稼げる事がわかり、すぐWワーク先を探しました。その時も私は単純に小遣い稼ぎと思い、特に関係のない職種を選んで、病院の近くで働き始めました。
最初は良かったものの、段々と疲れが溜まっていき、本職でのミスが増えていきました。集中力を欠いてしまい、一歩間違えればという大きな失敗をしたことで、同僚に心配されます、「何かあったのか」と。そこでついポロッと「副業で疲れてる」と漏らしてしまったのです。
その時点では何も気にしていませんでしたが、今思えば段々と病院での同僚の態度がよそよそしくなっていったように思えます。ついにはだるさも感じてきたため、さすがに限界かなとWワーク先に退職願を出そうかと思っていたそんな折、上司に呼び出されました。何事かと思い、応接室まで足を運ぶと「副業をしているのか」と聞かれました。私の勤めていた病院は民間でしたので「ハイ」と素直に答えました。
ですがそこで言い渡されたのは減給処分、ならびに兼業先の退職勧告でした。私はなぜかと思い問いただしてみると、曰く「兼業禁止規定に抵触しているため、懲戒処分に該当する」ということでした。法律的に何も問題ないと考え、就業規則を確認することを怠り、安易にWワークに手を出したため、このようなことになってしまいました。
これに従えない場合は解雇もありうるということでしたが、減給された状態では生活が苦しく、Wワークをやめることができませんでした。結果、私はミスを繰り返し、Wワークをやめていないことも発覚したことで、職場をやめることになってしまいました。
今でも安易に手を出さなければと後悔しかありません。
副業の届出が必要なら必ず手続きをする
副業をする際は、あらためて就業規則を確認しましょう。
副業を禁止していても、一部特定の分野では認めるケースもあります。こういった場合は、担当部署に確認したうえで、副業を行うようにしましょう。
副業で稼いだ分は確定申告が必要な場合も
副業の所得が20万円を超えた場合は、確定申告をしなければなりません。 この確定申告で、会社に副業がバレることが多いですが、申告をしないと脱税になってしまいます。
また確定申告をする為に必要な手続きにも時間や労力が必要なため、早めに準備しておくことが大事です。
労働時間が増えると社会保険の対象になることも
副業においても社会保険の加入条件を満たす場合は、社会保険料を支払わなければならなくなります。
加入条件は、学生ではない・週の所定労働時間が20時間〜・賃金が月8.8万円〜・雇用期間が2ヶ月間以上見込まれる場合の4つすべてを満たす場合です。
副業先でも社会保険に加入してしまうと、二重で社会保険料を支払うことになるので、自分が加入対象になっていないかよく確認しましょう。
あなたが被扶養者であれば、収入によっては副業の社会保険料を免除されます。
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禁止だけど副業・ダブルワークをしたいときの対処法
副業はもはや国が推進している時代です。看護師もその時代に沿って、副業をしているひとがたくさんいます。
しかし同様に副業を禁止している職場も少なくはありません。
そのため、副業が禁止されているけど、どうしても副業をしたい看護師が、堂々と副業をする方法を紹介します。
勤務先の病院・クリニックへ副業をしたい旨を相談する
就業規則でのみ副業が禁止されている場合は、副業の許可をとることが最善策です。
なぜならば、民間の医療機関では人手不足でパートの人材も貴重な為、副業を完全に禁止しているところは意外と少ないからです。
よくある規則のケースとしては、他の事業所での業務に従事する場合は、あらかじめ申請して許可を得る、といったものです。
またそういった一文が規則になくても、相談してみたら意外と許可さえとれば副業ができることがあります。
副業OKの病院・クリニックへ転職する
今の職場で副業をしたいのにできない場合、転職を視野に入れるのも1つの選択です。
国が副業を推進する時代の中、副業OKの職場は増えています。
転職となると、おおごとに感じてしまいますよね。
しかしこのままの収入だけで生きていくのか、それとも柔軟に看護師の資格を活かして生きていくのか、選べるのは看護師の資格を持っているあなただけです。
まずは本当に自分の希望する条件に合う職場があるのか、求人サイトで絞り込んで検索してみるのも1つの手です。
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看護師の副業・ダブルワークに関するよくある質問
看護師が副業やダブルワークをはじめるうえで、気にしておきたい質問をまとめました。
看護師の副業が禁止されているのはなぜですか?
