【例文あり】介護士の志望動機の書き方|コツや注意点を解説!
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介護業界に転職したいとき、特に志望動機の書き方が重要です。心で思っていても、いざ文章にし、人に伝えるとなると難しいものですよね。志望動機は、いくつかのポイントをおさえるだけで採用側に強く印象を残し、魅力的なものとなります。そこで今回は、介護業界の志望動機の例文や、履歴書に書く際に注意したい表現もまとめて解説していきます。
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目次
2.パターン別に介護業界転職の志望動機をご紹介
例文1:介護施設への志望動機
例文2:介護福祉士への志望動機
例文3:未経験から介護業界へチャレンジする場合の志望動機
例文4:介護業界での転職回数が多い場合の志望動機
例文5:キャリアアップを目指す場合の志望動機
例文6:ケアマネジャーとして転職する際の志望動機
例文7:生活相談員として転職する際の志望動機
例文8:ブランクから復帰する際の志望動機
3.介護業界の志望動機を書く際のNGワードや注意点
4.介護業界は志望動機の書き方で、人間性をアピールできる!
1.介護業界における志望動機の書き方!5つのポイント解説
- 自分の強みや介護職に就きたい志望動機を整理する
- 今までの経験と実績を示す具体内容を盛り込む
- 志望動機はポジティブに書く
- 介護職ではどちらかというと人間性アピールが重要
- 未経験の場合はなぜ介護業界を目指すのか具体的にアピールする
介護業界の志望動機を書くなら、上記5つのポイントを盛り込みましょう。ポイントごとに詳しく解説します。
自分の強みや介護職に就きたい志望理由を整理する
志望動機を書き始めるときは、まず自分の強みや介護職を目指した理由を整理します。介護職に就きたいと思ったきっかけは、誰しもあるでしょう。そのエピソードとともに、「なぜ介護職を選んだのか」を書き出しましょう。そして、「なぜ応募先の介護事業所の何に魅力を感じたのか」も含め、整理していきます。
今までの経験や実績を示す具体内容を盛り込む
志望動機には、単に「ここで介護職として働きたい」などの願望を書くのではなく、なぜそう思ったのかという根拠が大事です。これまでの実績や人生経験から、具体的に何を考えどうしたいのか、そのきっかけとなったエピソードを交えると伝わりやすくなります。
志望動機はポジティブに書く
転職活動を始めたきっかけは、人間関係や待遇面の不満などネガティブな要素もあるかもしれません。しかし、志望動機に入れると、あまり良い印象を与えないので控えましょう。
不満があるということは、希望を持っているということでもあります。今後「やりたいこと」にフォーカスして、ポジティブな内容にまとめましょう。
介護職ではどちらかというと人間性アピールが重要
一般的に、介護職は介護を必要とする高齢者の身の回りのお世話や支援をする仕事です。日々の生活のサポートだけでなく、心のケアも行うため、思いやりやコミュニケーション能力が大切です。介護職は特に、人柄が重視されるといっても過言ではありません。志望動機には、人間性がアピールできるエピソードを盛り込むとさらに良くなります。
未経験の場合はなぜ介護業界を目指すのか具体的にアピールする
介護業界未経験の場合は、志望動機を通して介護職への熱意をアピールすることが必要不可欠です。未経験者の場合は、以下3つのポイントを抑えながら志望動機を書いていきましょう。
- 1.なぜ介護業界を目指すことにしたのか
- 2.なぜ初めての施設をここにしたのか
- 3.いままでの経験をどう活かすか
まずはじめに、なぜ未経験から介護業界を目指すことにしたのかきっかけを書きましょう。採用担当にとっても、ここが一番気になるポイントです。自分がなぜ介護業界に興味を持ったのか、どのタイミングで介護業界に進もうとしたのか、小さなことでもいいので書くことが重要です。
採用担当にとって、「なぜうちの施設で働きたいのか」は必ず気になるポイントです。介護業界で働く熱意を伝えられても、「この施設だから働きたいんだ」という熱意が伝わらないと意味がありません。そのため、事前に応募する施設についてしっかりリサーチした上で、自分がなぜこの施設で働きたいと思ったか理由を志望動機に盛り込みましょう。
他業界で働いてきた場合、その経験を介護職としてどう活かせるかを伝えられると、採用担当により好印象を与えられます。自分の経験を活かした上で今後どう働きたいか、どうキャリアアップしていきたいか、将来のことまで考えられていると介護職へのやる気もアピールでき尚良いでしょう。
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2.パターン別に介護業界転職の志望動機をご紹介
介護における転職は業界未経験だったり、ブランクがあったり人により様々。そこで、パターン別に例文をご紹介します。そのままコピペするのはご法度ですが、例文から学べることはたくさんあります。
例文1:介護施設への志望動機
