【男性看護師の実態】割合は?給料・年収は?将来性は?気になるギモン徹底解消
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看護師としてお勤めの男性の方、将来について気になりませんか?そこで、男性看護師が活躍できる診療科やおすすめのキャリアプランをご紹介します。
意外と気になる男女比や女性が多い職場ならではの働き方のポイントも解説。知っているようでしらない男性看護師の実態に目を向けてみましょう。
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目次
2.男性だとどれくらい?気になる平均年収
3.看護師の男性が活躍している診療科は?
4.男性看護師が良好な人間関係を築くためのポイント3つ
5.おすすめのキャリアプランと将来について
6.年収は高く、割合も増えている!自分に合う職場を見つけよう!
1.医療現場での男女比はどれくらい?
現在でも看護師といえば、まだまだ女性の職業というイメージを持つ方が多い世の中です。確かに、厚生労働省による「令和2年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況」では、男性看護師の割合は9.1%となっており、女性看護師の90.9%に比べると圧倒的に少ないことが分かります。
しかし、年ごとの推移に着目してみると、男性看護師の割合は右肩上がり。2018年から2020年のわずか2年間の間にも、約9,000人増加しています。そのため、今後も男性看護師の割合がさらにアップする可能性が高いと言えるでしょう。
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2.男性だとどれくらい?気になる平均年収
年齢 |
男性看護師の年収 |
女性看護師の年収 |
20歳~24歳 |
月収 約27.8万円 / 年収 約375.6万円 |
月収 約29.7万円 / 年収 約402.6万円 |
25歳~29歳 |
月収 約33万円 / 年収 約484.7万円 |
月収 約33.4万円 / 年収 約476万円 |
30歳~34歳 |
月収 約36万円 / 年収 約519.8万円 |
月収 約32.8万円 / 年収 約469.5万円 |
35歳~39歳 |
月収 約36.8万円 / 年収 約539.4万円 |
月収 約34.3万円 / 年収 約500.6万円 |
40歳~44歳 |
月収 約38.5万円 / 年収 約572.7万円 |
月収 約35.7万円 / 年収 約522.1万円 |
45歳~49歳 |
月収 約40万円 / 年収 約579.7万円 |
月収 約38.4万円 / 年収 約564.1万円 |
50歳~54歳 |
月収 約41.1万円 / 年収 約599.9万円 |
月収 約38.2万円 / 年収 約564.1万円 |
55歳~59歳 |
月収 約36.5万円 / 年収 約527.6万円 |
月収 約39.3万円 / 年収 約581.5万円 |
60歳~64歳 |
月収 約33.1万円 / 年収 約461.1万円 |
月収 約34.5万円 / 年収 約481.4万円 |
65歳~69歳 |
月収 約26.6万円 / 年収 約422.2万円 |
月収 約29.1万円 / 年収 約393.9万円 |
概ねほとんどの年代で、男性看護師の方がやや年収が高い傾向にあることがわかります。結婚し家庭を持つ様になると、女性が子育てで離職する事が多い半面、男性は勤続・キャリアアップを目指す事が30代後半からの年収差に表れています。ただ、50代後半以降は女性の給料の減少幅が低いため、女性の方が年収が高くなっています。
男性看護師の平均年収は他業種と比較しても高い方ですが、勤務先の病院によって大きく異なります。給与面に不安がある方は就職活動中にしっかり把握しておきましょう。
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3.看護師の男性が活躍している診療科は?