看護師で副業が禁止されているのは大きく分けて2パターンあります。
1点目は、公務員の副業が法律的に禁止されているためです。
公務員は「国家・国民・市民に奉仕するもの」と定義されているため、私的な営利行為が認められていません。そのため、国公立病院や国立がん研究センター、市立病院、保健所などで働く看護師は公務員に該当し、法律上で副業が禁止されています。
2点目は、民間病院だとしても、就業規則で禁止されている場合です。
副業によって本業に支障がでるリスクがでないよう、法人や事業所によっては副業について取り決められている場合があります。
看護師の副業がバレたらどうなりますか?
そもそも副業が禁止されていなければ問題ありませんが、それでも副業が本業に支障を与えていると思われないようにする必要はあります。
副業をしていると同時に、本業をおろそかにしていると思われてしまうと、本業でのキャリアアップや人間関係で苦労してしまう可能性もあります。
また副業が禁止されている場合は、何らかの処分、もしくは注意喚起を受けます。
注意にとどまらず、減給・求職・解雇を言い渡される可能性も0とはいえないため、副業を始める前に必ず就業規則を確認しましょう。
もし就業規則で禁止されているにもかかわらず、副業がバレてしまった場合は、すぐに上司に謝罪しに行きましょう。
まずは謝罪したうえで、素直に副業の事実を認め、副収入が必要であった事情をしっかり説明してください。
このとき、本業の収入について不満を言うのはなく、「子供の学費の支払いに収入を増やす必要があった」というように、具体的な事情がを伝えられることが大事です。
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まとめ
「もう少し給料が欲しい」「同僚より多くの経験を積みたい。」そんな願望をすぐ叶えられるダブルワーク。そもそも相場より給料が低いという事はありませんか?
すぐ側の病院は現職より給料が50万も高いみたいなこともよくある事です。ダブルワークより転職した方が楽に稼げる可能性もあるかも?!
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よくある質問
看護師がWワークを行うとき、最も代表的なものは夜勤パートでしょう。大都市圏では1度の勤務で3万円を超える事も珍しくありません。負担は大きくなるものの1勤務での高収入は魅力的です。
病院の場合、経験のある診療科でない限り採用は難しくなることも多くありますが、介護施設であれば業務負担は少なめですので、ねらい目と言えるでしょう。
中でもオススメしたいのは100床を超える介護老人保健施設でしょう。老健の基準では100床で看護師1名の配置が必須となっています。120床や150床など100床を超える施設では2名体制での勤務となり、負担も少なめです。
・効率よく多種多様な経験が積める
人より多く働くので業務経験を多く積むことが出来ます。しかし、経験を積む為にWワークをするのはあまり得策とは言えません。身体を壊す可能性も高く、疲労で本業に支障が出る可能性があります。経験を積みたいのであれば、その診療科で著名な病院や急性期で患者さんの出入りが多い病院など本業の環境を変更する方が良いでしょう。
副業先とはいえ、雇用形態は様々です。こちらについては各々の好みもあるため、各自の判断でOKですが、シフトの決定権を勤務先に委ねた状態にならないようにしましょう。もちろん不可能であれば、断ればいい問題ですが、毎回同じことを繰り返すことも時間の無駄ですし、心象も悪くなってしまうでしょう。
・シフトの提出日
Wワークを行う際は、本職、副業先ともに影響が出ない形での勤務が基本となります。そのためには、シフトの提出が本職→Wワークの順番である必要があります。もし本業のシフトが決まるタイミングと提出日が噛み合わなければ、勤務日のバッティングでマトモに働けなくなってしまうので、必ず確認するようにしましょう。
・最低勤務日数の有無
こちらについては必須とは言えませんが、Wワーク先という性質上、様々な理由で優先度が下がりがちです。そこに出勤のノルマが課せられると、ジワジワと負担が大きくなっていくでしょう。もしそういう制約があってもOKということなら、かなりの余裕を持てていると確信しているときのみにしましょう。