訪問介護事業所に3年前から従事しています。自宅で生活する方々をそれぞれの環境でサポートすることにやりがいを感じていましたが、次第にもっと生活全般の支援をしたいと考えるようになりました。
これまでの経験で得た介護スキルは、施設介護でも活かすことができると思います。さらに、ご自宅での生活がどのようなものか間近にみていた経験を活かし、施設から在宅復帰を目指す方々の力になれればと考えています。
介護経験ありの場合、現在あるいは過去に働いていた職場で得た経験を活かし、新たな環境で何をしたいのかというポイントをアピールすると魅力的な志望動機になります。応募先の介護施設の特徴や理念をよく調べ、やりたいことがマッチしているのか確認しておくことも大事です。
例文2:介護福祉士への志望動機
通所介護事業所の介護職として勤務しています。働きながら勉強を重ね、介護福祉士を取得しました。さらに専門職としてスキルアップしていくために、入所施設で利用者の生活全般を支援し、より多くの専門職のチームの中で仕事がしたいと考えるようになりました。
貴施設の介護理念にあるように、利用者の夢や希望をサポートできるような介護福祉士になりたいと考えています。
経験者が介護福祉士として転職する場合、以前の職場でそのまま介護福祉士として勤務することも可能だったのでは?と採用側は考えるかもしれません。応募先の介護理念に共感したことや、介護福祉士としてどのように仕事をしたいのかアピールすると好印象です。
例文3:未経験から介護業界へチャレンジする場合の志望動機
もともと人と関わる仕事が好きで、接客業に10年間携わっています。ご高齢のお客様がいらしたときに、より良い接客がしたいと、介護職員初任者研修を受講しました。
介護について学ぶと、その難しさや奥深さを知るとともに、もっと人の役に立つ仕事がしたいと介護の仕事に興味を持つようになりました。持ち前のコミュニケーション力を活かし、貴施設の介護理念にある、利用者の方々の立場に立って関われる介護職員になりたいと考えています。
未経験の場合は、なぜ介護の仕事に就きたいと思ったのか、また自身の長所をどう活かしながら仕事がしたいのかというポイントを入れると具体性が増します。
例文4:介護業界での転職回数が多い場合の志望動機
これまで5つの施設や事業所で介護職として勤務してきました。在宅介護、施設介護の両方を経験し、様々な視点から介護職に必要なことや役割を知ることができました。
貴施設の介護理念にある、「ご利用者様の目線に立った介護」という点に共感し、これまでに得た経験や知識を活かしながらより良い支援ができるのではないかと思い、志望させて頂きました。
転職回数が多い場合、そのことをネガティブに捉えられるのではないかと不安になる方も多いでしょう。しかし、そこで得た経験をポジティブに捉えることで、志望動機は前向きなものとなります。
例文5:キャリアアップを目指す場合の志望動機
私は前職で5年間、有料老人ホームで介護職として勤務しておりました。介護福祉士の資格も取得し、身体介助や生活援助、レクリエーションの企画など多様な業務を経験し、高齢者介護の知見を深めてきました。今後はユニットリーダーや介護主任といった役職につき、現場をまとめたり、後輩社員の育成を担っていきたいと考えております。
貴施設は研修制度が充実しており、働きながらスキルアップや将来的なキャリアアップも出来るのではないかと思い志望いたしました。介護福祉士としてより知識やスキルを身に付けて、同僚から信頼されるリーダーとなり、利用者様そして貴施設に貢献していきたいと考えています。
更に経験を積んでスキルアップを目指す姿勢を志望動機に盛り込むことで、将来への希望や仕事に対する熱意が伝わってくる内容になります。身に付けたスキルをどのように生かしていくかについても触れることが出来るとなおいいでしょう。
例文6:ケアマネジャーとして転職する際の志望動機
介護福祉士として10年間、特別養護老人ホームの現場で経験を積んでまいりましたが、より良いケアを利用者様に提供するために、介護サービスや介護保険制度に関する知識を身に付けたいと考えケアマネジャーの資格を取得しました。
ケアマネジャーとしての業務経験がなく、自分自身新たな挑戦となりますが、これまでの介護福祉士としての経験を生かしながら、利用者様やご家族様に頼って頂けるようなケアマネジャーになるために貴施設で頑張っていきたいと考えております。
介護士としてのキャリアアップのうち、ケアマネジャーの資格取得がありますが、ケアマネジャーとして働くために転職をする事を考える方もいらっしゃると思います。資格を取得しようと思ったきっかけに触れながら、仕事に対する意気込みを記載することで非常に前向きな印象の志望動機になるのではないでしょうか。
例文7:生活相談員として転職する際の志望動機
私はこれまで特別養護老人ホームで介護福祉士として長らく現場での業務に従事しておりました。利用者様やそのご家族様と触れ合う中で、より利用者様1人1人に対して希望に沿ったケアを提供する、更に専門的な知識やスキルを身に付けて成長したいと考え、生活相談員を志すようになりました。
社会福祉士の資格を取得したばかりではありますが、長年の現場での経験も活かしながら一から経験を積んでいき、利用者様やご家族から信頼される生活相談員になっていきたいと考えています。