- 精神科
- 救急科
- 手術室
- 脳神経外科
- 神経内科
- 人工透析内科
- 整形外科
- リハビリテーション科
男性看護師は、様々な診療科で仕事をしています。特に、体力や腕力があるため、女性の多い看護の世界では重宝されることが多々あります。
さらに、女性には相談しにくい悩みを抱える男性患者さんにとって、男性看護師の存在は嬉しいものです。女性看護師には打ち明けにくいことは、男性看護師が対応することで患者さんの負担を減らすことができます。
重度の障害がある患者さんのケアや、力強く抵抗される患者さんへの対応などには、男性看護師の方が無理なく、業務も円滑に進む場合があるため、様々な場面で男性看護師は求められます。特に、精神科では男性看護師が多く活躍しています。
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4.男性看護師が良好な人間関係を築くためのポイント3つ
- 男性と女性の差別的な境界をつくらない
- 女性の体調を理解する
- 清潔感のある身だしなみ
男性看護師が年々増えてきていることは先程ご紹介した通りです。しかし、その割合はまだまだ女性の方が圧倒的に多いのが事実。しかし看護師は、お互いに協力しあってチームで行う仕事です。そのため、女性看護師と良好な関係を作ることが、働きやすさを考える上で重要なポイントになります。
男性・女性の差別的な境界をつくらない
男性向きの仕事、女性向きの仕事と明確に分けることができませんが、性別によって得意なことが異なるのは仕方のないことです。しかし、看護師として働く上で、どちらが上でどちらが下ということはありません。女性を見下すような物言いや態度は、明らかに人間関係を悪化させます。
もしかすると、女性の多い職業という点も影響し、男性看護師の方が女性から差別的な発言を受けることがあるかもしれません。男女の差別的な境界を作らないように意識して働くことが、自分の働きやすい環境を作っていくことにつながります。
女性の体調を理解する
女性の多い職場だからこそ、配慮も必要な場面があります。女性は、生理の影響でホルモンバランスが崩れやすく、体調にも関わってきます。女性ならではの身体の特徴を理解しておくことで、お互いに良好な関係を築きやすくなるでしょう。
清潔感のある身だしなみ
女性の多くは、共に働く男性の身だしなみも気になります。看護師として働く上では、特に清潔感が大事ですから、一般的な感覚以上に大切にしている方も多いです。
看護師として患者さんと接する際は、もちろん身だしなみに気を付ける必要があります。相手に不快感を与えないように、体臭や口臭にも気を付けることが最低限のマナーと心得ましょう。お手洗いに行った時には必ず鏡を見てチェックするという習慣を身に付けるとよいでしょう。
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5.おすすめのキャリアプランと将来について
男性看護師は近年、徐々に増加しており、珍しい存在ではなくなりました。様々な場面で力仕事が必要なこともあるため、男性看護師の需要は高いです。これから男性看護師としてキャリアアップしていきたいと考える方は、ぜひ次の2つのポイントを意識してみてはいかがでしょうか。
資格取得してキャリアアップする
看護師としてさらに専門性を磨きたい方は、呼吸療法認定士や医療環境管理士といった、特定の分野に特化した資格の取得がおすすめです。
さらに、看護師の上級資格とされる認定看護師も注目です。また、救命救急士や臨床心理士、介護士など、看護師の経験が生かせる他職種の資格を得ることで、病院に限らず様々な職場で働きやすくなるでしょう。
このように、資格を取得することで待遇が良くなったり、より良い環境の職場が見つかる可能性が高まったりと、働く上で選択肢が広がります。
活躍しやすい診療科への転職を検討する
将来を見据えて、就職先や転職先を検討する際は男性看護師が活躍しやすい職場を検討するのも1つのポイントです。昇進やスキルアップへのサポートが充実している職場かどうか、よく確認してから職場を選ぶことをおすすめします。
男性看護師の場合、特に精神科での需要がとても高いです。男性看護師が看護部長などの役職につくケースも多いため、キャリアアップしながら働きたい人に特におすすめです。
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6.年収は高く、割合も増えている!自分に合う職場を見つけよう!
男性看護師の割合や給与、キャリアアップについてご紹介しました。男性看護師の割合は女性に比べると少ないですが、増加傾向。平均年収は女性看護師よりもやや高めで、他の業種に比べても高い水準です。
男性看護師は、女性看護師が苦手な力仕事を担い、男性ならではの悩みを打ち明けられる存在としても重宝されています。男性・女性の差別をなくし、お互いに理解を深めながら支えあって仕事をしていくことが大切です。
もし、今の職場環境がキャリアアップしていく上で不十分な職場だと感じた場合は、他の職場への転職もおすすめです。待遇面で好条件の職場に転職したい、男性看護師が活躍できる職場を見つけたいといった気持ちがある方は、求人に目を通してみてはいかがでしょうか。
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よくある質問
しかし、年ごとの推移に着目してみると、男性看護師の割合は右肩上がり。2016年から2018年のわずか2年間の間にも、約1.1万人増加しています。そのため、今後も男性看護師の割合がさらにアップする可能性が高いと言えるでしょう。
さらに、女性には相談しにくい悩みを抱える男性患者さんにとって、男性看護師の存在は嬉しいものです。女性看護師には打ち明けにくいことは、男性看護師が対応することで患者さんの負担を減らすことができます。
重度の障害がある患者さんのケアや、力強く抵抗される患者さんへの対応などには、男性看護師の方が無理なく、業務も円滑に進む場合があるため、様々な場面で男性看護師は求められます。特に、精神科では男性看護師が多く活躍しています。
小口 紗穂|看護師
セカンドラボ株式会社
東京大学を卒業後、大学病院の病棟看護師として勤務。アレルギー・リウマチ内科、腎臓内分泌内科、心療内科等幅広い領域を担う病棟で従事。
2023年よりセカンドラボ株式会社に入社。医療介護向け求人メディア「コメディカルドットコム」の営業・採用課題のサポートを行う。また、看護師の経験を生かし、看護師に関連するコンテンツ作成にも従事。