生活相談員としての実務の経験がない場合であっても、資格や一定以上の介護業務の経験があれば(自治体によって条件が変わる場合があります)相談員になることが出来るため、未経験者の応募も歓迎する求人もあります。なぜ生活相談員になりたいと考えるようなったか、きっかけまで触れることによって説得力の高まった志望動機になるでしょう。
例文8:ブランクから復帰する際の志望動機
私は5年前まで特別養護老人ホームで介護士として3年間勤務をしておりました。結婚と出産を機に一度離職して介護の現場から離れていましたが、子どもが幼稚園に通うようになり子育ての負担も落ち着きましたので介護職として復帰を考えるようになりました。
介護の仕事は学生時代から志しておりましたので、今後も可能な限り仕事を続けていきたいと考えております。以前の経験を生かしながら、また一から学ぶ心づもりで業務に励んでいきたいです。
なぜブランクの期間があったのか、その期間は何をしていたかは面接官も気になるポイントではありますので、特に差し支えがなければ志望動機で説明ができると良いでしょう。出産や育児を理由に一時的に離職する方は多いので、そういった方をターゲットに託児所や育休の制度を整えている施設への応募を検討してみるのも選択肢の一つです。復帰を考えるようになった理由があれば志望動機に説得力が増します。
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3.介護業界の志望動機を書く際のNGワードや注意点
志望動機は、それぞれの個性が見える重要なポイントですが、書き方や内容によってはネガティブなイメージを与えてしまうなど、悪印象につながる場合もあります。どのような点に注意すべきなのか、NGワードも含めてご紹介します。
ネガティブな要素を書く
転職を決意したきっかけや理由は、人それぞれです。中には、人間関係や待遇面での不満などもあるでしょう。ただ、それらの理由はどちらもネガティブに捉えられてしまい、マイナスなイメージに繋がってしまいます。
例え、給料が低かったり福利厚生に不満があったりした場合でも、志望動機に「給料が良い」「福利厚生が良い」などを書くのは避けたほうが良いです。また、前職での人間関係のトラブルを記載するのも良くない印象を与えます。
下記に記載した言い換え例を使って、ネガティブな言葉をポジティブな言葉に言い換えて志望動機を作成してみましょう。
人間関係に不満→一緒に働くスタッフと連携を取りながら働きたい
業務負担の多さに不満→介護業務に集中したい
待遇面に不満→自分の経験やスキルを正当に評価してくれる職場で働きたい
将来性がないと感じた→働きながらキャリアアップを目指したい
志望動機がはっきりしない
未経験の場合には、特に注意しておきたいポイントです。何となく介護をしてみたいといった印象を与える志望動機は、あまり良い印象を与えません。
どのような仕事をしたいのかを明確にし、応募先の介護理念等に沿ったものかどうかもチェックしておきましょう。
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4.介護業界は志望動機の書き方で、人間性をアピールできる!
志望動機は応募先の施設とどう関連付けるかが重要です。応募先が求める人材とマッチするかどうかを志望動機から推察されるため、事前の情報収集はとても大切です。応募先の介護理念等は、ホームページなどで確認することができます。ホームページがない施設や事業所の場合は、ワムネットの使用もおすすめです。
転職理由がネガティブな理由であっても、考え方を変えることでポジティブなワードに変換できます。「この人と一緒に働きたい」と思ってもらえるような、前向きな志望動機を書きましょう。
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よくある質問
・自分の強みや介護職に就きたい志望動機を整理する
・今までの経験と実績を示す具体内容を盛り込む
・志望動機はポジティブに書く
・介護職ではどちらかというと人間性アピールが重要
・人間関係・待遇面について記載する
転職を決意したきっかけや理由は、人それぞれです。中には、人間関係や待遇面での不満などもあるでしょう。例え、給料が低かったり福利厚生に不満があったりした場合でも、志望動機に「給料が良い」「福利厚生が良い」などを書くのは避けたほうが良いです。また、前職での人間関係のトラブルを記載するのも良くない印象を与えます。
・志望動機がはっきりしない
未経験の場合には、特に注意しておきたいポイントです。何となく介護をしてみたいといった印象を与える志望動機は、あまり良い印象を与えません。どのような仕事をしたいのかを明確にし、応募先の介護理念等に沿ったものかどうかもチェックしておきましょう。
加藤 直也
セカンドラボ株式会社
URL:https://note.com/2ndlabo/n/n56335bc8255e
2017年にセカンドラボ株式会社に入社。介護施設を担当する部門に配属され営業に従事。その後チームリーダーに就任。現在は事業部の統括的な立場でメンバーのマネジメントに関わる業務を主に担う。その他広報やコンテンツマーケティング等の業務も担当。